【リゼロ】ミネルヴァは憤怒の魔女!かわいさ・エミリア・狂死を解説
(出典:fandom)

ミネルヴァはRe:ゼロから始める異世界生活のアニメ2期から登場する憤怒の魔女で、登場シーンは少ないものの、見た目の可愛さと、破天荒で天然なキャラが人気の登場人物です。この彼女の魅力と重要性を知るには、性格・能力、彼女の過去を知る必要があります。また、エミリアやエミリアの母との関係性についても、今後の話に大きく影響してくる要素です。その点も踏まえながら、本記事では憤怒の魔女ミネルヴァについて詳しく説明していきます。

【リゼロ】ミネルヴァとは

リゼロ ミネルヴァ
(出典:Pinterest)

ミネルヴァは、400年前に大罪を犯した『憤怒の魔女』と呼ばれる女性です。金髪の綺麗な髪をサイドにまとめたポニーテール姿に碧いきれいな瞳。身長はスバルと同じくらいで、女性的な豊満な体つきをしています。

Re:ゼロから始める異世界生活とは

Re:ゼロから始める異世界生活は、長月達平のライトノベルが原作のダークファンタジーです。引きこもりの高校生ナツキ・スバルがある日、異世界転生をします。スバルが、その異世界で出会ったハーフエルフのエミリアのために、嫉妬の魔女サテラにより授けられた、死ぬとタイムループする「死に戻り」の能力を駆使し、襲い来る試練を乗り越えていく物語です。

リゼロは以下の記事で解説しています。

誕生日

ミネルヴァは、7月20日生まれの蟹座です。ちなみに、7月生まれのキャラクターは、7月7日生まれのユリウス・ユークリウスがいます。

初登場

初登場
(出典:2期#34)

アニメでの初登場シーンは、2期34話「らぶらぶらぶらぶらぶらぶゆー」です。
エキドナの精神世界「夢の城」の中で、スバルが大兎の倒し方を、暴食の魔女ダフネに聞こうとしたとき、ダフネの登場を邪魔して傲慢の魔女テュフォンが登場。テュフォンに体をバラバラにされてしまったスバルの前に、空からハートの爆煙を巻き上げてミネルヴァが登場します。
ヒーローような独特の正義論を叫びながら登場し、バラバラになったスバルの体を治す様は、大罪の魔女と呼ばれ400年前に恐れられた存在とは思えない印象を与えます。

声優

小松未可子
(出典:ヒラタオフィス)

ミネルヴァの声優は、小松未可子(こまつみかこ)さんです。小松さんは1988年11月11日生まれ、B型で身長160㎝、三重県出身。ヒラタオフィスに所属しており、声優だけでなく女優、歌手でも活躍されています。
特技はマリンバ演奏で、Sotte Bosseがリリースした新作カバー・アルバム『Beautiful Life』の中でマリンバ演奏に参加したり、2012年に開催された自身の誕生祭イベントではマリンバの弾き語りを披露したりしています。
小松さんの代表作は
・『ガンダムビルドファイターズ』イオリ・セイ
・『呪術廻戦』禪院真希
・『ニセコイ』鶫誠士郎
・『遊☆戯☆王ZEXAL』観月小鳥
・『半妖の夜叉姫』せつな
・『スター☆トゥインクルプリキュア』香久矢まどか/キュアセレーネ
などです。
また、今や知らない人はいないであろう、大ヒットアニメ『鬼滅の刃』では、毬を使って炭治郎と禰豆子たちを倒そうとした鬼、朱紗丸の声も演じています。

ハイレベルなツッコミスキルと司会進行能力・トーク力を持っていて、ABEMAで放送されている『声優と夜あそび』で月曜日MCの安元洋貴さんが、水曜日MCの小松さんのことを「声優界の女性MCでNo.1」と絶賛しているほどです。

【リゼロ】ミネルヴァは憤怒の魔女

ミネルヴァ 憤怒の魔女
(出典:Pinterest)

圧倒的な力を持つ大罪の魔女は7人おり、その7人1人1人に合った大罪の名がつけられています。その中で『憤怒の魔女』と称されるのがミネルヴァです。

泣く・涙

泣く 涙
(出典:Twitter)

ミネルヴァは常に泣いているのが印象的なキャラクターです。
彼女が涙を浮かべる時は誰かが傷ついた時であり、「誰かが傷ついていることが許せない」という怒りからくる涙でもあります。

・2期34話「らぶらぶらぶらぶらぶらぶゆー」の初登場シーン。
・2期37話「魔女たちの茶会」のスバルとエキドナと契約を阻止するシーン。
・2期38話「泣きたくなる音」では、スバルの前にサレラが現れ、取りに乱し自分の下を噛み自害しようとしたスバルを助けようとするシーン。
・2期48話「血と臓物まで愛して」のエミリアとの対話のシーン。
アニメでミネルヴァが登場しているシーン全てにおいて、涙を浮かべていました。

優しい・いいヤツ?

