姫神秋沙(ひめがみあいさ)はとある魔術の禁書目録に登場する吸血鬼殺しの女の子です。黒髪ロングの巫女装束。属性盛りだくさんの不思議ちゃん。・・・なのに登場シーンが減っており、扱いも不遇との噂があります。
今回はそんな姫神ちゃんの魅力や扱いや今後の出番。上条当麻との関係についてご紹介します。この記事を読めば姫神ちゃんを応援したくなるかもしれません。
姫神秋沙(ひめがみあいさ)とは?
今回は姫神秋沙について解説していきます。
『吸血殺し(ディープブラッド)』
(出典:魔術Ⅰ #8)
姫神秋沙の所有する能力のことです。
その効果は、『吸血鬼を甘い香りで誘い、その血を吸った吸血鬼を問答無用で灰に返す』というもの。
その誘惑性は強力で、吸血鬼が例え吸血殺しの脅威を知っていたとしても、その誘惑に耐えることができません。
なお、血を吸われる事が前提である以上、姫神自身の吸血鬼化や失血死を防ぐ作用もあると思われます。
『血』に直接関わる能力ゆえか自身・他者問わず「血の流れ」に詳しく、応急処置が上手くなるという副産物があります。
吸血鬼とは
その名のとおり、血をすする怪物のことです。
魔術サイドにおいては『カインの末裔』と呼ばれています。
しかし、その実在を確認した者は皆無であり、その理由として、「遭遇した者は死ぬからだ」と伝えられています。
不確かな情報にも関わらず存在を完全に否定されないのは、『吸血殺し(ディープブラッド)』と呼ばれる「吸血鬼を殺す力」が実在するからです。
不老不死、吸血した相手を仲間にするという能力をもつと伝えられており、実在するなら世界の危機と認識されていますが、普段『存在しないモノ(オカルト)』を大真面目に扱っている魔術サイドにおいても、その実在については懐疑的に扱われています。
吸血殺し(ディープブラッド)の弱点
AIM拡散力場である『吸血鬼を招き寄せる死の匂い』のためか、無差別広範囲に作用するので、何もしなくても吸血鬼をおびき寄せてしまいます。自身の意思と関係なく吸血鬼を呼び寄せてしまうので、結果、まわりの人間を危険に晒してしまいます。
生まれは京都の山村
(出典:魔術Ⅰ #7)
姫神の出身は京都の山村です。
彼女の能力により、吸血鬼を呼び寄せてしまい村は壊滅してしまいます。
後に自身の能力の発現を抑える方法を見つけるため、学園都市を訪れたのでした。
原石
(出典:魔術Ⅰ #8)
原石とは、学園都市のような人工的な手段に依らず、超能力を発現させた天然の異能者のことをいいます。
姫神秋沙もその1人です。
姫神のほかには、『幻想殺し(イマジンブレイカー)』をもつ上条当麻、『念動砲弾(アタッククラッシュ)』を使うレベル5第7位の削板軍覇などが確認されています。
姫神と同じ、原石の上条当麻について知りたい方は以下のキャラ紹介で解説しています。
声優
(出典:ameblo)
姫神を演じるのは、「能登麻美子」さん。
声優としては1998年から活動されており、声優以外にも2006年からは歌手としても活動を始め、以降様々な場で活躍をしています。
代表作として、
・「君に届け」 黒沼爽子 役
・「地獄少女」 閻魔あい 役
・「CLANNAD」 一ノ瀬ことみ 役
・「ノーゲーム・ノーライフ」 フィール・ニルヴァレン 役
などがあります。
能登さんのおっとりした演技と優しい声色は、姫神秋沙の性格にもマッチしていますので、かなりのハマり役といえましょう。
姫神秋沙(ひめがみあいさ)4つの魅力
