「ロクでなし魔術講師と禁忌教典(アカシックレコード)」、通称「ロクアカ」は
第26回ファンタジア大賞大賞受賞作のライトノベルが原作の2017年春アニメです。
原作はシリーズ累計200万部突破の大人気作品です。
今回はロクアカのアニメの見どころや感想や評価、キャラクターについてご紹介します。
さらにアニメだけでなく原作小説との比較やその後の展開についても考察していきます。
ロクアカはとにかくキャラが可愛い。
ルミアやシスティはコスプレされるほど人気。
魔術世界の作り込みもすごく。舞台が魅力的なのでファンタジックな世界に浸れるので、2019年11月になってももう一度見返したいおすすめアニメです。
この記事を読めば「ロクアカ」が観たくなること間違いなし!
それでは参りましょう。
ロクでなし魔術講師と禁忌教典ってどんな作品?ストーリー・あらすじ
(引用:公式Twitter)
ロクでなし魔術講師と禁忌教典のアニメについて観ていく前に
まずはあらすじ・ストーリー・世界観をみていきましょう。
あらすじは以下の通りです。
魔術と科学が共に発展した世界――ルヴァフォース。
魔導大国・アルザーノ帝国の南部に位置する「アルザーノ帝国魔術学院」はこの世界で最先端の魔術を学べる最高峰の学び舎である。
およそ四百年の歴史を有するこの学院は魔術の道を志す全ての者の憧れであり、学院の講師や学生たちも自信がその輩であることに誇りを抱いている。この由緒正しき学院に突如として赴任してきた非常勤講師、グレン=レーダス。
「お前らに、本当の魔術ってもんを教えてやるよ」
《ロクでなし》と呼ばれるこのオトコの破天荒な授業が、今はじまる。
(引用:公式サイト)
ロクアカの世界は魔術と科学が共に発展した世界です。
アニメの舞台は幻想的で美しいハリー○ッターみたいな世界観です。
物語の舞台は最高峰の魔術を学べる「アルザーノ帝国魔術学院」です。
アニメでは非常勤講師であるグレンが学院に着任してくるところから始まります。
ロクアカの幻想的な世界に召喚されたい!
ロクアカの世界は舞台が幻想的です。
アルザーノ帝国魔術学院
アルザーノ帝国魔術学院は物語の舞台となる学院です。
科学的な機械等が無い以外は黒板があって机が並んでいるなど、現実の世界とさほど変わらないよう学院です。
しかし、そんな中でもちゃんと魔術用の教室が用意されており、ちゃんとファンタジーの世界を意識しています。
メルガリウスの天空城
メルガリウスの天空城は近づくことも触れることもできないとされる幻影の城です。
この天空城は太古に滅んでしまった超魔法文明の残滓とも、神の玉座とも言われています。
また、この世界の全ての叡智が眠っているという伝説もあります。
天空城のような古代の魔導技術を現代に蘇らせる魔導考古学という学問もあり、その中でもメルガリウスの天空城に執心する魔術師はメルガリアンと呼ばれています。
ブラック企業で働き詰めだと、こんな異世界に召喚されたいって思いますよね。
ロクアカの主題歌(OP・ED)
ロクアカは主題歌が魅力的です。BGMも世界観を表現しています。
OPは鈴木このみさんのパワフルな歌声と疾走感のあるメロディがいい味出しています。
オープニングテーマ
Blow out
歌:鈴木このみ
オープニングテーマですが、1話や2話では流れません。
『この事件は壮大な物語の始まりに過ぎない』と思わせるような使われ方をします。
エンディングテーマ
Precious You☆
歌:システィーナ=フィーベル(CV:藤田茜),ルミア=ティンジェル(CV:宮本侑芽),リィエル=レイフォード(CV:小澤亜李)
本作のヒロイン3人がエンディングテーマを担当しています。
「魔法」などのキーワードが散りばめられており、作品の雰囲気にぴったりです。
BGM
ロクアカはBGMもかっこいいです。
初回生産限定で「ロクでなし魔術講師と禁忌教典 オリジナルサウンドトラックCD」というサントラを発売していたようです。
なかなか販売店が見つからないですが、気になる人は探してみてください。
原作絵師は大ヒットアニメ「このすば」の人
原作でイラストを担当しているのは三嶋くろねさんです。
アカロクだけでなく、「この素晴らしい世界に祝福を!」「はたらく魔王さま!ハイスクール!」などでもイラストを担当されています。
(引用:Twitter)
・・・かわいい(*´ω`*)
この絵は万人受けですね。
音とビジュアルでベストな布陣が揃っており、完成度の高さが伺えます。
ロクでなし魔術講師と禁忌教典(アニメ)は見どころは?