優しい いいヤツ
(出典:2期OP)

ミネルヴァは、命を誰よりも大事にしていて優しく、魔女とは思えないいいヤツと言えるでしょう。
世界から争いごとがなくなることを世界中の誰より願っており、世界中の傷ついた人々を癒やそうとする、善人のような思考を持っている人物です。話す内容も、厳しい強い口調とは対照的に優しく思いやりに溢れています。
人を傷つける能力が多い魔女たちの中で、唯一傷を癒やせる存在です。自分では虫も殺せず、自分が誰かを傷つけることを考えただけで青ざめてしまうので、他の魔女たち比べると一番無害といえるでしょう。
また、エキドナが「魔女の中でもっとも、愛されるに足る魔女だった」とミネルヴァのことを話していることからも、彼女の慈愛の深さが読み取れます。

【リゼロ】ミネルヴァのかわいい魅力4選

ミネルヴァはその可愛さで人気のあるキャラクターです。ここでは、そんなミネルヴァのかわいい魅力を4つ紹介していきます。

魅力1.容姿・ファッション


(出典:gelbooru)

ミネルヴァは綺麗な金髪のウェーブのかかったロングヘアを、サイドの高い位置でポニーテールにしています。そして、常に涙を浮かべる潤んだ碧い瞳。女性らしい豊満な体つきは男性だけでなく、女性まで憧れてしまうほどです。太めの眉が常に怒っている彼女の表情を緩和させており、まるで柴犬のような愛らしさがあります。
また、ハートのモチーフが多く、登場する際の爆煙のシーンでもハートが飛び交い、スバルを癒やすシーンも大きなハートが現れるのはキュートなポイントの1つです。
衣装にも、ハートがちりばめられています。髪留めや服の袖口、ニーハイまである靴の足元にもハートマークが。
胸元と絶対領域が透け感がある生地になっているのもエロかわいいですね。

魅力2.怒りっぽい性格、でも誰よりも優しい


(出典:Twitter)

怒りっぽい性格のミネルヴァですが、傷つけた加害者だけを責めるのではなく、世界の不条理自体を嫌うような寛大な優しさがあると言えます。
また、自傷行為も許さないミネルヴァは、馬鹿な行動をしていると怒りながらも必ず命を助けようとする、厳しさの中にも優しさが溢れるキャラクターです。
2期34話「らぶらぶらぶらぶらぶらぶゆー」では、スバルをテュフォンがバラバラにするのですが、そんなテュファンを嫌いといいながら、「テュフォンに、こんなことをさせる世界も嫌い!」とテュフォンだけを責めるのではなく、世界も嫌いというシーン。
また、2期38話「泣きたくなる音」では、サテラに取り乱し、自ら舌をかみ切り自害しようとするスバルを、助けようと動くミネルヴァ。それをダフネたちは「スバルの選んだ道だから」とそのまま死なせようとするのですが、色欲の魔女カーミラの”無貌の花嫁”の力を借りて、「死になくない!」と自分の気持ちや恐怖にスバルが気づいた瞬間、「それが、本音でしょうが!」と彼を治療する、というシーンがありました。
ちなみにその後、スバルが「俺を死なせないでくれてありがとう」と頭を下げてお礼してきたことに対して、ふん!とそっぽ向いてしまう感じもツンデレ感がでていてたまりません。

魅力3.しっかりしていうるように見えて天然


(出典:aminoapps)

世界の不条理に怒り、争いごとを嫌う正義感の強い素晴らしいミネルヴァですが、たまに、堂々とちんぷんかんぷんなことを言う天然っぷりが、思わず笑ってしまうほど愛らしいです。
2期34話「らぶらぶらぶらぶらぶらぶゆー」では、バラバラのスバルを癒やした後、スバルに「君は?」と問われて「私は憤怒の魔女ミネルヴァ!」と名乗った後に「名乗るほどのものじゃないわ!」と発言しているシーンがありました。
また、そのあとにスバルに突っ込まれ、ぐうの音も出ないという困った表情は皆さんにも是非見てもらいたいほど可愛いです。

魅力4.ギャップがある


(出典:Twitter)

怒るとき地面にクレーターができるほどの地団駄を踏む姿が破天荒で少し子供っぽいイメージのミネルヴァですが、冷静で慈愛と母性に満ちた表情を見せるところがギャップがあり、可愛さだけでなく美しさも感じられます。
2期48話「血と臓物まで愛して」でのエミリアとの会話のシーンでは、いつになく穏やかに話し、エミリアに対して母親のように愛情に満ちた表情を見せていました。

【リゼロ】ミネルヴァとスバルの関係

ミネルヴァとスバルにはどんな関係があるのでしょう。2人の出会いと関係性について、解説・考察していきます。

出会い


(出典:2期#34)

