少女革命ウテナ
出典:WallpaperBetter

少女革命ウテナは戦う女の子アニメの代表格です。漫画家さいとうちほの描く漫画をベースに、アニメや映画にもなり、近年ミュージカル化も果たしました。今年20周年を迎える永く愛され続けている名作ですが、その魅力はいったいどこにあるのでしょうか。

「絵柄が古いしな~」「昔のアニメでしょ?」

と嫌煙しているあなた、損してるかもしれません。

ウテナは20年前の作品ですが、非常にセンセーショナルな作品です。
今でも充分に楽しめるどころかむしろ、今のアニメのヒロインがウテナの影響を受けてるんじゃないの?とすら感じるかもしれませんよ。

また、ウテナには当時話題になったトラウマシーンというものが存在しています。
一アニメファンなら知っておきたい出来事でしょう。それだけで見る価値あります。

本記事では、少女革命ウテナの個性豊かなキャラクターや見どころ、作品の評価や気になるラストシーンの秘密まで徹底解説していきます。少し昔のアニメだから見ようか迷っていた…等という方もきっと、これを読めばウテナの世界をもっと知りたくなるはずです。

【アニメ】少女革命ウテナとは?

少女革命ウテナ
(出典:WallpaperBetter)

「少女革命ウテナ」は、1997年4月から同年12月までテレビ東京系列で放送された少女アニメ。ビーパパス企画・原作の全32話。少女漫画家さいとうちほの原案を元にアニメ化され、学ランに身を包んだ男装の少女・ウテナを主人公とした衝撃の異色作品です。

あらすじ

少女革命ウテナ あらすじ
(出典:1話)

「王子様になりたい」と願う男装の少女・天上ウテナは、鳳学園に入学後ミステリアスな少女・姫宮アンシーと運命の出会いを果たします。ある日、アンシーが生徒会副会長・西園寺に暴力を振るわれている現場に遭遇するウテナ。そしてウテナの親友・若葉を傷付けたことも併せて我慢ならなくなったウテナは、西園寺に決闘を申し込みます。ウテナの指に嵌っている「薔薇の刻印」の指輪を見た西園寺は、何かを悟ったようにウテナの決闘を受けるのです。
決闘に勝利したウテナは、勝利者として「薔薇の花嫁」の顔を持つ姫宮とエンゲージ(婚約)し、掟に従い共に暮らす事に。そこから同じく薔薇の指輪を持つ生徒会役員らと出会い、薔薇の花嫁をかけた闘いに巻き込まれていくのでした…
ウテナの憧れる「王子様」とは?アンシーの正体とは?決闘をめぐって明かされる、指輪を持つ者たちが目指す「世界の果て」とは一体…?

監督:幾原邦彦

監督 幾原邦彦
(出典:KAI-YOU)
監督の幾原邦彦は1964年生まれの音楽プロデューサー。徳島県出身でA型。アニメ監督や小説家、ラジオパーソナリティも務め、日本映画監督協会会員でもあります。手掛けたアニメ作品は少女革命ウテナの他に、さらざんまい、ユリ熊嵐、劇場版 美少女戦士セーラームーンRなど。ギャグタッチの演出や、演劇の手法を取り入れた映像表現方法に定評があります。

声優

ウテナの魅力的なキャラクターたちに声をあてる声優は以下の通りです。

  • 天上ウテナ…川上とも子
  • 姫宮アンシー…渕崎ゆり子
  • 桐生 冬芽…子安武人
  • 西園寺 莢一…草尾毅
  • 有栖川 樹璃…三石 琴乃
  • 薫 幹…久川 綾
  • 鳳暁生…小杉十郎太
  • チュチュ…こおろぎさとみ 他

百合・薔薇アニメ?

ウテナ 薔薇・百合
(出典:Super Groupies)

ウテナがアンシーを守るという関係性からか、本作は「百合作品」としても話題のアニメです。百合なのか友情なのか…それは作品を見てからのお楽しみです。また、本作は「薔薇作品」との声もあります。生徒会長の桐生や副会長の西園寺、鳳暁生などが作中で半裸で寝転がっている場面などがところどころに見られるためでしょう。

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懐かしの名作アニメを扱っているVODは少ないのですがU-NEXTにはしっかりあります。
ウテナは全38話とけっこう長編ですが、倍速再生(1.4倍がおすすめ)+31日間のお試し期間で充分に観終わりますよ。
 
※配信内容は変更になる恐れがありますので事前に確認してください

【薔薇アニメ】少女革命ウテナの用語を解説

少女革命ウテナには「薔薇の花嫁」や「決闘」など、独自の世界観を作り上げる用語がたくさんあります。以下で特に重要な用語を解説していきます。

世界を革命する力を!

