「ロクでなし魔術講師と禁忌教典」に登場するルミア=ティンジェルはヒロインの一人です。素直な性格の上、主人公のグレンに初対面から好意的で、ヒロインの一人であるシスティーナがグレンに当たる役なため、さらに輪にかけて素直で可愛く見えます。ルミアはとある力を持っているため攫われたり狙われることが多いです。今のところ力の正体を知っていると思われるのは、敵の上層部の一部とナムルスぐらいです。本記事では、本編でのルミアの活躍や、現在までに明かされた事を順に追っていこうかと思います。
【ロクアカ】ルミア=ティンジェルとは
(出典:Twitter)
ルミア=ティンジェルは、綿毛のようなミディアムな金髪と、大きな青玉色の瞳が特徴的な少女です。作中ではアルザーノ帝国魔術学院の2年2組に在籍しています。魔術師としては一番下の位階の第一階梯(ウンデ)で、攻撃用の魔術の黒魔術は苦手で、癒しや穢れを祓う等の白魔術の方が得意です。聖暦1838年のトーマの月(7月)7日生まで、趣味は手芸とバイオリン演奏です。不器用らしく、料理とかは苦手だそうです。
ロクデナシ魔術講師と禁忌教典
(出典:GYAO)
「ロクでなし魔術講師と禁忌教典」は富士見ファンタジアから刊行されている、羊太郎著作のライトノベル作品です。アニメ化・コミカライズ化もされています。1年間引きこもり生活を送っていた主人公であるグレンが、育ての親であり家主でもあるセリカに言われ、魔術学校の臨時講師として働く所から始まります。グレンは最初は辞めたいと思っており、やる気の無い授業をしていたためグレンの評判は非常に悪かったでが、ヒロインのシスティーナとルミアの夢を聞いた後は、真面目に授業に取り組み始めるようになります。授業自体のレベルも高く、他の組の生徒だけではなく他の講師もやってくるほどでした。そんな中、魔術結社「天の智慧研究会」が学園を襲撃し、グレンも事件に巻き込まれていきます。
ルミアちゃん
基本的にルミア(ちゃんorさん)と名前で呼ばれる事が多いです。ルミアの母親だけがルミアの本名であるエルミアナと呼んでいます。
スリーサイズ
(出典:amiami)
ルミアのスリーサイズは確認した範囲でははっきりと明記されていませんが、8巻のグレンの女体化した時のセリフからバストは87、という事は分かっています。また、作品の文章からはスタイルがよく、男子生徒から人気が高い理由の一つにも挙げられています。
声優
(出典:劇団ひまわり)
ルミアの声優は宮本侑芽さんです。女優、声優として活動しており、劇団ひまわりに所属しています。2000年頃から舞台やテレビドラマで子役で活動していて、舞台、テレビドラマ、映画、吹き替え、ゲームと幅広く活動されています。また、キャラクターソングも出しています。
声優としての主な出演作品は、
・GJ部(天使恵)
・SSSS.GRIDMAN(宝多六花)
・イエスタデイをうたって(野中晴)
などです。
ルミアはアニメの範囲内では昔のアニメとかではよく見かけた、特殊な力を持っているさらわれヒロインといった感じです。声優さんの演技も違和感は無く声もあっていて、ルミアのかわいさもとてもよく表現されていると思います。
ルミア=ティンジェルのかわいい魅力4つ
とにかくいい子で素直でかわいいです。ただ、ルミアはいい子なのですが、いい子すぎて逆に心配になるぐらいです。
魅力1.性格が素直でかわいい
(出典:#4)
ルミアは素直で他人に優しいそんな少女です。初期のシスティーナがグレンに当たる役なため、ルミアの素直でかわいいところがより強く見えます。基本、人のフォローやストッパー役であり、人を悪く言うのは避ける方向にあります。さすがに、ツェスト男爵の学園長から首にしようと思われるような趣味(少女が精神魔法等で汚染されるのは見たりする等)を暴露した時は引いていました。
魅力2.システィーナに悪いと思いつつ、グレンに甘える所
(出典:#2)
普段はシスティーナの恋を応援していてくっつけようとしていますが、所々でグレンに押し切れられたりして甘えています。普段我慢をしている分、「もう少しだけ」と思いつつ甘えてる姿はかわいいさが増していると思います。
魅力3.嫉妬
(出典:#5)
性格がとても温厚なルミアですが、一部の相手が限定ですがグレンに不必要にべたべたされるのはあまりいい気はしないみたいです。性格が性格なので口頭で注意ぐらいですが、この時は普段と違い行動や言動が少々子供っぽくなっていたりします。
魅力4.原作でいい女に成長?
