両儀式
(出典:picclick)

両儀式は、ゲームブランドTYPE-MOON制作の作品「空の境界」の主人公です。手にしたナイフ、和服に赤いジャケットを羽織った姿が特徴の美少女です。モノの「死」を見ることができる能力「直視の魔眼」を持っており、常軌を逸した存在との戦いに身を投じる毎日を送っています。戦いの際の洗練された立ち居振る舞い、時折見せるかわいらしい一面から人気のあるキャラクターです。両儀式が「空の境界」以外のTYPE-MOON作品に出演する機会も増えています。両儀式について知ることで、「空の境界」やTYPE-MOON作品をより楽しむことができます。
この記事では、そんな両儀式の魅力をTYPE-MOON作品の世界観・設定と合わせて詳しく解説していきます。

【空の境界】両儀式とは

空の境界 両儀式
(出典:Twitter)

両儀式(りょうぎしき)は、TYPE-MOON制作の作品「空の境界」の主人公です。
手にしたナイフ、肩で切りそろえられた髪、和服に赤いジャケットを羽織った姿が特徴の少女です。凛々しく中世的な外観をした美少女で、男性から見れば美少女に、女性から見れば美青年に見えるとのことです。
普段は男性口調で話す冷めた性格の少女ですが、不器用ながらも少女らしい行動をすることもあります。
高校入学時に黒桐幹也と出会い親しくなります。その頃から幹也に好意を抱いていますが、不器用なので素直に好意を伝えることは少ないです。式と幹也は両思いなのですが、式の幹也への想いと「殺人衝動」への葛藤があり、二人が想いを通わせるのは第7章「殺人考察(後)」でのことになります。
式は高校生の時ある事故にあい、2年間の昏睡状態に陥ります。昏睡状態を経て、モノの「死」を見ることができる能力「直視の魔眼」を手に入れています。昏睡状態から目覚めたあとは、自らが生きていることへの実感を得るために、異能の力を持つ存在との戦いに飛び込んでいくことになります。

空の境界

空の境界
(出典:アニメイトタイムズ)

「空の境界」は、「Fate/Grand Order」やその他「Fate」シリーズを手掛けたゲームブランド・TYPE-MOONが制作した長編伝奇小説です。
1990年代、ある事故をきっかけに少女・両儀式(りょうぎしき)は、 2年間の昏睡状態に陥ります。彼女は目覚めたとき、モノの“死”が視える異能の力「直死の魔眼(ちょくしのまがん)」を身につけていました。
異常な力を手に入れた両儀式と、彼女の高校時代のクラスメイト「黒桐幹也(こくとうみきや)」、および彼女達の周辺の人間が、常識を超えた怪奇的な事件に出会い、巻き込まれていく物語です。
劇場版アニメ、コミックスなど様々なメディアミックスがされている人気作品です。

「 」の意味

「 」は「から」と読みます。
TYPE-MOON世界の魔術師全てが追い求める目標「根源」と似たものです。
これにつながることで、全てのものごとを知ることができるとされています。
両儀式の身体であり第3の人格『両儀式』は、生まれついて「 」と繋がっているとされています。

年齢

時系列上一番最初のエピソードになる第2章開始時(1995年)は、15歳です。
本編内の時系列で一番最後になる終章では1999年になっているため、作中内で4年の月日が流れています。
さらにそれから10年後を描いたエピローグもあります。

髪型

髪型
(出典:prcm)

肩の上で切りそろえたショートカットです。
10年後の未来では、腰に届くほどのロングヘアにしています。

誕生日

誕生日
(出典:ufotable)
式の誕生日は2月17日です。1995年4月に高校へ入学しているため、生まれ年は1980年と考えられます。

スリーサイズ

式のスリーサイズは判明していません。身長は160cm、体重は47kgと設定されています。彼女が現実世界にいたとすると、かなり細身のモデル体型だと言えます。

声優

両儀式は様々なメディアミックス作品に登場していますが、ドラマCD以外は全て坂本真綾さんがCVを担当されています。ドラマCD版のみ、川上とも子さんが担当されています。

坂本真綾

坂本真綾
(出典:アニメイトタイムズ)

坂本真綾さんは、主にアニメや映画吹替で活動されている声優です。他にも舞台、ラジオなど、幅広い分野で活躍しています。
歌手としても活動されており、2011年にはオリジナルアルバム『You can't catch me』がオリコンチャート首位を記録しています。
主な代表作は以下の通りです。
・ヱヴァンゲリヲン新劇場版(真希波・マリ・イラストリアス役)
・Fate/Grand Order(レオナルド・ダ・ヴィンチ役)
・鬼滅の刃(珠代役)

かわいらしさもありながら、凛とした勇ましい声で両儀式を演じていらっしゃいます。
ちなみに坂本真綾さんは、黒桐幹也役の声優・鈴村健一さんとご結婚されています。式も幹也と結婚しますので、声優さん同士でもご結婚されたというのは驚きですね。

川上とも子(ドラマCDのみ)

川上とも子
(出典:eggs)

川上とも子さんは、ぷろだくしょんバオバブ所属の声優です。
1994年に声優デビュー後、主にヒロインの少女役や少年役で活躍していましたが、2011年に病気で亡くなられました。
主な代表作は、以下の通りです。
・少女革命ウテナ(天上ウテナ役)
・BLEACH(砕蜂役)
・AIR(神尾観鈴役)

空の境界の主人公「両儀式」はどんなキャラ?

両儀式の根幹にまつわる設定・用語の解説をしていきます。

両儀家の目指すもの

両儀家
(出典:2章)

式の生まれた両儀家は、代々1人の人間に人為的に複数の人格を持たせる研究をしています。両儀家は一つの人格では一つのことしか極めることができないと考えており、一人の人間がより高い能力を得るために多重人格者を生み出そうとしているのです。そのための手段として、肉体を人格の入れもの、器として扱うことに特化していきました。
その結果、思いがけず「 」と繋がる肉体を手に入れました。それが式の肉体であり、第三の人格『両儀式』です。この『両儀式』が式に最初に宿った人格であり、”式”と〝織〟は「 」から生み出された人格です。

退魔四家

両儀家は、魔術の世界で有名な一族です。
魔のものや、魔と人間が交わった存在である「混血」の天敵として有名な「退魔四家」の内の一つとして数えられています。第1章「俯瞰風景」で式が倒した巫条霧絵、第3章「痛覚残留」で式が戦った浅上藤乃も、退魔四家の末裔です。しかし時代の流れによって断絶・取り潰しになった家も多く、現在まともに機能しているのは両儀家のみとなっています。
退魔四家は、以下の4つの家系で構成されています。
・両儀家
・浅上家
・巫淨家
・七夜家

生まれながらの超人であった式

両儀式は昏睡状態に陥ったことを要因として異能の力を得ますが、彼女の生まれた両儀家は元々特別な能力を持つ人間を研究しており、式にもそれが受け継がれています。

兄・両儀要

両儀要
(出典:wikiwiki)