世界を革命する力を!
(出典:Twitter)

決闘の際に、アンシーの身体からディオスの剣を引き抜くときに叫ぶ決め台詞。

王子様

王子様
(出典:1話)

ウテナがずっと憧れ、追い求める存在。

薔薇の花嫁

薔薇の花嫁
(出典:1話)

姫宮アンシーの正体。決闘の勝利者に服従し、ディオスの剣を心に封印している。

薔薇の刻印

「世界の果て」に選ばれたものだけに贈られる、指輪や手紙に入っている刻印。

指輪

指輪 薔薇の刻印
(出典:1話)

「世界の果て」に選ばれたものだけに贈られる、薔薇の刻印が入った指輪。これがあれば、決闘に挑む資格がある。

決闘

決闘
(出典:1話)
「薔薇の花嫁」、「世界を革命する力」を巡った闘いのこと。
胸の薔薇を散らされた方の負け。

少女革命ウテナの登場人物・キャラ

少女革命ウテナ 登場人物
(出典:ココログ)

少女革命ウテナの、個性的で魅力的なキャラクターを幅広くご紹介します。

天上ウテナ

天上ウテナ
(出典:1話)

主人公、鳳学園中等部2年。幼い頃、自分を助けてくれた王子様に憧れ、自身も王子様になりたいと願う男装の少女。女子の制服ではなく学ランを着こなし、学園の女子たちの注目を集めている。一人称は僕。名前の「ウテナ」は、花の萼(がく)を意味する。スポーツ万能だが、勉強はあまり出来ない。意外と料理が得意な一面も。

  • 年齡:14歳
  • 誕生日:12月29日
  • 星座:やぎ座
  • 血液型:B型
  • 身長:164cm
  • 体重:46kg
  • 趣味:スポーツならなんでも、バラのティーカップ集め、男装
  • 得意なこと:おんぶ、意外なことに料理
  • 苦手なこと:納豆とねばねばした男の子

姫宮アンシー

姫宮アンシー

ウテナのクラスメイトでどこか謎めいた存在。決闘の勝利者に「世界を革命する力」をもたらすとされる「薔薇の花嫁」。「ディオスの剣」を心に封印している。丸い眼鏡をかけており、チュチュを飼っている動物好き。鳳暁生の妹。

怖い

アンシーは、どこか怖いという印象も。勝利者に「絶対服従」という自身の心のなさと、ミステリアスな雰囲気がそう思わせているのでしょう。

  • 年齡:14歳
  • 誕生日:2月29日
  • 星座:うお座
  • 血液型:AB型
  • 身長:157cm
  • 体重:41kg
  • 趣味:トランプ、動物をかわいがること
  • 得意なこと:動物と話せる
  • 苦手なこと:勉強、料理、友だちを作ること

チュチュ

チュチュ 
(出典:2話)

アンシーのペットで友達。耳の大きなさるに似た生き物。大きさはキーホルダーくらいの大きさで、鳴き声は「チュチュ」。アンシーの心のメタファー的存在。

薫幹(ミッキー)

薫幹
(出典:3話)

中等部1年の生徒会役員。「ミッキー」の愛称で親しまれる可愛い系男子キャラ。フェンシング部に所属しながらもピアノ演奏者としての腕もピカ一。中一にして大学生レベルの頭脳を持つ秀才。双子の妹は、梢。決闘の際付けられる胸の薔薇の色は、青。アニメ版ではアンシー、漫画・小説版ではウテナに想いを寄せている他、小説版では桐生との同性愛的表現も見られた。

  • 年齡:13歳
  • 誕生日:5月28日
  • 星座:双子座
  • 血液型:O型

桐生冬芽

桐生冬芽
(出典:リノート)

鳳学園の生徒会長を務める高等部2年。学園一のプレイボーイの名を持つ。西園寺とは幼馴染で、同じ剣道部所属。妹は桐生七実。生徒会メンバーで唯一「世界の果て」に通じている人物で、ウテナとの決闘に勝利した唯一の人物。決闘の際に胸に付けられる薔薇の色は、赤。後にウテナに心惹かれ、鳳との仲に嫉妬心が芽生える場面も。

  • 誕生日:6月4日
  • 星座:双子座
  • 血液型:A型

鳳暁生

鳳暁生
(出典:14話)

鳳学園の理事長代行。アンシーの実兄。学園長の娘と婚約しており、鳳の姓を名乗っている。「明けの明星」の別名を持つ、「世界の果て」の正体。そして「ディオス(王子様)」の現代の姿。ウテナの力を利用するために、恋愛関係に発展したこともある。全てにおいて、謎の多い人物。

  • 誕生日:9月15日
  • 星座:乙女座
  • 血液型:A型

篠原若葉

篠原若葉
(出典:リノート)

中等部2年、ウテナの親友でクラスメイト。西園寺に憧れ手紙を出すも、学園内に張り出され傷付いたことをきっかけに、ウテナが決闘する運命に巻き込まれる。明るく前向きで、アンシーとは真逆の陽のタイプ。黒薔薇会の闘いでウテナと闘ったことも。

  • 誕生日:3月14日
  • 星座:魚座
  • 血液型:O型

桐生七実

桐生七実
(出典:NAVERまとめ)
桐生冬芽の妹で、中等部1年。極度のブラコンでわがままお嬢様タイプだが、心優しい一面も持つ。兄に近付くものは決して許さない。実はデュエリストの一人で、兄から仕込まれた剣術の腕は一流。ウテナとは2度決闘をしている。冬芽がウテナに決闘で破れ引きこもっている間は、兄に代わり生徒会をまとめあげていた。

  • 誕生日:8月8日
  • 星座:獅子座
  • 血液型:B型

御影草時

御影草時
(出典:Twitter)

