メリッサ・マオはフルメタルパニックに登場するミスリルの一員です。メインヒロインではなりませんが、武闘派なキャラとして物語に関わってきます。
今回はメリッサ・マオの年齢、声優やかっこかわいい魅力をご紹介します。また、気になるクルツ・ウェーバーとの関係やクララ・マオとは誰かご紹介します。
この記事を読めばフルメタのメリッサ・マオをもっと好きになるはずです。
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【フルメタル・パニック】メリッサ・マオとは
（出典：Twitter）
メリッサ・マオは『フルメタル・パニック』に登場する架空の人物です。ニューヨーク出身の中国系アメリカ人で、ベリーショートの黒髪に吊り上がった大きな目が特徴的な美女です。その吊り上がった目はマオ(中国語で「猫」)を彷彿とさせます。
所属は?
（出典：Amazon）
マオは対テロ極秘傭兵部隊の「ミスリル」西太平洋戦隊「トゥアハー・デ・ダナン」に所属しています。更にその中で陸戦部隊の特別対応班(SRT)に所属しています。
「ミスリル」での階級は曹長(後に少尉→中尉に昇格)ですが、上官であるテッサ(テッサの階級は大佐)とも仲が良く、プライベートでも親交があります。また、同作品の主人公相良宗介とその同僚であるクルツ・ウェーバー。マオは彼らの上官であり、2人を直接スカウトしたのも彼女です。
以前はアメリカ海兵隊に所属しており、父親に強制的に結婚させられそうになったことに腹を立て、入隊を志願するという変わった経歴の持ち主です。
作中では、ウィスパードと呼ばれる能力者である千鳥かなめの護衛任務に就くところから始まります。
フルメタのヒロイン千鳥かなめは以下で解説しています。
年齢
マオの年齢は26歳です。実は彼女は社長令嬢なのですが、父親との関係は険悪でした。父親との関係性が軍人としての道を歩むきっかけにもなりました。
26歳ということで、勿論お酒を飲める年齢ですが、彼女にはお酒に関してあるジンクスがありました。後に紹介します。
声優
（出典：Twitter）
メリッサ・マオの声優は根谷美智子さんが担当しました。成人女性を演じることが多く、特にメリッサに関しては活発さや強気が前面に出ているように感じます。
メリッサ・マオよりも知名度のあるキャラクターには『クレヨンしんちゃん』のむさえを演じています。最近のものでは『僕のヒーローアカデミア』の轟焦凍の母親役などを担当しています。近年のものではあまりメインの役を演じることは少ないようです。彼女は成人女性を中心に幅広い年代のものを演じています。
根谷道子
根谷美智子さんは『ハーイあっこです』で声優デビューしました。その後『地球SOS それいけコロリン』にてレギュラーデビューしました。以前はアーツビジョン所属でしたが、現在はフリーで活動しているようです。
日本でのアニメ声優の他、洋画の吹き替えも多く担当なさっています。
メリッサ・マオは酒豪かわいい！3つの魅力
フルメタル・パニックでは個性的なキャラクターが数多く登場します。彼女もそんな個性的キャラクターの1人。ここではそんなメリッサの魅力について紹介していきたいと思います。見た目通りの部分も意外？な一面も見られるかもしれません。
お酒が好き
大胆な性格に合うように彼女はお酒を飲むのが好きです。特によく飲むのはビール。これは単にお酒の好みもありますが、ビール以外のお酒を飲むと周囲の人物に不幸が訪れるというジンクスを持っているため他のお酒に手を余りつけたがらないのです。様々な事態が起こりうる傭兵であるからこそ、こういったジンクスを信じているのではないでしょうか。
豪快で大胆な性格
彼女の性格は先ほどの海兵隊のエピソードからも分かるかと思いますが、とても豪胆かつ大胆な性格をしています。アメリカ海兵隊にいたこともあり、口調は荒いものの面倒見がよく、いわゆる姉御肌な性格をしています。その性格からかクルツからは「姐(ねえ)さん」と呼ばれており、年齢的にはまだ子供といえる宗介や仲の良いテッサのことを気にかけている場面が多く見られます。
意外と電子戦が得意
元海兵隊のメリッサ・マオ。入隊理由が破天荒なことは前述しましたが、入隊後の成果でしょうか。ミスリルでも怒らせると、海兵隊仕込みの罵詈雑言に鉄拳制裁が飛んできます。そんな荒々しい一面とは裏腹に、得意な分野は電子戦であり、工学の博士号を取得しています。フルメタルパニック内での最新兵器であるAS。更にその中でも最新鋭の機体であるM9(通称ガーンズバック)の開発に関わるなど、その才女っぷりを発揮している場面がしばしば見られます。