まずはアニメ本編の見どころをご紹介します。
見どころ1:ルミアとシスティは仲良し
ロクアカはキャラ人気がすごいです。
メインヒロインがルミアとシスティ。
システィ(通称:白猫)はフィーベル家の次期当主。
ルミアは訳合ってシスティの家に居候しています。
そちらを先に観たい方はここを【▶クリック】で飛びます。
真面目で熱くなりがちなシスティと、温厚なルミアはとてもいいコンビなんです。
ロクアカはこの二人の魅力を存分に楽しむ作品だといっても過言ではありませんよ。
(出典:1話)
しかも二人はとても仲良しです。(意味深)
以下のやり取りを御覧ください。
シ「これは癒やしが必要だわ」
シ「やっぱり、ルミアの身体は気持ちいいな~、肌が白くて、綺麗できめ細かくて」
ル「ちょっシスティ、ダメだよぉ」
出典:1話
・・・仲がいいことはとても素晴らしいと思います(^q^)
アニメ本編では1話にて露出多めで拝見できますよ。
見どころ2:グレン先生のヘタレっぷり(1話)
主人公のグレン先生のヘタレっぷりも面白いです。
グレン先生はなんだかんだ強くてかっこいいですが、はじめはまったくやる気がありません。
アルザーノ帝国魔術学院は超名門です。
そんな学院に非常勤として着任してきた先生。
それがグレン先生だったのです。
最初の授業はいきなり自習です。まったくやる気がありません(笑)
(出典:1話)
自習と見せかけた指導なんでしょ?
もしかしたら、すごい狙いが隠されてるのかも・・・
なんて展開もありません。ふつうにやる気ないですw
このダメっぷりに
優等生のシスティ「胃に穴が飽きそう・・・」
優秀な先生は学園長に抗議します。
この先生はいったい何しに来たんでしょうか(笑)
見どころ3:教師と生徒の魔術決闘!?(1話)
ついに生徒代表システィから決闘を申し込まれてしまいます。
ロクアカの世界では手袋をとって相手に投げつけることは「魔術決闘」の申込みを意味するようです。
(出典:1話)
まがいなりにもグレン先生は教師。
教師である立場の人間の顔面に手袋を投げつけるのはかなり侮辱的。
ましてやいち生徒であれば立場的にタブーなことだとわかるでしょう。
この行動にはさすがのみんなもピリつきます・・・。
敗者は勝者の要求を飲まなければならない真剣勝負。
果たして勝負の行方は?
結末は、予想外の方向へ向かいます。グレン先生・・・そりゃないよ(笑)
見どころ4:ルミアの過去と再開(5話)
ルミアの過去が明かされます。
実は彼女は、かなり高い位の家柄の生まれです。
(出典:5話)
しかし、母親との確執があり訳合ってシスティの家で暮らしています。
5話ではついに母親との再開を果たします。
ルミア、母。お互いの立場からすれ違ってしまいましたが
やっと心を通わせることができました。そのシーンではうるっと来ますね。
見どころ5:リィエル参戦(7話)
アニメ中盤からは第3のヒロインであるリィエルが参戦します。
リィエルは熱くなると周りが見えなくなってしまう女の子。
社会性がなく、クラスメイトとも仲良くしようとしません。
(出典:7話)
そんなリィエルは白猫たちと徐々に仲良くなっていくのですが
実は、リィエルはアニメのラスボスに関わる最重要パーソンです。
リィエルとクラスメイトとの絆は?
それにしても白猫とルミア。いい子すぎます。
見どころ6:グレン先生絶体絶命(8話)
外道魔術師集団たちの奇襲で絶体絶命の状況に陥るグレン先生。
危ない状況に陥ります。
(出典:8話)
「ちっ、呼吸が完全に止まった」
「フィーベル、儀式完了まで人工呼吸で持たせろ」
「人工呼吸!?」
「でも・・・私、実際にやったこと・・・」(出典:8話)
果たして人工呼吸はあるのか??
見どころ7:セリカ=アルフォネアの名言(10話)
何気ないシーンですが、セリカの名言。
シ「何か成すものとは、歩み続ける愚者である」
セ「成せぬものとは、歩みを止めた賢者である」シ「誰の言葉ですか?」
セ「私のだ(キリッ)」
(出典:10話)
ふつうに名言ですよ。
見どころ8:白猫の婚約者あらわる(10話)
フィーベル家次期当主である白猫の元に婚約者が現れます。
そういえば、白猫はお嬢様なんですよね。
婚約者は「レオス=クライトス」容姿端麗でクライトス本家の次期当主です。
彼の授業は学校中から人気です。
ロクでなしの非常勤講師VSエリートイケケン。
果たして、グレン先生に勝ち目はあるのか?
ロクでなし魔術講師と禁忌教典を観た人の感想
(出典:animatetimes)
ロクアカを観た人たちの感想や評価はどうなっているのでしょうか?
