【リゼロ】リューズ・メイエルの複製体や正体!オメガ/スピンクス【アニメ聖域編】
(出典:Twitter)

リューズ・メイエルは、Re:ゼロから始める異世界生活のアニメ2期の聖域編、原作では第四章『永遠の契約』から登場する幼い見た目のハーフエルフです。そんなリューズ・メイエルには代表的な4人の複製体が存在しています。リューズ・メイエルの過去や4人の複製体の正体が、聖域編では大きな鍵になっているのです。そのため本記事では、そんなリューズ・メイエルや複製体について、魅力やスバルとの関係、過去や聖域が作られた理由を踏まえながら解説していきます。

【リゼロ】リューズ・メイエルとは

リゼロ リューズ・メイエル
(出典:Twitter)

リューズ・メイエルとは、ピンク色の長い髪にぶかぶかのローブを身にまとっている、美しい顔立ちのハーフエルフです。

Re:ゼロから始める異世界生活

Re:ゼロから始める異世界生活は「リゼロ」と略され、長月達平著者の原作は第7章24『傲岸不遜』まで”小説家になろう”というサイトで投稿されています。アニメでは第2期50話『月下、出鱈目なステップ』まで配信されている、ダーク・ファンタジーです。

リゼロは以下の記事で解説しています。

聖域編

聖域編はアニメ2期(原作では、第4章『永遠の契約』)からの内容で、クレマルディの迷い森に存在する亜人族の村を聖域と呼び、ここを舞台に『墓所の試練』『大兎』『ロズワール邸襲撃』などを軸にストーリーが展開されています。

身長

身長
(出典:Twitter)

リューズ・メイエルの身長は明記されていません。しかし、身長140㎝のベアトリスと並んだ時ほぼ同じだったため、だいたい140㎝くらいと言えるでしょう。

魔女なのか

リューズ・メイエルは魔女ではありません。400年前に強欲の魔女エキドナと関わりがありますが、リューズ・メイエル自身はただのハーフエルフです。しかし、スバル達が聖域を解放した後、強欲の魔女エキドナが復活する際の器にされ、『リューズ・オメガ』という名の新たな魔女となります。このリューズ・オメガについては後ほど詳しく説明していきます。

強さ

強さ
(出典:2期#35)

リューズ・メイエルの強さは、さほど強くないようです。ほとんど戦闘に参加することはなく、唯一見られた戦闘シーンは、中身のない複製体たち21体が嫉妬の魔女サテラに向かって特攻を仕掛ける、アニメ2期第35話『地獄なら知っている』だけ。ただ、それも体を爆発させて攻撃しているだけなので、サテラには1㎜も効いていませんでした。また、アニメ第45話『聖域の始まりと、崩壊の始まり』で、400年前の聖域に憂鬱の魔神ヘクトールが襲撃してきた時、家の中に頭を抱えて身を隠していることからも、強くはないと言えるでしょう。

声優

田中あいみ
(出典:公式Twitter)

リューズの声優は、田中あいみさんです。1992年4月28日生まれの29歳で81プロデュースに所属しており、第10回声優アワード新人女優賞を受賞しています。声の使い分けが絶妙で、演技力の高さが魅力の声優です。
そんな田中あいみさんの出演作は
・『干物妹!うまるちゃん』土間うまる
・『UTOPA』クイ
・『トロピカル~ジュ!プリキュア』くるるん
・『蜘蛛ですが、なにか?』ユーリーン・ウレン/長谷部結花
・『のんのんびより のんすとっぷ』篠田あかね
・『曇天に笑う』ゲロ吉
・『山田くんと7人の魔女』えり
・『超能力者 斉木楠雄のΨ難』斉木楠雄(幼少期)
などがあります。

また、2019年にはミニアルバム『コバルト』でアーティストデビューをしています。2016年にレーベルから声がかかっていたようですが、作詞やコンセプトの話し合いを2年重ねて、統一性のある爽やかなロック色の強い楽曲を選び抜き、このアルバムを作ったようです。

聖域の触媒になったリューズ・メイエル

リューズメイエル 聖域
(出典:2期#10)