ミネルヴァとスバルが初めて会うのは、エキドナが作った精神世界「夢の城」の中です。テュフォンにバラバラにされたところにミネルヴァが現れ、スバルの体を治しています。
このときは、ただ傷を負ったスバルを治し、すぐに別の癒しを求めているところへ消えていきますが、その後出会うときにはスバルのことを気にしている様子がありました。
スバルがデメリットも聞かず、エキドナと契約をしようとしたときや、「自分自身を愛してほしい」と願うサテラに代わり、スバルの歪んだ自己犠牲の精神を否定したシーンです。
魔女にしては、スバルに対してあまりに気にしていて、なにか特別な感情があるのではないかと思わせる行動でした。

気にする理由


(出典:2期#38)

ミネルヴァが気にする理由は、ミネルヴァにとってスバルが「仲のいい人の想い人」だから、だと言えるでしょう。
スバルのことをとても気にしていますが、好きというわけではなさそうです。
「恋愛感情」ではなく、「嫉妬の魔女サテラが好意を抱いているスバルを気にしている」のだと思います。
ミネルヴァは、生前サテラと仲がよかったと言われています。私たちも、仲のいい友人の好きな人は気になり、その2人の関係を見守ることがあると思います。ミネルヴァも同じように、仲のいいサテラが愛しているスバルのことを気にかけ、見守っているのではないでしょうか。

【リゼロ】ミネルヴァの強さ・権能

圧倒的な力を持つ7人の魔女の1人、ミネルヴァの強さはどれほどの物なのか。ミネルヴァの持つ、権能と呼ばれる能力は一体どんな物なのかを解説していきます。

強さ

強さ
(出典:sleeve)

ミネルヴァの強さのランキングは、7人の魔女の中では最下位です。
彼女自身の身体能力は高く、登場の際に地面に拳をたたき立てるとクレーターができ、地団駄を踏めばそこの地面はえぐれるほどのパワーを持っています。権能を使わずに素手で戦えば7人の誰にも負けることはないでしょう。
しかし、ミネルヴァはその力で人を傷つけることは決してしません。
なので、魔女の中では一番弱いとされています。
かといって、伊達に憤怒の魔女を名乗っているわけではないので、魔女教大罪司教よりは強いといわれているようです。

ただ、世界規模で見たミネルヴァの危険性は7人の中でもトップといわれています。

権能

能力 権能
(出典:Twitter)

ミネルヴァの権能は、「癒す力」です。殴ったり蹴ったりする行為が全て癒しの力に変わります。その癒しの力は、死に際に近い瀕死の状態であっても瞬時に治し、傷つくとそこから永遠に血が流れ続け死に至る「死神の加護」をもつ者さえ救ってしむほどの力です。
その権能により、彼女が生きていた400年前は市民からありがたがられる存在だったようでした。
しかし、こう権能を使うには『マナ』と呼ばれる、魔法を使うために必要なエネルギーが必要です。ミネルヴァの権能は、そのマナを「オド・ラグナ」という、世界の根源、世界を1つの生き物としたときのその中核から直接引き出して発動していたのです。そのため、ミネルヴァが権能を使うたび、世界を構成されるエネルギーが世界から抜かれて大災害が起こり、その被害者は5桁ではすまないといわれています。
これが、世界規模で見た危険性ランキング1位の由縁です。

ミネルヴァとエミリア母・サテラを考察・伏線は?

ミネルヴァは過去にエミリア、エミリアの母、そしてサテラと関わりがあったことが分かっています。今回は、その真相を考察していきます。

エミリア母との関係

エミリア母
(出典:2期#43)

エミリアの母との関係は、明確には分かっていません。
しかし、400年前に何らかの形で会っており、作中でミネルヴァがエミリアの母のことを「よく知っている」と言えるほど、2人は仲がよかったのだと思われます。
また、原作のほうで、ミネルヴァがエルフ族が差別されていることに怒りをあらわにしたり、400年前にはエルフを助けに行こうとしていたりしたことから、ミネルヴァとエルフには大きな関わりがあるでしょう。

エミリアとの関係

エミリア ミネルヴァ
(出典:2期 #48)

エミリアとの関係は、まるで母と子供のようです。
作中のミネルヴァがエミリアのことを、子供を愛おしむ母のように抱きしめる姿から、「ミネルヴァはエミリアの母」なのではないかと考察する人もいます。エキドナがエミリアのことを「魔女の娘」と呼んでいたことからも可能性はゼロではありません。
また、400年前に仲がよかったとされている嫉妬の魔女サテラがエミリアの母と仮定したとき、仲のいい人の子供を自分の子供のように思っているとも推測できるでしょう。

エミリアは以下の記事で解説しています。

サテラとの関係

サテラ
(出典:Twitter)

サテラとの関係は、400年前から仲がよく、気にかけている存在と言えるでしょう。
ミネルヴァたち大罪の魔女6人は、嫉妬の魔女サテラによって400年前に滅ぼされています。しかし、生前サテラと仲のよかったミネルヴァはエキドナとは違い、死後もサテラに嫌悪感を向けてはいません。作中で、ミネルヴァがサテラの心中を先に察して発言しているようなシーンがあることから、むしろこのようなことができるのは、サテラのことをよく知り、誰よりも気にかけているからと言えるのではないでしょうか。

サテラは以下の記事で解説しています。

【リゼロ】ミネルヴァは過去に狂死?