ここからはロクアカの口コミや反応を簡単にまとめてみます。
(参考:https://www.anikore.jp/anime_review/10534/)
キャラクターに対する評価
アニメはひたすら白猫を愛でる作品です。
白猫に本当の愛を芽生えさせることが出来ます。
リィーエルは原作でかわいい、あとウェンディーはアニメで改良されてかわいい
ルミアもかわいいですが、、、ヒロインの座は譲らせたくない。
システィーナはもちろん可愛いですが、ルミアの方が顔立ちは整っています。三枚目キャラみたいなリボンしていますけど。さすが王女、芯は強いですし、グレン先生に惹かれながらも自らの生い立ちや立場を鑑みてシスティーナに譲る、その奥ゆかしさも好感持てます。
それと、なんともけしからん制服のデザインが印象に残っています どういう風になっているんだろうと思いましたが、極端に短い上着とサスペンダースカート風の組み合わせのようでした 非常にけしからんので、どこかの学校で採用してもらいたいです(夏服)
女の子のデザインへの評価が特に高い作品です。際どい制服にも注目が集まっています。
ストーリーに対する評価
ライトノベルではよくある物語だが、少し違うのは主人公が全然最強じゃないってところ。
確かに凄い技能はあるがそれが主人公に相応しいかと言われれば疑問だ。
しかし、そのおかげで主人公・グレンが必死なのは伝わってくる。
そーいう意味では確かに主人公だった。
内容はシリアスとコメディが3:4ぐらい。
軽く見る分にはちょうど良かった。
ラノベの典型
なんかノリや絵柄は、少し前くらいのラノベのような雰囲気
ロクでもないのに過去はやっぱすごい人、みたいな
もう説明不要ですねw
いかにもラノベアニメ、というタイトルに期待せずに見始めたが、
笑いのツボは心得ているようで、十分に楽しめた。
キャラの個性がバランス良く抑えられていて、ちゃんと序破急しているな、と。
ストーリーに関しては良くも悪くもライトノベル原作らしいという評価が多いです。
テンプレ展開を好むか、ありきたりな物語と言ってしまうかで好みが分かれやすい作品だと思います。
ロクアカはキャラクターが魅力的です。
ここからはロクアカのキャラクターについて掘り下げていきましょう。
主人公グレン先生はひねくれ&ヘタレかっこいい!
ロクアカの主人公、ロクでなしの魔術講師であるグレン先生はどんな人物なのでしょうか。
彼の魅力や経歴をまとめてみました。
グレン=レーダス CV:斉藤壮馬
物語の開始時点ではセリカに養われている引きこもりのごくつぶしを一年間やっていましたが、
いい加減に自分で働いてくれとセリカに紹介されてアルザーノ帝国魔術学院に二年次生二組の非常勤講師として赴任します。
グレン自身も学院の出身者ですが、11歳で学院を入学したものの15歳で学院を去ったとされています。
そして教職免許も持っていません。
そのような人物がセリカの計らいで無理やりねじ込まれたものですから周囲の教員からの反発されます。
しかも、そもそもグレンにやる気が無く、赴任早々の講義を自習にするなど、ロクでもない勤務態度でした。
グレン先生は元「宮廷魔導師団」所属
グレンは徐々に真面目に講義を行うようになりましたが、その講義がこれまでの常識を覆す彼独自のものでした。
従来の詰め込み教育を否定して魔術の本質を基礎から理解させるグレンの講義は生徒達の気を引き、数日のうちに講義は満員御礼になります。
そんなアルザーノ帝国魔術学院がテロリストに襲撃されます。
生徒にすらかなわないグレンは当然テロリストの相手などできない……かと思われましたが、
この事件でグレンは今までの姿からは想像もできない壮絶な戦いを繰り広げます。グレンはかつて宮廷魔導師団に所属していた優秀な魔導師だったのです。
事件を終えて非常勤講師としての期間も終わりましたが、グレンはそのまま常勤の講師として学院に残ることにしました。
とある秘密を抱えたルミアを守るという帝国政府からの命令もありましたが、どうもそれだけが理由ではないようです。
「見てみたくなったんだよ、あいつらがこれから何をやってくれるか」という教職者らしいことがグレンの口から出てきたのです。
その後に「暇つぶしには丁度いいだろう」と付け加えつつ。素直になれないひねくれものです。
こんなロクでなしでひねくれていてヘタレにも見えるけどかっこいい面もちゃんとあるという多面的な人間性を持った魅力ある主人公です。
能力は「愚者の世界」
グレンを中心とした一定効果領域内の魔術起動を完全封殺するグレンの固有魔術です。
つまり魔術を無効化する魔術です。
ただし、その効果領域の中心にいるグレンも当然、魔術を起動できないのですが、
グレンは魔術に頼らない拳闘にも精通しているため、この領域内では魔術師相手に有利に立ち回れます。
魔術一辺倒ではなく、派手な肉弾戦も見せてくれるところもグレンの魅力です。
相棒の「アルベルト=フレイザー」もかっこいい CV:高橋広樹
(出典:Twitter)
鷹のような鋭い目つきを持つ青年。