姫神秋沙の魅力について見ていきます。
どんなところに人気が集まっているのでしょうか。
魅力1.巫女装束がよく似合う
(出典:アニメトリー)
姫神の正装、トレードマークといったら巫女装束になるでしょう。
初登場シーンでは、ファーストフード店で巫女装束のまま入店して注目を浴びているなど、なかなかのインパクトをもたらしました。
なお、実家が神社関係というわけではなく、ただ単に趣味で着ている模様。
魅力2.黒髪ロングの前髪ぱっつん美少女
(出典:魔術Ⅰ #7)
彼女の長い黒髪は、巫女服にも良く映えます。
のちに姫神は上条が通う学校に転校してくることになり、巫女服よりかは制服を多く着るようになるのですが、それもこの髪型ですと良く似合います。
上条との初対面シーンでは、一緒にいた友人の土御門たちも「美人」だと浮かれていました。インデックスがヤキモチを妬く場面もあり、ルックスもかなりのものだといえます。
魅力3.上条と姫神との絡みがかわいい
(出典:魔術Ⅱ #23)
具体的には、
・上条当麻にお弁当のおかずの里芋をあーんされたときに、顔を赤らめている
・上条の手を無意識のうちに握ってしまったさい、それを指摘されて赤面する
・上条に背中をさすられたさい、ブラのホックを外されて思わずボディブローをかます
など。
出番が少ないと思われがちですが、上条関連のエピソードはそこそこあり、その場面は人気が高いです。
魅力4.自称魔法使い
(出典:魔術Ⅰ #7)
姫神は魔法使いにあこがれており、スタンガンや電動ガスガンを「魔法のステッキ」、殺虫剤を「魔法のスプレー」等と称する事もあります。実際に「これ、萌えない?」と言いながら、彼女曰く「魔法のステッキ」を見せつけていました。
姫神への扱いが不遇?今後の出番は?
(出典:BoomAppGames)
姫神は作中であまり出番がないとされています。
そのことについて、解説していきます。
ちなみに同じくらい扱いが悲惨な空気ヒロインインデックスは以下の記事で考察しています。
姫神ちゃんの扱いが悪い?
腹を割かれる、出番が減るなど
姫神はメインヒロインとして描かれている旧約2巻が終了してしばらくの間、ほとんど出番がありませんでした。
ここで、そんな姫神に対する扱いについてファンの間での口コミを紹介します。
物語が佳境に進めば進むほど出番のなくなる哀れな元ヒロイン
引用:https://dic.nicovideo.jp/b/a/■■/31-
そりゃ姫神はかわいいさ。だからこそ出番少なくてファンが泣くんだよ
引用:https://dic.nicovideo.jp/b/a/■■/91-
まあシリーズが終わるまでにはもう一度くらい派手な見せ場が・・・あるといいなあ
引用:https://dic.nicovideo.jp/b/a/■■/151-
やはり、扱いの悪さについてはファンの皆さんは当然のように気づいているようで、哀れむ声、もっと見せ場を作ってほしいなどの口コミが多い印象でした。
・復活を果たすも?
しかし、姫神は旧約10巻の「大覇星祭」編ではかなりのシーンが描かれ、メインヒロイン復権かと思われました。
が、小萌先生と歩いていた所、オリアナとぶつかりケルト十字を見た彼女に「禁書目録クラスの怪物」と勘違いされ、 速記原典により腹を割かれてしまいます。
一命はとりとめましたが、病室で目を覚ますまで姫神の出番はないなど、久々の登場にもかかわらずかなり不遇の結果となってしまいました。
不遇な理由は?