黒薔薇会(御影ゼミ)のリーダーで、高等部3年の秀才。デュエリストの一人だが、サブキャラクターの心につけ込んで彼女らをデュエリストに仕立てることで決闘に参加。決闘の際胸に付ける薔薇は黒。かつて100人ほどの生徒を引きつれ「永遠」を手に入れる研究を行っていた根室教授と呼ばれる人物。想い人・時子が鳳とキスしているところに遭遇して以降、「永遠」に興味を失い「世界の果て」と契約を交わした。肉体や精神は数十年成長が止まったままでいる。ウテナに時子の面影を見て、彼女の事を時子と呼ぶ時もある。

  • 誕生日:11月30日
  • 星座:射手座
  • 血液型:AB型

千唾時子

千唾時子
(出典:anisearch)

千唾馬宮の姉。かつて根室教授(御影草時)の元で、余命幾ばくかの弟の為に「永遠」を手に入れる実験に参加していた。御影から想われていたが、彼女自身は鳳と関係を持っていた。御影記念館が焼け落ちたことをきっかけに御影の元を一度去り、弟の墓参りの際に当時の姿のままの御影と再会する。

千唾馬宮

千唾馬宮
(出典:はてなブログ)

千唾時子の弟。御影を「先輩」と呼び慕う彼のパートナー。中性的な少年。不治の病を患っていて、余命幾ばくもない。褐色肌で見た目がアンシーやディオスと似ている。これは実は本当の馬宮ではなく、鳳が御影の心を利用しようと企み、アンシーが成り代わった姿だった。本物の馬宮はそばかすのある素朴な少年。

有栖川樹璃

有栖川樹璃
(出典:NAVERまとめ)

高等部1年の生徒会役員。フェンシング部部長(代理)。オレンジ色で縦ロールの髪型が特徴的な、男装の麗人。美貌と男性的な佇まいから、学園内での人気は桐生と張るものがある。決闘の際胸に刺す薔薇の色はオレンジ。女性でありながら同性の幼馴染であり親友・枝織に想いを寄せ、ペンダントに彼女の写真を入れている。

  • 年齡:16歳
  • 誕生日:12月1日
  • 星座:射手座
  • 血液型:A型
  • 身長:167cm
  • ニックネーム:美しき雌豹
  • 特技:フェンシング、モデル歴あり
  • 好きなもの:ユリの花、ブラント品
  • 信条:美しい生活、美しい身なり、美しい生き方
  • 弱点:秘密多し

高槻枝織

高槻枝織
(出典:NAVERまとめ)

樹里の幼馴染で親友。幼馴染である樹里に対して劣等感やコンプレックスを抱き、樹里から優しくされるのは見下されているからだという被害妄想を抱いていた。樹里と自分を「光と影」と呼ぶ。中等部までは鳳学園に在籍していたが転校、後に黒薔薇会の1件で再び学園に戻ってくる。樹里より優勢に立とうとして、様々な男子生徒と関係を持つが、樹里の師である瑠果には逆に気持ちを利用される。最終話ではフェンシング部に入部し、樹里と正々堂々剣を交える事が出来た。

  • 誕生日:2月2日
  • 星座:水瓶座
  • 血液型:B型

ディオス

ディオス
(出典:anime characters database)
鳳暁生の過去の姿で、ウテナの思う「王子様」。決闘の際、どちらか一方に舞い降りて力を与える。かつて、世のお姫様を救おうとし、たくさんの人々の願いを叶えすぎてしまったためアンシーにより力を封印された。

ディオスの剣

ディオスが司る剣。「世界を革命する力」を持つと言われるが、実はディオスの「理想」が具現化したもの。

影絵少女

影絵少女
(出典:1話)

夕方になると出没する、影絵芝居を繰り広げる謎の存在。鳳学園中等部の演劇部に所属する女生徒との噂。意味深な発言や展開は、物語の鍵を握っていたり、ストーリーテラー的役割を担っている。A子・B子の他に、黒薔薇会編からはC子が参入。劇場版では更に、E子・F子も登場する。

かしらかしらご存知かしら

影絵少女の口癖。影絵芝居はこのキーワードで始まる事が多い。

少女革命ウテナの決闘曲・曲

少女革命ウテナ 曲
(出典:amazon)

本作には、ウテナの世界観を作り出す曲がたくさん使われています。オープニングからエンディング、その他劇中歌など一挙ご紹介します。

輪舞-revolution-(ロンドレボリューション)


オープニング主題歌。作詞:奥井雅美、作曲・編曲:矢吹俊郎、歌:奥井雅美

絶対運命黙示録


本作の劇中歌。作詞・作曲・編曲:J.A.シーザー、コーラス:東京混声合唱団

ワタシ空想生命体


本作の劇中歌。作詞・作曲・編曲:J.A.シーザー、コーラス:東京混声合唱団、演劇実験室◎万有引力

幻燈蝶蛾十六世紀

作詞・作曲:J.A.シーザー、編曲:光宗信吉、コーラス:杉並児童合唱団、上谷麻紀、幾原邦彦、光宗信吉、大月俊倫、金子伸吾

絶対進化革命前夜

絶対進化革命前夜
(出典:amazon)
本作1枚目のサウンドトラック。アニメ版の上半期BGM30曲を収録。光宗信吉が制作を担当。オープニング主題歌「ロンド・レボリューション」と前期エンディングテーマ「truth」のマキシ・バージョン、劇中歌「絶対運命黙示録」・「天使創造すなわち光」も収録。