(出典:10巻)
原作9巻と10巻で多くの事が起こり、ルミア自身の本当の願いを口にして、ルミアの心境が大きく変化します。多くのネタバレもあり、ルミアファンであれば絶対に見逃せない巻になっています。10巻の最後、これまでのルミアの心境やルミアの宣言等と相まって挿し絵のルミアはとてもいい、かわいい笑顔をしています。変化したルミアに対してグレンには後に、いい女になった、と言っています。
【ロクアカ】システィーナとルミアの関係
(出典:Twitter)
ルミアとシルフィールが初めて会ったのはルミアがフィーベル家にとある理由で預けられた三年前です。ルミアが来たばっかりの頃は喧嘩ばっかりしていたみたいですが、現在は姉妹同然の親友同士です。実は会った時からグレンの事は慕っていたのですが、自分の境遇やシスティーナに遠慮して、グレンとシスティーナの恋を応援していました。
システィは以下の記事で解説しています。
フィーベル家に預けられたとき
三年前のフィーベル家に預けられた時のルミアは両親から捨てられた影響で不安定で、シルフィールが言うには卑屈で、わがままで、泣き虫だったみたいです。シルフィールもルミアの気持ちを組めなかったらしく、それと当時のルミアの状態が原因で喧嘩になっていたと思われます。そんなある日、システィーナと間違えられてルミアが誘拐されてしまいます。ルミアが救出されて無事に帰ってきた時は、システィとルミアは一晩中抱き合って泣いています。この後から二人は現在のように仲良くなりました。
グレンへの恋について
現在は心境の変化があり、システィーナに宣戦布告をして恋のライバル宣言を行いました。ですが、抜け駆けはする気は無く、システィーナの気持ちの整理がつくのを待って正々堂々と勝負をしたい、と発言もしています。。ただし、強力なライバルの出現を感じ取った時は、システィーナに共同戦線を持ちかけています。
【ロクアカ】ルミアは王女?
(出典:#4)
ルミアの本名はエルミアナ=イェル=ケル=アルザーノといって、作中に登場するアルザーノ帝国の死んだとされている第二王女です。ルミアは堪能増幅者と呼ばれる異能の力を持っており、王女が異能者だと様々な問題があるため表向きは死んだという事にされました。当初ルミアは女王に捨てられた勘違いしていました。本編が始まる3年前にルミアは誘拐されますが、帝国軍時代のグレンが女王の個人的な依頼を受けて救出しています。
アルザーノ王家
(出典:#4)
アルザーノ王家の始祖は、アルザーノ帝国と北セルフォード大陸の覇権を争っているレガリア王国王家に系譜に連なる人間らしいです。そのため、アルザーノ帝国はレガリア王国とは統治権を巡って対立しています。また、初代を除き王家の家系は女性が大半らしいです。
発覚するエピソード
(出典:#6)
1巻で起きた事件である、アルザーノ帝国魔術学院テロ未遂事件の解決の功労者として、グレンとシスティーナに教えられた事で発覚しました。この時、二人は事情を知る者としてルミアの秘密を守るために協力を要請されています。
体育祭での再開
(出典:#6)
原作の2巻にて、年に3度開催される魔術の技を競う魔術競技祭にルミアの母親であるアリシア女王が来賓として招かれていました。途中、セリカの手助けによりルミアと女王は対面を果たしますが、誤解もありルミアの方から拒否してしまいます。この時、ルミアは母親であるアリシア女王から捨てられた、と思っていました。その後、魔術競技祭の裏で起こった事件を経て自分の言いたかったを言えて女王と和解します。その後は本編だけしか見ていませんが、立場上会える機会はとても少なそうに思われます。ですが、関係は良好みたいです。