アニメ1期の終盤、魔女教の襲撃からロズワールとラム筆頭にアーラム村の人々は『聖域』に避難していました。その魔女教襲撃が終息し、スバルは村に帰って来ていない聖域に向かった皆を迎えに行きます。そこで聖域の長老『リューズ』に出会うのです。
リューズは複製体、つまりクローンであり、数体存在しています。そのリューズ達複製体の元になった人物の名前が、リューズ・メイエルです。
そして、リューズ・メイエル本体は、400年前から聖域の結界の核として水晶体の中で眠りについています。

水晶体(クリスタル)

リューズ・メイエル 水晶体
(出典:Instagram)

水晶体(クリスタル)は400年前に強欲の魔女エキドナが作った、聖域の結界を作るための装置です。この結界は亜人族が出入りする事ができないという結界で、リューズ・メイエルはその結界を作り出すのに必要な『オド』の持ち主でした。『オド』とは魂そのもののことで、リューズ・メイエルの魂が結界の核として一致したと言うことです。
また、水晶体は結界の核になる以外に、意思や言語を持たないリューズの複製体を産む仕組みも有しています。

聖域の代表はリューズ・ビルマ

リューズ・ビルマ
(出典:2期#32)

リューズ・ビルマは聖域の代表で、アニメ2期第30話『踏み出した一歩』で初登場します。
リューズ・メイエルを元に、400年前最初に複製された4人のリューズのうちの1人がリューズ・ビルマです。
また、スバルの前に初めて現れる”リューズ”がビルマでした。
ガーフィールのことを「ガー坊」と呼び、フレデリカや2人の母とも古い付き合いを持っており、ガーフィールの祖母とも言える人物です。

フレデリカは以下の記事で解説しています。

正体はリューズの複製体(クローン)

複製体
(出典:Twitter)

リューズ・ビルマの正体は、400年前に強欲の魔女エキドナによって作られた、リューズ・メイエルの複製体、つまりクローンです。ただ、人格や個性は400年の月日を得て獲得しているため、まったくの別人と言えるでしょう。

エキドナは以下の記事で解説しています。

目的

リューズ・ビルマが作られた目的は、エキドナが滅ぼされた後も増え続けていくリューズの複製体の管理と、聖域の維持です。400年前に作られたのはビルマだけではなく、デルマ、アルマ、シーマの4体います。1体では活動限界があるため、交代制で聖域を管理しているようです。

【リゼロ】リューズのかわいい魅力4選

見た目の若さと実年齢のギャップからスバルに「ロリババア」と言われたリューズ。そんなリューズのかわいい魅力を4つ紹介します。

魅力1.見た目とのギャップ


(出典:livedoor Blog)

リューズの魅力は、まずなんといっても見た目とのギャップでしょう。あんなに可愛らしい12歳ほどの見た目なのに、自分の事を「わし」と言い、言葉の節々に「~じゃ」という言葉を使い、まるでおばあちゃんのような口調をしています。
そのうえ、リューズ・ビルマに関してはお茶を飲むのが好きという渋い趣味を持っているのです。
あんな可愛い容姿におばあちゃんの中身なんて、守ってあげたくなる可愛さですよね。

魅力2.物静かな性格


(出典:2期#45)

リューズ・メイエルは常に謙虚で、物静かな性格をしています。400年前のエキドナやベアトリス、ロズワールに対して常に敬語で接しており、感謝の気持ちを持っています。アニメ2期第45話『聖域の始まりと、崩壊の始まり』で、その感謝の気持ちの現れから、聖域の結界の核に身を投じることを志願しています。
大変健気で、愛おしく感じますよね。

魅力3.リューズ・メイエルとベアトリスの友情


(出典:Twitter)

リューズ・メイエルはベアトリスの初めての友達です。400年前の未完成な聖域で、初めて2人が出会ってから、リューズとベアトリスは常に一緒に過ごしていました。洗濯物を一緒に畳んだり、お茶をしたりしていたようです。リューズにベアトリスが読み書きを教える約束もしていました。最後には、ベアトリスの事を「ベティ」と愛称で呼ぶほど深い仲になっています。
そんな二人の別れが描かれたアニメ2期第45話『聖域の始まりと、崩壊の始まり』は涙を誘い、リューズ・メイエルの魅力が多く詰まった回と言えますよ。

魅力4.孫を想う祖母の一面


(出典:pixiv)