天地創造すなわち光

天地創造すなわち光
(出典:amazon)
本作4枚目のサウンドトラック。全曲J.A.シーザーが編曲を手掛け、演劇実験室◎万有引力、東京混声合唱団がコーラスを担当している。

体内時計都市オルロイ

体内時計都市オルロイ
(出典:amazon)
本作3枚目のサウンドトラック。全26曲のBGMを光宗信吉が制作を担当。アニメ後期エンディングテー同時収録。

時に愛は

本作劇場版の劇中歌。歌・作詞:奥井雅美、作曲・編曲:矢吹俊郎

【漫画】少女革命ウテナ

漫画 少女革命ウテナ
(出典:amazon)

アニメの他に、漫画版もあります。作者はさいとうちほ。月刊誌「ちゃお」(小学館)で連載されました。単行本は全5巻で、小学館(ちゃおフラワーコミックス)より出版。その後、小学館文庫からも全3巻の文庫版が出ています。劇場版のコミックも別冊少女コミックspecialより出版。

さいとうちほ

ウテナの原作者であるさいとうちほは、漫画家でありイラストレーター。東京都出身で、血液型はB型。1982年、「剣とマドモアゼル」でデビュー。その後「少女コミック」や「プチコミック」で活躍し、「円舞曲は白いドレスで」「もう一人のマリオネット」などで人気を獲得します。宝塚歌劇作品のような歴史大河ロマン、ラブコメ、児童向けに至るまで幅広く、作品の幅広さにも定評があります。

漫画・アニメの違い

漫画とアニメの違いは、漫画版ではアニメ版より現実的な部分が描かれています。前半部分では、鳳学園に転入するまでが漫画版では描かれていますし、ウテナの母親や元居た学校の同級生の男の子などもその中で出てきます。漫画版では、ウテナが何を志し、どうして鳳学園に入学したのかが序盤で分かりやすくなっています。
また、ウテナの服装も異なります。アニメ版では最初から紺色の制服でしたが、漫画版ではピンク色の制服です。決闘で破れたことから、紺色の制服に変わったとされています。
また、登場人物の設定も違っています。アニメ版では有栖川樹里は同性を好きな設定になっていますが、漫画版では異性(桐生冬芽)が好きな設定です。その他にも、ラストシーンの違いなども見られます。

劇場版「少女革命ウテナ アドゥレセンス黙示録」

劇場版 少女革命ウテナ アドゥレセンス黙示録
(出典:amazon)

1999年8月、東映系で完全新作の長編アニメーション劇場版「少女革命ウテナ アドゥレセンス黙示録」が上映されました。アニメ版より過激に描かれた、ウテナの完全オリジナル劇場アニメ作品です。原案・漫画は変わらず、さいとうちほ。企画・原案
は、ビーパパスです。

映画とアニメの違い

映画とアニメの違いは、映画版はアニメのその後を想定し再構成されているという事です。ストーリーはもちろんの事、桐生が生きていない設定になっている他、アンシーの設定の違いが一番目立ちます。性格も違えば、髪型がショートになっていたり、服の色が赤から白に代わっていたりという外見の違いもあります。映画版はアニメ版より、ウテナとアンシーの二人に色濃く焦点を当てた作品です。劇場版はより描写が過激でメッセージ性が強く、より難解だとも言われているようです。

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少女革命ウテナは20周年

少女革命ウテナ 20周年(出典:amazon)

1997年にアニメ版の第一話が放送されて以降根強い人気を誇り、2017年には20周年を迎えた「少女革命ウテナ」。20周年を記念して、ブルーレイボックスやグッズが新たに発売される他、様々な記念の展示なども行われています。

少女革命ウテナ complete blu-ray box

出典:ヤフオク

「少女革命ウテナ complete blu-ray box」とは、本編アニメの第1話から第30話まで完全収録したブルーレイBOXです。劇場版「少女革命ウテナ アドゥレセンス黙示録」、ノンクレジットのオープニング・エンディング映像、MUSIC CLIPやインタビューなども同時収録。ミュージカル版を60分に編集した特別バージョンも収録されています。長谷川眞也が新しく描き下ろしたイラストデジパックで飾り、150ページもの特別ブックレットが入った、ウテナ放送開始20周年スペシャルブルーレイディスク。
【発売日:2017年11月15日/価格:37,000+税】

ウテナグッズ


20周年を記念した様々なウテナグッズが発売されています。未公開の初期設定や印象的なシーン・決闘シーンのセル画を詰め込んだ、名場面と共にウテナの世界を振り返られるビジュアル満載の図録。カメオブローチや、薔薇の刻印が入った手鏡。本編で重要な鍵を握る「薔薇の刻印」が入った指輪などウテナの世界観をそのまま反映したグッズの数々が、特に人気を呼びました。

ウテナカフェ

ウテナ カフェ
(出典:Super Groupies)

20周年を記念して、ウテナのコラボカフェが開催。2017年の8月から10月までアニメイトカフェ池袋で、同年9月から10月までヴィレバンカフェ新宿で開催されました。アニメイトカフェ池袋で出されたメニューは「ウテナの世界を革命するドリンク」や「アンシーの薔薇の花嫁のドリンク」などキャラクターに添ったメニューの数々。ドリンクを注文するとノベルティとしてキャラクターのイラストが描かれたコースターが貰えるなどの特典もありました。
また、ヴィレバンカフェ新宿では「「世界を革命する力を!」薔薇の花嫁プレート」や「「ボクは、守られるお姫様より、かっちょいい王子様になりたいの!」ウテナのプレート」などのフードメニューも充実。それぞれのカフェでしか手に入らない限定のグッズなども話題を呼びました。

