六導玲霞はおかあさん?ジャックや相良豹馬との関係・FGO【fate/Apocrypha】
(出典:公式サイト)

六導玲霞(りくどうれいか)はfate/apocryphaに登場する切り裂きジャックことジャック・ザ・リッパーのマスターです。
マスターでありながらおかあさんのような存在でもあり二人はいいコンビです。

今回はアニメで出番が少ない六導玲霞の魅力やFGOに登場するので礼装や再臨をご紹介します。
また相良豹馬とはいったい誰なのか関係をみていきます。

【fate/Apocrypha】六導玲霞とは

fateApocrypha 六導玲霞
(出典:#17)

六導玲霞(りくどうれいか)は、fate/Apocryphaに登場する黒のアサシンと呼ばれているジャック・ザ・リッパ―のマスターで、両陣営でも特殊な立ち位置にあり、両陣営から狙われている立場です。ですが、一般人とは思えないハイスペックさを活かし上手に立ち回ります。

fate/Apocrypha

FateApocrypha
(出典:Wikipedia)

fate/Apocryphaは、『fate/staynight』のスピンアウト作品で、平行世界での話です。原作は小説で、全5巻で完結済みです。また、アニメが2017年7月から公開され、そちらで知ったという人も多いのではないでしょうか?本記事では、六導玲霞という人物について、作中での活躍や魅力なども交えながら解説していきます。

fate/Apocryphaは以下の記事で解説しています。

六導玲霞はアサシンのマスター

アサシン マスター
(出典:#2)

六導玲霞とは、fate/apocryphaに登場するマスターの1人で、黒のアサシンであるジャック・ザ・リッパ―のマスターです。作中のマスターでただ一人魔術師ではない一般人でもあります。一見はどこか儚げで蠱惑的な女性ですが、幼少期の生活から人間としての倫理観が破綻しており生と死に関しての価値観が殆ど無い為、ただ冷静に目的のためなら殺人も一切の躊躇なく行うことが出来ます。
また、行動力・観察力・直観に天才的な才能を持ち一般人でありながら、誰にも気づかれる事無くジャック・ザ・リッパ―の回復や強化を行い、百戦錬磨の魔術師とサーヴァントに対して対等に渡り合うことが出来ました。

容姿

外見は緑色の長髪を腰ほどまでに伸ばした、スタイル抜群の20代前半の女性です。職業がら露出の多い大胆な服装をしている事が多いです。

職業

六導玲霞の職業は娼婦です。身を売ってお金を稼いでいます。fate世界で職業が娼婦の人は彼女が初めてです。容姿に恵まれているので稼ぎは良く、ジャック・ザリッパ―の為に即座に海外へ行ける程のお金は持っているようです。

声優:中原麻衣

中原麻衣
(出典:アニメイトタイムズ)

六導玲霞の声優は中原麻衣さんです。「ひぐらしのなく頃に」の竜宮レナ役、「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」の雪ノ下雪乃役で有名です。アニメのメインヒロインやヒロイン役を演じることが多い声優です。

中原麻衣さんは、2001年にテレビアニメ「パラッパラッパー」でデビューし初ヒロイン役は「わがまま☆フェアリー ミルモでポン!」の南楓役です。様々な声優と交流があり、声優ユニットでアニメのキャラクターソングなども歌っています。
簿記、剣道、秘書検定など多くの資格を持つ程の多才でもあります。

六導玲霞がハイスペックすぎる5つの魅力

六導玲霞は、一般人とは思えないほどハイスペックです。その人間離れしたハイスペックさが人気の訳の1つになっている様です。ここではそのハイスペックさをその魅力について紹介していきます。

1.ピアノ、外国語、歴史など教養の豊かさ

六導玲霞
(出典:#17)

両親が事故死してからは転落する人生を送っていた彼女ですが、その前までは教養の高い教育を受けていた様で、ピアノを弾くことは勿論、外国語を流暢に話し、行く先々の土地の歴史について知っておりその裏の歴史を旅を有利にするために活用するなど、高い知性を持っています。
特にピアノは、作中(fate/apocryphaアニメ 17話)でもジャック・ザ・リッパ―の為に「トロイメライ」を弾いてあげているシーンがあります。