宮廷魔道士団特務分室の一員で主人公グレン=レーダスとは相棒のような存在。
執行者ナンバー17、コードネームは星。
クールな振る舞いですが、内心ではグレンやリィエルを気にかけており
ピンチの時は力を貸してくれます。
【おまけ】ロクアカの魔術設定について
ロクアカの世界では「魔術」が登場します。
アニメを120%楽しめるように魔術の定義や劇中用語を解説しておきます。
魔術学校で生徒に魔術を教えている描写も多く、設定はかなり作り込まれています。
思わず「ホントに魔術あるんじゃないの??」と思ってしまいます。
そもそもロクアカにおける「魔術」とは
ロクアカ世界における「魔術」とは
人の変化が世界に影響を与えるという法則に基づいて超自然現象を引き起こすものを魔術と定義しています。
ルーン語と呼ばれる魔術言語で組んだ魔術式で数多の超自然現象を引き起こす、この世界の魔術師にとって『当たり前』の技術。唱える呪文の詩句や節数、テンポ、術者の精神状態で自在にその有様を変える
https://fantasiabunko.jp/sp/201411rokudenashi/ 原作公式サイトより引用
グレンはまず魔術の二大法則の一つ『等価対応の法則』の復習から始めた。
大宇宙すなわち世界は、小宇宙すなわち人と等価に対応しているという古典魔術理論である。世界の変化は人に、人の変化は世界に影響を与えるというものだ。
「占星術なんてまさに等価対応の賜物だよな。星の動きを観察して、人の運命を読む。つまり、世界の影響が人に及ぼす影響を計算する術だ。魔術ってのはその逆なわけだ」
原作第1巻より引用
この定義を基に作中で様々な魔術が描写されています。
呪文詠唱と発動の仕組み
(引用:1話)
ロクアカでは呪文を唱えることで魔術が発動します。
アニメ第2話のグレンの講義を簡単にまとめて解説します。
「雷精よ/紫電の衝撃以て/打ち倒せ」
作中でも多用されるショック・ボルトの基本的な三節の詠唱呪文です。
優秀な魔術師ですとこれを縮めて、
《雷精の紫電よ》
の一節で詠唱可能です。しかし、これとは逆に、
《雷精よ/紫電の/衝撃以て/打ち倒せ》
と四節にするとどうなるかというと、直進していたショック・ボルトが右に曲がりました。
この後もグレンは呪文を改変していき、発動する魔術の効果を変えていきました。
これが原作公式サイトから引用した『唱える呪文の詩句や節数、テンポ、術者の精神状態で自在にその有様を変える』ということです。
この呪文の改変が面白いことであり、作中での魔術師の能力や成長を示す一つの指標になっています。
ロクアカの魔術一覧
ロクアカのアニメ中に登場する魔術には以下のような種類があります。
・黒魔術
運動やエネルギーを扱う魔術です。
中でも炎熱・冷気・電撃を基本三属と呼びます。
・白魔術
肉体と精神を扱う魔術です。作中では回復の魔術が頻繁に使われますが、肉体構造を作り変えて変身する【セルフ・ポリモルフ】のような魔術もあります。
・錬金術
元素と物質を扱う魔術です。
物体の形状を変化させる【形質変化法】と物体の性質を変化させる【元素配列変換】で物質を作り変えます。
・固有魔術
個々の魔術師にオンリーワンな術のことであり、魔術師の間で神聖視されています。しかし、固有魔術を作ること自体は難しいようです。
・汎用魔術
固有魔術に対して誰でも使えると馬鹿にされがちな一般的な魔術です。しかし、その実態は何百人もの魔術師達が何百年もかけて改良を重ねた完成度の高い魔術です。
・軍用魔術
軍属の魔導士が使用する戦争用の魔術です。殺傷力が高く、学生に習得させることは許されていません。A級、B級、C級の3クラスに分かれており、A級ともなれば天変地異クラスの威力があります。
また、アニメ後半では徐々に魔術の深淵に近づく内容がでてきます。
長くなるので、物語の黒幕に関する用語は下をクリックで確認できます。
ロクアカはシスティとルミアがかわいい!女の子キャラの魅力まとめ
TVアニメ化記念「ロクでなし魔術講師と禁忌教典」キャラクター人気投票 ロクでなし総選挙(https://fantasiabunko.jp/sp/201411rokudenashi/sousenkyo/#result)の人気投票の結果からも分かるように、システィーナとルミアを筆頭にロクアカは女の子のキャラが人気の作品です。女の子キャラの魅力を深堀りしていきましょう。
システィーナ=フィーベル CV:藤田茜
(出典:Twitter)
アルザーノ帝国魔術学院二年次生二組。愛称はシスティ。
銀髪のロングヘアに猫耳のようなリボン、翠玉色の瞳が特徴です。
肌も綺麗で恵まれた容姿をしていますが、あまり栄養が行っていないのか胸は謙虚です。
学年トップクラスの秀才であり、偉大な魔術師であった祖父の意思を継いで「メルガリウスの天空城の謎を解く」ことを目的としています。
メルガリウスの天空城については単に祖父の意思を継ぐだけでなく自分も夢中にあっており、語りだすと止まらない熱心な『メルガリアン』でもあります.
