Fate/Apocryphaを観ましたか?
Fateシリーズは今や一大人気シリーズとなりました。更新の度にTwitterのトレンドを独占するスマートフォン向けゲーム『Fate/Grand Order』や、2020年8月には最終章が大ヒット上映された劇場版『Fate/stay night [Heaven’s Feel]』。もはやアニメ・漫画好きならFateの名を知らぬ者はいないのではないでしょうか。そんなFateシリーズの中から、今回は『Fate/Apocrypha』を紹介します。
アニメ・原作小説、時系列、キャラクターや評価がわかります。ぜひご覧ください。
Fate/Apocrypha(アポクリファ)とは
まず、『Fate/Apocrypha』とは何か、どのような位置づけの作品なのかを紹介します。
略称はapo
『Fate/Apocrypha』の話題がネットやSNSに書き込まれる際には、一部のファンの間では”apo”という略称が使われているようです。
Apocryphaの意味
“Apocrypha”とは、キリスト教において聖書正典に含まれていないが重要な文書である”外典”を意味する英単語です。
PV
百聞は一見にしかずです。アニメ版『Fate/Apocrypha』のPVがあるので、まずは見てみましょう。
Fateの外伝
“Apocrypha”という言葉が”外典”を示す通り、『Fate/Apocrypha』とは、Fateシリーズの原点である『Fate/stay night』を”正典”として、そこから異なった歴史を辿ったIFルートであり、前提となるルールも変則となる外伝的な立ち位置の作品と言えます。
原作は小説5巻
(出典:オークフリー)
『Fate/Apocrypha』の原作は東出祐一郎さんによる小説です。イラストは近衛乙嗣さんが担当、TYPE-MOON BOOKSより2012年から2014年まで全5巻が刊行されました。
Fate/Apocrypha(アポクリファ)シリーズのすべて
『Fate/Apocrypha』シリーズの原作とメディアミックス作品、および関連書籍などを紹介します。
原作小説
(出典:Amazon)
著者は東出祐一郎さん、イラストは近衛乙嗣さんが担当しています。TYPE-MOON BOOKSより2012年から2014年まで全5巻が刊行されました。
元々『Fate/Apocrypha』はお蔵入りになったオンラインゲームの企画を小説として再利用する形で日の目を見たという経緯のある作品で、その関係かFateシリーズでは類を見ない7対7の団体戦がコンセプトとなっています。
アニメ
(出典:YouTube)
原作最終巻の刊行から3年後のアニメ版放送にあたって、それまでの間に設定資料集やFateシリーズの他作品など後発で登場して設定が定まった関連キャラクターが回想シーンなどで一部登場しています。
放送日
2017年7月~12月(全25話)
スタッフ
アニメーション制作:A-1 Pictures
監督:浅井義之さん
キャラクター原案:近衛乙嗣さん
シリーズ構成:東出祐一郎さん
キャラクターデザイン:山田有慶さん
サブキャラクターデザイン:須藤智子さん
プロップデザイン:田中一真さん、伊藤公規さん
モンスターデザイン:蛯名秀和さん
アクションディレクター:榎戸駿さん、坂詰嵩仁さん
美術監督:井上一宏さん
美術設定:須江信人さん
色彩設計:茂木孝浩さん、土居真紀子さん
CGディレクター:中島宏さん
撮影監督:岡﨑正春さん
編集:髙橋歩さん
音響監督:岩浪美和さん
音響制作:HALF H・P STUDIO
音楽:横山克さん
キャスト
ジーク:花江夏樹さん
ジャンヌ・ダルク:坂本真綾さん
シロウ・コトミネ:内山昂輝さん
ジークフリート:諏訪部順一さん
ケイローン:武内駿輔さん
ヴラド三世:置鮎龍太郎さん
アストルフォ:大久保瑠美さん
アヴィケブロン:宮本充さん
フランケンシュタイン:野中藍さん
ジャック・ザ・リッパー:丹下桜さん
モードレッド:沢城みゆきさん
アタランテ:早見沙織さん
カルナ:遊佐浩二さん
アキレウス:古川 慎さん
ウィリアム・シェイクスピア:稲田徹さん
スパルタクス:鶴岡聡さん
セミラミス:真堂圭さん
獅子劫界離:乃村健次さん
ダーニック・プレストーン・ユグドミレニア:檜山修之さん
フィオレ・フォルヴェッジ・ユグドミレニア:赤﨑千夏さん
カウレス・フォルヴェッジ・ユグドミレニア:小林裕介さん
ゴルド・ムジーク・ユグドミレニア:大川透さん
セレニケ・アイスコル・ユグドミレニア:石上静香さん
ロシェ・フレイン・ユグドミレニア:加藤英美里さん
六導玲霞:中原麻衣さん
漫画・コミカライズ
(出典:Amazon)
漫画は石田あきらさんが担当しています。2016年から月刊コンプエースで連載中、2020年10月時点で9巻までが刊行されました。
アニメ版と同じく後発の情報を盛り込んでいますが、アニメ版が基本的に原作通りであるのに対して漫画版では「サーヴァント」が出揃う前段階での「ユグドミレニア家」と「魔術協会」の緒戦や、他媒体でほとんど出番の無かった「赤の陣営」のマスター達の会談などの新規シーンが追加されています。
Fate/Apocrypha material
(出典:TYPE-MOON)
「Fate/Apocrypha material」は『Fate/Apocrypha』の設定資料集です。TYPE-MOON BOOKSより2015年8月に刊行されました。
Fate/Apocrypha radio トゥリファス!