両儀家は、上記の経緯から多重人格者を重んじています。式は生まれ持っての多重人格者でした。式の兄・両儀要は1つの人格しか持っていないため、妹の式が次期当主として選ばれています。
当主になれない要ですが、長男としての扱いは一応受けており、式が昏睡状態から目覚めた後も両儀家の屋敷で暮らしています。式は兄を「ニート」と呼んでいます。

2年間の昏睡状態

昏睡
(出典:劇場版公式)

第2章「殺人考察(前)」の最後、高校1年生の2月のときに、式は交通事故に遭遇します。幹也への気持ちに整理がつかなかったが故に、自ら道路へ飛び込んだのです。事故に遭った式の代わりに、”織”の人格が消滅しました。
式の意識は生死の境をさまよい、その中で「 」に接触をします。式はそれが原因で、異能力「直視の魔眼」を覚醒させています。

二重人格

式は多重人格者です。両儀家の人間は陰陽の人格を形成するという性質があるため、心に “式”と“織”の二つの対になる人格を持っています。
終章では、さらに「3つめの人格」を持つことが明らかになります。

式
(出典:4章)

式は、両儀式の中の女性人格であり、両儀式の主人格です。陰陽で言うと「陰」、肯定を担当する人格です。昏睡状態から目覚めた後の式は、常にこの人格です。
多重人格と殺人衝動を持つ自分を異常な存在だと感じていたため、冷めた性格をしています。人間も自分も嫌いでしたが、ひそかに普通の幸福を得ることにあこがれを感じていました。黒桐幹也と出会ったことで、憧れが現実になりそうという希望と自身の持つ殺人衝動の間で苦しむことになります。

織
(出典:7章)

“織”は、両儀式の中の男性人格です。陰陽で言うと「陽」、否定を担当する人格です。
強い殺人衝動を持っていますが、殺人が好きなのではなく殺人でしか自身のことを表現できなかったためです。
普段は式の中で眠っており、起きるのは式が剣の稽古をするときくらいでした。眠っている時間が多いからか夢を見るのが好きで、式が幸せになる夢を見続けており、それが本当になることを願っていました。幹也に興味を持ち、幹也とデートをするために初めて自分の意志で表に出てきます。
第2章「殺人考察(前)」のラストで式が交通事故に遭遇したことで、式の代わりに消失します。昏睡状態から目覚めた後の式が普段男性口調で話しているのは、消えてしまった“織”を補うためです。
本編から10年後に当たる「未来福音」にて、彼に関するエピソードが語られています。

両儀式

両儀式
(出典:終章)

両儀家が式の更なる万能化を図るために、式の本質となる肉体にも知性を与えた結果、生まれた存在です。本来なら生まれることも、目覚めることもない存在です。「 」の一部であるため、世界を思うがままにできる能力を持ちます。両儀式本人は、そのことに意味を感じていません。彼女によると、”式”と”織”の感じていた殺人衝動はこの両儀式の人格から生じていたものだそうです。
幹也と初めて会った時、式の表に出ていたのはこの人格です。
それから3年後、「終章」にて幹也は両儀式と再会します。

異能者と命がけのバトル

式は、自身の中にいたもう一つの人格“織”を失ったことで、心に大きな喪失感を抱えます。式が異能力者たちとの命がけの戦いに身を投じているのは、戦いを通してその喪失感を埋め、自身が生きているという実感を得るためです。

【空の境界】両儀式のかわいさを知る7つの知識

臆せず戦うかっこいい姿が印象的な両儀式ですが、その内面には女の子らしい一面も持っています。式の魅力を7つに分けて紹介します。

魅力1.着物×革ジャン

着物×革ジャン
(出典:Amazon)

式は常に和服を着用しており、秋冬の時期にはその上から赤い革のブルゾンジャケットを羽織っています。この独特の着こなしは、式のトレードマークとも言えます。
着物は全てオートクチュールの高級品です。その割には、戦いのたびに汚したり破いたりしています。上質な着物には一見不釣り合いな革ジャンは、高校時代に幹也にかけられた言葉がきっかけで購入したものです。おそらく、幹也自身はそのときのことを覚えていないと思われます。
足元は編み上げのブーツを履いているときが多いです。

ジャケットの袖


式は、着物の上にかなり細身の革ジャンを羽織っています。着物の裾もよく広がり、平気でキックを打てています。
どのように着用しているか不明ですが、彼女の着物はオートクチュールということなので、式のスタイルでも見た目が整うようにあつらえられた着物を着ているのでしょう。

魅力2.義手

義手
(出典:ニコニコ静画)

式は第3章「痛覚残留」での浅上藤乃との戦いによって、左腕を失っています。そのためそれ以降のエピソードでは、蒼崎燈子が作ってくれた義手を装着しています。この義手は装着する前は人形のような外見ですが、身につけて魔力を通すと継ぎ目がなくなり人体と変わらない見た目になります。耐久力も橙子いわく「インド象が踏まれない限り壊れない」程だそうです。
義手の中には、予備のナイフが仕込まれています。前腕部が開いて、ナイフの柄が飛び出てくる仕組みです。また霊体を掴む能力も組み込まれており、第1章「痛覚残留」での巫条霧絵との戦いで活用されます。

魅力3.ナイフ

ナイフ
(出典:pixiv百科事典)

式は、戦いではいつもナイフを使用しています。原作では「6寸ほどのナイフ」を使用していると言及されています。劇場版アニメや小説の表紙イラストを見ると、サバイバルナイフやファイティングナイフに近い種類のものを使用しているようです。
式の使用しているナイフは、劇場版アニメ公開時にペーパーナイフとして商品化され、販売されていました。
いつもナイフを使用している式ですが、実は本来得意としている武器は日本刀です。式は刃物の収集を趣味としているので、ナイフを気に入ってよく使っているということなのでしょう。

魅力4.猫・ウサギみたい

ウサギ
(出典:ニコニコ静画)

原作小説で、幹也は式のことを「動物に例えるなら兎」と言っていました。俗にうさぎはさびしいと生きていけないとも言われますが、幹也は式をさびしがりやだと思っているのでしょうか。
また、TYPE-MOONのエイプリルフールイベントにて、「首切りバニー」という名前で、うさぎのコスプレをして出演したこともありました。上記のことと、ゲーム「Wizardly」に登場する敵キャラクター「ヴォーパルバニー」が元ネタと思われます(ヴォーパル=首切りの意)。名前の通り、このときの彼女は日本刀を持っています。
劇場版アニメでは、幹也に「猫に似ている」とも言われています。気まぐれな性格で、1人で過ごすことが多いからでしょう。

魅力5.部屋

部屋
(出典:Twitter)