2.躊躇いなく殺人ができる冷静さ


(出典:#17)

六導玲霞は、これまでの人生が原因か「命」に対しての価値観が殆ど無く、自分以外の人間が悲しまないのなら殺人も全く躊躇わない程の冷静さを持っています。
「死」に直面しやすい魔術師ならともかく、聖杯戦争に巻き込まれるまで殺人などしたことが無かった一般人には考えられない冷静さです。

3.天才的な直感力・洞察力とそれに基づく行動力


(出典:#17)

魔術的な調査が行えない彼女が、ユグドミレニア側の作戦を看破した上で、自分の正体が知られていない事を最大限に活用してジークを罠に嵌めるなど、一般人とは到底思えない高度な戦術を駆使し、最大限アサシンであるジャックの特性を有効活用した、魔力補給の方法や戦闘方法を組み立て、実行に移す事が出来るのは彼女の直観力と行動力に起因するものです。このAIの様な、洞察力は六導玲霞のカッコよさを引き立てています。

4.異常な程強い精神力


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戦いや儀式などで「死」が身近にある魔術師とは違い、完全な一般人である六導玲霞が、ジャック・ザ・リッパ―に解体される相良豹馬や魔術師を見ても、何も感じず淡々とジャックの栄養補給の姿を見ているのは、他のfateシリーズの中で同じく聖杯戦争に巻き込まれた人や魔術師を見ても異常です。また、命を救われたとは言え本来殺人鬼であるジャック・ザ・リッパ―が懐くほど親密に接し、最高と呼ばれるほどの相性を作り出せたのは彼女の異常な精神力に寄るものが大きいです。

5.母親の様に世話を焼く姿


(出典:#5)

本来サーヴァントである、ジャック・ザ・リッパ―に母親の様に世話を焼き、ジャック・ザ・リッパ―も子供の様に懐いている姿は作中でも温かくなるシーンです。食事が必要でないジャックにハンバーグを用意してあげたり(fate/apocryphaアニメ 6話)、服が目立つからと言って服を買って着せてあげたり、心配だからと言って携帯電話を持たせてあげたり(fate/apocryphaアニメ 10話)と、まるで本当の母親の様です。その母性を感じる姿に惹かれる視聴者も少なく無いと思います。

常人離れした能力と普通の母親の様な姿のギャップが、人気の理由となっている様で、その一般人を完全に超越した能力は、ファンの間では「有り得ない」を通り越して、「玲霞さん凄い」と称賛されるほどです。

【fate/Apocrypha】六導玲霞はジャックのマスター

六導玲霞 ジャックのマスター
(出典:#17)

fate世界は通常マスターとサーヴァントの相性がかなり重要で、相性が最悪の場合サーヴァントがマスターを裏切ったり、マスターがサーヴァントに自害を命じたりと協力するどころでは無い時もあります。
その点六導玲霞とジャック・ザ・リッパ―は、fateの世界でも類を見ないほど「最高」と言われています。
何故この様な関係を築くことが出来たのか、詳しく解説していきます。

ジャックを子供のように可愛がる

マスターである六導玲霞とそのサーヴァントであるジャック・ザ・リッパ―は母親と子供の様な関係です。ジャック・ザ・リッパ―はその存在の特性上、常に「母親」を求めています。
最初は、ジャック・ザ・リッパ―の願いを叶える為に、本当の母親ではないけれど、母親らしく接しようと考えていましたが、ずっと1人だった六導玲霞にとって、ジャック・ザ・リッパ―と過ごした温かい日々は代えがたいもので、最終的には本当の愛情に変わって行きました。
アニメ作中でも、ジャック・ザ・リッパ―の為に夕食を作って待っていたり、ピアノを弾いてあげるなど本当の親子の様なシーンが幾つも出てきます。

六導玲霞はルーマニアの殺人鬼に


(出典:#17)

