U-NEXTのコイン「Uコイン」とは?使い方やポイントとの違い【iOS向け】

U-NEXTコインをご存知ですか。動画が見られるサービスはいろいろとありますが、U-NEXTは仕組みが少しややこしいですよね。まずはお試しで使ってみた方もいらっしゃると思います。ややこしいサービスの一つ「Uコイン」というものをここでは解説します。

Uコインってそもそも何?どんなメリットがあるの?という疑問を解消していきます。なお、iOS版アプリでU-NEXTを使う際に操作上の知識としていくつかの注意点がありますので、本記事を最後までお読みになることをお勧めします。

※UコインはiPhone,iPadユーザーのみが対象です。それ以外の端末をお使いの方は混乱するだけだと思いますのでわざわざお読みいただかなくても大丈夫です。

U-NEXTコイン「Uコイン」とは

U-NEXTでは契約をして無料で見放題になるものと有料で見ることができるものがあります。「Uコイン」とは、iOSアプリで有料のコンテンツを見るときに使えるものです。iOSアプリとはiPhoneやiPadでダウンロードするアプリのことです。

Apple社(iPhone・iPad)しか使えない

Uコイン アップル社
UコインはiPhoneやiPadでダウンロードできるiOSアプリでのみ使うことができます。iPhoneやiPadでも、Safariなどのブラウザ版U-NEXTでは使えません。また、Androidなどの他のスマホ、パソコンやテレビでは使うことができません。Macのパソコンも同様です。

有効期限がない(永久不滅)

Uコインには有効期限はありません。購入後からすぐ使えますが、毎月もらえるU-NEXTポイント(後述)から優先的に消費しますので、それ以上に有料コンテンツを見たい人が使うコインになります。U-NEXTポイントというものは有効期限があります。したがって有効期限がないことはUコインのメリットといえます。

1コイン=1.2円

Uコインは100コイン=120円からiOSアプリ内のチャージ画面から購入できます。

Uコイン レート

安い方から。

100コイン=120円(税込) 1コイン=1.200円
308コイン=370円(税込) 1コイン=1.201円  ※0円得
510コイン=610円(税込) 1コイン=1.196円  ※2円得
1,020コイン=1,220円(税込) 1コイン=1.196円  ※4円得
2,040コイン=2,440円(税込) 1コイン=1.196円  ※8円得
・・・
50,100コイン=59,800円(税込) 1コイン=1.194円 ※320円得

具体的に1コインあたりの購入金額と、1コイン=1.2円で買ったときとの差を計算してみました。Uコインはまとめて買う方が安く購入できるとはいえ、本当に微々たる差ですね。一見、大きく値引きになっているように見えて、最大でも0.4%しか安くなりません。
ちなみに、U-NEXT内で電子書籍が買えますが、わざわざ1コイン=1.2円を使って買うと、相場の金額に対して1.2倍お金を払って買うことになりますので単純に損をします。

Uコインの使い道

U-NEXTでは無料で映画やドラマが見られます。有料なのは新作映画のレンタルや電子書籍の購入などで、Uコインではこういったものに使うことができます。購入したものは他の端末やブラウザからでも視聴できます。

ビデオレンタル

Uコインは有料のビデオレンタルに使用できます。多くのビデオは契約をすれば無料で見ることができます。ただし、中には有料で視聴できるものもあります。これにUコインが使えます。主に新作映画が有料で、旧作でも有料のものがありこれについては法則性はありません。筆者が見たときは「ハリーポッターと賢者の石」が440円でレンタルになっていました。有名な作品が有料かというとそうでもなく、「ダークナイト」は無料でした。

テレビ局オンデマンド

テレビ局のオンデマンドは以下のものが見られます。

テレビ局オンデマンド

  • NHKオンデマンド
  • 日テレオンデマンド
  • テレ朝動画
  • TBSオンデマンド
  • テレビ東京オンデマンド
  • FOD

テレビ局のオンデマンドとは過去に放送された動画を選んで見ることができるサービスです。それぞれ各テレビ局が提供しているオンデマンドサービスをU-NEXTからも見ることができます。無料コンテンツと有料コンテンツがそれぞれあり、有料コンテンツにはUコインを使えます。ちなみにNHKオンデマンドでU-NEXTから見ることができるのは全て有料コンテンツのようです。U-NEXTでNHKオンデマンドが見られる、と思って契約される方は気を付けてください。