メリッサはテッサと仲が悪い？
（出典：１期 #13）
ここでは軍人としても友人としても大切な人物である、テッサとの関係性について紹介していきます。また簡単なテッサの人物紹介もしていきたいと思います。
テッサは以下の記事で解説しています。
メリッサとテッサの関係
メリッサとテッサは基本的には良好な上官と下士官という関係性です。年齢的にはメリッサの方が上(メリッサは26歳、テッサは16歳)ですが、年齢に関係なく良好な関係を築いています。また、プライベートでも親交があり、仲の良い友人同士という印象も見受けられます。メリッサは曹長、テッサは大佐と両者の階級には大きな差がありますが、互いに互いを信頼しあっています。
メリッサの仕事の役割
メリッサとテッサの仕事上の役割についても見ていきましょう。メリッサは傭兵部隊「ミスリル」の中で特別対応班(SRT)という部隊に所属しています。ミスリルの部隊は初期対応班(PRT)と特別対応班(SRT)に分かれており、初期対応班では対処が困難なものをメリッサが所属する特別対応班が対処するのです。選りすぐりのミスリルの中でも特に優れた技能・技術を持つものが所属している部隊です。
メリッサは特別対応班ということもあり、最前線での戦闘を行うことが多く、潜入作戦などもあり、とにかく危険な任務を多く取り扱っています。
仲の良い2人ですがぶつかり合ってしまうこともあります。アニメ「フルメタル・パニック（1期）」の第13話「猫と仔猫のR＆R」にて描かれています。
ミスリルの潜水艦である「トゥアハー・デ・ダナン」は歴戦の戦闘で疲弊しきっており、数日間停泊していました。整備で疲労困憊になったテッサが自室へ戻ると、そこにいたのは酒とタバコを散らかし放題のメリッサでした。怒り心頭のテッサがメリッサに食ってかかり、売り言葉に買い言葉。意地を張り合い続けた2人はついにASでの決闘を行う約束をする、というのがこの話の大筋です。
珍しく意地を張るテッサの子供らしい部分と、決闘が始まるまでテッサのことを想いながらも悪態をつくメリッサの性格とが描かれている話になっています。
テッサの仕事の役割
テッサは大佐という階級で様々な部隊への指示やとりまとめを行い、部隊を率いています。物語開始当時は16歳ほどで、年上の部下、しかも歴戦の傭兵たちからの反感もあり、関係はよくありませんでした。
それでも経験不足の感は否めないものの、「ウィスパード」としての能力や戦い抜く覚悟を持っていることで徐々に部下から畏敬の念で見られていきます。
双子の兄レナードもウィスパードの能力を持っており、彼は運動能力・戦闘能力にも優れています。対してテッサはというと運動能力は高くありません(水泳は得意なよう)。そんな運動音痴なテッサがASでの戦闘を申し込んだ話が先ほどの「猫と仔猫のR＆R」です。
メリッサ・マオの名言・名シーン
メリッサが大胆な性格をしているというのは先ほどご紹介したかと思います。そんな性格の彼女ですから、戦闘中もいつもの調子で仲間に発破をかけることが多くあります。仲間の士気を高める意味で良い台詞、そしてインパクトのある言葉を残しています。いくつかご紹介します。
南京じゃ世話になったわね
南京じゃ世話になったわね。私の名前はメリッサ・マオ。ミスリル作戦部トゥアハー・デ・ダナン陸戦部隊SRT所属、階級は曹長。コールサインはウルズ２。ついでに言えばあんたらのせいで仲間を殺されたばかりの引き金を引きたくてウズウズしてる女よ！」
(アニメ第3期「フルメタル・パニックTSR」第5話)
1つ目は第３期のアニメの中で出た言葉です。ある作戦にてミスリルの中に敵の内通者がいると判明しました。潜伏先であるシチリアでのパーティに変装して忍び込み、ブルーノを誘惑するメリッサ。いざ事に及ぶ前に名前を聞いてきたブルーノの髪をつかんで引き倒し、口に銃を突っ込んで自己紹介した時のセリフです。
仲間を殺されて怒り心頭であるメリッサの心情が良くわかる場面かと思います。よく言えば雇われである傭兵部隊でも仲間を思いやる気持ちが前面に出ていますね。仲間への想いも分かりますが、何よりもその荒々しさがカッコいい場面です。
野郎共!パーティの続きと行くわよ! 覚悟はいい!?
