遠坂葵は悲劇の母親!雁夜おじさんVS時臣や死亡した?【Fate/Zero】
(出典:#1)

遠坂葵はfate/zeroに登場する遠坂時臣の妻であり、遠坂凛、間桐桜の母親です。凛と桜の母ということでfateに馴染みが深いキャラクターと言えるかもしれません。

今回は良妻賢母な遠坂葵の魅力や旧姓である禅城家をご紹介します。この記事を読めば人妻かわいい遠坂葵の魅力がわかります。

また後半では葵を悲劇に陥れた間桐雁夜との関係や死亡したのかも解説していきます。雁夜おじさんの三角関係が気になった方はぜひ最後まで読んでください。

【Fate/Zero】遠坂葵とは

FateZero 遠坂葵
(出典:#10)

遠坂葵は、TYPE-MOON の代表作『Fate/stay night』の前日譚にあたる『Fate/Zero』に登場する人物の一人です。慎ましく優しい雰囲気を持った美人で、まさしく深窓の令嬢といえる人物ですが、その運命は作中で展開される聖杯戦争という魔術的な闘争に巻き込まれることよって、悲劇と化します。
それが果たしてどんな悲劇なのか、これから紐解いていきます。

fate/zeroは以下の記事で解説しています。

まずは遠坂葵がどういった人物なのかご紹介します。

家族構成

遠坂葵の家族構成は、夫である遠坂時臣と娘の遠坂凛の3人家族です。また、後述する間桐桜ももうひとりの娘であり、さらに禅城家という実家があります。

年齢

遠坂葵の年齢は作中で触れられていませんが、後述する間桐雁夜との関係を考えると、20代後半~30代前半と推測されます。ちなみに、誕生日は9月5日の乙女座です。

身長

遠坂葵の身長は160cmです。夫である遠坂時臣の身長が177cmなので、ちょうどよいバランスなのかもしれません。

体重

遠坂葵の体重は50kgです。身長から考えると、女性としては少し軽めな印象です。

スリーサイズ

遠坂葵のスリーサイズはバスト78cm、ウエスト57cm、ヒップ82cmで、スレンダーな体形のようです。

声優

伊藤葉純
(出典:japaneseclass)

遠坂葵の声優は和泉忍(旧芸名:伊藤葉純)さんです。本作の他に「薄桜鬼」や「ジョジョの奇妙な冒険」に出演されているようです。

【Fate/Zero】遠坂葵の3つの魅力

遠坂葵は『Fate/stay night』のヒロインである遠坂凛と間桐桜の母親です。そんな人気ヒロインたちを産んだ母親が一体どんな人物なのか、その魅力を探っていきたいと思います。

穏やかで優しい性格


(出典:#1)
遠坂葵の性格は、その見た目の通り穏やかで、優しげな雰囲気をまとっています。特技が“場の空気を和ませる”というのは、その性格を体現したものでしょう。また、『Fate/Zero』アニメ第1話の登場シーンで、公園で元気に遊ぶ娘の遠坂凛を木陰で和やかに見守っている姿にも、その気質がよく表れているように思います。

変わらぬ美貌


(出典:#1)
遠坂葵の美貌は、小説にて娘の風貌に絡めて何度か触れられていますが、『Fate/stay night』で美少女として描かれている遠坂凛と間桐桜の母親ということからも、その容姿が優れているのは間違いないと思います。
また、子どもをふたり産み育てているのにもかかわらず、スタイルには変化がないようで、その体形は『Fate/stay night』で高校生となった娘の遠坂凛とほぼ同じです。
加えて、控えめな雰囲気を持つ美人であることや、後述する間桐雁夜からの並々ならぬ想われようを見るに、どこか庇護欲をかき立てられるような魅力も持っているのかもしれません。