昏睡状態に陥る前は実家で暮らしていましたが、昏睡状態から目覚めてからはアパートの一室に一人で暮らしています。用事のない日曜日は、1日中部屋で寝ているそうです。アパートの部屋にはベッドと冷蔵庫程度しかなく、生活感が全くありません。

魅力6.ハーゲンダッツアイス

ハーゲンダッツアイス
(出典:Twitter)

ハーゲンダッツのイチゴ味が好物なようで、常時冷蔵庫にはそれとミネラルウォーターしか入っていません。第1章「俯瞰風景」では、幹也がハーゲンダッツを買ってきて、式の部屋の冷蔵庫に置いていく描写もあります。

魅力7.料理

料理
(出典:Twitter)

滅多に自炊はしないようですが、式は非常に料理が得意です。TYPE-MOON作品のキャラクターの中でも最高の手腕だそうです。良家で育ってきたためか式自身の舌も肥えており、そのために自分で作った料理には一切手を抜かないのだそうです。
「未来福音」に収録されたマンガでは、鮮花が買ってきたコンビニ弁当を「こんなの食えるか」と一蹴する描写があります。そのマンガを原作とした劇場版アニメ「未来福音 extra chorus」では、式がそのお弁当を一口も食べないまま捨てる描写が追加されていました。

両儀式は最強?ナイフ・刀・直死の魔眼とは

両儀式は強力な能力「直視の魔眼」を持ち、ナイフや日本刀の使い手でもあるため、「空の境界」作中内でも上位の戦闘能力を持ちます。
特に式の第3人格『両儀式』は、TYPE-MOON世界内でも数少ない「根源接続者」であり、世界を変えてしまえるほどの力を持っています。そのことから、両儀式はTYPE-MOON世界のキャラクターの中でも最強なのではないか、という推測が数多くされています。
両儀式の強さについて、検証していきます。

ナイフ

ナイフ
(出典:1章)

式は、戦いではいつもナイフを使用しています。義手の中にも予備のナイフが仕込まれています。
式は両儀家にて剣術の稽古を受けており、剣道五段相当の腕前を持っているそうです。そのため、本来式はナイフよりも日本刀の扱いの方が得意です。そのため、日本刀を使って戦っているときの式は、普段とは段違いの戦闘力を発揮しているとのことです。
式の日本刀による戦闘能力は、第5章「矛盾螺旋」での荒耶宗蓮との戦いで存分に見られます。

直死の魔眼

直死の魔眼
(出典:Twitter)

2年間の昏睡状態の中で「」に触れたことで式が手に入れた能力です。
モノの「死」を線の形で見ることができる能力で、その線をなぞって斬ると、対象の物体や生き物は壊れ、死を迎えます。
生き物や物体だけでなく、概念や霊体、病気の「死」まで見ることができます。
自身では制御ができない能力で、式の視界には常に死の線が見え続けている状態です。それは、常に死を意識しなければならないということでもあります。
そのことにより昏睡状態から目覚めた直後は目をつぶそうとしたこともありましたが、現在は乗り越えています。決して平気というわけではありませんが、式が達観したことにより耐えられている状態です。
またものごとを「視る」力自体が強くなっているので、霊体や妖精など普通の人には見えないものを見ることもできます。その能力のために、第6章「忘却録音」では妖精の見えない黒桐鮮花のサポートに駆り出されます。

式の日本刀「九字兼定」

九字兼定
(出典:Twitter)

第5章「矛盾螺旋」で、両儀家から式の元へ日本刀が届きます。以降、日本刀で戦う際はこの刀を使用しています。打たれてから500年ほどは経過している古刀で、刀身には「兵闘ニ臨ム者ハ皆陣列前ニ在リ」の9文字が記されています。刀身をさらすだけで橙子の張った結界を壊してしまうほどの業物です。
式は刃物が好きなようで、この刀が届いたときはとても喜んでいました。
この字の刀は現実世界にも存在しており、「和泉守兼定」とも呼ばれています。

沙条愛歌と両儀式はどっちが強い?

その強力な能力から、両儀式はよくTYPE-MOON作品の最強キャラクターとして名前を挙げられます。同じく最強として挙げられることの多い「Fate/prototype」の沙条愛歌(さじょうまなか)と比べるとどうでしょうか。
沙条愛歌は、TYPE-MOON作品「Fate/prototype」に登場するマスターの一人です。生まれながらにして「根源」に接続しているという、恐ろしい能力を持ったキャラクターです。聖杯戦争の際にサーヴァント、アーサー・ペンドラゴンを召喚します。愛歌はアーサーに恋をし、彼の願いを叶えるために手段を選ばず行動します。

沙条愛歌の恐るべき能力

・小学生ほどの年齢でありながら、学ばずともあらゆる魔術を習得、使用できる
・根源に繋がっているためあらゆる全ての事象を知っており、あらゆる全ての事象を起こせる。文字通りの「全知全能」です。もはや「全知全能の少女」というより、「全知全能が少女の形をとっている」と言った方がふさわしいほどです。
・「Fate/staynight」の主人公たちがやっとの思いで知った「聖杯の真実」をすでに知っている
・世界に使える魔術師などいないとされる「魔法」級の大魔術「空間転移」を難なく使用する
・他の魔術師の作った工房や結界に、散歩をするかのように難なく侵入することができる
沙条愛歌に勝利できるキャラクターなど全く存在しないと言えます。しかし戦闘能力・身体能力の上では、沙条愛歌は年相応の少女ほどの力です。「Fate/prototype」においては、彼女が全力をかけて恋をしているサーヴァント、アーサー・ペンドラゴンに倒されます。それぐらいの弱みを握られている相手に不意をとられれば、倒せる可能性があるでしょう。
一方式は、「根源」に触れた数少ないキャラクターであり、強力な能力を持っています。原作者奈須きのこ先生によれば、日本刀で戦えば、防戦に徹するならサーヴァントと戦うこともできるとの言及もあります。ですが魔術を使えず、魔眼以外の身体能力は普通の人間の域を出ません。『両儀式』の状態でも強力なサーヴァントには勝てないようです。
以上のことから、両儀式は不意を打てば沙条愛歌に簡単に勝つことができますが、沙条愛歌に少しでも敵意を見破られていれば難しいでしょう。TYPE-MOON作品最強キャラクターの座は簡単には奪えないようです。

魔術師が目指す根源や「 」と両儀式の関係

両儀式やTYPE-MOON作品全体で重要な設定となる「根源」や「 」について詳しく解説していきます。

この世界の"根源"とは

根源の渦
(出典:TYPE-MOON Wiki)