ファンの間からは、「正統なヒロイン過ぎて、物語を転がすのが難しいのでは」とも言われています。
ですが、出番が少ない一番の理由は、原作者である鎌池氏に「姫神の伏線はすべて回収済である」と断言されていることではないでしょうか。
ただでさえ登場キャラが多いのに、姫神に割くページはないよという遠回しなメッセージであるならば、少し悲しいことです。
しかし、その不遇キャラを逆手に取って公式でネタにしたり、漫画版では姫神のサービスカットがあったりと、別の意味での扱いは悪くないのかもしれません。
不遇なことへの反応
人気はあるのか、不遇な扱いに対してどう思っているのか
結論から言うと、人気はふつうにあると思います。
・「アニメで見たけどかわいい」
・「かわいいのに、不遇キャラなのは悲しい」
など同じような意見が多数ありました。
ファンの意見をまとめますと、
・不遇な扱いに本気で怒っているファン
・むしろその立ち位置が美味しいじゃんと考えるファン
・他にも出番がないキャラなんていっぱいいるんだから、ネタにされているだけいいだろと意見するファン、など様々でした。
今後の出番はどうなるか予想
ここまでの傾向を見ますと、出番はこれ以上期待できないというのが大体の予想だと思います。
しかし、以下の点からまだまだ挽回のチャンスはあると考えます。
・吸血鬼という存在について、原作ではまだ掘り下げていません。今後の大きな敵として出てきた場合、姫神の能力がキーとなるかも?
・姫神の能力は、「ケルト十字架」というアイテムにより抑えつけられていて、根本的な解決に至っていません。今後、それについて書かれるかも?
・前述した『原石』についてはまだまだ語られていない点が多く、そこに焦点が当たった場合姫神が話の主軸になるかもしれません
などです。
また、本編には登場しなくてもスピンオフ作品のほうで出番があるかもと、いろいろと可能性はあると思います。
死亡説
出番がなさすぎて、死亡説まで流れるようになってしまいました。
一番それが言われたのは、「大覇星祭」編でオリアナに腹を割かれたシーンです。アニメでは、到底助からないであろう致死量レベルの血を吹き出していたので、原作を知らない視聴者は姫神はここで死んじゃうんだと思ったことでしょう。
しかし、彼女は生きており、新約のほうでもその存在が確認されています。
姫神秋沙の登場シーンはU-NEXTの31日トライアルを利用すればすぐに無料で観られます。
姫神ちゃんメインとなるディープブラッド編は魔術1期の7話~9話。
11話では小萌先生宅に居候。
魔術2期の8話から13話の大覇星祭編では魔術師オリアナによって不遇な扱いを受けます。がんばれ姫神ちゃん!
姫神秋沙(ひめがみあいさ)の過去が壮絶
(出典:魔術Ⅰ #9)
姫神秋沙の壮絶な過去について説明していきます。
村を壊滅させた
姫神の出身は京都の山村です。
彼女は生まれながらにして吸血鬼を呼び寄せてしまう吸血殺し(ディープブラッド)という能力を持っていて、ある晩、それに引き寄せられた吸血鬼によって平穏な村は一夜にして地獄と化しました。
立ち向かった若者はすべて殺され、そして吸血鬼化した家族や隣人は姫神の血を吸おうとします。
彼女の能力は血を吸った吸血鬼を灰塵に帰すものなので、意図せずして家族含め村人全員を殺してしまいます。
そのような体験を幼少のころにした姫神は、山村にて灰の中一人佇んでいるところを
イギリス清教の先槍騎士団に発見されます。
その後、己の能力の秘密を解明し、取り除く術を求め学園都市へ赴き、そこで上条当麻と出会うのです。
上条当麻×姫神秋沙の関係やSS
(出典:pixiv)
アニメの登場~小見出しを立てながら時系列をまとめてください。
上条当麻と姫神秋沙の関係について、順を追って解説していきます。
出会いはハンバーガー屋
(出典:魔術Ⅰ #7)
ハンバーガー屋を訪れた上条は、ハンバーガーを頼み過ぎて食い倒れている姫神と出会います。