(出典:Amazon)
「Fate/Apocrypha radio トゥリファス!」はテレビアニメ放送の開始に合わせて配信されたWebラジオ番組です。パーソナリティは「赤のライダー」役の古川慎さんと、「黒のライダー」役の大久保瑠美さんが担当しています。音泉およびテレビアニメ公式サイトにて、2017年6月から2018年3月まで全30回が配信されました。
Fate/Apocrypha(アポクリファ)の無料の動画配信
近年では様々な動画配信サービスのおかげで地理的・時間的な問題を克服して誰もがアニメを楽しめる素晴らしい時代になりました。しかしそれもいまだ完璧ではなく、残念ながらU-NEXTでは2020年10月時点で『Fate/Apocrypha』は配信されていません。今後配信される可能性もあるので楽しみに待ちましょう。
Fate/Apocrypha(アポクリファ)は聖杯大戦?赤、黒の陣営とは
(出典:公式サイト)
『Fate/Apocrypha』はどのような世界観を持つ作品なのでしょうか。他のFateシリーズ作品が"正典"として、『Fate/Apocrypha』はどのように"外典"なのでしょうか。ここでは『Fate/Apocrypha』の世界観について、Fateシリーズで特に重要な前提知識を補足しながら紹介します。
聖杯大戦
(出典:#1)
「聖杯大戦」とは、『Fate/Apocrypha』で繰り広げられるストーリーの根幹となる事件です。まずはFateシリーズで共通して前提となる世界観を説明した上で「聖杯大戦」を解説します。
聖杯戦争
Fateシリーズはほぼ全て、どんな願いもかなえられる「聖杯」を奪い合うために7人の魔術師が相争う「聖杯戦争」と呼ばれる戦いを描いた作品となっています。
『Fate/Apocrypha』の「聖杯”大戦”」がFateシリーズの「聖杯”戦争”」と名称が異なるのは、明確に別物であることを示唆しています。
サーヴァントとマスター
(出典:animatetaimes)
7人の魔術師はそれぞれ、あらゆる時代の史実、神話、伝説上の人物を召喚し、これを「サーヴァント」と呼称して互いに戦わせることになります。また、「サーヴァント」を召喚した魔術師を「マスター」と呼びます。
聖杯大戦はどう違う?
“正典”のFateシリーズで描かれる「聖杯戦争」では7組の「マスター」と「サーヴァント」が相争うバトルロイヤル形式でしたが、”外典”である『Fate/Apocrypha』の「聖杯大戦」では2つの陣営がそれぞれ7騎ずつの「サーヴァント」を召喚して戦わせる7対7の団体戦となり、計14人の「マスター」と14騎の「サーヴァント」が参戦することになります。
黒の陣営・赤の陣営
(出典:TUTAYAオンライン)
「黒の陣営」・「赤の陣営」とは、「聖杯大戦」で争う2つの勢力です。
「聖杯大戦」はルーマニアの魔術師一族「ユグドミレニア家」が魔術師達の自衛・管理団体である「魔術協会」から離反したことから始まりました。「ユグドミレニア家」側が「黒の陣営」、これを討伐すべく派遣された「魔術協会」側を「赤の陣営」と呼びます。
クラス
「サーヴァント」には「クラス」と呼ばれる枠があります(RPGで言うところの職業・ジョブなどに相当します)。「クラス」の種類には、「セイバー」、「アーチャー」、「ランサー」、「ライダー」、「キャスター」、「アサシン」、「バーサーカー」の7つがあり、7騎の「サーヴァント」はこのいずれかに収まることになります。
黒と赤のサーヴァント
(出典:4gamers)
『Fate/Apocrypha』では「黒の陣営」と「赤の陣営」で同じ「クラス」の「サーヴァント」が2騎ずつ存在することになるので、例えば「黒の陣営」に属する「セイバー」なら「黒のセイバー」のように呼び分けます。
ルーラー
(出典:gamewith)
「ルーラー」は、通常の「聖杯戦争」では召喚されない8番目の「クラス」です。部外者を巻き込むなどの禁止行為によって「聖杯大戦」が成立しなくなる事態を防ぐために、審判役として「聖杯」そのものに召喚されます。中立の立場をとり、「黒の陣営」と「赤の陣営」のどちらにも所属しません。
時系列
“正典”の『Fate/stay night』で描かれる「聖杯戦争」は正確には「第五次聖杯戦争」であり、過去に4回の「聖杯戦争」が行われていました。『Fate/Apocrypha』では”正典”とは辿った歴史がすでに異なっており、その決定的な分岐点となるのが「第三次聖杯戦争」となります。
“外典”では「第三次聖杯戦争」の折に「ユグドミレニア家」が「聖杯」を奪い、隠匿しました。そのため”正典”における第四次以降の「聖杯戦争」が発生していない並行世界となりました。
Fate/Apocrypha(アポクリファ)の主人公は誰?