生真面目で勝ち気な性格ですが、それでも年端も行かぬ少女であり、テロリストに襲われた時はすぐに怯えて屈服してしまいました。
しかし、いくつかの事件を経た後にルミアの秘密を知り、彼女を守れる強さを持ちたいと思うようになり、グレンに魔術線の個別指導を請い、特訓を積み重ねます。
そしていつしか、グレンとともに戦えるほどに心身ともに強くなっていきます。
システィーナは以下の記事でも解説しています。
システィーナとグレン先生の関係は?
グレンには白猫と呼ばれています。
当初はグレンのあまりにやる気の無さに苛立ちを隠さず抗議し、ついには決闘まで申し込みますが、
結果はグレンの節でも述べたようにシスティーナの圧勝でしたが、約束を反故にするグレンに失望します。
さらに自分が信じる魔術を徹底的に馬鹿にされ、泣きながらグレンをビンタするほどにその関係は拗れてしまいます。
しかし、態度を改めたグレンの真面目な講義やテロリストから体を張って生徒たちを守る姿を見て認識を改めました。
その後は生徒と講師として良好な関係を築きます。
また、それだけでなくグレンには少なからず好意を持っているような行動が見られますが、自分ではその行為にまだ気付いていないようです。
強気な性格のせいでついつい強く当たってしまったり、せっかく早起きして作ったお弁当を渡しそびれたりと言った具合です。
いろいろ書きましたが一言で言ってしまえば非常に分かりやすいツンデレです。
システィーナのイラスト
https://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=62268569(Sisti ~)
https://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=62462843(おはようございます♪)
https://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=62493025(システィーナ=フィーベル)
システィーナのSS
https://syosetu.org/novel/72564/(システィーナ成長譚)
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=6163542(ロクでなし魔術講師と禁忌教典~非常勤講師と白猫~)
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=6342132(ロクでなし魔術講師と禁忌教典~お背中お流しします~)
ルミア=ティンジェル CV:宮本侑芽
(出典:Twitter)
システィーナと同じくアルザーノ帝国魔術学院二年次生二組。
綿毛のように柔らかなミディアムの金髪と、大きな青玉色の瞳が特徴です。
スタイルも優れており、原作では次のように語られています。
ルミアの胸は大ぶりではなく、小ぶりでもない。まるでルミアという少女の身長体格から精緻に計算したかのような、理想の黄金比と造形美を保った双丘だった。
原作第1巻より引用
性格も容姿に違わず清楚で心優しい性格です。
それだけでなく、テロリストの襲撃から始まる様々な事件に巻き込まれても折れない芯の強さを持っています。
ここからは作中で明かされる彼女の秘密について記します。
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ルミアの本名はエルミアナ=イェル=ケル=アルザーノ。帝国王室直径の正当な血筋を引く、元・王位継承権第二位の王女様です。
また、『感応増幅者』と呼ばれる先天的異能者でもあります。
異能者とは魔術に依らない奇跡の力を体現できる特殊能力者であり、悪魔の生まれ変わりであると信じられています。
王室から異能者が生まれたことが外部に漏れれば国内外の混乱は避けられません。
それを防ぐためにエルミアナ王女は表向きは病死とされ、ルミアとしてシスティーナの家に引き取られました。
また、ルミアの異能は『感応増幅者』と呼ばれ、触れている相手の魔力、魔術を何十倍にも増幅する能力主です。
王女としてだけでなく、この力も彼女が数々の事件に巻き込まれる原因になっています。
ルミアは以下の記事でも解説しています。
ルミアとグレン先生の関係は?