リューズはガーフィールの祖母のような存在です。ガーフィールを「ガー坊」と呼び、ガーフィールの母が出て行った時に、ガーフィールと姉フレデリカの2人を託されています。一番ガーフィールの心情を理解しているのは、ガーフィールと過去を墓所で共有したリューズ・シーマですが、ガーフィールのことを孫のように想い可愛がっているのは、ビルマ、デルマ、アルマも同じです。
アニメ2期第39話『STRAIGHT BET』でスバルにガーフィールとシーマの事を教えるシーンや、アニメ2期第41話『クウェインの石は一人じゃ上がらない』でガーフィールが墓所で自分の過去と向き合った後のシーンから、リューズ達がガーフィールを想い、心配していることが分かります。
あんなに荒々しいけど中身16歳のガーフィールを心から心配しているリューズ達を見ていると、いつも自分の事を想い心配してくれる家族と重なって、なんだかホッコリしますね。

【リゼロ】リューズとスバルの関係

リューズとスバルの関係は、”強欲の使徒”が大きく関わってきます。その説明も含めて、2人の関係を説明・考察していきます。

スバルは強欲の使徒


(出典:2期#35)

スバルは強欲の使徒であり、強欲の魔女エキドナに産み出されたリューズはスバルの命令には逆らえません。
強欲の使徒とは、リューズ達複製体を操ることができる資格を持つ者のことです。資格の取得には、魔女の一部を取り込む必要があります。スバルは墓所で、魔女の茶会に招かれ”ドナ茶”と言われる、エキドナの体液を飲んでおり、知らない間にリューズ達複製体を操る資格をもらっていました。
リューズの複製体達はエキドナとの契約で、強欲の使徒の言葉には逆らえないようにされています。

リューズはスバルの味方になる


(出典:2期#39)

リューズ達複製体全員、最終的にスバルの味方になるようです。
最初に作られた複製体4人のリューズ達は、さまざまな情報をスバルに教え、聖域解放の手助けをしてくれています。
聖域の解放反対派で、作中スバルを監視し監禁までするリューズ・シーマも、最終的にはリューズ・メイエルの記憶をスバルに教えていることから、味方になったと言えるでしょう。
スバルが強欲の使徒で、リューズ達は逆らえないということが味方になった要因とも言えます。しかし、アニメ2期第39話『STRAIGHT BET』で「指揮権頼りにはしたくない」と言っており、スバルは使徒の権限を使うことはなく、常に話し合いでリューズ達に協力を求めていました。
そのスバルの姿勢がリューズ達の好意に繋がり、味方をしてもらえるようになったと言えるのではないでしょうか。また、スバルのガーフィールへの仲良くなりたいという前向きな気持ちが、孫として可愛がっているリューズ達に響き、協力してくれるようになったと考察しています。

【アニメ】リューズの名言・名シーン

ここでは、リューズの名言や名シーンを4つ紹介していきます。

「これはわしの趣味じゃ。長生きの間に獲得した、個性の一種じゃよ。」

これはわしの趣味じゃ。長生きの間に獲得した、個性の一種じゃよ。
(出典:2期#35)

アニメ2期第35話『地獄なら知っている』で、リューズ・ビルマが生きるのに資源を必要としないと言いつつ、お茶を飲むシーン。
役割と知識だけ植え付けられて、個性を持たない複製体として産み出されたビルマですが、自らの意思で個性を見いだしたことを、喜び少し自慢げに話していて、印象的な名シーンだと思いました。

「同じ顔でそう言われると、自分がボケたように思えてきておっかないのぉ。」

同じ顔でそう言われると、自分がボケたように思えてきておっかないのぉ。
(出典:2期#43)

アニメ2期第43話『平家星の笑った日』デルマに支えながらシーマが400年前のリューズ・メイエルの過去を語るシーン。
スバルも言っていますが、本当にクローンのブラックジョークのようで、面白い名言と言えるのではないでしょうか。

「私はエキドナ様やロズワール様に救われました。誰にさげすまれず、疎まれることもない生活を送れて幸せでした。その時間の恩返しができるなら、私の生きた意味は、そこにあるのだと思うのです。」

私はエキドナ様やロズワール様に救われました。
(出典:2期#45)