『Fate/Apocrypha』の主人公は誰でしょうか。ここでは作品を語る上で特に主要な人物を紹介しながら、誰が主人公なのかを解説します。
獅子劫界離
(出典:animatetimes)
獅子劫界離は「赤の陣営」側に参戦した「マスター」の一人です。七代続く死霊魔術師一族の後継者ですが、先祖が交わした契約の代価により子供が作れない身体となっており、この呪いの除去を「聖杯」に願うため「聖杯大戦」に参加しました。
『Fate/Apocrypha』で描かれている中では最もFateシリーズの「マスター」らしい立ち位置のため世界観・設定を視聴者に伝えるのに都合が良いからか、物語は彼の視点から始まるため勘違いしがちですが、彼は主人公ではありません。
ジーク
(出典:公式サイト)
『Fate/Apocrypha』の主人公はジークと呼ばれる少年です。
ジークは元々「黒の陣営」の備品として造られたホムンクルス(人造人間)でした。ある時自我に目覚めた彼は備品として使いつぶされることに恐怖し、生き延びるために逃亡しました。逃亡したジークは「黒の陣営」の追手により重傷を負わされますが、「黒のセイバー」から心臓を譲渡され蘇生します。ジークは英雄に救われた命の使い道を考え、やがて使命感から「黒の陣営」や「ルーラー」達に協力します。
ジャンヌ・ダルク
(出典:#15)
ジャンヌ・ダルクは「聖杯大戦」に審判役として召喚された15騎目の「サーヴァント」で、8番目のクラス「ルーラー」です。
当初から「聖杯大戦」に言い知れぬ違和感のようなものを感じ、調停者として中立の立場を貫きながらも裏で渦巻く陰謀を見定めようとします。
ジャンヌ・ダルクは、『Fate/Apocrypha』においてはヒロイン役に相当します。
Fate/Apocrypha(アポクリファ)はユグドミレニア家が登場
(出典:公式サイト)
「ユグドミレニア家」は、ルーマニアを拠点とする魔術師の一族です。
一族と言っても実際にはほとんど血のつながりは無く、歴史が浅かったり衰退している貧弱な魔術師の家系を集めた連合が「ユグドミレニア家」の実態です。
魔術師達の自衛・管理団体である「魔術協会」は歴史のある家ほど強い力を持つ門閥社会となっており、彼らはそんな「魔術協会」からつまはじきにされた者たちでした。
「ユグドミレニア家」の目的は「魔術協会」から離反し、その貴族体制から独立することです。その手段として、独立戦争のようにして引き起こしたのが「聖杯大戦」でした。
作中のポジションとしては、当初は戦争の道具として主人公を作り出した全ての元凶のようにも描かれますが、最終的には主人公と利害の一致する協力者となります。
ユグドミレニア家のメンバー
当主
ダーニック・プレストーン・ユグドミレニア
次期当主
フィオレ・フォルヴェッジ・ユグドミレニア
その他構成員
ゴルド・ムジーク・ユグドミレニア
カウレス・フォルヴェッジ・ユグドミレニア
セレニケ・アイスコル・ユグドミレニア
ロシェ・フレイン・ユグドミレニア
【アニメ】Fate/Apocrypha(アポクリファ)はつまらない?海外の反応は?