TYPE-MOON作品内で重要な設定として、「根源」という言葉があります。「根源の渦」とも呼ばれています。
根源とは、全ての終わりであり、全てがあるとされている場所のことです。宇宙の外にあるとされています。TYPE-MOON作品の世界のすべての現象、全ての因果はこの根源の渦から始まっていると言われています。過去だけでなく、現在や未来の情報、パラレルワールドの情報まで「根源」の中にあるのだそうです。
魔術師は、術式や道具を使って「根源」から力を借りることで魔術を使用できています。そのため、「根源」と強くつながるほど、できることが増えるということになります。
TYPE-MOON世界に存在する魔術師全てが目指す到達点、最終目標とされています。しかし実際に触れたことのある人物が少なすぎるため、詳しいことはわかっていません。

「 」(から)

「 」は、「空の境界」で語られる概念です。
「根源」とほぼ同じものとされています。「空の境界」最終章である「終章」で、式の第3人格『両儀式』は、以下のように説明しています。
「すべての原因が渦巻いている場所、すべてが用意されていて、だから何もない場所」

両儀式と「 」(から)

両儀式 「 」
(出典:終章)

式の体には、『両儀式』という名前の身体に”式”と”織”の2つの人格と、『両儀式』の身体に備わった第3の人格の、計3つの人格があります。
そのうちの『両儀式』は、「 」の一部です。「 」は「根源」とほぼ同じ概念であるため、その一部である『両儀式』は世界を思うがままに変えられる能力を持つとされます。それにより『両儀式』は全ての出来事が知れてしまうため、そのことを「苦痛で、退屈で、無意味」と語っています。
『両儀式』とは別に、式も「 」と接触しています。
式は第2章「殺人考察(前)」で遭遇した交通事故によって生死の境をさまよいます。その際に、意識の中で「 」に接触をしています。元々『両儀式』の身体には死の線を見る能力が備わっていたのですが、「 」に触れたことでその能力が「直視の魔眼」として覚醒します。

両儀式と黒桐幹也の関係

両儀式 黒桐幹也
(出典:駿河屋)

黒桐幹也は、両儀式の高校生時代からの友人です。「空の境界」の物語は、式と幹也の関係を中心に描かれています。
黒桐幹也は初めてであった時から、式に好意を抱いています。式の方も、安らぎを与えてくれる幹也のことを意識しています。二人の恋の行方について、詳しく紹介します。

黒桐幹也と式は同級生

式 幹也
(出典:2章)
式と幹也の出会いは、第2章「殺人考察(前)」で語られます。
黒桐幹也が中学を卒業する年の3月、ある雪が降る日に彼は立ち尽くす一人の少女に出会います。幹也はその少女に一目で心を奪われました。それが両儀式と黒桐幹也の出会いです。
その次の月の4月、高校の入学式で幹也は式に再会します。式は幹也のことを覚えていないようでしたが、二人は少しずつ仲良くなっていきます。
幹也が式を気に掛けることで、式は以前からあこがれていた「幸せに暮らす」という夢を叶えられるかもしれないという希望を持ちます。しかし同時に、殺人衝動を持つ自身がいつか幹也を殺してしまうかもしれないという不安も持っていました。
この葛藤で式は不安定になっていき、ついにある冬の日、幹也を殺そうとしてしまいます。

2年間の別離


(出典:7章)
第2章「殺人考察(前)」の前半では式と幹也の交流が描かれましたが、後半では二人の間に悲しい事件が起こります。
式が自分の気持ちをもてあます一方で幹也は、式と幹也の暮らす街で起きた連続殺人事件の容疑者として両儀式らしき人物が挙げられているのを知ります。疑念はありつつも、幹也は式を信じるために自分でも捜査を始めます。幹也は、式に殺人をしてほしくなかったのです。
しかしある夜、幹也は式に襲われます。幹也が本当に殺されそうになったとき、式は「幸せに暮らす」という自身と”織”の夢を守るために、道路へ身を投げ出します。
この交通事故で、式は2年間の昏睡状態に陥り、”織”は式の代わりに消滅します。
殺されかけても気持ちが全く変わらないほど式のことが好きだった幹也は、2年間ずっと式のもとへお見舞いを続けました。
昏睡状態から目覚めた後の式は、自身の生の実感を得るために戦いに明け暮れる日々を送ります。幹也は、そんな式を献身的に支えます。

式の罪と二人の約束


(出典:7章)
戦いの中で少しずつお互いの距離を縮めていた幹也と式ですが、第7章「殺人考察(後)」にて二人にとっての最大の試練が訪れます。
式は荒耶宗蓮と殺人鬼・白純里緒の存在により、自身の殺人衝動について再び悩み始めます。第7章「殺人考察(後)」にて、白純里緒は式に執着しており、自身を式に殺してほしいがために連続殺人事件を起こします。白純は殺人をする式のことが好きだったためです。
連続殺人事件と同時期に、不安定になった式が殺人鬼を探すために失踪します。式に殺人をしてほしくない幹也は捜査を始めます。やっと見つけた式と「殺人をしてはいけない」という約束をしますが、それでも式を白純里緒から守ることはできませんでした。式は白純に拉致・監禁されてしまいます。
幹也は式と白純の居場所を突き止めますが、白純の手により重傷を負います。白純から「幹也を殺した」と聞かされた式は、あまりのことに殺人衝動を抑えられず白純を殺害してしまいました。式は、「殺人をしない」という幹也との約束を守れませんでした。
約束を守れず幹也に合わす顔のない式でしたが、幹也は式を優しく諫めます。式の罪を共に背負うことを決めた幹也は、式と一生共にいることを決め、以下の言葉を式に伝えます。
「式。君を――― 一生、許(はな)さない」
式は幹也の言葉を受け入れました。
式と幹也の気持ちは、ここで完全に通い合ったと言えるでしょう。

カッコいい式のデレ

デレ
(出典:1章)

普段はかっこよく戦う式ですが、憎からず思う幹也にはなかなか素直に気持ちを伝えられないようです。
例えば、式のトレードマークである赤いジャケットは幹也からの言葉がきっかけで購入したものなのですが、幹也はそのことをすっかり忘れています。
第1章「俯瞰風景」では、幹也に「君は女の子なんだから」と声をかけられ、困ったのか怒ったのかそっぽを向いています。
わかりやすいデレの少ない式ですが、幹也への想いは私たちファンにも十分に伝わってきます。幹也にどれくらい伝わっているかはわかりませんが…。

妊娠は?