電子書籍

電子書籍にはUコインが使えます。電子書籍はすべて有料コンテンツとなっているので~
電子書籍にはUコインが使えます。電子書籍は全て有料コンテンツとなっており、価格が安いものは110円ほどから購入できます。大きい分類としてはマンガ、ラノベ、書籍という分類でまとまっています。
UコインやU-NEXTポイントが余っているが、U-NEXTを解約したいという方は、電子書籍を買うと良いというおすすめ記事も見かけます。その理由は、電子書籍の場合は解約してもずっと閲覧できるからというものです。レンタル動画の場合は解約した後は見られません。なお、解約ではなく「退会」をすると読めなくなるのでご注意ください。

Uコインは映画チケットに使えない

Uコイン 映画チケット 使えない

Uコインは映画チケットには使えません。映画チケットの割引にU-NEXTポイントを使うことができるのですが、Uコインは対象外です。U-NEXTポイントを映画チケットに使う方法は、U-NEXTのブラウザ版からクーポンを発券するか、映画館の券売機やウェブサービスから手続きする流れになりますが、いずれの場合もUコインは利用できません。

Uコインのチャージ方法

UコインのチャージはiOSアプリからのみできます。iOSのU-NEXTアプリにて、マイページ内の[設定・サポート]>[Uコインチャージ]から行ってください。100コイン120円から購入できます。1コイン1.2円という設定です。

Uコイン チャージ方法

「マイページ」>「設定・サポート」>「Uコインチャージ」を選択して進みます。

Uコインチャージ

購入できるコイン枚数と支払い金額(税込)が表示されます。必要な枚数を選んでください。

Uコイン 決済

コインを選択すると決済確認画面に進みます。この際、Apple IDでの支払いになりますのでご注意ください(U-NEXTの契約をしている支払いとは別になります)。

U-NEXTポイントとUコイン

U-NEXTの契約をすると「U-NEXTポイント」というものを毎月必ずもらえます。このポイントを消費して有料のコンテンツが見られます。足りなくなったときは追加で購入することもできます。このU-NEXTポイントはどのデバイスやアプリでも使うことができ、もちろんiOSアプリを使う人も使えます。

U-NEXTポイントは以下で詳しく解説しています。

なぜ2種類あるの?

U-NEXTポイントとUコイン、どちらも有料コンテンツに使うものですが、なぜ2種類あるかというとiOSアプリではAppleの規約上、Appleではない独自の課金システムを案内することができないからです。そのためUコインというものを設け、有料コンテンツを見るものとして提供しています。(Appleが気になる方はこちら:https://developer.apple.com/jp/app-store/review/guidelines/#business)

U-NEXTポイントとUコインはどっちがいい?

iOSアプリの都合で作られたUコインですが、Uコインを使わなくてもU-NEXTポイントを使って有料コンテンツが見られます。UコインとU-NEXTポイント、その用途はほとんど同じなのですが、どっちの方がお得なのでしょうか。

結論からいうとUコインは買わない方がいいです。理由は以下の通りです。

  • U-NEXTポイントに比べてUコインは割高
  • Uコインは有効期限なしだがそのメリットはほとんどない
  • 購入後のポイント還元率がU-NEXTポイントの方が2倍も良い

U-NEXTポイントに比べてUコインは割高

同じ有料コンテンツを見るためにUコインとU-NEXTポイントはどちらも同じ数を消費します。例えばある新作映画を見るために300コインまたは300U-NEXTポイント消費するという感じです。
Uコインは1コインあたり1.2円、U-NEXTポイントは1ポイントあたり1円で購入できます。したがってUコインの方が割高ということです。U-NEXT内で1000円で購入できる電子書籍の場合、U-NEXTポイントは1000ポイント=1000円で買えますが、Uコインは1000コイン=1200円支払わないと購入できません。