(出典:#7)
どんな作品であっても賛否はあるもので、『Fate/Apocrypha』にも否定的な意見はあるようです。
作品に評価を下すのは結局自分自身なのであまり参考にならないかもしれませんが、ポジティブな意見だけ見ていては公正な評価はできないので、ここではネガティブな意見を見てみましょう。
キャラクターが多すぎて活かせていない
2陣営で「サーヴァント」と「マスター」7組を数えるだけで28名です。28名の中にはほとんど登場しない人物もいますが、それでもある程度主要なキャラクターだけで30を上回るので、その全員をアニメにして2クールの尺で掘り下げるのは土台無理な話です。さらに覚えることも多く、初めてFateシリーズを見る人には難易度が高いといえるでしょう。
キャラが多過ぎて捌ききれていない
(引用:http://jin115.com/archives/52195575.html)
キャラが多くて御しきれて無さそう。誰を生かしたいのか、誰に焦点を当てたいのかそこら辺がよく分からなかった。でも最後まで観る。
(引用:https://tohyotalk.com/question/7859)
やっぱりキャラ多いと一人一人の描写に限界あるしな
(引用:http://anihatsu.com/archives/75959069.html)
とはいえ、大半のキャラクターはいくら人気があっても物語上の役割としては脇役にすぎず、その役割は果たせているので物語として問題ないと思います。
主人公が不人気
主人公のジークに対して不満のある感想が散見されます。
ジーク君の謎のオラつき口調なんやねん
(引用:http://anihatsu.com/archives/73088503.html)
話作れない奴ってこういう外側のキャラ作るからな
こいつらいらんわ
(引用:http://oomonoyoutubersokuhou.blogo.jp/archives/20402706.html)
受け身かつ全く魅力の無いジークに無条件で肩入れするジャンヌアストルフォが意味不明
ラブコメかよ
(引用:http://joker004.blog.fc2.com/blog-entry-19858.html)
しかし、結局のところ個人の好みの問題ではないでしょうか。
海外の反応
アニメの第22話ではまるで劇場版のように気合いの入った迫力の戦闘シーンが描写されました。しかし、これが海外ではいつもの作画と違うという理由で作画崩壊とされているようです。
第1話のキャラの顔と全く違う。顔の形は変わってるし。僕はこれは作画崩壊、失敗だと思う。ブルーレイ版は修正してくれると良いけど。
(引用:http://kaola.jp/2017/12/28/453866/)
崩壊しすぎ。アマチュアレベルだよね。経費が足りなかったのも見え見えだし。
(引用:http://kaola.jp/2017/12/28/453866/)
海外とでこのような感じ方の差異が現れるのは面白いですね。
Fate/Apocrypha(アポクリファ)のOP・ED・OST
『Fate/Apocrypha』の楽曲情報を紹介します。
OP
アニメ第12話までの前期と第13話以降の後期でOPテーマとEDテーマが異なります。
前期OPテーマのタイトルは「英雄 運命の詩」で、作詞・作曲・編曲はryoさん、歌はEGOISTさんが担当しています。
後期OPテーマのタイトルは「ASH」で、作詞はマオさん、作曲は御恵明希さん、編曲は江口亮さん、歌はLiSAさんが担当しています。
ED
前期エンディングテーマのタイトルは「Désir」で、作詞はメイリアさん、作曲はtokuさん、編曲・歌はGARNiDELiAさんが担当しています。
後期エンディングテーマのタイトルは「KOE」で、作詞・作曲・編曲はSakuさん、歌はASCAさんが担当しています。
OST
(出典:VGMdb)
『Fate/Apocrypha』のOSTはBlu-ray Disc Boxの特典として付属しており、OST単体で商品にはなっていないようです。
Blu-ray BOXⅠにOSTⅠ、Blu-ray BOXⅡにOSTⅡが付属しています。
Fate/Apocrypha(アポクリファ)のキャラクター
『Fate/Apocrypha』のキャラクターを紹介します。
マスター
「黒の陣営」と「赤の陣営」の14人の「マスター」を紹介します。
ダーニック・プレストーン・ユグドミレニア
(出典:ameblo)
ダーニック・プレストーン・ユグドミレニアは「黒のランサー」の「マスター」で、「ユグドミレニア家」の当主です。政治的手腕に長け、かつては「魔術協会」でも最高峰の位階まで上り詰めていました。異名は「八枚舌のダーニック」です。
97歳ながら若々しい肉体を保ち、「第三次聖杯戦争」ではナチスドイツを利用して「聖杯」を奪い、約60年後に「聖杯大戦」を引き起こしました。
声は檜山修之さんが担当しています。