アニメ2期第45話『聖域の始まりと、崩壊の始まり』で400年前、結界を完成させるために、自ら身を投じることをエキドナとロズワールに宣言したシーン。
リューズ・メイエルが、迫害を受けていた過去から助けてもらった感謝の気持ちを伝え、エキドナ達のために自ら犠牲になる、健気さが胸をえぐられる名言だと思います。

「さよなら、ベティ」

さよなら、ベティ
(出典:2期#45)

アニメ2期第45話『聖域の始まりと、崩壊の始まり』リューズ・メイエルが水晶体に吸い込まれるシーン。
それまで「ベアトリス様」と呼んでいたリューズが、初めて「ベティ」と愛称で呼び、2人の友情が明確になっています。リューズの一番の感動名場面と言えるのではないでしょうか。

エキドナは不老不死のために複製体を作った

強欲の魔女エキドナがリューズの複製体を作った目的は、『魂の転写』つまり不老不死のためです。その実験をするために400年前に聖域は作られ、エキドナは自分の記憶や知識、人格を移す器として、リューズ・メイエルの複製体を作りだしていました。

リューズ・ビルマ

リューズ・ビルマ
(出典:2期#35)
リューズ・ビルマは初めてスバルの目に現れた複製体で、スバルにリューズ・メイエルと複製体のこと、聖域が作られた目的を教えた人物です。アニメ2期第35話『地獄なら知っている』で、エキドナの目論みや複製体に命令できる指揮権についての話もしています。
また、お茶を飲むことが趣味のようです。

リューズ・デルマ

リューズ・デルマ
(出典:2期#49)
リューズ・デルマは、ガーフィールがもう一度試練に挑んで戻った際に登場しているようです。名乗っている描写はありませんが、交代で聖域の管理をしていて1日目にビルマ、2日目にアルマが登場していることから、大兎が出現するこの3日目に、3人目のデルマが登場していると言えるのではないでしょうか。
また、デルマはビルマ、アルマ、シーマに比べて、しよらしく涙もろい印象を受けました。アニメ2期第41話『クウェインの石は一人じゃ上がらない』から第50話『月下、出鱈目なステップ』の大兎討伐までは同日の出来事を描かれており、ガーフィールとの会話やシーマとの最後の会話で涙ぐむシーンが見られます。

リューズ・アルマ

リューズ・アルマ
(出典:2期#39)
リューズ・アルマは、リューズ・シーマに関してスバルに教えてくれた人物です。シーマ以外の最初の複製体3人は、聖域の解放に賛成しています。それを知らなかったスバルは、アニメ2期第39話『STRAIGHT BET』でアルマから、ガーフィールの過去やシーマについて聞かせられるのです。

リューズ・シーマ

リューズ・シーマ
(出典:2期#32)
リューズ・シーマは聖域の管理者の権限を失っており、複製体の中で唯一リューズ・メイエルの過去を知っている人物です。それはガーフィールが幼い頃試練に入った際、出てこないガーフィールを助けるために”墓所の中には入らない”というエキドナとの契約を破り、墓所に入ったことが原因です。

リューズの過去を知ったことにより、聖域の解放がリューズの願いを踏みにじることになると考えたシーマは、ガーフィールと共に聖域解放に反対するようになります。
そのため、聖域を開放しようとするスバルを監視し、アニメ2期第32話『ユージン』でガーフィールに監禁させています。

リューズの過去と聖域が作られた理由

リューズ・ビルマの話によると、聖域が作られたのは”エキドナが不老不死を手に入れるため実験場”でしたが、本当の理由は別にあったようです。その理由を、リューズ・メイエルの400年前の過去を踏まえて解説していきます。

過去


(出典:2期#45)

リューズ・メイエルは過去に、ハーフエルフだったため混血の亜人として迫害を受けていました。そんなとき、混血の亜人だけの村、聖域を作っていた強欲の魔女エキドナに出会い身を寄せ、ただの村娘として集落で平和に暮らすようになります。
そこでベアトリスと初代ロズワールと出会い、ベアトリスとリューズは友達と呼べるほど心を通われる仲になるのです。
しかし、そんな平和な日常がある人物の登場で崩れてしまいます。

聖域が作られた理由


(出典:2期#45)