良妻賢母


(出典:#10)
遠坂葵は夫である遠坂時臣の弟子、言峰綺礼から良妻賢母の鑑と評されています。

曰く、慎み深くも気遣いは細やかで、夫を理解しつつも干渉はせず、愛情よりも忠節を前に立てて日々の務めを果たす――と語られています。

実際、『Fate/Zero』アニメ第10話にて、凛が夜中に家を抜け出し、聖杯戦争の渦中にある危険な冬木の地に行ったことを知ったとき、ひとりで凛を探しに出ています。この時の遠坂葵の心情は小説にて描写されていますが、夫に連絡して助けてもらいたいという気持ちを押し留め、夫の邪魔しないよう、ひとりで探しに行く決意をしています。

このことからも、葵が夫のことをよく理解し、その活躍を裏で支える内助の功を有していることが分かります。

【Fate】禅城家とは

禅城葵
(出典:Amazon)

禅城家とは遠坂葵の実家です。作中では、危険な聖杯戦争に巻き込まれないようにするために、遠坂葵と遠坂凛が一次的に避難する場所として描写されているのみですが、いったいどのような家なのでしょうか。

禅城葵

遠坂葵の旧姓は禅城葵といいます。禅城家は元魔術師の家系ですが、何代か前に魔術師としての能力を失い、現在は一般の家系になっているようです。ただ、禅城家は魔術的に特異な体質を有すると言われています。その体質とは、相手方の血統における魔術的な潜在能力を最大限に引き出した子を産むことができるというものです。

この体質にいち早く目を付けた魔術師の間桐臓硯によって、禅城葵と後述する間桐雁夜は幼馴染みとなり、間桐雁夜は禅城葵のことを好きになったようです。ただ、後に禅城家の体質に思い至った遠坂時臣が現れ、禅城葵にプロポーズをしたとき、後述する理由で間桐雁夜は身を引き、禅城葵は遠坂時臣と結婚することになりました。

葵の持つ禅城の能力

結婚して遠坂葵となった後、彼女はふたりの娘を産みます。そのふたりの才能は、実際すさまじいものでした。父である遠坂時臣が魔術師にはありふれた火の単一能力者であるのに対し、娘の遠坂凛は魔術の五大元素である火・地・水・風・空をすべて兼ね備えた、五重属性(アベレージ・ワン)という稀代の素養を持って生まれました。また、もうひとりの娘である間桐桜は、上記の五大元素に当てはまらない、きわめて希少な架空元素・虚数という属性を有しています。
ふたりの素養を知った父の遠坂時臣は、これはもはや天賦の才などという域を越えた呪いに等しい宿業とまで評しました。

【Fate/Zero】遠坂葵は凛の母親

遠坂葵 凛 母親
(出典:tsundora)

遠坂葵は遠坂凛の母親ですが、家族関係はどのようなものなのでしょうか。それぞれ見ていきたいと思います。

遠坂葵と遠坂凛の関係

遠坂葵 凛
(出典:Twitter)

遠坂葵と遠坂時臣の長女である遠坂凛は、まだ年相応に天真爛漫な部分が残っています。思わずやんちゃな振る舞いしたとき、遠坂葵は困り顔でその行いを諫める場面もあります。ただ、遠坂葵は娘に対して怒るということを全くしません。
『Fate/Zero』アニメ第10話で、遠坂凛が夜中に家を抜け出し、命の危険すらある冬木に戻った際も、“心配した”といって泣くのみです。小説にて、このとき遠坂葵は、心を鬼にしてでも絶対に冬木に行ってはいけないと言い含めるべきだったと後悔しています。ただ、そうできなかったのは、ひとえに性格的なことではなく、次項に記述する間桐桜の一件があったために、残った娘に対して、ひときわ過保護になっていたということの表れなのかもしれません。

遠坂凛は以下で解説しています。

遠坂葵と桜の関係

遠坂葵と遠坂時臣の次女である間桐桜は、その苗字が表す通り、遠坂家から間桐家に養子に出されており、以後遠坂家と関わることを禁じられています。この一件は遠坂葵に大きな心痛を与えるとともに、後に続く悲劇のはじまりでもありました。
小説に描かれている描写によると、もともとは遠坂凛より奥手で、いつも姉の後ろについて回るような、か弱い印象の子だったよう。遠坂凛との姉妹仲は良く、無邪気にじゃれ合うこともあったそうです。