フィオレ・フォルヴェッジ・ユグドミレニア
(出典:#3)
フィオレ・フォルヴェッジ・ユグドミレニアは「黒のアーチャー」の「マスター」で、降霊術と人体工学において類い希な才能を見せ、次期当主とされる19歳の少女です。
両足が不自由で歩くことができず車椅子で生活していますが、戦闘ではロボットアーム状の装備「接続強化型魔術礼装(ブロンズリンク・マニピュレーター)」で自分でも戦います。
声は赤﨑千夏さんが担当しています。
カウレス・フォルヴェッジ・ユグドミレニア
(出典:#2)
カウレス・フォルヴェッジ・ユグドミレニアは「黒のバーサーカー」の「マスター」で、フィオレの弟です。18歳の召喚魔術師で、優秀な姉とは違い凡庸なため「マスター」に選ばれてしまった事を渋々受け入れています。
魔術のために他人を犠牲にするような非人道的な行いを嫌い、パソコンを用いて現代技術に精通するなど魔術師としては珍しい一面を持つ青年です。
声は小林裕介さんが担当しています。
ゴルド・ムジーク・ユグドミレニア
(出典:Twitter)
ゴルド・ムジーク・ユグドミレニアは「黒のセイバー」の「マスター」で、36歳の錬金術師です。
「ユグドミレニア家」に吸収される前の家系は没落しつつある錬金術の名家で、未だに過去の栄光と血筋に固執した傲慢な男です。魔術師としては優秀で、ジーク達ホムンクルスの制作者です。
声は大川透さんが担当しています。
セレニケ・アイスコル・ユグドミレニア
(出典:Twitter)
セレニケ・アイスコル・ユグドミレニアは「黒のライダー」の「マスター」で、26歳の女黒魔術師です。
外見は知的な雰囲気を持つ美女ですが、他者を傷つけ虐げることに悦びを感じる嗜好を持っています。
「ユグドミレニア家」の中では唯一、一族の悲願や「聖杯大戦」の勝利などに興味がなく、我欲を優先します。自ら召喚した「黒のライダー」の清廉さと美しさに心奪われており彼に歪んだ執着を見せ、ひたすら「黒のライダー」を愛玩します。
声は石上静香さんが担当しています。
ロシェ・フレイン・ユグドミレニア
(出典:#1)
ロシェ・フレイン・ユグドミレニアは「黒のキャスター」の「マスター」で、若くして人形工学(ドール・エンジニアリング)の分野で名をはせる13歳の少年魔術師です。
一族の教育方針の影響で人間に興味を持たず、代わりにゴーレムに関心を示す性格に育ち、ゴーレムの大家である「黒のキャスター」を「先生」と呼びます。
声は加藤英美里さんが担当しています。
六導玲霞
(出典:#18)
六導玲霞は「黒のアサシン」の「マスター」で、23歳の娼婦です。一般人で魔術師の世界とは関係がありませんでしたが、「黒のアサシン」の本来の「マスター」に召喚の生贄として利用されかけますが、「黒のアサシン」の意思によって「マスター」に選ばれました。
自分を救ってくれた「黒のアサシン」の願いを叶えるために「聖杯大戦」に参加します。
声は中原麻衣さんが担当しています。
獅子劫界離
(出典:#3)
獅子劫界離は「赤のセイバー」の「マスター」で、32歳の死霊魔術師です。フリーランスの魔術師で、「魔術協会」のロッコ・ベルフェバンが「聖杯大戦」に参加させるために雇いました。
顔に傷痕、サングラス、筋骨隆々の巨漢といった威圧的な外見に反してフランクな人柄です。
七代続く死霊魔術師一族の後継者ですが、先祖が交わした契約の代価により子供が作れない身体となっており、この呪いの除去を「聖杯」に願うため「聖杯大戦」に参加しました。
声は乃村健次さんが担当しています。
シロウ・コトミネ
(出典:YouTube)
シロウ・コトミネは「赤のアサシン」の「マスター」で、シギショアラの山上教会を拠点とする「聖杯大戦」の監督役の若き神父です。
自らの理想と野望を叶えるため暗躍し、「聖杯大戦」開始直後より獅子劫界離を除く赤の「マスター」を懐柔しており、彼らの「サーヴァント」を事実上支配下に置いています。
声は内山昂輝さんが担当しています。
ジーン・ラム
(出典:Twitter)
ジーン・ラムは「赤のキャスター」の「マスター」です。
「魔術協会」の要請で「聖杯大戦」に参加しましたが、物語開始時点でシロウの奸計によって精神を侵され「サーヴァント」を奪われてしまっているため作中でほとんど登場しません。
フィーンド・ヴォル・センベルン
(出典:Twitter)
フィーンド・ヴォル・センベルンは「赤のランサー」の「マスター」です。
「魔術協会」の要請で「聖杯大戦」に参加しましたが、物語開始時点でシロウの奸計によって精神を侵され「サーヴァント」を奪われてしまっているため作中でほとんど登場しません。
ロットウェル・ベルジンスキー
(出典:Twitter)
ロットウェル・ベルジンスキーは「赤のアーチャー」の「マスター」です。
「魔術協会」の要請で「聖杯大戦」に参加しましたが、物語開始時点でシロウの奸計によって精神を侵され「サーヴァント」を奪われてしまっているため作中でほとんど登場しません。
