虚飾の魔女・パンドラはリゼロ最強クラスの権能を持つ存在です。ライトノベル版では第14巻、アニメ版では『Re:ゼロから始める異世界生活』2nd seasonにて初登場しました。メインヒロインであるエミリアが、強欲の魔女・エキドナに課された試練で見た過去に現れた彼女。登場期間こそ短いですが、エミリアの義母であるフォルトナを間接的に殺害し、ジュース(ペテルギウス)を狂人へと変えました。
突如現れて物語の核心に繋がる謎を残して行った虚飾の魔女・パンドラ。
「パンドラって何者?」「虚飾の魔女の能力ってなに?」「目的はなんなの?」
みなさん、疑問が尽きないと思います。本記事では、正体不明の彼女を徹底的に掘り下げていきます。
【リゼロ】虚飾の魔女『パンドラ』とは
(出典:pixiv)
リゼロに登場する虚飾の魔女『パンドラ』とは、400年以上前から存在している魔女の1人です。
登場回数が著しく少なく、謎だらけの少女。魔女教の本懐を果たすべく活動をしており、テレシアの死など、パンドラの暗躍を思わせる描写が存在します。
リゼロのこれからは、彼女の存在を抜きにして語ることは不可能です。
パンドラの性格や能力、目的を知れば、リゼロをより深く楽しめるようになります。
本記事では、白金の髪と透き通るような白い肌が素敵なパンドラについて徹底解説していきます。
Re:ゼロから始める異世界生活
Re:ゼロから始める異世界生活は、ライトノベルが原作の異世界転生物語です。ひきこもりの学生主人公・菜月 昴(なつき すばる)が、突如異世界に生まれ変わり、『死に戻り』という特殊な能力を得ます。彼がその『死に戻り』の力を駆使して、立ちふさがる死の運命を打ち砕いていくストーリーです。
虚飾の魔女・パンドラは、エミリアが聖域の試練で見た過去に現れました。魔女教の大罪司教であるレグルス・コルニアスを引きつれ、エミリア達を絶望のどん底に陥れた彼女。
今後、物語の根幹にかかわってくること間違いなしの存在です。
リゼロは以下の記事で解説しています。
身長
(出典:pixiv)
身長は不明。
幼少期のエミリアよりも頭一つ分大きく、レグルス・コルニアスよりも半頭身~1頭身程度低いので、身長は160センチ前後だと予想できます。日本人女性の平均身長が158~159センチ前後であることを考えれば、身長は普通であると言えます。
年齢
年齢も不明。
魔女として、400年以上前から存在していたので、現在も生きているのなら少なくとも400歳以上は確実ですね。
登場回
(出典:2期#43)
パンドラの登場回(アニメ版)は、以下の通りになります。
『Re:ゼロから始める異世界生活』2nd season
エピソード18 第43話 平家星の笑った日
エピソード19 第44話 エリオール大森林の永久凍土
現在、彼女がアニメ版で登場するのはこの2話限りになっています。パンドラファンの方は、この2話を頭に焼き付けておきましょう。
服装
(出典:Twitter)
パンドラの服装は、白い袋を逆さまにしたかのような布を1枚だけ羽織っているのみで、その装飾も蒼い紐が一本通っているだけとかなり簡素です。靴も履いておらず、透き通る白い肌を持った素足が拝めます。
声優
(出典:アニメイトタイムズ)
パンドラの声優は、釘宮理恵さんです。声優界の大御所さんですね。
アイムエンタープライズの事務所に所属する声優で、1997年から現在に至るまで活動を続けています。彼女の声に魅了された人が、『釘宮病』にかかったと称されるケースもあるんです。この事実からも、ネットスラングが生まれるほど、素晴らしい魅力を持った声優であることがわかりますね。
「とらドラ」の逢坂大河役、「緋弾のアリア」の神崎・H・アリアなどが有名どころになっています。パンドラ役では、人間の脳みそを包み込んでしまうようなボイスで耳を幸せにしてくれます。脳が……震えますね!