遠坂葵と時臣の関係

遠坂葵 時臣
(出典:Twitter)

遠坂葵は遠坂時臣のプロポーズを受けて結婚しました。小説に描かれている描写では、遠坂葵がプロポーズをされた後、間桐雁夜から結婚の意思を問われています。このとき、遠坂葵は困ったようにしながらも、はにかみに頬を染めて、小さく頷いたと描かれているので、遠坂時臣からのプロポーズはまんざらでもなかったということでしょう。
また、『Fate/Zero』アニメ第17話で遠坂時臣が聖杯戦争での死を覚悟し、遠坂葵と遠坂凜のいる禅城家を訪ねたとき、アニメでは遠坂葵は遠坂時臣と直接会っているようですが、小説では遠坂葵は父と娘の時間を優先してか、自分は屋敷の窓から激励の眼差しを送るにとどめています。加えて、このときの遠坂時臣の心情として、長らく連れ添った妻とはもう言葉を交わすまでもないと、目線だけでやり取りする姿が描かれているため、夫婦としての信頼関係はかなり強固なものと思われます。

遠坂時臣とは

遠坂時臣
(出典:Twitter)

遠坂時臣は、魔術師の名門、遠坂家の5代目当主です。落ち着いた風采と貫禄を持った紳士であり、家訓である「どんな時も余裕を持って優雅たれ」を体現している人物です。

魔術師としての時臣

魔術師としての遠坂時臣は、歴代の遠坂の家系では、凡庸な資質の持ち主だったようです。一方で、家訓に忠実であろうと、求められる結果に倍する修練を積む、自立と克己の意志を強く持ち合わせていました。
遠坂時臣は家を継ぐ際にも、その凡庸な才から、先代に『家督を継ぐか否か』を問われています。遠坂時臣はこの問いをきっかけに、自ら魔術師になることを選んだという自負を強く持ち、さらに厳しい修練に臨むようになりました。こうした選択の意志と厳しい修練を積んだという経験から、揺るぎない自信と威厳を持ち合わせるようになりました。

時臣の人間性

遠坂時臣の人間性は、娘を喜んで養子に出したことや、魔術師同士の殺し合いである聖杯戦争にためらいなく臨んでいることから、一見薄情にも感じられます。ですが、娘を養子に出したことは、遠坂時臣としては魔術的な危険から娘を守る最良の方法であり、子供たちのことを愛娘と表現しています。そのため、家族への愛情は人並み以上にあったように見受けられます。
また、間桐雁夜に対しては恋敵という認識があり、遠坂凛から伝わる敬慕の念も感じ取っていたことから、人の気持ちも汲みとれるのでしょう。こうした側面から、遠坂時臣は魔術師であることを最優先していたものの、本来持ち合わせている人間性としては特に問題のない人物だったと思われます。

【Fate/Zero】間桐雁夜と遠坂葵の関係

間桐雁夜 遠坂葵
(出典:Twitter)

間桐雁夜と遠坂葵の関係は幼馴染みですが、この間桐雁夜とはいったいどのような人物なのでしょうか。遠坂葵の悲劇に最も関連する人物なので、時系列に沿いながら詳しく見てきたいと思います。

間桐雁夜とは

間桐雁夜
(出典:アットウィキ)

間桐雁夜は遠坂葵の3つ年下の幼馴染みで、魔術師の名門、間桐家の人間です。ただ、魔術の忌まわしさを嫌悪しており、間桐家の家督継承を放棄して出奔していました。しかし、遠坂葵の娘である桜が間桐家の養子になったことを知って生家に戻り、桜を解放することを条件に、聖杯戦争に参加しました。

雁夜おじさん/虫おじさん

雁夜おじさん/虫おじさんとは、間桐雁夜のネット上の愛称です。遠坂葵の娘である遠坂凜や間桐桜に“カリヤおじさん”と呼ばれていることや、使用する魔術が虫に関連することから、このような愛称になったのだと思われます。