ペンテル兄弟
(出典:Twitter)
ペンテル兄弟は「赤のバーサーカー」と「赤のライダー」の「マスター」です。
「魔術協会」の要請で「聖杯大戦」に参加しましたが、物語開始時点でシロウの奸計によって精神を侵され「サーヴァント」を奪われてしまっているため作中でほとんど登場しません。
サーヴァント
「黒の陣営」と「赤の陣営」の14騎と、その他の「サーヴァント」をそれぞれの「宝具」(いわゆる必殺技のようなもの)と合わせて紹介します。
<黒のサーヴァント>
「黒の陣営」の7騎の「サーヴァント」を紹介します。
ジークフリート
(出典:#10)
ジークフリートは「黒のセイバー」で、ニーベルンゲンの歌に登場する大英雄です。外見は胸元と背中が開いた鎧に身を包み、大剣を携えた長身の騎士です。伝承通り背中が弱点となっており、正体を隠すためにゴルドによって普段は喋ることを禁じられています。
声は諏訪部順一さんが担当しています。
幻想大剣・天魔失墜(バルムンク)
幻想大剣・天魔失墜(バルムンク)はジークフリートの「宝具」で、竜殺しの特性を持つ大剣です。聖剣と魔剣の両方に属し、竜の因子を持つ者にはより効果を発揮します。
ヴラド三世
(出典:Twitter)
ヴラド三世は「黒のランサー」で、15世紀ワラキア公国の君主です。
「聖杯大戦」の舞台が元々彼の領地のルーマニアであることに関係し戦闘能力が破格のものとなっており、「黒の陣営」においてリーダー的存在となります。
吸血鬼ドラキュラのモデルとなった「串刺し公」ヴラド・ツェペシュとしての伝承を忌み嫌い、聖杯によってこの汚名をそそぐことを目的としています。
声は置鮎龍太郎さんが担当しています。
極刑王(カズィクル・ベイ)
極刑王(カズィクル・ベイ)はヴラド三世の「宝具」で、大地から大量の杭を出現させ、敵を串刺しにします。
ケイローン
(出典:#8)
ケイローンは「黒のアーチャー」で、ギリシャ神話に登場するケンタウロスの大賢者です。
外見は礼儀正しい好青年で、ケンタウロスですが正体を隠すために人の姿で召喚されています。「黒の陣営」では参謀役を務め、自身の「マスター」であるフィオレとは良好な関係を築けています。
声は武内駿輔さんが担当しています。
天蠍一射(アンタレス・スナイプ)
天蠍一射(アンタレス・スナイプ)はケイローンの「宝具」で、一度弓を射た後に矢が流星となって降り注ぐ時間差攻撃です。
ケイローンが射手座のモデルになった逸話に由来します。
アストルフォ
(出典:#19)
アストルフォは「黒のライダー」で、シャルルマーニュ十二勇士の一人です。
外見は少女騎士にしか見えない、いわゆる"男の娘"です。「理性が蒸発している」と言われるように能天気で自由気ままに行動しますが、騎士らしく助けを求める者は決して見捨てない善良な人柄です。
声は大久保瑠美さんが担当しています。
この世ならざる幻馬(ヒポグリフ)
この世ならざる幻馬(ヒポグリフ)はアストルフォの「宝具」で、前半身が鷲、後半身が馬の幻獣です。
フランケンシュタイン
(出典:#2)
フランケンシュタインは「黒のバーサーカー」で、ヴィクター・フランケンシュタイン博士の創造した人造人間です。従って正確には"フランケンシュタインの怪物"などと呼ぶべきですが、現実と同様に"フランケンシュタイン"で通用しています。
外見は白いドレスを着た少女で、言語能力は失われているものの理性はあり、単純な意思疎通は可能です。
「聖杯」への願いは伝承と同様に"自分と同じ存在の伴侶を得ること"です。
声は野中藍さんが担当しています。
磔刑の雷樹(ブラステッド・ツリー)
磔刑の雷樹(ブラステッド・ツリー)はフランケンシュタインの「宝具」で、聳え立つ大樹のように見える放電です。
アヴィケブロン
(出典:公式サイト)
アヴィケブロンは「黒のキャスター」で、11世紀スペインの哲学者ソロモン・イブン・ガビーロールです。
外見は青いマントと仮面で身を隠しています。偏屈な厭世家で、必要以上の言葉は一切喋りません。
ゴーレムを極めた魔術師で、「聖杯大戦」では拠点でゴーレムの量産を行います。
声は宮本充さんが担当しています。
王冠 - 叡智の光(ゴーレム・ケテルマルクト)
王冠 - 叡智の光(ゴーレム・ケテルマルクト)はアヴィケブロンの「宝具」で、受難の民族を楽園に導く王にして守護者であり救世主となる至高のゴーレムです。
生前叶わなかったその完成こそがアヴィケブロンの目的です。
ジャック・ザ・リッパー
(出典:#16)
ジャック・ザ・リッパーは「黒のアサシン」で、19世紀イギリスで起きた連続猟奇殺人事件の犯人として有名ですが、『Fate/Apocrypha』ではロンドンで虐げられ、あるいは堕胎された子供たちの怨霊の集合体とされています。
外見は黒い水着のような格好の幼い少女で、胎内回帰願望を強く持っています。
声は丹下桜さんが担当しています。
解体聖母(マリア・ザ・リッパー)