六導玲霞は魔術師ではない為、サーヴァントの召喚を維持し続ける為の魔力をサーヴァントに補給する為の手段がありませんでした。そこで、魔力の代わりとなる人間の魂をサーヴァントに食べさせる事で、回復と力の補充を行って居ました。その時彼女は「一般人」である事と「探知されにくいアサシンのクラス」である事を完璧に活かし、赤と黒両方の陣営から全く気づかれる事無くジャック・ザ・リッパ―に、人間や魔術師を殺させて居ました。
殺させて居たのはマフィアやギャング、犯罪者などの悪人ばかりだったのでニュースになることもありませんでしたが、ルーマニアで死体が見つかってしまい、「ジャック・ザ・リッパ―の再来か?」というニュアンスの記事が地元新聞に乗ったことで、両陣営に知られてしまいました。
しかし、物語終盤まで魔術師の探知網を掻い潜り正体を知られる事無く行動できたのは不可能な事です。

六導玲霞はもともとジャックのマスターではなかった?

ジャック・ザ・リッパーの本来のマスターは六導玲霞ではなく、相良豹馬という男でした。何故結果的に、相良豹馬ではなく六導玲霞というただの一般人がジャック・ザ・リッパ―のマスターになってしまったのかということを解説してきます。

相良豹馬とは

相良豹馬
(出典:#5)

相良豹馬とは、ユグドミレニアの魔術師の1人で生贄を使用した諜報・暗示などを得意としていました。魔術師としては通常のサーヴァント召喚も行えない程未熟で、自分の力不足を補うために生贄を使って召喚を行おうとしました。
六導玲霞を生贄として使い、召喚には成功しましたがサーヴァントに対する絶対的な命令行使権である「令呪」を使用する前に、ジャック・ザ・リッパ―に殺されてしまいました。
アニメでは殆ど登場せず、相良豹馬だと思われる、部屋の中に置かれた萎びた死体が一瞬映されるだけです。細かい設定などは殆ど登場せず、一部の情報も雑誌雑誌「TYPE-MOONエース Vol.7」に収録された短編『Fate/Apocrypha ACT1 unbirth』と「TYPE-MOONエース Vol.10」に収録された短編『Fate/Apocrypha ツークツワンク』でしか知ることが出来ないほどで、「最も影が薄いマスター」と言われています。

六導玲霞と相良豹馬の関係

相良豹馬は娼婦だった六導玲霞に魔術で暗示をかけ、まるで恋人の様に彼女に尽くさせていました。暗示に掛かっていた彼女はこれを、愛によるものだと思い込み協力します。しかし、相良豹馬は六導玲霞をジャック・ザ・リッパ―召喚の為の生贄にしようと企んでおり、結果的に生贄にされかけます。しかし、彼女の「生きたい」という思いに呼応し召喚されたジャック・ザ・リッパ―は相良豹馬を殺し、マスターの証である「令呪」を奪ってしまいます。

【fate/Apocrypha】六導玲霞は死亡する?最期は?

ジャック・ザ・リッパ―のマスター兼母親として、聖杯戦争を勝ち残って来た六導玲霞ですが、物語終盤で死亡してしまいます。その時のシーンがとても印象的なので、どの様な最後を迎えたのか、何故死亡してしまったのかなどを解説していきます。

六導玲霞の最後

六導玲霞 最後
(fate/apocryphaアニメ 17話)
最後は、自分のサーヴァントであるジャック・ザ・リッパ―に残っていた2画の令呪で「私がいなくても」「あなたは大丈夫」と残し、自分を救って「生きたい」という望みを叶え、温かく楽しい日々をくれたジャック・ザ・リッパ―に感謝し、微笑みながら息を引き取りました。
幼い頃から孤独で、空っぽだった彼女にとってマスターとサーヴァントの関係とは言え、実の親子の様に接し合ったジャック・ザ・リッパ―との短い時間はとても温かく幸せな時間でした。

死因

六導玲霞の死因は、自分のサーヴァントであるジャック・ザ・リッパーを黒のアーチャーから射られた矢を庇った事です。通常認識できない程の速度と精度で放たれる黒のアーチャーの矢ですが、彼女は持ち前の驚異的な直感により自らを犠牲にしました。