軽い会話をかわしますが、『塾の先生』と呼ばれる怪しげな集団があらわれ、姫神を連れて行ってしまいます。
そこで上条は、姫神がなにかしらの事件に巻き込まれているのではと思うようになります。
姫神は三沢塾に軟禁されていた
三沢塾とは業界の中でもシェア1位を誇る有名進学塾グループのことです。
しかし実態は、半端に能力開発を知ったせいで科学崇拝ともよべる新興宗教もどきと化してしまいます。
姫神は能力の希少性に目をつけられ、隠し部屋に軟禁されていたのです。
それを知った上条は、救出のため三沢塾に乗り込みます。
アウレオルス・イザードとは
(出典:魔術Ⅰ #8)
緑に染めたオールバックの長身の男で、パラケルススの末裔たるチューリッヒ学派の錬金術師です。
魔法名は『我が名誉は世界のために(Honos628)』。
錬金術を用いて『黄金練成』という大魔術をアウレオルスは操れるようになっています。
アウレオルスの目的とは
アウレオルスは吸血鬼を欲していて、それを可能とする姫神を軟禁している三沢塾を乗っ取ります。
また、姫神自身も能力を解明してくれるというアウレオルスの意向を信じ、彼らはお互いに協力体制となります。
なお、アウレオルスの真の目的は、インデックスを救うことでありました。
姫神はどうなったのか
(出典:魔術Ⅰ #8)
姫神を救うため、アウレオルスと対峙する上条。
そこでの会話でアウレオルスは、すでにインデックスは上条によって救われていて、今までやってきた研究、努力などが全て無駄であったと悟ります。
逆上したアウレオルスは姫神を攻撃し、重症を負わせます。
アウレオルスは『黄金練成』を使い圧倒したかに思われましたが、上条の幻想殺しと黄金練成の欠点を見破った演技により、最後は敗北します。
姫神は一命をとりとめ、自分を救ってくれた上条に深い感謝の念を抱きます。
小萌先生のところで居候
(出典:魔術Ⅰ #11)
姫神はその後、インデックスから歩く教会の効果の一部を持つケルト十字架を譲り受け、能力を抑え込むことに成功します。
そして住所不定であった彼女は小萌先生に拾われ、居候の身に。
上条とはちょくちょく顔を合わせていましたが、それ以上の関係には発展していません。
姫神がお世話になった小萌先生は以下の記事で紹介しています。
上条の学校に転校
(出典:魔術Ⅰ #21)
姫神は元々在学していた霧ヶ丘女学院を追い出されてしまい、上条がいる学校へ転校してきます。
感動の再会・・・となるはずでしたが、その日上条はインデックスと風斬氷華と校外で遊んでいたため、後日彼女が転校してきたことを知るのでした。
なお、アニメではそんな扱いを受けた姫神は自虐の言葉を口にしています。
大覇星祭
学園都市に所属する全学校が合同で行う超大規模な体育祭のことです。
クラス対抗なので、上条と同じクラスの姫神は一緒に頑張ろうと絆を深めます。
上条と手を繋いだりと、久しぶりにヒロインらしい動きをみせてくれます。
しかし、大覇星祭編の敵であるオリアナ=トムソンにケルト十字架を持っているところを見られ、そして禁書目録クラスの怪物と勘違いされてしまい、速記原典により腹を割かれてしまいました。
その場に駆けつけた上条は、姫神のことをステイルに任せ、後に必ず病室に会いに行くと言い、オリアナを追跡します。
病室にて
(出典:魔術Ⅱ #13)
冥土帰し(ヘヴンキャンセラー)により傷が癒えて目を覚ました姫神。
姫神は敵に一方的にやられ、上条の負担になってしまったことを悔います。
しかし、その場にいたインデックスはそれを否定し、当麻は誰であろうと助けるし、気にする必要はないと諭します。
その後、お見舞いに訪れた上条へ暖かい笑顔を向け、彼を迎え入れるのでした。
まとめ
今回は姫神秋沙の魅力をご紹介しました。姫神ちゃんは出番が減っており、不遇な扱いを受けていますが、それでも可愛いキャラクターです。大覇星祭編では上条への恋心を自覚しはじめているようです。今後も応援したいですね。