マオ「野郎共!パーティの続きと行くわよ! 覚悟はいい!?」
宗介「いつでも」
クルツ「どこでも」
マオ「ロックンロ―――ル!！」(出典：アニメ第3期「フルメタル・パニックTSR」第5話)
続いて2つ目もアニメ第3期の同話からです。1つ目の場面から間もない場面です。ブルーノを眠らせてパーティから連れ去ろうとすると、マフィアが追走してきました。逃走する車内には武器がないと思っていたメリッサ。
ところが、宗介が何気なく武器があることを伝えると悪態をつきながら武器を構えます。そしてメリッサの放った反撃開始の掛け声。3人トリオはいつでもこんなテンションで戦いに。
戦いといえど、楽しんでいるようなテンションで話すメリッサとクルツ、宗介の信頼やチームとしての団結力が数行でわかる場面です。互いが互いを信頼しているからこそ、ピンチの時でも楽しげな様子だったり、いつも通りでいられるのだと思います。メリッサもこんなテンションで戦いに挑んでいくのを、実は楽しんでいるのではないでしょうか。
「あのバカ。でも好きだったの……」「あなたは死なないで。お願い」
(小説「フルメタル・パニック! 10せまるニック・オブ・タイム」)
3つ目はアニメにはなっていない原作からの登場です。戦友であるクルツがヤムスクでの戦闘中行方不明になったと宗介から聞いたときにメリッサはいつものように振舞ってみせました。しかし、直後の宗介からの謝罪で耐え切れなくなったメリッサが絞りだして発した言葉です。もう大切な人を失いたくないと泣くメリッサ。いつでも周囲に気を配り、悪態をつきながらも世話を焼く姉御肌なメリッサの数少ない弱みを見せた場面でした。
メリッサ・マオとクルツは結婚？
（出典：fc2ブログ）
メリッサと同じ部隊に所属するクルツ・ウェーバーは作中では恋仲にはなりません。しかし、後日譚である外伝『フルメタル・パニック！アナザー』にて結婚しているような描写があります。ここではクルツ・ウェーバーについての簡単な紹介と2人の関係性について紹介していきたいと思います。
クルツ・ウェーバーとは
（出典：パチ＆スロマニアックス）
先ほどから度々登場しているクルツ・ウェーバーについて紹介します。メリッサや宗介の同僚でミスリル陸戦部隊SRT(特別対応班)に所属しています。
金髪碧眼の美形ですが、口を開けば下品なことしか言わず、セクハラなど日常茶飯事な男です。ドイツ人ではありますが、日本で育っており中学校もナショナルスクールではなく、地元の公立校に通学していました。
テロによって両親を失い、復習として傭兵になった過去を持っています。戦闘においては天才的な狙撃手としての技能を生身・AS搭乗時で発揮しています。M9に搭載されている高性能な照準補正機能ですら彼には不必要な機能。もっと言えば彼にとっては邪魔にすらなってしまい、彼はこの機能をカットしています。天才的な狙撃能力を持つ一方で近接戦は苦手なようで、メリッサから「まるでチンピラ」と評されています。
クルツは死亡する？
原作小説『せまるニック・オブ・タイム』にてクルツはヤムスク(ソ連領内)での戦闘において、狙撃の師匠であるカスパーと対峙します。かつての師に対し、狙撃戦を挑んだクルツでしたが、狙撃地点の予測を逆手に取られ、ASは破壊され、自身も瀕死の重傷を負います。しかし敵兵に囲まれた宗介たち仲間を救うため、生身の状態でカスパーを上回る飛距離に挑戦します(この時の記録は1650ｍ。カスパーでさえ無理と言わざるを得ない距離)。瀕死の状態になりながらもカスパー狙撃を成功させるクルツ。狙撃には成功したものの、ミスリルに帰還することが出来ず、生死不明となります。
ですが、実はこの時ソ連のGRUに回収されており、一命を取り留めていました。
メリッサとクルツの結婚は？
いつ頃結婚したかは不明ですが、メリッサとクルツは『フルメタル・パニック！アナザー』にて結婚しています。アマルガムとの決戦後、メリッサは民間軍事会社「ダーナ・オシー・ミリタリー・サービス(D.O.M.S)」を立ち上げます。クルツはこの会社の役員に名を連ねています。夫婦で社長と役員を務めていますが、クルツのいい加減な勤務態度のような軽視しがたいものから、カレーの味付けの好みのさと言った些細なものまで色々な事を理由に3回結婚して3回離婚しているようです。
クララ・マオ
（出典：fc2ブログ）
メリッサとクルツは結婚して1人娘のクララ・マオを授かります。クルツ譲りの天才的な射撃の技能を持ち、日本語も得意です。かつてクルツから譲り受けた旧式のボルト・アクション式のライフルを大切にしています。性格は母親のメリッサに似て勝気な性格をしています。その為か、しばしばメリッサと衝突してしまうこともあり、母親の会社で過ごしたり、クルツの家へ逃げ込んだりすることもあるようです。
メリッサ・マオはパズドラにも登場
（出典：appmedia）
メリッサに限らずですが、宗介・かなめ・めりっさ・クルツの4名はパズドラの「富士見ファンタジア文庫コラボ」にてコラボキャラとして登場しているようです。いずれも優秀な能力は持っているものの、だからと言って最強格であるという訳ではなく。ガチャで引くことが出来れば得ではあるけれども引けなかったからと言って損になるほどの能力ではなさそうです。
まとめ
いかがだったでしょうか。今回はメリッサ・マオについて紹介させていただきました。彼女の勝気な性格だったり、大胆な性格をしている部分を少し紹介させていただきました。
今回紹介したもの以外でも、クルツ・宗介との出会いのエピソードなどもあるので、メリッサとクルツ・宗介の3人トリオのことをもっと知りたいと感じた方はそちらのエピソードもご覧になっていただけると幸いです。
今回すべては紹介しきれませんでしたが、原作でもアニメでも彼女の魅力はまだまだあります。気になった方は是非アニメ・小説・漫画を調べてみてはいかがでしょう。
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