【リゼロ】パンドラは虚飾の魔女
リゼロの物語内でパンドラは虚飾の魔女と呼ばれています。魔女とは『魔女因子』に適合した人物を指します。つまり、パンドラは虚飾の魔女因子に適合した少女ということになりますね。
リゼロの世界には、7大魔女と呼ばれる存在がいます。嫉妬の魔女・サテラ、強欲の魔女・エキドナ、憤怒の魔女・ミネルヴァ、怠惰の魔女・セクメト、暴食の魔女・ダフネ、傲慢の魔女・テュフォン、色欲の魔女・カーミラ――見ての通り7大魔女の中に虚飾の魔女・パンドラの名前は存在しません。
魔女は以下の記事で解説しています。
7大魔女と比べてもそん色のない力を見せつけたにも関わらず、それに数えられていないパンドラ。彼女は、自身の存在すら虚飾の力で隠してきたのでしょうか? また、400年前にサテラが他の魔女を喰らいつくした際に、その魔の手をパンドラだけは逃れています。その実力は、計り知れません。
性格
(出典:2期#43)
パンドラの性格は非常におだやかだと言えます。魔女の名を冠していますが、全ての人物に対して友好的です。物腰もやわらかく、誰にでも敬語を使います。また、すべてを包み込むような包容力を持ち合わせています。
味方であるレグルスに、暴言を吐かれて自身の体を肉片に変えられようとも、「あなたの暴挙をあなたの暴言をすべてを許しましょう」とパンドラは優しく笑って許していました(アニメ版:エピソード18 第43話より)。
敵対する者に、氷の槍で体に無数の穴をあけられようと、プレス機にかけられた人間のようにぐちゃぐちゃに潰されようとも、友好的な対話を試みようとします。
……ちょっぴり異常ですね。
愛へのこだわり
(出典:2期#43)
パンドラは『愛』にこだわりを持っています。
ジュース(ペテルギウス)が魔女因子を取り込んで、フォルトナとエミリアを守ろうとする姿に、「『愛』……素晴らしいですね」と発言して、彼の『愛』に瞳をうるませて拍手を送る姿もみられました(アニメ版:エピソード18 第43話より)。
エミリアとフォルトナの親子愛を感じるシーンでも、「美しい親子愛。堪能しました。やっぱり思い合う姿は素晴らしいですね」と賞賛を送っています(アニメ版:エピソード19 第44話より)。敵味方に関わらず、パンドラは『愛』のある行為を見ることに快感を感じているようです。
敵なのか?
パンドラは、敵である可能性が高いでしょう。パンドラの上っ面の性格は、平和主義であり、すべての者を平等に愛しています。そのため、積極的に人に危害を加えようとはしません。ですが、彼女の思想は人類が考える平和や愛と一致していないのです。
『ジュースにフォルトナを殺させる』『世界の危機になりうる封印を解こうとしている』と、とんでもないことをやっています。また、メインヒロインであるエミリアとの因縁も深いです。エミリアの前にパンドラが現れた時は、強敵として立ちはだかるでしょう。
【リゼロ】パンドラのかわいい魅力4選
パンドラといえば、儚げな笑みが魅力的です。彼女はエミリアの回想シーンに現れたのみで、アニメ版2nd season時点では登場はたったの2話となっています。少ない登場回数にも関わらず、物語の核心に迫るような謎を残して行ったパンドラ。そんな彼女の魅力をいくつか紹介していきます。
魅力1.すべてのヒトに平等に接し、すべてを包み込む包容力
(出典:2期#43)
パンドラはすべてを包み込む包容力を持っています。
フォルトナとジュースを前にしてパンドラは「誰よりも特別で完成されたあなたは素晴らしい。そして、不完全な彼らもまた素晴らしいのです」と言っていました(アニメ版:エピソード18 第43話より)。
パンドラにとって、優れた者であっても、劣る者であっても、すべて『素晴らしい』のです。消えてしまいそうな笑みを浮かべながら、賛辞を贈る彼女の姿は必見ですよ。
また、パンドラは、敵でも、裏切り者でもすべてを受け入れます。ゆがんでいても、圧倒的な包容力を持っているのは、彼女の魅力ですね。
魅力2.過ちすべてを肯定する甘い言葉をささやいてくれる
(出典:2期#44)
パンドラが人の耳元で、甘い言葉をささやくシーンが見られました(アニメ版:エピソード19 第44話より)。特に、人が起こした過ちのすべてを肯定する姿は印象的です。
失敗を慰められたい人もいるのではないでしょうか?