ミネルヴァは過去に一度死んでいます。作中「夢の城」に登場する魔女たちは皆、エキドナが集めた精神体、いわば魂のみの存在です。
そんなミネルヴァは400年前に、その権能のせいで「罠にかけられての狂死」しています。人々を救うために使った権能の力で、何万という人々を殺してしまったことを、国家が放っておきませんでした。

ミネルヴァの正義感を逆手にとり、エルフの軍が危険な状況で助けが必要と嘘の情報を流し、助けに来た彼女を待ち伏せし殺しました。権能の力で大勢の命を犠牲にしていたとはいえ、人々を助けたいと頑張っていた彼女にとってあまりに惨い最後です。

【アニメ】ミネルヴァの名セリフ

ミネルヴァの名セリフを5つご紹介します。

「ひとーつ!人の不条理を殴りー!ふたーつ!不埒な悪行三昧なんて知ったことかー!みーっつ!!醜かろうが美しかろうが浮世見るならことごとくーー!!無事に帰れないと思うなー!」

ひとーつ!人の不条理を殴りー!ふたーつ!不埒な悪行三昧なんて知ったことかー!みーっつ!!醜かろうが美しかろうが浮世見るならことごとくーー!!
(出典:2期#34)

2期34話「らぶらぶらぶらぶらぶらぶゆー」空から登場するシーン。
初登場で、魔女とやばれるにはかけ離れたヒーローのようなセリフで、強烈なインパクトを与えてきた名セリフだと思います。

「私の拳が世界を再生させる!私の怒りが世界を浄化する!私の憤怒が、拳の怒りが私の答えだー!」

私の拳が世界を再生させる!私の怒りが世界を浄化する!私の憤怒が、拳の怒りが私の答えだー!
(出典:2期#34)

2期34話「らぶらぶらぶらぶらぶらぶゆー」空から登場して着地後のセリフ。
このセリフでミネルヴァの権能、憤怒の魔女の由来まで簡潔に視聴者に伝えられているのではないでしょうか。素晴らしいセリフです。

「そうよ!私は怒ってる!テュフォンのせいよ、こんなケガさせて!テュフォンのバーカ!あの子にこんなことさせる世界も嫌い!みんな大っ嫌い!!」

そうよ!私は怒ってる!テュフォンのせいよ、こんなケガさせて!テュフォンのバーカ!あの子にこんなことさせる世界も嫌い!みんな大っ嫌い!!
(出典:2期#34)

2期34話「らぶらぶらぶらぶらぶらぶゆー」テュフォンがバラバラにしたスバルを治した後のセリフ。
人を傷つけること、世界の不条理自体を許せないミネルヴァの性格がよく出ているセリフだと思います。

「皆癒しにするわよー!」

皆癒しにするわよー!
(出典:2期#34)

2期34話「らぶらぶらぶらぶらぶらぶゆー」スバルに「皆殺しみたいに言うな」と突っ込まれるシーン。
今まで聞いたことのない、ミネルヴァならではのユニークなフレーズですね。

「自分が誰より傷つけばいいなんて結論は卑怯よ。あんたのその歪み方は、魔女よりよっぽど気持ち悪い」

自分が誰より傷つけばいいなんて結論は卑怯よ。あんたのその歪み方は、魔女よりよっぽど気持ち悪い
(出典:2期#38)

2期38話「泣きたくなる音」自分が頑張ればいいんだというスバル対して怒るシーン。
スバルの歪んだ自己犠牲を正そうとするのと同時に、サテラの気持ちを一番に理解しているこの発言はとても深いと感じます。

まとめ

本記事では、憤怒の魔女ミネルヴァについて、彼女の性格・権能、ミネルヴァとエミリアやエミリアの母との関係性などを踏まえながら、彼女の魅力や今後に関わる大きな要素を解説してきました。今後ミネルヴァがどのくらい登場するかはわかりませんが、今回お伝えしたエミリアとの関係や過去が大きく関わってくることは間違いないでしょう。
もし、この記事で彼女の魅力を感じることができ、もっと「Re:ゼロから始める異世界生活」を知りたいと思ってくださったなら幸いです。

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