解体聖母(マリア・ザ・リッパー)はジャック・ザ・リッパーの「宝具」で、「夜である」「霧が出ている」「対象が女性である」の三つの条件を揃えると、相手を強制的に解体された死体とする呪いです。
<赤のサーヴァント>
「赤の陣営」の7騎の「サーヴァント」を紹介します。
モードレッド
(出典:#1)
モードレッドは「赤のセイバー」で、円卓の騎士の一人でありながら父であるアーサー王に反旗を翻した叛逆の騎士です。
外見は重厚な全身鎧を纏った仮面の騎士で、仮面の下の素顔は粗野な雰囲気の金髪の少女です。気性が荒く傲岸不遜ですが、民草を巻き込むことを良しとしない高潔さも持ち合わせています。
自分こそが王に相応しかったと証明するため、アーサー王が抜いたとされる選定の剣に挑戦させて欲しいという願いを抱いて「聖杯大戦」に参加しました。
声は沢城みゆきさんが担当しています。
我が麗しき父への叛逆(クラレント・ブラッドアーサー)
我が麗しき父への叛逆(クラレント・ブラッドアーサー)はモードレッドの「宝具」で、アーサー王から簒奪した白銀の宝剣から赤い稲妻を放ちます。
セミラミス
(出典:Twitter)
セミラミスは「赤のアサシン」で、紀元前800年頃のアッシリアの女帝です。
外見は黒いドレスを纏った退廃的な美女で、シロウと共に互いの大望を果たすために暗躍します。
声は真堂圭さんが担当しています。
虚栄の空中庭園(ハンギングガーデンズ・オブ・バビロン)
虚栄の空中庭園(ハンギングガーデンズ・オブ・バビロン)はセミラミスの「宝具」で、セミラミスが生きていた土地(イラクのバグダット周辺)の木材、石材、鉱物、植物、水などを材料とする巨大な空中要塞です。
作中では「赤の陣営」の拠点となりました。
ウィリアム・シェイクスピア
(出典:Twitter)
ウィリアム・シェイクスピアは「赤のキャスター」で、16世紀のイギリスの劇作家です。
外見は中世ヨーロッパ風の伊達男で、自作品の台詞を引用し、芝居掛った言動をします。
最高の"物語"を目撃することを目的とし、そのためなら善悪も敵味方も関係なく行動を起こすトラブルメーカーです。
声は稲田徹さんが担当しています。
開演の刻は来たれり、此処に万雷の喝采を(ファースト・フォリオ)
開演の刻は来たれり、此処に万雷の喝采を(ファースト・フォリオ)はシェイクスピアの「宝具」で、対象者を自作劇の登場人物に仕立て上げ、その上で対象者が内側に抱えているトラウマを暴き出し、弾劾することで心を折る精神攻撃です。
カルナ
(出典:#3)
カルナは「赤のランサー」で、インドの叙事詩「マハーバーラタ」に登場する大英雄です。
外見は黄金の鎧をまとう青年で、「赤の陣営」最強の「サーヴァント」です。
誇り高い性格で、シロウ麾下の「サーヴァント」達の中では唯一本来の「マスター」の身を案じています。
声は遊佐浩二さんが担当しています。
日輪よ、死に随え(ヴァサヴィ・シャクティ)
日輪よ、死に随え(ヴァサヴィ・シャクティ)はカルナの「宝具」で、黄金の鎧と引き換えに現れる、雷光でできた光槍です。
アキレウス
(出典:Twitter)
アキレウスは「赤のライダー」で、ギリシャ神話に登場する大英雄です。
外見は陽気で荒々しい青年で、伝承通り踵以外は不死の体となっています。
同様にギリシャ神話に登場し、自身を育ててくれた「黒のアーチャー」とは強い因縁があります。また、同じくギリシャ神話出身の「赤のアーチャー」を「姐さん」と呼んで慕っています。
声は古川慎さんが担当しています。
疾風怒濤の不死戦車(トロイアス・トラゴーイディア)
疾風怒濤の不死戦車(トロイアス・トラゴーイディア)はアキレウスの「宝具」で、三頭の馬「クサントス」、「バリオス」、「ペーダソス」が牽引する戦車です。
アタランテ
(出典:#11)
アタランテは「赤のアーチャー」で、ギリシャ神話に登場する狩人です。
外見は緑の衣装をまとった野性味(尻尾とケモ耳)ある少女で、報われない子供達は救われるべきだと考えています。
声は早見沙織さんが担当しています。
訴状の矢文(ポイボス・カタストロフェ)
訴状の矢文(ポイボス・カタストロフェ)はアタランテの「宝具」で、天に向けて矢を放ち神の加護を得る事で、空から大量の矢の雨を降らせます。
スパルタクス
(出典:4gamer)
スパルタクスは「赤のバーサーカー」で、共和政ローマ期トラキアの剣闘士です。
外見は全身に数え切れないほどの傷跡を持つ筋骨隆々の大男です。
圧政者に立ち向かうことだけを行動原理としており、一見言葉を介して意思疎通ができるように見えてまったくコミュニケーションが成立しない狂人です。
声は鶴岡聡さんが担当しています。
疵獣の咆吼(クライング・ウォーモンガー)
疵獣の咆吼(クライング・ウォーモンガー)はスパルタクスの「宝具」で、傷つけられれば傷つけられるほど強くなる能力です。
<その他のサーヴァント>
「黒の陣営」と「赤の陣営」のどちらにも属さない「サーヴァント」を紹介します。