ウテナ展


「少女革命ウテナ TVアニメ放送開始20周年記念展~薔薇と革命の記憶、絶対運命黙示録~」が、大阪・東京の2都市で開催。東京は 2017年11月16日から11月20日、大阪は2018年3月21日〜4月2日に渡って実施されました。

少女革命ウテナが舞台化

少女革命ウテナ 舞台
(出典:ナタリー)

1997年12月の公演を皮きりに、ウテナはミュージカル化も果たしました。初演から2年後の1999年5月に第2回目、その翌年の2000年には第3回目と上演を重ね。それからしばらく空いて、2018年に上演された「ミュージカル・少女革命ウテナ〜白き薔薇のつぼみ〜」が好評を博し、翌年の2019年には同じキャストで新作「ミュージカル・少女革命ウテナ~深く綻ぶ黒薔薇の~」を上演しています。

・「ミュージカル・少女革命ウテナ」(初演)
1997年12月17日 - 12月29日 博品館劇場(東京)…脚本・演出:三ツ矢雄二/キャスト/天上ウテナ:大輝ゆう/姫宮アンシー:KaNNa 他
・「月蝕歌劇団公演・少女革命ウテナ魔界転生黙示録編〜麗人ニルヴァーナ来駕〜」
1999年5月26日 - 6月1日 ザムザ阿佐ヶ谷(東京)…プロデュース:幾原邦彦/脚色・演出:高取英/キャスト/天上ウテナ:一ノ瀬めぐみ/姫宮アンシー:野口員代 他
・「劇団FANTASY ADVENTURE公演・少女革命ウテナ〜コロス幻想生命体〜」
2000年9月30日、10月1日 尼崎ピッコロシアター中ホール(兵庫)…キャスト/天上ウテナ:亘まゆ/姫宮アンシー:可愛あき 他
・「ミュージカル・少女革命ウテナ〜白き薔薇のつぼみ〜」
2018年3月8日 - 18日 CBGKシブゲキ!!(東京)…原作:ビーパパス/スーパーバイザー:幾原邦彦/脚本・演出:吉谷光太郎/企画・製作:エグジットチューンズ/ポニーキャニオン/制作:ポリゴンマジック/主催:ミュージカル「少女革命ウテナ」製作委員会/キャスト/天上ウテナ:能條愛未(元乃木坂46)/姫宮アンシー:山内優花 他
・「ミュージカル・少女革命ウテナ~深く綻ぶ黒薔薇の~」
2019年6月29日 - 7月7日 シアターGロッソ(東京)…以下、2018年と同じ

【アニメ】少女革命ウテナの評価は?

少女革命ウテナ 評価(出典:DREAM NEWS)

百合アニメの先駆け・独自の世界観で異端作と言われる、少女革命ウテナ。しかしその一方で魅力的なキャラクターや、見る人を引き込むストーリーが魅力的です。いったいウテナの評価はどうなっているのでしょうか?いくつか引用して見ていきます。

皆さん作品誉めてますけど、作品は勿論、音楽性も最高だと思います❤❤JAシーザーの音楽の世界観がとても好きです😂(引用:https://www.amazon.co.jp/gp/customer-reviews/R17VOU79OOFR05/ref=cm_cr_arp_d_rvw_ttl?ie=UTF8&ASIN=B07815LF8J)

作品の内容はもちろんの事、使われている音楽にも定評があることが伺えます。音楽もまた、ウテナの世界を盛り上げる大事なツールとなっているようです。

これを、20年前の日本で、男性監督が手がけたとは! 拍手喝采です!現代を生きてゆく少女に、生きづらさを感じてる女性たちに、ぜひ観てほしい傑作だと思います。
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20年前の当時、旋風を巻き起こした「少女革命ウテナ」。時代を超えた素晴らしい傑作アニメという事が伺えます。特に女性には色んな意味でおすすめの作品のようです。

完全にストーリーは二の次で、絵や表現、音楽などの世界観や雰囲気を楽しむアニメだと思います。そういうのが好きな方は好きな作品ですね。
(引用:https://www.amazon.co.jp/gp/customer-reviews/R2HHPC9I8YNRGE/ref=cm_cr_arp_d_rvw_ttl?ie=UTF8&ASIN=B07815LF8J)

ストーリーは二の次で、世界観を楽しむアニメとの声も一方でありました。ウテナ独自の世界観にハマらない人はハマらないし、ハマる人は、とことんハマる傾向にあるようです。

正直なところ1話は意味もわからなければ、ウテナ役、川上とも子さんの演技も厳しいものがあります。監督の幾原さんはそんな川上さんを敢えて選び期待を寄せ、川上さんもウテナと共に回を重ねる毎に成長されます。
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本作の主人公である川上とも子さん演じるウテナ。どんどん魅力的になるウテナは、彼女の力が大いに影響していると捉える事が出来ます。ウテナ役の声優・川上とも子さんの魂は、この作品の中で「永遠」に生き続けるのでしょう。