その後

六導玲霞 その後
(出典:#17)

死亡した彼女でしたが、その後ジャック・ザ・リッパ―の霧の宝具の中に幻影として現れます。「世界のシステムとしてただ消費されるだけの、子供達の命を何故誰も救おうとしない」という主人公ジークの問いかけに、「もし世界を10人で作ったら、その内の2人は淘汰されるのが、世界というシステムだから救う事は出来ない」と、世界の綺麗な部分しか見れなかったジークに、世界の絶望を教えました。

六導玲霞のSS

容姿と能力、サーヴァントとの関係性から人気が高い六導玲霞ですが、飽くまでfate/apocryphaのマスターの1人という位置付けの様で、二次創作などの数は多くはありませんでした。しかし、一部では熱狂的なファンもいる様だったので、幾つが抜粋して紹介していきます。

Fate/ The Mist
https://syosetu.org/novel/70776/
七組がサーヴァントを二騎ずつ使役し争うという異端の聖杯戦争で、fate/Apocryphaで死んだはずの六導玲霞が何故か生きており、ジャック・ザ・リッパ―のマスターとして違う聖杯戦争を戦うというお話です。
六導玲霞はfate/Apocryphaでの死亡時の記憶がある為、ジャックと再開するシーンは感慨深いものがあります。

バレンタインイベント:六導玲霞さん
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=10733804
「もしfate/grand orderのバレンタインイベントの対象に六導玲霞がいたら?」という設定のお話です。よりおかあさん力がアップした六導玲霞は子供のサーヴァントに囲まれて幸せそうです。

魔法つかい玲霞さん!
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=10658907#1
魔法つかいになった玲霞さんが、カルデアのちょっとしたお悩みを魔法の力で解決するお話です。少女というには余りにも大人の魅力に溢れた彼女が、魔法のステッキを使う姿は想像するとギャップに惹かれてしまいそうです。

【FGO】六導玲霞はFGOに登場?

ミズ・ロンドン
(出典:FGO)

fate/grand orderは2015年7月31日からリリ―スされたスマートフォン用RPGです。そのストーリーの壮大さ、魅力的なキャラクターによって人気を博しています。
プレイヤーはサーヴァントを操るマスターとなって、1サーヴァント5枚のコマンドカードを選びながら戦います。
アニメ化、映画化、舞台化もされている程、充実したストーリーが特徴です。
そのfate/grand orderで六導玲霞が、「ミズ・ロンドン」と名前を変えて登場したという情報があったので、「ミズ・ロンドン」について解説していきます。

ミズ・ロンドン

ミズ・ロンドンは、ジャック・ザ・リッパ―の幕間「微睡みにトロイメライ」に出てくる人物です。姿は「ミズ」という名の通り、20代~30代の女性の様ですが顔に黒い靄が掛かっていて判別は出来ません。
ジャック・ザ・リッパ―の逸話があった1800年代のロンドンの意識がカルデアのシミュレーター内で具現化したものと言われており、その一部である「ロンドンの良心」です。ジャック・ザ・リッパ―が女性を殺した動機やその当時のロンドンの環境など、ジャック・ザ・リッパ―の背景を掘り下げます。
ジャックが「社会」の中に「被害者から転じた加害者」として組み込まれるのを阻止しようとしており、ジャック・ザ・リッパ―の事を我が子の様に思い悩んでいる姿もありますが、六導玲霞とは全く関係の無い人物です。

【fate/Apocrypha】六導玲霞のイラスト

六導玲霞のイラストをまとめました。
六導玲霞1
(出典:ameblo)
六導玲霞7
(出典:devineart)
六導玲霞6
(出典:gamewith)
六導玲霞5
(出典:Pinterest)
六導玲霞4
(出典:appbako)
六導玲霞3
(出典:Pinterest)
六導玲霞2
(出典:ニコニコ静画)

まとめ

今回は六導玲霞の魅力をご紹介しました。ジャックととてもいいコンビなのでぜひアニメをみてください。

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