妊娠
(出典:駿河屋)

本編終了後から約10年後のエピソード「未来福音」では、両儀家の当主となり、幹也と結婚しています。そのときにはすでに、幹也との間に一人娘「両儀未那(マナ)」が生まれています。
時系列を考えると第7章「殺人考察(後)」と近い時期に、式は未那を身ごもったと考えられます。式と幹也はいつ結婚したのでしょうか。

遠野志貴(七夜志貴)と両儀式の関係

遠野志貴 両儀式
(出典:YouTube)

「空の境界」と同じTYPE-MOON作品である「月姫」の主人公・遠野志貴は、両儀式といくつか共通点があります。
・名前の「しき」という読み
・主な武器としてナイフを使用する
・二人とも「直視の魔眼」が使える
・二人とも死に瀕した体験で「直視の魔眼」を得ている

二人の「直視の魔眼」は同じ能力ですが性質は少し違います。

両儀式の「直視の魔眼」

両儀式 直視の魔眼
(出典:japan with anime)

・死の「線」が見える
・物質や病気、概念の死の線も見ることができる
・制御が難しいが、体への負担はない

遠野志貴の「直視の魔眼」

遠野志貴 直視の魔眼
(出典:Twitter)

・死の「点」が見える
・基本的に生き物の死の点しか見えない
・制御がきかず、使うことによる体への負担も大きい
志貴の「直視の魔眼」は制御がきかず、志貴の身体に大きな負担をかけています。「月姫」終了後の続編では、もはや「魔眼殺し」の眼鏡でも抑えきれず、目に包帯を巻いて視覚情報を遮断するまでに至っています。負担もあまりかからず、志貴には見えない「概念」の死の線も見られるため、式の方が「直視の魔眼」の使い方としては数段上とされています。
ちなみに遠野志貴は黒桐幹也と容姿がよく似ています。劇場版「空の境界」での幹也の声優とアニメ版「月姫」の志貴の声優も同じで、共に鈴村健一さんが担当されています。

両儀式の10年後は?大人になって子供ができた?

10年後
(出典:Twitter)

第7章「殺人考察(後)」で、「空の境界」の物語は一度終結します。
しかしその後、エピローグとして物語終了から約10年後のエピソード「未来福音」が発表されました。10年後の両儀式は、両儀家の当主を継いでいます。両儀家は街の大地主であるらしく、その仕事で外出している描写があります。
また、明言されていませんが幹也と結婚しているようです。

子供・娘

娘 子供
(出典:Twitter)

「未来福音」では、式と幹也との間に生まれた10歳の娘・両儀未那(マナ)が登場します。式と鮮花を足して2で割ったような性格をしており、高貴さをもった美少女です。式を「お母さま」、幹也を「パパ」と呼んでいます。

【空の境界】両儀式の名言・セリフ

シナリオライター・奈須きのこ先生の書く独特の言い回しも、「空の境界」の大きな魅力の一つです。
両儀式は、戦う相手に毅然とした態度で向き合うときもあれば、自身の心の葛藤を垣間見せるときもあります。色々な面を見せる両儀式の魅力を、作中のセリフを通して紹介していきます。

「生きているのなら、神様だって殺してみせる」(第3章「痛覚残留」)

生きているのなら、神様だって殺してみせる
(出典:3章)

強大な力を持つ浅上藤乃と対峙した時でも、両儀式の自信は揺るぎません。
「直視の魔眼」の力で、藤乃の持つ能力「歪曲」で起きた現象を切り刻み、いともたやすく破ってしまいます。しまいには、藤乃の持つ病すらも切って治してしまいました。
式の持つ、自身の能力への自信を強く感じさせるセリフです。
劇場版アニメのキャッチコピーにもなっており、まさに式の代名詞とも言える名言です。

「私は、お前を犯(ころ)したい」(第2章「殺人考察(前)」)

私は、お前を犯(ころ)したい
(出典:2章)

幹也と言葉を交わすようになった式は、幹也と一緒にいたいと思うようになります。
しかしそのうち、式は自分には普通の幸福は手に入れられないと痛烈に感じるようになります。式と、式が心の中に持つ別人格“織”は、殺人衝動を持っていたためです。
殺人衝動と自身の望みの間で苦しむ式は、苦しみの原因である幹也に、この言葉を投げかけます。どうにもならない気持ちを、幹也を殺すだけでなく、幹也をめちゃくちゃに傷つけることで表に出してしまいたかったのでしょう。
幹也を大切に想う式の、複雑な心を表したセリフです。

「けど初めてだ。オレ、ぜんぜんうれしくない。獲物を前にしても心が弾まない。おまえとならぎりぎりの所で殺し合えるってわかってるのに、笑えない」
「ああ、わかった。オレはおまえを殺したいんじゃない。ただ、おまえが『有る』のが我慢できないだけなんだ」(第5章「矛盾螺旋」)

ああ、わかった。オレはおまえを殺したいんじゃない。
(出典:5章)

荒耶宗蓮は臙条巴を傀儡だと見下し、自らの手で消滅させました。
しかし、巴の助けのおかげで、式は復活し荒耶宗蓮のもとへ再び戻ってくることができました。
一か月の間でしたが、式は巴と共に生活し、深く関わりました。そんな巴をさげすみ、殺した荒耶を、式は許すことができません。殺人衝動を持つ式ですが、憎しみが勝り、荒耶を前にして明るい気持ちにはなれませんでした。
荒耶に対する激しい怒りが伝わってくるセリフです。

「私は、弱い私を殺す。おまえなんかに両儀式は渡さない」(第4章「伽藍の洞」)

私は、弱い私を殺す。おまえなんかに両儀式は渡さない
(出典:4章)

第4章での式は、自身の別人格“織”を失った喪失感で、サブタイトルの通り心が「がらんどう」になっています。自分が生きることにも興味を失っていました。
しかし、自分が殺されそうになったことで、自分の中にあった「死にたくない」という気持ちに気づきます。“織”も、消えたくて消えたわけではなく、式と幹也を救うために消えたのだと気づいたのです。式は、消えてしまった“織”と引き換えに手に入れた能力「直視の魔眼」を使い、敵を倒します。
弱い自分を捨て、強い両儀式に生まれ変わるという決意がこもったセリフです。

「死が、俺の前に立つんじゃない」(第4章「伽藍の洞」)

死が、俺の前に立つんじゃない
(出典:4章)

病院で動く死者に襲われた式は、首を絞められ、攻撃を受け体に傷を受けます。しかしその痛みと同時に、自分に命がある、生きていることを強く実感します。
初めて「直視の魔眼」を用いてこの死者を倒したとき、式の心は充実感にあふれていました。
この言い回しは劇場版アニメでの言い回しで、原作では違う表現がされています。
ゲーム「Fate/EXTRA」「Fate/Grand Order」に出演した際、必殺技を使うタイミングでこのセリフを言っています。

「ありがとう。君を殺す事なんて、できない」(第7章「殺人考察(後)」)

ありがとう。君を殺す事なんて、できない
(出典:7章)

式の別人格“織”が、消える前に残した最期の言葉です。
思いつめた式は、ある夜幹也を本当に殺そうと襲い掛かりますが、“織”によって思いとどまります。 “織”の夢は、式が幸せになることだったからです。
式が幸せになるために必要な幹也を殺してしまわないように、“織”は消滅することを選びます。 “織”の気持ちが幹也に伝わることはありませんでしたが、“織”のユメは式によって現実のものとなります。