かっこいい戦闘シーンはあるけれど、そこまでに至る人と人との関係性を見る作品だと思います。たくさんの人に見てもらいたいと思える作品です!(引用:https://www.amazon.co.jp/gp/customer-reviews/R1CEC8HYFYQ81Z/ref=cm_cr_getr_d_rvw_ttl?ie=UTF8&ASIN=B07815LF8J)

カッコいい戦闘シーンで魅せる一方で、登場人物の関係性にも注目の作品だという事が伺えます。サブキャラクターに至るまで、緻密な書き込みをされた本作の登場人物は魅力的の一言に尽きます。

とりあえず性別を問わずに誰でも一度は見てほしい作品。
一話だけで見るのをやめるのは勿体無い。

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女性に評価の高い作品ですが、男女問わずおすすめの作品といえるようです。一話ではまだ取っつきにくさを感じますが、ぜひ続けてみてほしいとの声も多く見られました。

昨年11月頃に知人にDVDを借りて見て以来ウテナの虜です。樹璃様を敬愛しています。(引用:https://www.amazon.co.jp/gp/customer-reviews/R2D0GZ0PUW8L96/ref=cm_cr_getr_d_rvw_ttl?ie=UTF8&ASIN=B07815LF8J)

主人公のウテナに留まらず、他のキャラクターにハマる人たちも居るようです。あなたが本作を通して見た後は、一体誰に心奪われている事でしょう?

放送同時、リアルタイムで見ていた女子たちはウテナに憧れる傾向が見られます。そして、キャラクターに関しても、主人公・天上ウテナは、大変魅力的なキャラクターに仕上がっているようです。しかしその一方で、本作は「見る人を選ぶ」という意見も多く見られました。ウテナ独自の世界観にハマらない人はハマらないし、ハマる人は、とことんハマる傾向にあるようです。
総合すると、「メッセージ性」が強く、何度・いつ見ても心を打つ作品だという評価を得ている「少女革命ウテナ」。20年前の当時、そして今も素晴らしい評価を得ている事からも、やはり傑作アニメと言えるでしょう。

少女革命ウテナのセリフ・名言

少女革命ウテナ 名言(出典:1話)

本作には、意味深で考えさせられるセリフや名言がたくさん散りばめられています。特に重要なものをいくつかご紹介しましょう。

「卵の殻を破らねば、雛鳥は生まれずに死んでゆく。我らの雛だ。卵は世界だ。世界の殻を破らねば、我らは生まれずに死んでいく。世界の殻を破壊せよ」(第2話)
(引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%91%E5%A5%B3%E9%9D%A9%E5%91%BD%E3%82%A6%E3%83%86%E3%83%8A%E3%81%AE%E7%99%BB%E5%A0%B4%E4%BA%BA%E7%89%A9)

デュエリストである生徒会メンバーの合言葉。その真意は作品の後半で明らかになる。

「きっと、10年後にも、一緒に笑ってお茶を飲もう。約束だ。」(第37話)
(引用:http://revolutionary-girl.hatenablog.jp/entry/2017/09/18/231630)

ウテナとアンシーが悪い冗談と共に言い合った台詞。世界の果てとの決戦前に、アンシーとの友情を確かめるような台詞です。

「女の子は...女の子は結局みんな、薔薇の花嫁みたいなものですから。」(第37話)
(引用:http://revolutionary-girl.hatenablog.jp/entry/2017/09/18/231630)

女の子らしさに悩むウテナに返したアンシーの答え。勝利者に絶対服従の薔薇の花嫁を、この世の女性像を結びつけた印象的な台詞。

「でも、あなたは私の王子様にはなれない。だって女の子だから。」(第38話)
(引用:http://revolutionary-girl.hatenablog.jp/entry/2017/11/06/010229)

ディオスとの最後の闘いの際、アンシーがウテナを剣で貫いたときの発言。ここまで友情を育んできたと思っていたアンシーのこの発言は、ウテナを根底から否定するような台詞です。

「姫宮、君は知らないんだ…君と一緒にいることで、僕がどれだけしあわせだったか…」(第39話/最終話)
(引用:http://revolutionary-girl.hatenablog.jp/entry/2017/12/24/180002)

アンシーの眠る棺を必死で開けようとする時にウテナが言うセリフ。ウテナのアンシーへの友情が伝わり、アンシーの心を強く動かしたと言えるでしょう。

【ネタバレ】少女革命ウテナの結末・ラスト・最終回

ここから先は、いよいよ作品の核心・ラスト部分に迫っていきます。
ネタバレを含みますのでご注意ください











若葉繁れる(20話)

ウテナの親友・若葉を中心に展開していく第20話。
若葉の思い人・生徒会副会長である西園寺が退学になり、若葉の部屋に居候する展開に。自分は普通で、西園寺は遥か手の届かない相手だと思っていた若葉。その西園寺が自分と一緒にいるという事に生き甲斐を感じた彼女は彼のために尽くすけれど、やはり彼は姫宮の事を想っていました。西園寺の姫宮に対する想いに嫉妬した若葉は、黒薔薇会に心を狙われます。それは西園寺さえも殺してしまう勢いの嫉妬で…。
そんなある日、革命の勝利者・ウテナはいつものごとく決闘を申し込まれます。なんとその相手は若葉。若葉が狙うのは、薔薇の花嫁であり西園寺の特別な人・姫宮だったのです。完全に心を黒薔薇会に支配された若葉の心をウテナは救い、物語の冒頭と同じシーンに戻ります。しかし部屋に西園寺の姿はなく、まるで全て若葉の妄想や幻想であったかのように、西園寺は学園に復帰するのでした…。

