セレニケはペロニケおばさん?最期や沙条との関係・ユグドミレニア家【fate】
(出典:Twitter)

Fateシリーズに登場するセレニケ・アイスコル・ユグドミレニアは、通称「ペロニケ」と呼ばれています。何故彼女は「ペロニケ」と呼ばれているのでしょうか?それには彼女の性格・能力、「Fate/Apocrypha」での役割やサーヴァントとの関係などについて詳しく知る必要があります。また、作中での最後を迎える場面があり、他の作品との関係性もある様なのでその点も踏まえながら本記事では、セレニケ・アイスコル・ユグドミレニアについて詳しく解説していきます。

【Fate/Apocrypha】セレニケ・アイスコル・ユグドミレニアとは

FateApocrypha セレニケ・アイスコル・ユグドミレニア
(出典:#1)

セレニケ・アイスコル・ユグドミレニアは、小説が原作になっている「Fate/Apocrypha」に登場する人物です。魔術師の一族であるユグドミレニアの一員ですが、かなり人間としてヤバいと言われている人物として有名です。
少し過激な内容も含まれていますが、何故彼女がヤバいと言われてしまっているのか彼女の人物像を明らかにしながら解説していきます。

セレニケおばさん

「おばさん」とはいわれていますが、年齢は26歳であり作中に登場する女性の中では若干年齢が高めですが、平均年齢が15~17歳程度しかないので、「おばさん」という年では内にも関わらず、おばさんと言われてしまっています。また、本人の加虐的趣味や過激な衣装・下着などが如何にもな感じな事も「おばさん」と言われる原因の1つとなってしまっています。

黒魔術師

セレニケ 黒魔術
(出典:#13)

セレニケの得意とする魔術分野は、生贄によって呪いやによる魔術を行使する黒魔術です。彼女の一族であるアイスコル家は、黒魔術師の家系でその特性上、何の躊躇いもなく生贄を解体するために、生贄の懇願に惑わされない「冷酷さ」と、必要に応じた苦痛を与え殺戮の快楽を抑制するための「理性」が必要とされます。しかし、抑制の反動で思考が歪んでおり、純粋な少年を見つければ、徹底的に凌辱し、拷問を加え、流した涙を舐め、舌を吸う趣味を持ち合わせており、これまで何人もの少年を殺害しています。また、相手を害する事を好む嗜虐趣味でもあります。その為、美少年であるライダーに過剰に執着しています。

天才

セレニケは、そんな一族に生まれた久方ぶりに才能ある天才で、黒魔術を極める事に人生の全てを捧げていた一族の老婆たちに溺愛され、徹底的に黒魔術を教え込まれました。彼女は老婆たちに教えられた通り、人の赤子、善良な人間、老人、妊婦、胎児と次々に生贄に捧げ、鉄のごとき理性で傷つける事の悦びと虐げる事への愉悦を抑え込み、「完璧な黒魔術師」としてあらゆる残虐な儀式を成功させてきました。

しかし人生において魔術の事のみを教えられてきた為、「魔術師」でない「女」としての彼女は、感情を抑えるよう老婆たちに教え込まれた反動から抑制が全く効かない性格となり、人間的な感情が欠けた結果、「愛情」という感情を教えられないまま育てられたこともあって、儀式中に湧き上がる嗜虐性を情欲に変え、関係を持った相手にぶつける事でしか、快感を感じられなくなっています。

ユグドミレニア家

ユグドミレニア家
(出典:公式サイト)

ユグドミレニア家は、魔術協会から離反した衰退した一族や歴史の浅い魔術師の一族で木をシンボルにしている為、「黄金千界樹」とも言います。通常魔術師は、一族で得意としている分野があり、それを末裔まで極めていくものだが、彼らは魔術刻印すら統一しておらず、かつての家系の刻印をそのまま継承し使い続けているので、扱う魔術系統が幅広く、錬金術・黒魔術・占星術・ルーンなど多種多彩なものになっています。