温和な性格もあり、ルミアとグレンは良好な関係を築いています。
また、いつも衝突しがちなグレンとシスティーナの間に立って二人の仲を取り持つ立ち位置でもあります。
この先も作中で明かされる彼女の秘密について記します。
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ルミアは三年前にもグレンに命を救われています。
王家から追い出されシスティーナの家に引き取られて頃に、外道魔術師に誘拐されたことがありました。
その時ルミアを救ったのが宮廷魔導師団だった頃のグレンです。
このような縁もあり、ルミアにとってグレンは恩人であり、過酷な運命の中にいる彼女が心を許せる数少ない人物の一人のようです。
ルミアのイラスト
https://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=62290868(ルミアちゃん)
https://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=62944125(ルミア)
https://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=63209845(ルミアちゃん)
ルミアのSSまとめ
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=6393197(ロクでなし魔術講師と禁忌教典~エンジェル・スマイル~)
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=6586758(ロクでなし魔術講師と禁忌教典~ハピネス・クッキング~)
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=8116928(ロクでなし魔術講師と禁忌教典~試着室の君~)
リィエル=レイフォード CV:小澤亜李
(出典:Twitter)
帝国宮廷魔導師団特務分室所属。軍階は従騎士長。コードネームは『戦車』
ろくに櫛も通していない伸び放題になっている青髪に常に眠そうな瑠璃色の瞳が特徴的です。
その体は華奢で小柄であり、整った顔立ちからも人形を想起させます。
しかし、人形らしいのは体だけでなく、その顔は表情が死滅しており感情が読み取れません。
ルミアの素性も知っており、任務として彼女を守るために彼女と同じ二年二組に転入という形で近づきます。
魔術の腕前は非常に偏っており、【ショック・ボルト】もまともに的に当てることができないほどです。
その一方で錬金術には非常に優れており、大剣を瞬時に錬成して力任せに戦う姿は小動物のような見た目とミスマッチであり、魅力的です。
この先は作中で明かされる彼女の秘密について記します。
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『Project:Revive Life』……通称『Re=L(リィエル)計画』。リィエルはその計画で作り出されたとある人物のコピー人間です。
一時はその事実に動揺して理性が壊れかけますが、グレンに命を、心を救われます。
その後もあまり急な変化は見られないのですが、少しずつですが成長していきます。
リィエルは以下の記事でも解説しています。
リィエルとグレン先生の関係は?
登場当初はグレンに強く依存しています。
グレンは私が守る
よくわからないけど、私はルミア……よりグレンを守りたい。
アニメ第7話より引用
ルミアを守る任務のために転入してきたのによく分からないことを口走ります。
この先も作中で明かされる彼女の秘密について記します。
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わからない……
グレンの言っていること全然わからない!なんでダメなの!
グレンを守って戦うことの何がいけないの!
どうして私のそばにいてくれないの!
大嫌い!
ルミア、システィーナ、あいつらが私からグレンを奪ったの?
うるさいうるさい!
全部あいつらがいるから!
みんな嫌い!大嫌い!
……非常に重たいです。
リィエルは自分の兄(正確にはリィエルのコピー元であるイルシアの兄であるシオン)とグレンを重ねており、
兄を守れなかった後悔からグレンを守ろうとします。
そんな彼女ですが、先に述べたようにグレンに救われます。
一度は拗れてしまったシスティーナやルミアとの仲も元に戻り、
そしてグレンとの関係も変化します。
ルミアとシスティーナを守る。そしてグレン、あなたの剣になる。グレンが望む道を切り開くために、グレンが守りたいものを守るために、私は剣を振ってみようと思う。よくわからないけど……多分、それが、私が大切に思うこと……かも。だから、そのために生きてみようと思う……だめ?」
原作第4巻より引用
グレンへの依存や後悔ではなく、自分が生きる道を見つけるための歩みを始めました。
リィエルのイラスト
https://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=61924710(リィエル)
https://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=62250673(リィエル)
https://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=62830289(リィエル)
リィエルのSSまとめ
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=6324567(ロクでなし魔術講師と禁忌教典~愚者と戦車~)
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=6379402(ロクでなし魔術講師と禁忌教典~チョコつもうしん~)
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=6445077(ロクでなし魔術講師と禁忌教典~白猫と王子様のキス~)
セラ=シルヴァース CV:寿美菜子
(出典:Twitter)
グレンの同僚の女性……のようです
物語が始まった時点で故人でありアニメではほとんど出番がありません。
・白雪のように白い髪、顔に描かれる赤い模様。
・天使の塵に関する事件で命を落としたこと。
「白犬」「白猫」と呼んでいるように、グレンは別人だと分かっていてもシスティーナにセラの面影を感じている。
この後の物語で重要なキャラクターになりそうですが、現状で分かっているのはここまでです。
セラとグレン先生の関係は?