サブキャラクターの視点に立った第20話

「世界の果て」に選ばれた特別な人々を中心に展開するウテナの世界で、普通に苦しむ若葉。サブキャラとも言える彼女を軸に描くことにより、見る人々の大半は若葉と同じく「普通」であることから、見る人の共感を呼びました。若葉の西園寺に対する思いは、彼自身への思いと共に、「特別」である人への思いでもあるのではないでしょうか。「嫉妬」と「憧れ」のはざま、そんな風に。

夜を走る王子(33話)

色々と問題作の第33話。鳳暁生編の総集編の役割をしています。
まずアンシーが誰かと電話をしている場面から始まり、旅館で過ごすウテナ、車を運転する鳳の三人を主軸として物語が展開していきます。ただし、三人の「相手」の姿は最後の最後になるまで明かされず。まるで一人芝居のように、物語の破片だけが散らばっていきます。そして最後は、実はウテナと一緒に過ごしていたのは鳳で、鳳の助手席に乗っていたのはウテナ、アンシーの電話の相手は鳳と言った風に一本の線で繋がっていたのでした…。

第33話に込められたメッセージとは

33話の中で、今まで繰り広げられた闘いを振り返るカットがあります。また、鳳の元に影絵少女から「永遠はなにか?」という問いかけがもたらされたりと、深いメッセージ性を感じさせる構成となっています。また、旅館でとりとめもない会話をするウテナですが、実は裸と思われるカットで、手を握っているのは肌の黒いこれは明らかに…という感じ。しかし、ウテナの世界観らしく直接的な描写はなく、うまく描かれています。果たして「永遠」とは、一体何なのでしょうか…?

世界の果て(38話)

最終回手前、物語の核心に迫る38話。桐生との闘いに勝利し、「世界を革命する力」を持つ者の称号を得たウテナ。そんなある日、「世界の果て」から挑戦状が届きます。初めは拒んでいたウテナですが、アンシーのために再び城へと向かいます。そこで待っていたのは、「世界の果て」の名を持つ鳳暁生。彼はウテナの王子様だと証明し、ウテナを女の子に戻そうと「薔薇の花嫁」の衣装姿に変えます。しかしその中でアンシーへの想いを再確認し、「王子様」の姿へと舞い戻り、かつてのディオス(鳳)との最後の闘いが始まります。気高い志しを持つウテナに劣勢を強いられる鳳でしたが、突如後ろからアンシーの持つ剣がウテナを貫いて…

ウテナとアンシーの変化を描いた第38話

鳳と関係を持った後からすっかり王子様らしさを失い、一人の女の子として生きていくようになったウテナ。しかし、アンシーの自殺を止め、彼女の苦しみや本音を聞く下りから、やっぱりお姫様(アンシー)を救う王子様になりたい気持ちを取り戻します。その様は以前よりも気高く強い意志を感じ、より魅力的なキャラクターに見えました。また、今まで心がない薔薇の花嫁として、内面がほとんど描かれていなかったアンシーですが、彼女の本音が聞けるのも38話の醍醐味といえます。

いつか一緒に輝いて(最終話)

そして最終話。アンシーに剣で貫かれたウテナは倒れ、ディオスの優勢。「世界を革命する力」を手に入れられる薔薇の門を壊しにかかるディオス。しかし後に剣は折れてしまいます。その間にも魔女と蔑まれ針の筵となるアンシーを助けたい思いから、ウテナは門の前まで辿り着きます。そしてついに門の中・棺に眠るアンシーの「本当の姿」に出会うのです。しかし無残にも、その手はアンシーを助け出すことが出来ず、ウテナは鳳学園から存在を消してしまうのです。
そしていつもの学園生活へと場面が転換されます。今回も目的が果たせなかったと、デュエリスト集めの再開を求める鳳に対し、アンシーは別れを告げて学園を去ります。そしてウテナの待つ「外の世界」へと旅立っていくのです…

革命とは?に迫る最終話

果たして「目的」とは何だったのでしょう。そして本当に「革命」は「果たされなかった」のでしょうか?最後アンシーが制服や薔薇の花嫁の衣装ではなく、全く普通の女の子の私服を着て旅立つシーンが印象的な最終話でした。

【トラウマ注意】少女革命ウテナの問題シーンとは

ウテナ トラウマ
(出典:YouTube)

鳳学園で女の子たちにキャーキャー言われるウテナですが、世の女の子たちのハートも捉えてやまない本作の主人公・ウテナ。彼女の持つ気高さや安定のカッコよさが魅力の作品ですが、そんな彼女が読者たちを「ウテナショック」に巻き込んだ問題のシーンが幾つかあるようです。

ウテナにはトラウマシーンがある?