声優:石上静香

石上静香
(出典:アニメイトタイムズ)

セレニケ・アイスコル・ユグドミレニアの声優は石上静香さんです。「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」のシル・フローヴァ役、「虹色デイズ」の浅井幸子役などで有名で、明るく元気のあるキャラクターを演じる事が多いです。

以前は漫画家を目指しており、実際に高校時代には商業誌で連載を持つほどだった様ですが、ゲームのキャラを演じてみたいと思ったことがきっかけで表現者として声優を志すようになった様です。デビュー作は「健全ロボダイミダラー」の喜友名霧子で、彼女自身も最も印象に残った役としている様です。

アポクリファラジオ

「Fate/Apocrypha」に合わせて赤のライダー役の古川慎さんと黒のライダー役の大久保瑠美さんが 作品の最新情報や魅力をお伝えするラジオ番組です。時たまゲストとして作中に登場するキャラクターの声優さんが登場しています。石上静香さんは
Fate/Apocrypha Radio トゥリファス!2017年9月22日に13人目のゲストとして登場しています。アニメ放送終了後も続いていた様ですが、現在は放送終了しており視聴する事は出来なくなっています。

【Fate/Apocrypha】セレニケは黒陣営のマスター

セレニケ 黒陣営
(出典:アニメイトタイムズ)

セレニケ・アイスコル・ユグドミレニアは、ユグドミレニア一族の一員でFate/Apocryphaでは黒の陣営に属しています。なので彼女は同時に「黒のライダー」のマスターでもあります。ここでは、セレニケの登場作品や彼女のサーヴァントについて紹介していきます。

Fate/Apocryphaとは

FateApocrypha
(出典:Wikipedia)

Fate/Apocryphaは、『Fate/staynight』のスピンアウト作品で、平行世界での話です。通常のfateシリーズでは聖杯という何でも願いを叶えることのできるものを廻って7人のマスターに召喚された7クラスの7人のサーヴァントが争い合うという聖杯戦争を舞台とした物語ですが、このFate/Apocryphaは、通常のfateシリーズとは違い、赤と黒の2つ陣営にそれぞれ7人のマスターと7人のサーヴァントが召喚され、陣営で勝敗を決するというものです。
その為、マスター同士・サーヴァント同士が協力しあうことで物語が進んでいきます。

Fate/Apocryphaの原作は小説で、全5巻で完結済みです。また、アニメが2017年7月から公開され、そちらで知ったという人も多いのではないでしょうか?

セレニケのサーヴァントはアストルフォ

アストルフォは、セレニケが召喚したサーヴァントで戦車や馬などの乗り物に乗って戦う事が多い、「騎兵(ライダー)」のサーヴァントです。伝説上の生物であるヒポグリフに乗って戦う一見女性の様な男性(所謂男の娘)です。
Fate/Apocryphaにおける第二の主人公の様な立ち位置で、主人公であるジークに大きな影響を与えます。この可愛らしい外見が原因で、マスターであるはずのセレニケから酷い扱いを受ける事になります。

セレニケおばさんの悪役な魅力3つ

酷評の多いセレニケおばさんの魅力があるのかみていきましょう。

如何にも悪役な、セレニケ・アイスコル・ユグドミレニアは魅力が無いようにも思われがちですが、そんな彼女にも幾つか魅力が存在します。
万人受けする魅力ではないかも知れませんが、それでも一部の人には人気がある様なので幾つか紹介していきます。

魅力1.眼鏡が似合う釣り目女子


(出典:Twitter)

セレニケは、中身こそ加虐趣味で男の子の裸に興奮する変態ですが、外見は眼鏡がよく似合う釣り目でスタイルも良く、身長も高い方なので一見すると「クールなキャリアウーマン」の様な印象を受けます。
また、変態趣味に走り始め見境が無くなる前の彼女は、状況判断に優れサーヴァントの戦闘の際に冷静な対応もしていました。

魅力2.悪の女幹部の様な女王様気質


(出典:#4)