もっとも、その失敗はパンドラによって引き起こされたモノかもしれませんが……。
魅力3.『愛』のある行動を賞賛してくれる
(出典:2期#43)
パンドラが『愛』のある行動を賞賛するシーンは、作中でもたびたび現れます。
フォルトナとジュースが、エミリアを守るために立ち向かった時に、パンドラは「さぁ、おいでなさい。その覚悟の果てまで、抱いて味わわせてください」と発言していました(アニメ版:エピソード18 第43話より)。『愛』のある行動を見たとき、彼女はそれを賞賛します。声優である釘宮さんのとろけるボイスでつむがれる『愛』への賞賛は、必聴です。
魅力4.残酷かわいい
(出典:2期#44)
パンドラは残酷とかわいいの二面性を持ち合わせています。
雪に解けて消えてしまいそうな儚げな容姿と、丁寧な敬語を扱う姿からは想像がつきませんが、パンドラの本質は非常に残酷なモノです。
パンドラは虚飾の魔女の権能を用いて、ジュースにフォルトナをパンドラだと誤認させて、彼にフォルトナを殺害させました。その時に、彼女は「仕方のないことです。『あなたは見間違えた』だけなのですから」と、ジュースにささやいていました。
フォルトナを誤って殺してしまったジュースに、「あなたの愛は間違ってない」とパンドラは語り掛けて慰めています(アニメ版:エピソード19 第43話より)。
パンドラが自身の能力で愛する者を殺させたにも関わらず、この物言い。残酷ですよね。
『容姿、言動』と『行動』のギャップは、パンドラの魅力の1つでしょう。
【リゼロ】パンドラは魔女教を作った?
(出典:YouTube)
パンドラは、初登場時に魔女教の大罪司教であるレグルスを従えていたことから、「パンドラが魔女教を作ったのではないか?」という推測が流れています。
現在、パンドラが魔女教の創設者であるかは判明していません。
ですが、下記の2点の理由から、彼女が創設者である可能性は高いと推測できます。
①魔女教でもトップクラスの地位の持ち主である大罪司教レグルスをパンドラは従えている。レグルスは、非常に自分勝手な性格であり、人に従うことが考えられない。そんな彼を、パンドラは飼いならしている。
②パンドラは、大罪司教の地位を与えられる立場である(ペテルギウスとの関係にて記載)。
ペテルギウスとの関係
(出典:2期#43)
パンドラは、ジュース(ペテルギウス)の発狂の原因を作り、記憶を改ざんした後に、『怠惰』担当の大罪司教に仕立て上げました。
パンドラのセリフの中に、「見事な覚悟の証明です。ペテルギウス・ロマネコンティ司教。この虚飾の魔女の名において、あなたの覚悟と断固たる意志に、怠惰の座を与えましょう」(アニメ版:エピソード18 第43話より)というものがあります。ジュースが怠惰の魔女因子を取り込まざるを得ない状況を作り上げたあとに、パンドラはジュースに怠惰の座を与えています。
そして、最後にパンドラがジュースの耳元で『何か』をささやきました。すると、彼は人を不安にさせる様な笑い声をあげる狂人へと変わります。虚飾の権能を用いて、彼の記憶と人格を書き換えたのでしょう。
【リゼロ】パンドラの強さは最強?ラスボスか
(出典:2期 #43)
パンドラの権能はリゼロの中でも最強クラスであり、その強さからラスボスだと推測する方もいます。
パンドラを殺すこと自体は、リゼロに登場する多くの人物ができるでしょう。ただし、問題は殺しても『殺されたことをなかったことにできる』虚飾の権能です。
現在、パンドラは虚飾の権能を直接的な攻撃に使うことはありません。なので、彼女に戦闘で負けることはなくとも、勝つことは難しいでしょう。
今後、パンドラが虚飾の権能を攻撃手段として用いるようになったときは、作中最強クラスになるのは間違いありません。
ラインハルトより強い?