「ここは私の居たかった場所じゃないんだ。早く、帰らなくっちゃ。自分の家、私の帰るべきあの場所へ」(第7章「殺人考察(後)」)

ここは私の居たかった場所じゃないんだ。
(出典:7章)

殺人鬼・白純里緒に捕らわれた式は、体をもてあそばれながら、こうなってしまった経緯を思い返します。連続殺人事件が起きたとき、式は自分がその犯人ではないと思いたくて、殺人なんてしない普通の人間だと証明したくて、殺人事件の犯人探しに乗り出したのでした。それは、幹也と一緒にいたいがための行動でした。
式は、自分の居場所に帰りたいと強く思います。そのとき思い描いたのは両儀家の実家ではなく、幹也と過ごした自身のアパートの部屋でした式の中での幹也の存在が大きくなっていることがわかるセリフです。

「夢のような、日々の名残」(第7章「殺人考察」)

夢のような、日々の名残
(出典:7章)

雨の降る日、夕暮れどき、雪の降る日。どんなときでも、幹也がいれば式は安らぎを感じられました。式は、ずっと幹也と同じ場所へ立ち、幹也と幸福を味わってみたかったのです。しかし、幹也がいなくなってしまえば、それはもう現実のものにはなりません。幹也への想いを反芻しながら、式は白純里緒を殺害します。
式の幹也への想いを象徴する言葉であり、後にコトブキヤより販売された両儀式のフィギュアの名前にも、採用されています。
上記の言葉は劇場版アニメでのセリフで、原作小説ではまた違う言い回しがされています。

「それでも、それでも私は、おまえを殺したこいつが許せない」(第7章「殺人考察」)

それでも、それでも私は、おまえを殺したこいつが許せない
(出典:7章)

式は白純里緒から、黒桐幹也を殺害したと告げられます。
式は、黒桐幹也を殺害した白純を許すことができません。
幹也と「殺人をしない」と約束をしました。祖父の教えにより、人間は一生に一人の人間しか殺すことはできないとの信念を持ちました。殺人を犯せば、もう幹也が信じてくれた自分には戻れないとわかっていました。
それでも、式は白純里緒を許すことができませんでした。
白純里緒への強い憎しみが感じられるセリフです。

当たり前のように生きて、当たり前のように死ぬのね。ああ、それは―――なんて、孤独―――(終章)

当たり前のように生きて、当たり前のように死ぬのね。ああ、それは―――なんて、孤独―――
(出典:終章)

「空の境界」終章で、幹也は再び式の3つめの人格『両儀式』に出会います。
その会話の中で『両儀式』は、幹也は特別であることを望まず、普通であろうとして普通の人間として暮らしていることに気づきます。
「特別」であることは誰からも理解されませんが、「普通」のことは誰も理解しようとしないでしょう。そうなると、「特別」な人と「普通」の人は、どちらが孤独なのでしょうか。
幸せの象徴のような幹也に、『両儀式』はこのセリフをつぶやきます。
幹也もまた「普通」の人間ではなかったと知れますが、それでも『両儀式』は彼へ理解を示しました。「特別」な能力を持つ式と、「普通」の人間である幹也が惹かれ合うことは、自然なことだったのでしょう。

「イキスギ両儀式」とは

イキスギ両儀式
(出典:Twitter)

今年SNS上で「イキスギ両儀式」という謎の言葉が見られるようになりました。「空の境界」の両儀式と関係があるのでしょうか。
「イキスギ両儀式」は元々、「イキスギ両成敗」というネットスラングの打ち間違いから生まれた言葉です。「イキスギ両成敗」は、「対戦している人同士が互いに行き過ぎた行動をとってしまい、結果的にはそれらが相殺されること」という意味で使用されているネットスラングです。
「イキスギ両成敗」は様々な実況動画で見られるようになりますが、あるときニコニコ動画「サッカー下北沢代表.mp5」にて「イキスギ両成敗」を「イキスギ両儀式」と打ち間違えてコメントしたユーザーが現れます。その面白い打ち間違いが話題になり、「イキスギ両儀式」という言葉のみがSNSで広がることとなりました。その後はニコニコ動画内の他の動画のコメントでも「イキスギ両儀式」が見られます。
ニコニコ動画「サッカー下北沢代表.mp5」(4:11頃にコメントが表示されます)
https://www.nicovideo.jp/watch/sm33522644
「イキスギ両儀式」は元々、動画サイトのコメントから生まれた言葉です。両儀式が何かをイキスギてしまったわけではありません。

【FGO】両儀式はサーヴァントで登場?首切りバニーとは

FGO 両儀式
(出典:gamewith)

現在配信中のスマートフォン用ソーシャルゲーム「Fate/Grand Order(略称:FGO)」にも、両儀式は登場しています。「FGO」での両儀式について紹介します。

FGOでのスペック

サーヴァントである両儀式と、両儀式のイラストが描かれた概念礼装を解説します。

礼装:首切りバニー

首切りバニー
(出典:Twitter)

「首切りバニー2016」は、「FGO」で実装された☆5ランク、コスト12の概念礼装です。イベント「空の境界/the Garden of Order」「復刻:空の境界/the Garden of Order ライト版」の限定報酬でした。
効果は「クイック性能を8%アップ」「無敵貫通を付与」です。

再臨

「首切りバニー2016」は概念礼装のため、再臨はできません。

強化

「首切りバニー2016」のステータス値は、レベル1のときはHP:0/ATK:500、レベル100まであげるとHP:0/ATK:2000にまであがります。
またスキル最大開放で、効果「Quickカードの性能をアップ」が8%から10%に増えます。イベント内だと5枚確実に手に入りましたので、「首切りバニー2016」をお持ちの方は最大開放させておくと使いやすくなるでしょう。

評価

「首切りバニー2016」はクイックカードが強化されるため、クイック主体のキャラに装備させるといいでしょう。強化率は8%、最大開放しても10%なので、クイック攻撃強化を目的に装備するなら他の概念礼装の方が向いています。
数少ない無敵貫通がついた概念礼装なので、クイック主体に戦うサーヴァントに回避や無敵貫通を付けたい場合は有用な概念礼装です。

FGOでセイバー・アサシン・ビーストに?