新垣樽助

新垣樽助
(出典:アニメハック)

新垣樽助さんは、間桐雁夜の声優です。間桐雁夜はある種個性的なキャラクターですが、新垣樽助さんによる熱演で、ネットではしばしばネタにされるほどの人気キャラとなりました。間桐雁夜の人気は、そのキャラクター性もさることながら、新垣樽助さんの演技による恩恵も大きかったと思います。

ここからは、間桐雁夜と遠坂葵の関係性について、時系列に沿って見ていきたいと思います。

間桐雁夜と遠坂葵の出会い

間桐雁夜と遠坂葵の出会いは、前述の禅城家の特殊な体質に目を付けた間桐臓硯によって引き合わされたのが始まりのようです。その後、おそらく遠坂時臣が現れるまでの間に間桐雁夜は彼女のことが好きになりましたが、間桐家の魔術を忌避する気持ちから、特にアプローチすることなく、単なる幼馴染みとして過ごしていたものと思われます。

遠坂葵の結婚

遠坂葵が結婚するとき、間桐雁夜は遠坂時臣こそ彼女を幸せにできる唯一の男と信じ、身を引いたと小説で描写されています。前述の通り、彼は間桐家の魔術を忌避していたので、自分では彼女を幸せにできないと考えていたのでしょう。ですが、この後の展開を見るに、その胸中は決して穏やかなものではなかったようです。

遠坂葵と桜の別離


(出典:#1)
遠坂葵と娘の桜の別離という最初の悲劇は、遠坂葵の結婚から約8年後に起こります。遠坂葵の幸福を願う間桐雁夜は、遠坂葵に桜を取り戻すべく、聖杯戦争への参加を決意します。同時に、遠坂葵の幸福を守れなかった遠坂時臣に憎悪の感情を募らせるのでした。この出来事が、間桐雁夜と遠坂葵を悲劇へと誘うきっかけとなりました。

「バーサーカーは最強なんだ」

バーサーカーは最強なんだ

俺のサーヴァントは最強なんだ!
(出典:アニメ1stシーズン 第10話)

「バーサーカーは最強なんだ」とは、『Fate/Zero』アニメ第10話で、間桐雁夜が遠坂葵に桜の救出を宣言するシーンのことです。ヒーロー的なシーンですが、当の遠坂葵とは想いは決定的にすれ違っています。
遠坂葵はここで初めて間桐雁夜の聖杯戦争への参戦を知り、夫である遠坂時臣と幼馴染みの間桐雁夜が殺し合う状況にあることを理解し、涙します。一方で、間桐雁夜はその涙を桜が救われる希望への感涙とはき違え、ふたりの想いは大きくすれ違います。
こうした心情と絵面の乖離が間桐雁夜らしさをよく表現しているためか、『Fate/Zero』屈指の名(迷)シーンとして、よくネタにされています。

間桐雁夜VS遠坂時臣

間桐雁夜VS遠坂時臣
(出典:#14)
間桐雁夜VS遠坂時臣の直接対決は聖杯戦争の中盤に起こります。間桐雁夜は募らせた憎悪をぶつけるように遠坂時臣に挑みかかりますが、魔術師としての格の差や使用する魔術の相性の悪さもあり、結果は遠坂時臣の圧勝で終わります。

間桐雁夜と遠坂葵の悲劇


(出典:#21)
間桐雁夜と遠坂葵の悲劇は、『Fate/Zero』アニメ第21話で描かれます。間桐雁夜は遠坂時臣の弟子であるはずの言峰綺礼の手引きにより、時臣との再度の邂逅を約束されます。
そして間桐雁夜が遠坂時臣と再び対面したとき、遠坂時臣はすでに誰かに殺されていました。予想しなかった状況に間桐雁夜が呆然自失としていた直後、その場に遠坂葵も現れます。夫が間桐雁夜に殺されたと思った遠坂葵は、憎悪と殺意をもって間桐雁夜を糾弾しはじめました。

遠坂葵はクズ?