ジャンヌ・ダルク
(出典:#23)
ジャンヌ・ダルクは15世紀フランスでオルレアンの乙女と呼ばれる英雄で、『Fate/Apocrypha』では「聖杯大戦」の審判役として召喚された15騎目の「サーヴァント」で、8番目のクラス「ルーラー」です。
通常とは異なり、フランス人の女学生レティシアに憑依する形で召喚されました。
当初から「聖杯大戦」に言い知れぬ違和感のようなものを感じ、調停者として中立の立場を貫きながらも裏で渦巻く陰謀を見定めようとします。
声は坂本真綾さんが担当しています。
我が神はここにありて(リュミノジテ・エテルネッル)
我が神はここにありて(リュミノジテ・エテルネッル)はジャンヌ・ダルクの「宝具」で、生前彼女が戦場で常に先陣を切って走りながら掲げ、付き従う兵士達を鼓舞した旗です。聖なる守りの結界を展開し、あらゆる種別の攻撃から味方を守護します。
ジル・ド・レェ
(出典:#23)
ジル・ド・レェは15世紀フランスの陸軍元帥で、『Fate/Apocrypha』では「赤のキャスター」の「宝具」によってジャンヌ・ダルクの心を折るための劇団員として召喚されました。
声は鶴岡聡さんが担当しています。
その他のキャラクター
その他のキャラクターを紹介します。
ジーク
(出典:#16)
ジークは『Fate/Apocrypha』の主人公で、「ユグドミレニア家」によって創造されたホムンクルス(人造人間)です。「聖杯大戦」における「サーヴァント」の「宝具」や治療、魔術行使などで消費する魔力を肩代わりする燃料タンクのような用途のために造られました。
奇跡的に自我に目覚めた彼は、消費されて死ぬだけの運命に恐怖して生き延びるために自らの意思で逃亡し、しかし結局「聖杯大戦」と深く関わっていくことになります。
声は花江夏樹さんが担当しています。
レティシア
(出典:fandom)
レティシアはジャンヌ・ダルクが憑依しているフランスの一般人女学生です。
感受性が強く信仰心に篤い少女で、やや男性恐怖症気味です。
あまり表層に出てくることはないもののジャンヌ・ダルクとは意識を通じているらしく、作中では時折彼女の心情が描写されます。
声は坂本真綾さんが担当しています。
トゥール
(出典:Twitter)
トゥールはジークと同じく「ユグドミレニア家」によって創造された戦闘用のホムンクルスです。ホムンクルス達の中ではリーダー格の少女です。
声は寿美菜子さんが担当しています。
ロッコ・ベルフェバン
(出典:#1)
ロッコ・ベルフェバンは「魔術協会」において「聖杯大戦」対策の中心人物で、獅子劫界離を雇って派遣しました。
声は麻生智久さんが担当しています。
【ネタバレ】Fate/Apocrypha(アポクリファ)の最後は?
『Fate/Apocrypha』の最後はどうなるのでしょうか。ここだけネタバレを配慮せずに紹介します。
「聖杯大戦」で最後に勝ち残ったのはシロウ・コトミネを倒したジークでした。しかし、「聖杯」はすでにシロウの願いを叶えるべく起動していました。
シロウの願いは全人類の救済でしたが、その方法は全人類を不老不死にするというものでした。それは人類を死と苦痛から解放すると同時に生への執着も失わせてただ生きているだけの生命体へと変えてしまうことを意味します。
「黒のセイバー」から譲り受けた心臓を酷使した代償として竜に変化したジークは、竜の住む世界の裏側へ「聖杯」と共に消えることで人間の世界をシロウの願いから守りました。
フィオレの最期
フィオレは、「聖杯大戦」終結後は魔術師としての生き方を捨て、一般人としてルーマニアを去りました。
フィオレは内面的な部分で魔術師の世界に向いておらず、「黒のアサシン」戦後にはカウレスにフォルヴェッジ家当主の資格を譲り渡しています。
セミラミスの最期
セミラミスは「赤のセイバー」との戦いで致命傷を負いました。
消滅するまでのわずかな時間はシロウのために動き、シロウの最期を看取った後、自身も消滅しました。
獅子劫界離の最期は死亡?
獅子劫界離は、最終決戦で「赤のアサシン」によって毒を浴びて死を悟りました。
「赤のアサシン」に致命傷を与えて彼の元に戻ってきた「赤のセイバー」と煙草を吸いながら、これまでの人生と戦い、夢を語らい、共に息を引き取りました。
まとめ
ここまで『Fate/Apocrypha』の作品概要やキャラクターを紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?小説、アニメ、漫画とメディアミックス展開されていますので、ぜひお好きな媒体でチェックしてみてください。
本編は完結済みですが、スマートフォン向けゲーム『Fate/Grand Order』や今後出てくるであろうFateシリーズ作品にも『Fate/Apocrypha』のキャラクターは時折登場し、新たな一面を見せてくれることも期待できるので、これからのFateシリーズ全体の展開も見逃せません。