「FGO」での両儀式は、「空の境界」コラボレーションイベント「空の境界/the Garden of Order」で、初めて実装されました。サーヴァントとしての両儀式は☆5セイバークラスと、☆4アサシンクラスの2種類が実装されています。2体とも2019年4月より「Fate/Grand Order Arcade」にも実装されています。
両方の両儀式が身につけているスキル「直視の魔眼」「陰陽魚」は対になる性能をしており、「空の境界」で説明された陰陽の考え方を取り入れた仕様になっています。

両儀式〔セイバー〕・両儀式(剣)

両儀式 セイバー
(出典:gamewith)

星5ランク・セイバークラスのサーヴァントである両儀式は、「空の境界」コラボレーションイベント「空の境界/the Garden of Order」にてガチャ限定で召喚できるサーヴァントとして実装されました。通常のガチャでは召喚できませんが、たまにピックアップ召喚が行われますのでそこを狙いましょう。
2019年夏のイベント「見参! ラスベガス御前試合~水着剣豪七色勝負!」にて、イラストがうさみみを付けた姿になる簡易霊衣「首切りバニー」が条件付きで配布されていました。
セイバークラスの両儀式のカードバランスはQuick1枚Arts2枚Buster2枚で、典型的なセイバークラスの並びです。HPが高く、耐久型のステータスです。弱体解除のスキルも持っているので、耐久戦に向きます。
宝具「無垢識・空の境界」とスキル「直死の魔眼(C)」を組み合わせると、即死効果で小型エネミー相手には無双の強さを発揮します。宝具の威力自体は若干低めなので、即死が効かない相手へのゴリ押しには向きません。
「FGO Arcade」での両儀式実装に伴って、宝具の強化クエストが実装されています。クリアすると宝具に「味方全体にNP10%付与」の効果が追加されます。同時期に、戦闘モーション及びイラストの改修と宝具演出の変更がされています。
セイバークラスの両儀式の保有スキルは以下の通りです。
・対魔力(A)…セイバークラス固有スキル。自身の弱体耐性をアップ
・単独顕現(C)…自身のクリティカル威力をアップ&即死耐性をアップ&精神異常耐性をアップ
・根源接続(A)…自身のバスター性能をアップ&アーツ性能をアップ&クイック性能をアップ
・直死の魔眼(C)…自身に無敵貫通を付与&アーツ性能をアップ&敵全体の即死耐性をダウン
・雲耀(B)…自身の攻撃力をアップ&精神異常耐性をアップ
・陰陽魚(B)…自身のHPを回復&NPが減少【デメリット】
再臨時は、以下のような変化があります。
初期段階:「空の境界」終章で着用していた着物を身につけています。
・第1再臨:Lv.50 着物が変わり、髪をまとめた姿になります。
・第2再臨:Lv.60 霊基イラストに変更はありません。
・第3再臨:Lv.70 豪華な着物に変わります。髪は床につくほど長くなっています。
・最終再臨:Lv.80 初期段階の姿をした、美しいイラストが見られます。

宝具「無垢識・空の境界」

無垢識・空の境界
(出典:YouTube)

宝具「無垢識・空の境界」はセイバークラスの両儀式が使用する宝具です。
・宝具ランク:B+
・種別:対人宝具
・カード属性:Arts
効果:敵全体に強力な防御無視攻撃&確率で即死&味方全体の弱体解除
「全ては夢――。これが名残の華よ」このセリフと共に、日本刀・九字兼定で敵陣営全員を一息で優雅に切りつけます。
ゲーム「MELTY BLOOD Actress Again」「Fate/EXTRA」の両儀式も使用していた技です。

両儀式〔アサシン〕・両儀式(殺)

両儀式 アサシン
(出典:神ゲー攻略)

星4ランク・アサシンクラスのサーヴァントである両儀式は、「空の境界」コラボレーションイベント「空の境界/the Garden of Order」で限定配布されました。現在入手する方法はありません。
アサシンクラスの両儀式のカードバランスはQuick2枚Arts2枚Buster1枚です。
ATKは低めですが、スキル「単独行動(A)」と「心眼(偽)(A)」のクリティカル率アップや回避付与、宝具の追加即死効果があるため耐久力があります。
Artsも2枚あり、スキル「陰陽魚(B)」でNP獲得もできるため、宝具回転率もよいです。
雑魚戦にもボス戦にも連れていける、使いやすいサーヴァントと言えるでしょう。
「FGO Arcade」での両儀式実装に伴って、宝具の強化クエストが実装されています。クリアすると宝具に防御力ダウン(3ターン)の効果が追加されます。
初実装時は、当時☆5・☆4ランクのアサシンが少なく、使いやすい性能をしていたことから重宝されました。
アサシンクラスの両儀式の保有スキルは以下の通りです。
・気配遮断(C)…アサシンクラス固有スキル。自身のスター発生率を少しアップ
・単独行動(A)…アサシンクラス固有スキル。自身のクリティカル威力をアップ
・心眼(偽)(A)…自身に回避状態を付与&クリティカル威力をアップ
・陰陽魚(B)…自身のNPを増やす&HPを減少
・直死の魔眼(A)…自身に無敵貫通状態を付与&Artsカード性能をアップ&敵単体の即死耐性をダウン
アサシンクラスの両儀式はイベント限定配布サーヴァントのため、最終再臨時以外ではセイントグラフが変わりません。
・第1再臨:Lv.40
・第2再臨:Lv.50
・第3再臨:Lv.60
・最終再臨:Lv.70 部屋にいる式の姿を描いた霊基イラストが見られます。

宝具「唯識・直死の魔眼」

唯識・直死の魔眼
(出典:boom app games)

宝具「唯識・直死の魔眼」は、アサシンクラスの両儀式が使用する宝具です。
宝具ランク:EX
種別:対人宝具
カード属性:Arts
効果:敵単体に強力な防御無視攻撃&確率で即死効果
「直死──死が、オレの前に立つんじゃない!」というセリフと共に、敵の「死の線」を見切り、切断します。
宝具を発動させている式の動きが、ゲーム「MELTY BLOOD Actress Again」で見られる式の動きと似ています。セリフは「空の境界」第4章「伽藍の洞」からです。

両儀式はビースト?

両儀式 ビースト
(出典:でもにっしょん)

セイバークラスの両儀式には、「ビースト」ではないかとの疑惑があります。
ビーストとは、七つの人類悪と呼ばれる、災害の獣の総称です。
人間の原罪から生まれ、人類が発展するほど強大な存在へと変化し、その社会を破壊しつくす存在です。地球には霊基として顕現しますが、通常のサーヴァントでは到底太刀打ちできない強さを持っています。七つの人類悪をもとに生まれるため、7基存在するとされます。
セイバークラスの両儀式は「単独顕現」のスキルを持つことから、ビーストになる資格を持つキャラクターだと推定されています。
明確な表現はありませんが、今後両儀式がビーストになる展開があるかもしれません。

単独顕現

単独顕現
(出典:Twitter)

セイバークラスの両儀式は、「単独顕現」のスキルを持っています。
「単独顕現」はサーヴァントが単独で現世に現れることができるスキルです。本来サーヴァントは、何者かに召喚されないと現世に現れることができません。しかしこのスキルを持つものはその制限を無視できます。人理焼却の影響も、人理編纂の影響をも受けず、条件が揃いさえすればどの時空にでも顕現することができる強力なスキルです。
「単独顕現」のスキルは、現在例外を除けばビーストしか持つものがいません。そのためセイバークラスの両儀式は、ビーストになる資格をもつキャラクターだと推定されています。