王子様のように気高くカッコいいウテナが見せた生々しいほどの「女の子」の一面を描いた回は、見る者たちを衝撃の渦へと巻き込みました。今も、本作における「トラウマシーン」として語り継がれています。

問題のシーン・ベッドシーン

トラウマシーンがある問題の回は、第33話。「王子様」と想い惹かれている鳳と、言わば「一線を越え関係を持ってしまう」事が描かれています。鳳目線で展開するストーリーは、ウテナの姿や声しか最初は映ってはいません。しかし、ウテナの色っぽい表情、最後に現れるウテナの手を握る褐色の手。そして話の最後に出てくる鳳の助手席に座ったウテナの姿から、安易にその事が繋がる仕組みとなっています。
また、第34話も問題のシーンがあると言われています。鳳の前に全裸で立つアンシー。そのシーンの前にも、アンシーが全裸で寝転ぶカットがあったりと目を見張るものがありました。

ウテナと暁生の肉体関係

問題の第33話では、鳳の顔は出ていなかったものの、その後の話で彼の車内で押し倒されたりする様子も描かれていました。このことからウテナと鳳暁生とは肉体関係があったといえるでしょう。

ウテナは車?

劇場版では、ピンクのメタリックな前輪駆動の四輪車「ウテナ・カー」と呼ばれる物が登場します。ウテナがアンシーを「外の世界」に連れ出すことから、ウテナ自身が車に変身してしまったと言われています。ウテナが巨大な洗車マシーンに放り込まれるところから描かれたウテナ・カー登場シーンは、見る人々に衝撃を与えました。本作では、男性の象徴として「車」が描かれる部分が多く存在しています。

暁生乗り

「暁生乗り」とは、上半身が大きくはだけた半裸状態で車のボンネットに飛び乗る事。鳳暁生の大胆な乗車スタイルからこの名が付いています。

暁生カー・ボンネット

暁生が乗るスポーツカーの事を、「暁生カー」と言います。暁生カーのボンネットに飛び乗る事こそが彼のスタイル。別名、「やらないCAR」と呼ばれ、この車内で彼の餌食となった者たちはどれほどいるのか…

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ウテナショックのシーンは33話です。無料トライアルは31日間あるので33話まで余裕を持って観られますよ。

 
※配信内容は変更になる恐れがありますので事前に確認してください

【考察】少女革命ウテナがわからない人の解説

独特の世界観を持つ「少女革命ウテナ」。難解な部分も多く、作品に散りばめられたメッセージはたくさん。考え方・捉え方は様々ですが、見てもよく分からなかったという方の為に、以下でいくつか考察していきます。

【考察】ウテナにおける「王子様」とは

運命的な出会いを果たしたウテナとアンシー。ウテナにとってアンシーは「守るべきもの」であり「守りたいもの」。自分の中にある本質「王子様になりたい」思いを叶えられる存在です。一方で、幼い頃の弱かった自分をアンシーに投影しているようにも思えます。そしてまた、アンシーの抱える闇や殻の部分を解き放ちたい思いは、同時に自分に対する潜在意識でもあるでしょう。王子様に憧れるだけでは留まらず、自らが王子様になって誰かを守る。その志の強さや気高さを持つ「王子様」とは、現代の女性像に繋がるものがあると言っても過言ではありません。

【考察】ウテナのアンシーとは何だったのか

アンシーは謎の多い女性、「薔薇の花嫁」を全うすることが全てで、感情を持たないと序盤で語られています。そこから王子様を志し、性別に捉われない気高い存在・ウテナという人物に出会います。彼女の熱く優しい心に触れ、アンシーは失いかけていた「心」を最終的に取り戻します。そして、ウテナが居なくなった後半部分では、長らく囚われ・愛していた鳳に別れを告げ旅立つのです。

このアンシーの変化は、序盤では男性に従う薔薇の花嫁としての「女性像」を体現。そして後半では、ウテナのように「自立した女性像」を見せています。ウテナにおけるアンシーとは、男性に従うかつての「女性像」でもあるといえます。その女性像を革命した流れを、アンシーを通して見せてくれる事が「少女革命ウテナ」のメッセージともいえます。このことから、アンシーが本作の主人公と言っても過言ではないでしょう。

アンシーはウテナを軽蔑?

ウテナを信じ始めたように見えるアンシーですが、鳳との関係を確信し軽蔑へと変わります。第37話の次回予告では、本人の口から「軽蔑している」との言葉も発せられています。

【考察】その後、ウテナとアンシーはどこへ行ったのか

結局、アンシーを助け出すことは出来ず「王子様」にはなれなかったウテナ。最後の闘いで「この世」から消え去ります。そして、アンシーと桐生、ふたり以外の記憶からも完全に存在が抹消されます。そしてウテナがいなくなった後、アンシーもまたウテナを追って鳳学園のある「この世」から出ていきます。

このことから二人は、自分たちの閉じこもっていた殻を「革命」により破り、「外の世界」に行ったのだと推測できます。ウテナによる「革命」は、アンシーの心に起こされたのです。いつか一緒に輝くために…

また一方で、鳳学園にいる人々はウテナを除き全て死者だという説もあります。何かに心を囚われ漂う魂が作り出した幻想の世界。そこを出ていった事は、すなわち、引っかかっていた想いが浄化された、そう言えるのではないでしょうか。アンシーもまた、ウテナにより心を救われ、消化されたのではないかと考えられます。

まとめ

初回放送から20周年を誇る「少女革命ウテナ」。本作を紐解き完全解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。当時異端作と言われた作品ですが、同時に多くの人々を魅了してきた超大作ともいえます。たくさんのメッセージ性が込められた本作品。見る人に様々なインパクトやイメージを与えた「少女革命ウテナ」は、作品を超えて、アニメ界・漫画界にも「革命」を起こした作品と言えるのではないでしょうか。気になった方はぜひ一度、見てみる事をおすすめします。

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