聖域が作られた本当の理由は、憂鬱の魔神ヘクトールから逃れるためでした。理由は明記されていませんが、エキドナは元々ヘクトールに狙われていたようで、ヘクトールから逃げるために聖域を作っていました。

しかし、ヘクトールが襲撃してきた時は、まだ聖域の結界が完成していませんでした。リューズは、ベアトリスに結界の核に自分がなれることを聞いていたため、平和な暮らしを与えてくれたエキドナ達に恩返しがしたいと、自ら核になることを志願します。
志願したことを知らないベアトリスに水晶体の場所まで案内してもらい、リューズは別れを告げて水晶体の中に消えていきました。

アニメ2期第45話『聖域の始まりと、崩壊の始まり』最後のリューズとベアトリスの別れは切なく、2人の友情を深く涙を誘うシーンでしょう。

リューズと似ているスピンクスは失敗作?

スピンクス
(出典:Twitter)
外伝小説『剣鬼恋華』で約50年前の亜人戦争に登場するスピンクスは、人格が破綻した失敗作の複製体です。

強欲の魔女エキドナの魂の量を器となる複製体が受け止めきれず、失敗作のスピンクスを産み出しました。スピンクスは魔女と言われていますが、魔女因子の権能などは使わず、死者を操る技を使います。
リゼロでの魔女の定義は、7大魔女がもつ因子に適合した者を指します。スピンクスに関しては半端ではありますが、強欲の魔女エキドナの魂が入っているため、魔女因子の権能がなかったとしても魔女と言えるようです。

スピンクス
(出典:はてなブログ)

ただ、この実験に関わっていた2代目ロズワール・J・メイザースは、エキドナに対すする好意もあったために、スピンクスを魔女とは認めず討伐に動きました。
2代目ロズワールらに追い込まれるスピンクスですが、トドメは刺されていないようで今後本編でも登場する可能性があるのではないでしょうか。

【ネタバレ】リューズの最後・オメガとは?

最初に少し触れましたが、リューズ・メイエルは強欲の魔女エキドナが復活する際の器にされ、『リューズ・オメガ』という名の新たな魔女になっています。

リューズの最後

最後
(出典:2期#49)

水晶体の中のリューズ・メイエルの最後は、シーマの体を乗っ取った強欲の魔女エキドナと共に消えています。シーマは聖域の管理者であるビルマ、デルマ、アルマが欠けることがないように、自分と共に聖域の核になっている水晶体のリューズの役目を終わらせるのです。
しかし、この時すでにシーマの体はエキドナによって乗っ取られており、水晶体のリューズを持ち去ったのは役目を終わらせるためなのではなく、自分の完全復活のためでした。
エキドナはシーマが墓所に立ち入った時に魂の一部をシーマに植え付けており、時間をかけてシーマの体を乗っ取ることに成功していたようです。アニメ第49話「俺を選べ」でシーマがエキドナの声で話すシーンから、乗っ取られていることは間違いないでしょう。

リューズ・オメガ

リューズ・オメガ
(出典:Twitter)

リューズ・オメガはエキドナがリューズの体を使い、現実世界に完全復活して名乗った名前です。“最後のリューズ”という意味で、エキドナがスバルの記憶からとった名前とのことでした。
シーマの体を乗っ取ったエキドナでしたが、複製体の体では不完全のままだったため、シーマと魂の形が同じ本物の肉体を持つリューズに魂を移したようです。
オメガに関しては、リゼロの書籍特典SSやコミックアライブ外伝で掲載された『魔女のアフターティーパーティ』『魔女のアフターティーパーティ/魔女の条件』で語られています。
魔女オメガの登場は、今後の原作の展開で大きな影響があるでしょう。

まとめ

本記事では、リューズ・メイエルの過去やビルマ、デルマ、アルマ、シーマ達が作られた目的、聖域の作られた理由を踏まえながら、約50年前に現れた魔女スピンクスやエキドナが現実世界に復活したリューズ・オメガについて解説してきました。リューズ・オメガとして復活したエキドナが、今度どうスバル達に関わってくるのか大変気になるところですね。
もしこの記事で、リューズ・メイエルの魅力や『Re:ゼロから始める異世界生活』の世界観の深さを感じていただけたなら、是非アニメや小説でこの作品に触れてみてください。

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