FGO×CCCコラボの式

FGO×CCCコラボ 式
(出典:YouTube)

「FGO」とゲーム「Fate/EXTRA CCC」のコラボイベント「深海電脳楽土SE.RA.PH」では、全てのミッションをクリアした後の隠しボスとして登場します。エネミーとしての名前は「MONSTER」です。最初はアサシンクラスの両儀式の姿で登場しますが、ダメージを与え続けるとセイバークラスの両儀式の姿に変わります。

Fate/EXTRAの両儀式

FateEXTRA 両儀式
(出典:YouTube)

ゲーム「Fate/EXTRA」では、両儀式は隠しボスとして登場します。着物に赤ジャケットを合わせたいつもの姿で現れます。
条件を満たせば、ラスボス戦前に戦うことができます。本作随一の強敵で、準備ができていないと1ターンでやられてしまうでしょう。
橙子によると「意識がどこかに引っかかって」しまったことで「Fate/EXTRA」の世界にいるようで、元の世界に戻るためにサーヴァント100人斬りに励んでいます。

メルブラの両儀式

メルブラ 両儀式
(出典:YouTube)

ゲーム「MELTY BLOOD Actress Again(メルティブラッド)」では、プレイアブルキャラクターとして参戦します。
必殺技のほとんどが、ナイフを使った攻撃です。ダッシュの性能がよく、機動力のあるキャラクターとして作られています。「MELTY BLOOD」での超必殺技に当たるラストアークとして「無垢識・空の境界」が設定されています。着物に着替えた式が、日本刀で相手を切り倒す技です。一定条件下で即死効果があります。
「MELTY BLOOD Actress Again」には「空の境界」をモデルにしたステージ・BGMも収録されています。

【空の境界】両儀式のコスプレ

両儀式のコスプレイヤーの方を紹介します。

クリスさん
夜の市街地と、かっこいい式の雰囲気がよく合っています。


YUNIさん
「FGO」の両儀式の姿です。神秘的な『両儀式』です。


ゆきまるさん
着物と桜がよく合っています。

【空の境界】両儀式のフィギュア

「空の境界」の主人公でありヒロインである両儀式は、フィギュアがたくさん作られています。トレードマークの着物×赤ジャケットの姿のものが多いですが、第5章「矛盾螺旋」での刀を構えた姿のフィギュア、終章で姿を見せた『両儀式』の姿のフィギュアもあります。

・アニプレックス 両儀式1/7スケールフィギュア
アニプレックス 両儀式17スケールフィギュア
(出典:アニプレックス)
クリアパーツでエフェクトが作られており、躍動感あふれる姿をしています。
https://www.aniplexplus.com/itemGGqxfgyb
・グッドスマイルカンパニー 両儀式 伽藍の洞
グッドスマイルカンパニー 両儀式 伽藍の洞
(出典:グッドスマイルカンパニー)

日本刀を持った式です。美しく静かな立ち姿です。
https://www.goodsmile.info/ja/product/257/%E4%B8%A1%E5%84%80+%E5%BC%8F+%E4%BC%BD%E8%97%8D%E3%81%AE%E6%B4%9E.html
・コトブキヤ 両儀式 夢のような、日々の名残
コトブキヤ 両儀式 夢のような、日々の名残
(出典:Pinterest)

衣装は上記のフィギュアと同じですが、刀を振りぬく優雅なポーズをしています。
https://www.kotobukiya.co.jp/product/product-0000001211/

【空の境界】両儀式の同人・SS

「空の境界」は2000年代初頭に発表された後、現在でも根強い人気を持っています。「FGO」や「Fate/EXTRA」など他のゲームにも両儀式が出演しているため、そこから興味を持った新たなファンも増えています。両儀式の登場する同人作品を紹介します。
「空の境界」の両儀式ではなく、「FGO」に登場する両儀式を題材としたファンアートも多くあります。

両儀式の同人

幹也との関係を描いたもの、黒桐幹也と両儀未那を含めた3人での暮らしを描いたものが多いです。原作では幹也と式が結婚した後の様子はあまり描かれなかったため、どんな風に暮らしているのか想像が膨らみます。

サークル:アルカロイド 「トロイメライ」
両儀式と”織”と幹也の物語、式と未那の物語を収録しています。
https://ec.toranoana.jp/tora_r/ec/item/040030593161/

サークル:ほうれんそう農園 「永遠の想いの誓い方」
式と幹也が結婚について話し合うストーリーです。
https://ec.toranoana.jp/tora_r/ec/item/040030316938/

両儀式のSS

黒桐幹也との関係との関係を基にしたSSが多いです。
やはり幹也と式には幸せになってほしいファンが多いのでしょう

mercurybellさん「ふたりの/彼女の神田川」
式と幹也の二人が、一緒に銭湯に行く話です。
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=1703407

トウヤレイイチさん「両儀式と黒桐幹也が迎える卯年の話」
式と幹也が、年明けを二人で迎える話です。
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=141905

【空の境界】両儀式の画像

両儀式の画像を集めました。

両儀式1
(出典:pixiv)
両儀式2
(出典:pixiv)
両儀式3
(出典:Twitter)
両儀式4
(出典:Pinterest)
両儀式5
(出典:Pinterest)
両儀式6
(出典:Pinterest)
両儀式7
(出典:Twitter)
両儀式8
(出典:Twitter)
両儀式9
(出典:Pinterest)
両儀式10
(出典:wallpaperbetter)
両儀式11
(出典:danbooru)
両儀式12
(出典:Twitter)
両儀式13
(出典:toranoana)
両儀式14
(出典:Pinterest)
両儀式15
(出典:ヤフーオークション)
両儀式16
(出典:Pinterest)
両儀式17
(出典:Pinterest)
両儀式18
(出典:Pinterest)
両儀式19
(出典:Pinterest)
両儀式20
(出典:reddit.com)
両儀式21
(出典:Pinterest)
両儀式22
(出典:Pinterest)
両儀式23
(出典:pixiv)
両儀式24
(出典:Pinterest)

まとめ

「空の境界」は、特殊な出自・能力を持ちながらも普通の幸せを手に入れたいと願う少女・両儀式の物語です。
両儀式は異能力「直視の魔眼」を持って臆せず戦いに向かう、凛々しい少女です。しかし自身の心の葛藤や幹也との関係に悩むなど、繊細な一面も持っています。両儀式の最大の魅力は、そのような「強さ」と「繊細さ」のギャップだと言えるでしょう。
このように悩み苦しんだ式が、最後には幹也と幸せになる姿は感動的です。周りの世界から浮いてしまう存在でも、勇気を出して立ち向かっていけば夢を叶えられる。両儀式からは、そのようなメッセージを受け取れます。
両儀式の活躍を詳しく知りたい人は、ぜひ「空の境界」に触れてみて下さい。

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