Uコインは有効期限なしだがそのメリットはほとんどない

U-NEXTポイントの有効期限は毎月もらえる分は90日、ブラウザで購入した分は180日です。Uコインは有効期限がありませんが、そのメリットが役に立つ状況がほとんどありません。
なぜなら、有料コンテンツを見るために毎月もらえるU-NEXTポイントをはじめに消費しますが(有効期限があるため)、追加で購入するときはすぐに見たいという状況のはずだからです。それなら有効期限は関係ないのでUコインではなくU-NEXTポイントを買うべきでしょう。

購入後のポイント還元率がU-NEXTポイントの方が2倍も良い

U-NEXTポイントまたはUコインを購入すると、翌月にU-NEXTのポイント還元があります。しかしその還元率はU-NEXTポイントを購入したときは最大40%還元、Uコインを購入したときは最大20%還元なので、U-NEXTポイントを購入した方が2倍も得です。
※最大40%還元は条件があります。詳しくは公式サイト(https://help.unext.jp/guide/detail/how-to-pointback-program)をご確認ください。

iPhoneでU-NEXTポイントを購入できない?

Uコインの購入はお勧めしないと伝えましたが、iOSアプリからはU-NEXTポイントを購入することはできません。それではiPhoneからはU-NEXTポイントは購入できないかというと、そうではありません。ブラウザ版(Safariなど)からログインし、購入画面に進むことができます。ちなみにU-NEXTポイントの有効期限はiOSアプリからは確認できません。ブランド版でご確認ください。

U-NEXTポイントが優先的に消費される

なお、UコインとU-NEXTポイントが両方ある場合、U-NEXTポイントから優先的に消費されます。もしUコインが先に消費されてしまったら、有効期限がないというメリットも無くなってしまいますね。あくまでUコインを使えるのはiOSアプリだけなので、他のデバイスやブラウザではポイントしか使えないことにご注意ください。

「ポイントを利用して0コインでレンタル」

iOSアプリで有料レンタル動画を、Uコインを使わずU-NEXTポイントを使って見るには「ポイントを利用して0コインでレンタル」という操作が必要になります。ポイント残高もマイページなどから見られますので、有料コンテンツを見るときは上手にポイントを活用してください。
※以前は「0コインでレンタル」という表記で、実はポイントが使われていることが気づきにくかったのですが、表記が改善されているようです。
0コインでレンタル

「ポイント」というマークがあるのが有料コンテンツです。この映画は550円=550ポイント消費します。
ポイント

再生をタップするとこちらの画面になります。「ポイントを利用して0コインでレンタル」を押すとポイントを消費してレンタルができます。
もし誤ってコインやポイントを消費してしまった場合は、1回のみキャンセル(取り消し)することができます。1週間以内にキャンセル手続きが必要です。

Uコインの使用を選択できないの?

UコインとU-NEXTポイントがそれぞれある場合、U-NEXTポイントの残高を消費してから足りない分にUコインを使う流れになります。もしUコインが十分にあってもそちらから購入する、というような選択はできません。例えば書籍などを購入するとポイントの端数が出るのですが、合算して使う場合にU-NEXTポイントは使い切ることができてもUコインの使い切りはなかなか難しいと思います。

購入作品はパソコンとiPhone・iPad間で共有

UコインはiOSアプリのみで使えるものですが、Uコインで購入した書籍やレンタルした映画などの作品はパソコンや他のデバイスで共有して閲覧できます。「購入済み」からご確認ください。もしUコインを保有していてAndroidのスマホに機種変更するという方は、機種変更前に使い切った方がよいです。書籍であれば購入後の閲覧期限がないのでおすすめです。

まとめ

UコインはiOSアプリでのみ使える、有料コンテンツに使えるものだと説明しました。ただし、U-NEXTにはU-NEXTポイントという同じようなものがそもそもあり、Uコインを使うメリットはほとんどありません。
iOSアプリでU-NEXTをお使いになる方は、「ポイントを利用して0コインでレンタル」で有料コンテンツを見ることができます。有効期限はiOSアプリからは見られませんので、ブラウザ版からご確認ください。

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