グレンには白犬と呼ばれています。
正義の魔法使いを目指すグレンの夢を笑わず、そんな人がいてほしいと肯定してくれます。
後の自分の運命を知っているかのように、自分もいつか任務で命を落とすだろうと言うのですが、
グレンが顔を赤らめながら「俺がお前を守る」と言うのです。
ひねくれた今のグレンからは考えられない素直な言葉であり、二人の関係は非常に良好だったと思われます。
セラのイラスト
https://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=63489186(セラ=シルヴァース)
https://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=70094623(セラ=シルヴァース)
https://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=66559484(2018戊戌年 新年快樂~~)
セラのSS
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=7753148(ロクでなし魔術講師と禁忌教典~白風~)
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=6872368(ロクでなし魔術講師と禁忌教典~黒犬わっふん~)
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=8055669(ロクでなし魔術講師と禁忌教典~浜風~)
セリカ=アルフォネア CV:喜多村英梨
(出典:スマポ)
アルザーノ帝国魔術学院であり、非常に優秀な魔術師。そしてグレンの保護者。
彼女も非常に重要な人物のようですが、アニメでの出番はそれほど多く有りません。
・なんの実績もないグレンを非常勤とはいえ魔術講師として学院で教職に就かせる。
・女王陛下とも親交があり、他の人では考えられないほど陛下とも気さくに接する。
このようにかなりの大物であることは間違いないようです。
セリカとグレン先生の関係は?
まさにグレンの親代わりといったところです。
・いつまでも無職の引きこもりを続けることを許さない厳しさ。
・グレンの講師が好評になればべた褒めする親バカさ。
・自分は何を言われても構わないが、グレンのことを悪く言われると怒りを顕にする子を守る心。
このように親らしさに溢れた表現が随所に溢れています。
セリカのイラスト
https://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=62400320(セリカ 制服ver)
https://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=62474291(セリカ=アルフォネア)
https://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=62932286(セリカ)
セリカのSS
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=6705832(ロクでなし魔術講師と禁忌教典~悲嘆の最強~)
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=8034567(ロクでなし魔術講師と禁忌教典~愚者の見る空~)
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=8176451(ロクでなし魔術講師と禁忌教典~神を殺す剣~)
イヴ=イグナイト
(出典:原作11巻)
アニメでは登場しませんが、原作で登場するグレンの元上司です。
炎のような赤髪が特徴の美女で、アルザーノ帝国王家に連なる三大公爵家のひとつ・イグナイト家の出身。
ロクでなし魔術講師と禁忌教典のアニメの黒幕は?
ロクアカのアニメ後半では危険な魔術師や計画が動き始めます。
ジャティス=ロウファン CV:鈴木達央
(出典:Twitter)
元帝国宮廷魔導士団特務分室所属、執行官ナンバー11。
アニメ終盤でシスティに婚約者のレオスをけしかけて外道魔術師。
それがジャティス=ロウファンです。
ジャスティス(正義)とは裏腹に、彼の行動原理は歪んでおりグレンに執着します。
アニメ版の黒幕的存在です。
天の智慧研究会
天の智慧研究会は帝国最古の魔術結社であり、魔術を突き詰めることだけを考えて手段を選ばない危険な人たちの集まりです。
Project:Revive Life
死者の蘇生、復活を目指した国家的プロジェクトです。
死んだ人間を蘇生、復活させることは理論的に不可能とされており、不可能を可能とする何かが必要とされています。
天使の塵(エンジェル・ダスト)
他人に投与することで廃人と化して使役する魔薬です。
投与されたものは中毒症状により悲惨な末路を迎えます。
一年前のとある事件でその製法は抹消されたはずですが、再び精製されて大事件を起こします。
ロクでなし魔術講師と禁忌教典の原作小説は?最新刊や2期を考察
(出典:Amazon)
原作小説とアニメの違いや、その違いから生まれる新しい面白さについてまとめました。
アニメは原作で何巻にあたるのでしょうか?2期はあるのか考察してみたいと思います。
ロクアカは第26回ファンタジア大賞大賞受賞の小説原作
(出典:ファンタジア文庫公式サイト)
ロクアカは富士見ファンタジア文庫より刊行されている同名のライトノベル「ロクでなし魔術講師と禁忌教典」を原作としているアニメです。原作は第26回ファンタジア大賞大賞受賞のすごい作品です。