(出典:Twitter)
虚飾の魔女・パンドラは、作者にすら作中最強と称されるラインハルトでも、勝つことが難しいでしょう。作中での戦闘はまだありませんが、彼の力をもってしても、自身の死を書き換えてしまうパンドラに対しては、決定打に欠ける可能性が高いです。ですが、ラインハルトは自身の望む加護を手に入れる力を持っています。リゼロの世界に、パンドラに通用する加護が存在するのなら、彼がパンドラを討伐することは可能でしょう。
サテラより強い?
(出典:pixiv)
パンドラの最強クラスの権能は、嫉妬の魔女・サテラをもってしても攻略は難しいと思われます。400年前に自分以外の7大魔女を滅ぼしたサテラ。時代の三英傑の力をもってして、封印が限界という圧倒的な力を持ち、人々からは『災厄の象徴』『畏怖の対象』と称されています。
嫉妬の権能は、いまだ不明です。
ですが、経歴を見る限り、彼女自身の破壊力は世界を滅ぼすレベルです。
サテラが最強の鉾の持ち主ならば、パンドラは最強の盾の持ち主となります。
こちらも作中では戦闘の描写はありませんが、もし2人が戦闘を行った場合、決着がつかず、先に世界の方が壊れてしまう可能性が高いでしょう。
レグルスより強い?
(出典:Ameba)
アニメ版のリゼロでも、パンドラはレグルスを片手間にもてあそんでいました。
魔女教大罪司教『強欲』担当のレグルス・コルニアス。鉄壁の軍事力を持つ城塞都市を1人で滅ぼすようなとんでもない力を持っている彼ですが、パンドラの前では赤子も同然です。
テレシアの命を奪った
(出典:Twitter)
パンドラがテレシアの命を奪ったと、質問板や考察系のブログではうわさされています。
テレシアは白鯨との戦いで命を落としたことになっていました。ですが、テレシアは剣聖であり、作中でも最強クラスの存在です。彼女の旦那であるヴィルヘルムは「妻が白鯨に負けるはずがない」と違和感をあらわにしています。
そんな彼女が白鯨に破れた原因の1つに、戦いの前に加護を失ったことが挙げられます。
能力を失った原因が、白鯨との戦いの直前にテレシアが接触していたパンドラにあるとされているのです。つまり、間接的にテレシアの死因に関わっています。
明確な描写こそないのですが、もし事実ならば、直接手を下していないのが彼女らしいですね。
テレシアは以下の記事で解説しています。
【リゼロ】パンドラの権能(能力)
パンドラの権能は、『現実を思い通りに書き換える能力』になっています。現実をウソ偽りで塗り固める虚飾の魔女らしい権能ですね。
作中でパンドラは両の手で数えきれないほど殺されます。ですが、彼女は権能によって『殺された』という現実を『なかった』ことにしています。
肉片が1つも残らない状態になっても、『殺されたという事実の書き換え』は発動しているので、戦闘において無敵とも言える力を持っています。
虚飾の権能の応用例①
(出典:2期#43)
虚飾の権能を使えば、人物の存在すらも上書きすることが可能です。