セレニケは、その性格のせいもあり悪役としては中々の魅力を備えており、彼女の外見と性格は如何にも「悪の女幹部」という魅力を引き出しており、更に使用する武器が鞭なところや常に上から目線なところも相まって一部の視聴者には人気があります。

魅力3.清々しい程に欲望に忠実


(出典:#3)

セレニケは、前述でも説明している様に相手を甚振る事に快感を覚える加虐趣味で、その中でも特に美少女や美少年の様な美しいものを壊すことに興奮する変態ですが、
いっそ清々しい程に突き抜けた彼女の変態っぷりは普段の外見とのギャップもあり、彼女の魅力の1つになっています。

セレニケは無能と言われて仕方ない?

セレニケには無能の声が上がっています。
ユグドミレニアのマスターの中で一番働いていないと言われており、一族の長であるダーニックは各地に潜伏しているスパイとのやり取りや組織運営をしており、ナンバー2のフィオレや弟のカウレスも自分たちのサーヴァントと交流を深め、戦闘におけるシュミレーションやきちんと戦術を練っている。
ロシェは工房でキャスターの助手としてゴーレムの製造と改良に励み、あのゴルドさんでさえ、魔力経路の分割運用という画期的な技術を開発し、ダーニックからのお使いにも励んでいました。対してセレニケは、暇を見つけてはアストルフォを凌辱しているだけでした。

【fate/apocrypha】アストルフォをペロペロ?ペロニケとは

ペロニケ
(出典:#2)

セレニケはかなり変態的な趣味を持ち、人格も破綻している彼女は作中の行動から「ペロニケ」とファンからは呼ばれてしまっています。ここでは、何故彼女が「ペロニケ」と呼ばれているのか少しではあるが解説していきます。

ペロニケとは

皆がそれぞれ聖杯戦争のマスターとして仕事をしていた間、セレニケが何をしていたかと言えば、ライダーをペロペロしていただけである(そのせいでファンからは『ペロニケ(さん)』呼ばわりされている)。
本来はユグドミレニア一族の悲願を達成する為に呼んだはずのサーヴァントでしたが、そのサーヴァントが美少年と知るや否や直ぐに自分の嗜虐心と快楽を解消する為の、何でもいう事を聞かせられる僕の様にしか考えておらず、途中から聖杯戦争のことは完全に忘れています。

ペロペロするのは何話?

アストルフォ ペロペロ
(出典:#3)

セレニケがアストルフォをペロペロしているのは何話かありますが最も大々的に映されているのは、Fate/Apocryphaアニメ 3話です。小説時の描写でもかなり過激だった為、アニメ化の際にどうするのか話題になってた様でしたが、そのまま映像化した為視聴者には驚かれた様です。アストルフォの半裸とセレニケのヤバイ表情は必見です。その他にも、セレニケがアストルフォを牢屋に監禁しているシーンや、人形を痛めつけているシーンなどセレニケの段々壊れていくシーンが段階を踏んで映されます。

【ネタバレ】セレニケ・アイスコル・ユグドミレニアの最期

セレニケ 最後
(出典:#13)

セレニケは、ライダーの清廉さと美しさに心奪われており、連日飽きる事もなく彼に対して変態的な行為を強要するなど、異常なほどの執着を見せていましたが、どんなに求めてもライダーは振り向かず、それどころかホムンクルスであるジークに肩入れするようになったため、激しい苛立ちをアストルフォとジークに感じる事になります。

始終その様な感じだった為、アストルフォもセレニケの命令を無視する様になり、セレニケは自分の立場やユグドミレニア一族の悲願などを忘れ、ただジークを殺しアストルフォを辱める事だけを考える様になります。

後にライダーとジークに遭遇し(Fate/Apocrypha アニメ13話)、ライダーに令呪でジークの殺害を命じ、ライダーの苦痛と絶望を楽しみながらジークの殺害を試みますが、「ホムンクルスなど唯の道具」という言葉に激怒した赤のセイバーに背後から首を斬り飛ばされ死亡しました。

【Fate/Prototype】セレニケは沙条愛歌の親友?