2019年9月現在、本編が15巻、番外編が4巻発売されています。さらにコミカライズもされており、こちらは11巻まで発売されています。
アニメでは1巻から5巻までの物語が描かれました。
各巻のおもな収録内容は下記のようになっています。
アニメ1~3話に相当。
グレンの赴任や学院が襲撃される事件が描かれます。
物語の始まりです。
・2巻
アニメ4~6話に相当。
魔術競技祭を中心にルミアの出自に関わる事件が起こります。
また、本作のヒロインの一人であるリィエルはこの巻から登場します。
・3,4巻
アニメ7~9話に相当。
遠征学修の中で起きた事件が描かれます。
今回も狙われるのはルミアですが、リィエルの過去にも迫ります。
・5巻
アニメ10~12話に相当。
システィーナの許嫁であるレオスが登場、彼との戦いが描かれます。
しかしそれは表向きの話、さらに邪悪な陰謀が渦巻いており……。
ロクアカのアニメと原作の違い
アニメと原作では何が違うのでしょうか?両者の大まかな違いについてまとめてみました。
大まかなストーリーと細かな描写
大まかなストーリーは変わりません。
しかしカットされているシーンは多いです。
特に顕著なのは3,4巻を3話に圧縮した7~9話です。
・リィエルが錬金術の説明をしながらクラスメイトと親睦を深めるシーン。
・異能者に対する非人道的な人体実験の跡
・あっさり倒されたアニメと異なり詳細に書かれたバークスとの戦闘シーン。
という具合に枚挙にいとまがありません。
また心理描写もだいぶ省かれており、アニメと原作で印象が変わるシーンも多くあります。
魔術の描写
アニメでは平易な言葉に置き換えられていますが、原作では漢字カタカナ入り混じった複雑なものになっています。
また、私が特に興味深いと感じたのは次の描写です。
「《何考えてるのよ・この・お馬鹿》ーーッ!?」
原作第5巻より引用
アニメでも何度も見た、システィーナがグレンを黒魔【ゲイル・ブロウ】で吹き飛ばすシーンです。
私はアニメで呪文を詠唱していないのはギャグシーンとしてのテンポを良くするための演出と捉えていました。
ところが原作では"《 》"で囲われ"・"で区切られて記述されているように、【ゲイル・ブロウ】の即興改変の呪文としてしっかり書き分けられているのです。
アニメでもそういう意図があったのかもしれませんが、これは文字で表現しないと伝わりづらい表現です。
このような差異に注目して原作を読むのも楽しいかと思います。
【ネタバレ】原作小説での今後の展開は?
2期が制作され、1期と同じようなペースで話が進むと仮定し、
2期の1~3話に相当するであろう原作第6巻の内容を紹介します。
第6巻でメインとなるのはセリカです。
重要人物ではあるものの、1期であまり出番のなかった彼女にスポットが当たります。
彼女は不老不死、永遠者(イモータリスト)であり、少なくとも400年以上は生きています。
実は原作第1巻の時点で200年以上生きていることが示唆されていたのですが、アニメではカットされてしまいました。
さらに彼女は400年前に記憶喪失になっています。
しかし『内なる声』に促され、それが使命であるかのようにアルザーノ帝国魔術学院の下に広がる地下迷宮に挑み続けています。
この地下迷宮の探索調査こそが学院に席を置く最大の理由です。
しかし、大陸最高の魔術師であるセリカの力を持ってしても地下迷宮の踏破は達成できていません。
一方、グレンはとある事情により生徒を連れて地下迷宮とは別の遺跡の調査に向かうことになりました。
地下迷宮とは比較にならないほど安全に調査ができる遺跡だったはずなのですが、何故かセリカも同行ます。
単調に終わるかと思われた遺跡調査でしたが、遺跡にあった装置を起動すると何故か地下迷宮へと続く道が開かれたのです。
それも今までセリカが辿り着いた階層よりも遥か深くの階層に繋がっていました。
しかし、そこから先には進めませんでした。物理的にも魔術的にも破壊不可能な古代人の建造物が行く手を阻んだのです。
先に進めず錯乱するセリカの前に謎の魔人が現れます。
魔人はセリカを空(セリカ)と、「我が主に相応しき者」とも呼びます。
しかし、かつての空と何かが違ったのかセリカに失望し、襲いかかってきます。
グレン達は辛くも魔人を撃退するのですが、その撃退法に謎が残りました。
『メルガリウスの魔法使い』という童話に出てくる敵、『魔煌刃将アール=カーン』を倒す手順に沿うことで、魔人を撃退したのです。
魔人を倒し、遺跡調査を終了したところで第6巻は終わりますが、何故ただの童話に魔人を倒す方法が載っていたのか、謎がまた一つ増えました。
ロクアカの物語はまだまだ続いていきます。
「ロクでなし魔術講師と追想日誌」とは?
ロクでなし魔術講師と追想日誌はグレンを中心とした短編集です。
2019年11月で5巻まで発売されています。
原作が15巻まであるのでアニメ1期をみて、もっとロクアカの世界を知りたい!と思った方は
まだ小説15巻分。アニメの3倍くらいのボリュームを楽しむことができる計算です。
まとめ
今回は2017年に放送された「ロクでなし魔術講師と禁忌教典」の設定、登場人物、大まかなストーリーをまとめました。
最後に一言、このアニメを見事に言い表しているかのようなセリフを紹介します。
グレンがシスティーナの作ったものと知らずに食べたサンドイッチの評価です。
工夫は無いが丁寧に作られていてすっげえ美味かった!
アニメ第5話より引用
「ロクアカ」は良く言えば王道、悪く言えばありきたりな物語ですが、それ故に奇をてらった展開が無く気楽に見れるアニメです。
それでいてキャラクターはかわいく描き、魔術の設定にもこだわった丁寧な作品です。
サンドイッチのように手軽に楽しめるアニメ、「ロクアカ」をぜひご覧ください!