暴走したレグルスにパンドラが「コルニアス司教が、ここにいるはずがない。彼は自分の屋敷で妻に囲まれて過ごしている」と、言い放ちました。たったそれだけで、パンドラの目の前にいたはずのレグルスの姿が消え去ります。彼は、パンドラの言葉通り、『自分の屋敷で妻に囲まれて過ごしている』状態に書き換えられていたのです(アニメ版:エピソード18 第43話より)。
虚飾の権能の応用例②
(出典:2期#44)
虚飾の権能は戦闘での使用のみならず、人の記憶を改ざんすることもできます。
フォルトナを殺されたことによって暴走したエミリアに対して、パンドラは「あなたの今日までの行いは、私の存在を忘れて完結すること。空白はご自由に保管してください」と言いました(アニメ版:エピソード19 第44話より)。それによって虚飾の権能が発動し、エミリアが『パンドラにフォルトナを殺されたこと』や『ジュース(ペテルギウス)が親代わりのような存在だったこと』をエキドナの試練によって過去を見るまで忘れていたのです。
【リゼロ】パンドラにうざい・嫌いの声も?
パンドラをうざい・嫌いと思う方がいるようです。その真偽を確かめるべく、SNSで調査してみました。
リゼロで嫌いなキャラはパンドラだけ。
それ以外は誰であれ好き。— white♦️schwi (@schwidola3) June 12, 2020
リゼロのキャラクターでパンドラだけが嫌いという方もちらほらいらっしゃいます。
今期のリゼロは……
本当にエミリアがかわいそうでつらい😢
ペテルギウスの件も
フォルトナの件も……
今の所、
パンドラとレグルスとライは嫌い😢見た目が可愛くてもイケメンでも許せません💦
続きが気になる…… pic.twitter.com/yf3887fWF9
— ✞✟♚rurika♚✟✞ (@rurika112204) February 19, 2021
来週の話になるけど、私リゼロで1番嫌いなキャラはパンドラなんだよね…怒りを抑えられるかどうか
— でみぐら (@demigura_melon) January 27, 2021
パンドラの悪意にさらされたエミリア、ペテルギウス、フォルトナに同情する声が多く上がっています。パンドラは自身の手を汚さずに、エミリアの親代わりの二人を絶望のどん底に突き落としました。その手段も、極悪非道であり、それがエミリア陣営のファンからヘイトを買っていると推測できます。
ちなみにリゼロで1番好きなのはペテルギウスで1番嫌いなのはパンドラです
— ULNA-MK🍵 (@special0419maki) April 9, 2017
同じ悪役サイドであるペテルギウスのファンが、パンドラを嫌っているケースがあるようです。大切な人を殺してしまい、発狂したジュース(ペテルギウス)……彼の心境を考えれば、パンドラを嫌いになるのも頷けます。
嫌い・うざいの声があるパンドラですが、それは悪役としての本懐を遂げているとも言えますね。
【リゼロ】パンドラは死なない?倒し方や結末
(出典:2期#43)
パンドラは『現実を思い通りに書き換える』虚飾の権能の持ち主です。リゼロの中でも特別強力な能力で、彼女の死亡するシーンが想像できません。
パンドラに弱点はなく、無敵なのでしょうか?
パンドラは不死身か、倒し方があるのか、現在作品にて明かされている情報から考察していきます。
勝てない? 無敵?