セレニケ 沙条愛歌
(出典:pixiv)

セレニケはFate/Apocryphaのみの登場人物だと思われがちですが
実は、Fate/Prototypeという別の作品にも少し登場している様です。その中でFate/Prototypeの主人公的存在である「沙条愛歌」と親友だという話しがある様なので作品や沙条愛歌の説明も兼ねて彼女らの関係性について紹介していきます。

Fate/Prototypeとは

FatePrototype
(出典:Amazon)

「Fate/stay night」の原典にあたる通称「旧Fate」のリメイク作品で、元々は設定資料集の様なものでしたが、「カーニバル・ファンタズム 3rd Season」に特典映像として「synopsis」(要約・概要)が収録され、設定資料集「Prototype material」が付属された事を切っ掛けに別の物語として作成される様になりました。その後、外伝小説「Fate/Prototype 蒼銀のフラグメンツ」の連載が開始しました。

沙条愛歌とは

沙条愛歌
(出典:pixiv年鑑)

沙条愛歌は「Fate/Prototype」におけるセイバーのマスターです。生まれた時から魔術師の至る最果てである「根源」に接続しており、あらゆる物事に非常に高い適性を持つ文字通りの「天才」です。それゆえに人間としての感情や倫理観を喪失してしまっており、愛する人の願いを叶えるために平然と大量殺戮を行い、家族を殺害する事も、世界を壊すことも躊躇せず、それに杞憂した愛する人からの忠告や感情さえも無視しながら世界を破壊していきます。
未来視によって自分が「いずれ恋に落ちる」未来を観て、召喚されたセイバーと出逢ったことで、「恋」という感情を知り、セイバーに対してとても深い愛情を向けていますが、それを邪魔するものを例外なく排除しようとします。
戦闘においてはサーヴァントを容易く殺害できるほどの殺傷能力を持った触手を発生させ、その気になれば平行世界への干渉や次元跳躍、人理破壊など世界どころか人類そのものを消滅する事が出来る程の力を持っています。

ラスボス

沙条愛歌は、Fate世界での「ラスボス」と言われる存在です。彼女の能力は、物理的・魔術的なものに留まらず、次元への干渉や世界の崩壊を引き起こす力、ビーストを召喚する力など簡単に人類を滅ぼすことが出来るものばかりです。ビーストとは「人類悪」とも呼ばれ、「物理的・精神的」問わず人類を消滅させる力を持ち、また人類という存在を初めから無かった事にする事も出来るので、人類の敵として地球を滅亡させる事ができる存在です。その存在を使役する事ができる彼女は、人類の「ラスボス」と言われています。

沙条愛歌とセレニケは意気投合?

セレニケは、たまたまルーマニアにやってきた沙条愛歌と「王子様属性」「少年属性」で意気投合し、無二の親友になったと「氷室の天地 Fate/school life」という平行世界の物語で語られていますが、平行世界の人物なので本人とは性格面などに違いがある様です。
また、詳細は不明ですが、二人で何か厄介事をやらかしたらしく、ルーマニアのトゥリファスで大爆発を起こし、その尻拭いに愛歌の妹の沙条綾香がルーマニアに飛んでいることが語られています。

まとめ

本記事では、セレニケ・アイスコル・ユグドミレニアという「Fate/Apocrypha」の登場人物の1人について、彼女の性格・能力、「Fate/Apocrypha」での役割やサーヴァントとの関係を踏まえながら、彼女の魅力について解説してきました。セレニケ・アイスコル・ユグドミレニアは作中では死亡してしまいましたが、「Fate/Prototype」の沙条愛歌との繋がりから、再度登場する可能性もあります。
もしこの記事で彼女の魅力を感じることが出来、興味を持ったのなら、一度「Fate/Apocrypha」という作品に触れて見ると良いのではないでしょうか。

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