ルミアのアニメ名シーン
アニメ内の範囲では攫われたり狙われたりする事が多く、活躍の場は結構少ないです。
セクハラ
(出典:#1)
1話でグレンとシスティーナにセクハラされます。グレンにむにーっと、頬を引っ張られるルミアがかわいいです。また、システィーナに胸を揉まれてる時は少々危ない世界にまで足を突っ込みかけています。悪役側に衣服を破られても、毅然とした態度を
ルミアの夢を語るシーン
(出典:#2)
2話でルミアの夢と過去とシスティーナの夢をグレンにルミアが語るシーンです。夢をルミアから聞いて、グレンも授業をきちんとするようになる重要な話です。さらに、この時点でグレンがかつて助けてくれた人と気づいており、過去の事を気付いてくるかなと期待してるように見えて、かわいいです。
魔術競技祭
(出典:#4)
4話の魔術学校で開催される、魔術競技祭でルミアが出場する「精神防御」の競技の回です。精神汚染攻撃に対して自己精神防御の術で耐えるという競技で、クラスの皆のために必死に耐えるルミアの姿が見れます。
水着
(出典:#7)
7話の水着回です。グレンに水着を見せるために、くるっと回るのがかわいいです。その上、揺れます。
ナムルスとは?ルミアとの関係
(出典:Twitter)
ナムルスが初めて登場したのは6巻です。グレン達が遺跡の探索中にグレンがナムルスの姿を見かけ、その後窮地に陥った時にグレン達をナムルスが助けました。
セリカの失った記憶等物語の根幹に関わるような部分を知っているようですが、未来に影響を及ぼす可能性があるために内容は話していません。その後もグレンの前に突然現れては助けてくれています。また、10巻で世界で2つしか無い黄金の鍵を持っている事が判明します。ナムルスの正体は14巻でナムルス自身から語られていて、グレン達が暮らしている世界とは別の世界の存在です。人には理解できる存在ではなく、理解できても正気が飛ぶ、と発言しています。
ルミアとそっくりな顔をしていますが、真っ白な髪と異形の翼が背中から生えています。最初はルミアに辛辣な言葉を投げかけていましたが、本心ではそこまで嫌ってはいないみたいです。
(出典:6巻)
【ネタバレ】ルミアは原作でどうなる?
アニメでは原作は1~5巻までの内容ですが、原作で分かっている事は、2巻でグレンは感応増幅者は珍しいがルミアだけに限った能力で無いこと、「天の智慧研究会」は生死問わずルミアの身柄が欲しい事からなにかあるかと睨んでいます。3巻では、「天の智慧研究会」はルミアの正体を知っており、ルミアの感応増幅者は『特別』と評しています。4巻では、異能者は本当にルミアだけだったのかとか、王家に不自然なまでに女性が多い事等が指摘され、さらに王家は呪われている一族という発言もあります。
ルミアの能力
感応増幅者とは、自分が触れている相手の魔力、魔術を自分の意志次第で何十倍にも増幅する能力です。感応増幅者みたいな、魔術ではない奇跡の力を持っている者達は異能者と呼ばれています。異能者は、悪魔の生まれ変わりとされていて、迷信深く迫害の対象にもなっています。また、王家を追放されたのも異能者だったからです。ですが感応増幅者の力は、ルミアの真の力のおまけでしかないです。
王者の法(アルス=マグナ)
人間を魔導演算器に例えると、強引に100世代後ぐらい先の魔導演算器にアップデートさせる力、と10巻でナムルスが説明しています。人間には規格外の力のため何をしているのかが分からず、魔力を増幅していると勘違いしてルミアはただの感応増幅者と間違えられるそうです。ですが、この『王者の法(アルス=マグナ)』もルミアの真の力のオマケみたいなもの、と言われています。