(出典:2期#43)
パンドラは虚飾の権能により、自身の死すらなかったことにするので、勝つことが非常に難しい相手になっています。
パンドラの性格上、自分から攻撃を仕掛けないため彼女が戦闘に勝つことはありません。ですが、その能力の性質上、負けることもまたありません。
絶対に負けない。この1点は間違いなく、ある意味無敵とも言える存在でしょう。『死なない』『殺すことが難しい』これについては、強欲の魔女・エキドナと原作者も太鼓判を押していました。
弱点や倒し方
現状では、パンドラの弱点はないと言えるでしょう。彼女を倒せる可能性があるとすれば、虚飾の権能によるイレギュラーでしょうか。
現実の書き換えには、以下の2つの現象が伴います。
・パンドラが意図的に書き換えたモノ
・パンドラが現実を書き換えた結果、つじつまを合わせるために書き換わったモノ
作中でパンドラが虚飾の権能を用い『レグルスを屋敷に送って、もともといなかったことにする』というシーンがあります。
そこでは、パンドラが意図的に書き換えた『レグルスがいない現実』と、そのつじつま合わせの結果である『レグルスがいない故に、レグルスに吹き飛ばされたはずのジュースの腕が元に戻る』が同時に起きています。
前者は、パンドラが完全に計算できる領域ですが、後者は予想できる領域ではありません。
現実を書き換えたことによって、パンドラにとって予想外の副作用が起きてしまったら、彼女の身を亡ぼすかもしれません。イレギュラーを起こすのは、主人公である昴の得意分野なので、彼に期待したいですね。
現在は死亡?生きてる?
リゼロの現在の時間軸でも、パンドラは生きていると考えられます。
パンドラの登場は、エミリアの回想シーンのみです。まだまだ謎の多い彼女ですが、以下の理由から現在も生きている可能性が高いでしょう。
・回想シーンでは、暴走したエミリアを前にして余裕で生き残っている。
・虚飾の魔女の権能で自身の死を上書ける彼女は、寿命すら偽っている可能性が高い。
生き残ることに特化した彼女が、死んでいるとはやはり考えづらいです。
【ネタバレ】虚飾の魔女パンドラの正体や目的は判明した?
(出典:2期#43)
虚飾の魔女・パンドラの正体や目的に関する謎はまだまだ多いですね。原作でも、アニメ版以上の登場はないようです。アニメ版からわかる彼女の目的の1つは、エミリアの持つ『鍵』でエリオール大森林の封印の扉を開けることです。ただし、これはパンドラの最終目標に至る過程の1つと考えるべきでしょう。
封印の扉の先には何があるのか?
(出典:2期#43)
リゼロの原作には、封印の扉の先にあるモノが推測できる材料が出ています。エリオール大森林に嫉妬の魔女・サテラの『意識』が封印されていることが判明しているのです。
パンドラは、扉の前で「さぁ、鍵と封印をここに。私たち魔女教の本懐を成就させるために」と言っています(アニメ版:エピソード19 第44話より)。
魔女教の目的は、嫉妬の魔女・サテラの復活です。なので、サテラの『意識』が眠っているのはほぼ間違いないでしょう。
パンドラは、何のためにサテラを復活させようとしているのでしょうか。
パンドラがサテラを復活させようとしている理由
パンドラは、他者の『愛』に起因する行動を見ることを好みます。リゼロの世界では愛が語られることが多いですけれど、深淵ともいえる愛を持っているのはサテラでしょう。『愛』の観測にこだわるパンドラは、サテラを復活させて彼女が愛を紡ぐ姿を見たいのかもしれません。
【リゼロ】パンドラのイラスト・pixiv
リゼロのパンドラのイラスト・pixivをご紹介します。
(出典:pixiv)
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(出典:Twiman)
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(出典:twimam)
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まとめ
虚飾の魔女・パンドラについて徹底解説しました。儚げな姿で愛と平和を語りながら、残酷な手段で不幸を振りまくパンドラ。
アニメの2nd seasonではじめてその姿を見せましたが、テレシアの件のように裏で彼女が関わっている出来事は数多くありそうです。
今後、彼女が表舞台に登場するときは、リゼロの物語が大きく進展するときでしょう。
エミリアがパンドラと再開した時、エミリアはどんな顔をするのでしょうか?
謎多き純白の少女の登場が待ち遠しいですね。