遠坂葵はクズの声もあるようです。被害者であるはずなのですが、ずっと身体張っている雁夜おじさんに感情移入している視聴者には、彼女が悪者に写るのかもしれません。

【ネタバレ】遠坂葵は死亡?

間桐雁夜が気が付いたとき、遠坂葵は床に倒れており、昏倒したきり、身じろぎもしない状態でした。彼は自分が何をしてしまったのか理解し、絶叫しながら、その場から逃げ出しました。

首
(出典:#21)

遠坂葵はなぜ昏倒したのでしょうか。それは間桐雁夜が遠坂葵の糾弾を受けて、思わずその首を絞めてしまったのです。このシーンは、小説では間桐雁夜の心情に重きをおいて描写されていましたが、アニメでは遠坂葵が苦しむ姿もじっくり描かれており、その様はエロティシズムな印象すら受けるものでした。

「誰かを好きになったことさえないくせに」

誰かを好きになったことさえないくせに

あんたなんか……誰かを好きになったことさえないくせにッ!
(出典:アニメ2stシーズン 第21話)

間桐雁夜が遠坂葵の首を締め上げる凶行に及んだのは、この言葉が引き金でした。間桐雁夜は、ひとえに遠坂葵への想いの強さによって、聖杯戦争参戦にまつわるさまざまな苦痛に耐えてきました。その想いを当の本人から否定され、間桐雁夜の精神は壊れ、狂気に支配されてしまいました。

【Fate/Zero】遠坂葵は廃人化?その後どうなったの

遠坂葵 廃人
(出典:Twitter)

遠坂葵はその後どうなってしまったのでしょうか。気になるその後を見てみましょう。

車椅子

遠坂葵 車椅子
(出典:Twitter)

『Fate/Zero』アニメ最終話にて、遠坂葵は車椅子に乗って登場します。あの後、一命は取り留めたものの、首を絞められた酸欠による後遺症で脳に障害を負い、車椅子生活を余儀なくされました。さらに、その障害のためか、あるいは夫の死と幼馴染の裏切りを目の当たりにして精神が耐えられなかったのか、遠坂葵は現実を正しく認識する能力も失っていました。
彼女の認識では、遠坂家にはまだ桜がいて、夫も健在です。家庭がまだ幸福だった頃にその認識は巻き戻り、止まってしまっていました。遠坂葵は日々、広くなりすぎた遠坂邸の中を彷徨いながら、記憶の中の夫や次女と語らい、笑いあい、満ち足りた家族という夢の中に生きるようになりました。

ねぇ凛、桜の着替えを手伝ってあげて。ほらあなた、ネクタイが曲がっていますよ。

ねぇ凛、桜の着替えを手伝ってあげて。ほらあなた、ネクタイが曲がっていますよ。
(出典:アニメ2stシーズン 第25話)

葵の世話は誰がしたのか?

そんな葵の世話は、小説の描写を見るに、おそらく遠坂凛がひとりですべて面倒を見ていました。遠坂凛はただ独り現実の世界に取り残され、彼女には決して踏み込むことのできない幸福のパントマイムを見せつけられながら毎日を送りました。そして、『Fate/stay night』に至る10年間のどこかで、遠坂葵は病没したようです。
唯一の救いは、遠坂凛にとってそんな無惨な母親の姿がトラウマになることはなく、むしろ人間の弱さや儚さへの理解となり、慈悲と寛容の心を養う糧となったことでしょう。『Fate/stay night』で描写されるように、遠坂凛は魔術師ならではの歪みや欠落を抱えることなく、真に人として均整の取れた人格を持ち合わせる人物に成長していました。

まとめ

今回は遠坂凛、間桐桜の母親であり、遠坂時臣の妻である遠坂葵をご紹介しました。三角関係の結果、幼馴染である間桐雁夜は報われず、葵も廃人化するという悲劇が生まれてしまったのは悲しいです。

もう一度アニメをみるときは、どうすれば悲劇が回避できたかを考えてみるのも面白いかもしれません。

おすすめの記事