銀の鍵
9巻と10巻の「フェジテ最悪の3日間」と呼ばれる事件の時にナルムスがルミアの能力を1日だけ使用できるようにした力です。ナムルスは、魔術よりもっと旧い力、願いと本能で操る魔法で、ルミア自身が鍵と説明しています。ルミアは銀の鍵には「空間を支配し、操る力」があると言ってます。ただし、使っていくほどに人間から離れていき、ルミアという存在が消えていきます。この時、ナムルスと同じような翅が生えてきており、精神世界でもう一人のルミアと出会っています。ですが、ルミアの本当の願いを偽っていたため本来の力を発揮できず、最後はルミアの本当の願いを口にした事で粉々に砕け散りました。
ルミアの鍵
力も銀の鍵よりもずっと力は弱く、剣のような大きさだった銀の鍵の時よりずっと小さい鍵です。ルミアが自分のために生み出した鍵で、ルミアはこれで十分と思っています。銀の鍵の時と違い、思うように力も使う事ができます。
ナムルス
6巻の遺跡探索中にナムルスと出会います。ナムルスは最初の方は仕方が無いと思いつつルミアに強くあたっていましたが、内心ではそこまではルミアの事は嫌ってはいないみたいです。ルミアの力の正体を知っていて、ナムルスとルミアは"人に与える存在"と語っています。ルミアの鍵を心から与えたい、という男が現れるかもしれないけど与えてはいけない、と忠告もしています。
もう1人のルミア
ルミアが銀の鍵を使い続けた時に突然ルミアの精神世界に入り、出会いました。極薄の服とナムルスと同じ翼を持っていて、体中にはまるでジグソーパズルのようなピース抜けのような小さな穴が空いてます。彼女とアセロ=イエロの発言から鍵を使い続けた場合はもう1人のルミアになってしまうと思われます。銀の鍵が砕けた時にはルミアになれなくて残念、と言っていて、ルミアの鍵を作ろうとしていた時は、ルミアの力は"あの人"のために使うための力で我儘はダメ、と止めていましたが断られています。
アルザーノ王家
16巻で魔王によって呪いがかけられている事が判明しています。400年前に研究をしていて、当時女王でもあったアリシア3世は全てを知り狂うほどの事実だったみたいです。「王家の人間は魔王によって女性ばかり生まれるようにされており、『天空の双生児(天空のタラム)』を生むための孕み袋」「アルザーノ帝国は禁忌教典を魔王が手に入れるための魔術儀式場で、アルザーの民は畜産増殖された生贄」と発言しています。
ルミア
9巻では多くの生徒が見ている中、異能の力を使い異能者だという事がばれ、10巻で戦闘前に自分から説明をしています。一部受け入れなかった生徒もいたものも、ナムルスによって戦闘中のルミアを見て受け入れられ、その声を聞いて自分の本心を口にした事で銀の鍵は砕けました。グレンのために生きる事がルミア自身のために生きる事だと願い、ルミアの鍵を作っています。
まとめ
本記事ではルミア=ティンジェルという「ロクでなし魔術講師と禁忌教典」の登場人物であり、ヒロインの一人である彼女について魅力やネタバレを解説しました。アニメを視聴しているけど原作には触れた事は無くて、ルミアを好きな方は是非ルミアの魅力を全て見るために原作を一度読んでみる事をおすすめします。また、現在も執筆中であり、他のヒロイン達も魅力があり徐々に色々な謎も解け始めており、現在とても面白い所です。ルミアは能力の事もあり書くのは大変でしたが、この記事を読んで一度原作を読もうと思ってくださったのであれば、こちらも書いた甲斐がありとても嬉しいです。