86-エイティシックス-アニメ化!ジャガーノートやリーナ・小説・漫画化【電撃文庫】
(出典:電撃文庫)

86-エイティシックス」は電撃文庫より出版されているSFミリタリーアクションの小説です。2021年4月にはアニメの放送が開始されました。
この記事では「86-エイティシックス」についてアニメに関する情報とともに、あらすじや登場するキャラクターの魅力などを紹介してきたいと思います。
これを読んでアニメを見ていただければ、より楽しんでいただけると思います。

【アニメ化】86-エイティシックス-は21年4月放送

86 アニメ
(出典:電撃ホビーウェブ)

86-エイティシックス-のアニメは21年4月から放送が開始されます。ここではアニメの制作会社や主題歌、サウンドトラックを担当しているアーティストを紹介していきます。

放送日

分割2クール編成となっており、第1クールの放送局および放送日、放送時間は以下の通りです。
配信サイトでも配信されており、地上波放送後から順次配信されます。
ABEMAでは地上波と同時に配信がされ、配信サイトの中では最速です。

地上波

放送局 放送日 放送時間
TOKYO MX 2021年4月11日~ 毎週日曜 0:00 - 0:30(土曜深夜)
とちぎテレビ 2021年4月11日~ 毎週日曜 0:00 - 0:30(土曜深夜)
群馬テレビ 2021年4月11日~ 毎週日曜 0:00 - 0:30(土曜深夜)
BS11 2021年4月11日~ 毎週日曜 0:00 - 0:30(土曜深夜)
読売テレビ 2021年4月11日~ 毎週火曜 2:29 - 2:59(月曜深夜)
中京テレビ 2021年4月11日~ 毎週日曜 1:55 - 2:25(土曜深夜)

配信サイト

アニメ86-エイティシックス-を観たい方への
おすすめの見逃配信U-NEXTの無料トライアルです。
その他は以下のようになっています。

配信サイト 放送日 放送時間
ABEMA 2021年4月11日~ 毎週日曜 0:00 - 0:30(土曜深夜)
その他 2021年4月17日~ 毎週日曜 0:00 - 0:30(土曜深夜)

キャスト

シンエイ・ノウゼン役の千葉翔也さん、ヴラディレーナ・ミリーゼ役の長谷川育美さんを始め活躍中の声優の方々がキャストを固めています。キャラクターごとに担当されている声優の方々を紹介していきます。

キャラクター 声優
シンエイ・ノウゼン 千葉翔也
ヴラディレーナ・ミリーゼ 長谷川育美
ライデン・シュガ 山下誠一郎
セオト・リッカ 藤原夏海
アンジュ・エマ 早見沙織
クレナ・ククミラ 鈴代紗弓
カイエ・タニヤ 白石晴香
ダイヤ・イルマ 石谷春貴
ハルト・キーツ 山下大輝
クジョー・ニコ 村田太志
ルイ・キノ 植木慎英
チセ・オーセン 小野将夢
トーマ・ソービ 福原かつみ
トウザン・サシャ 坂泰斗
レッカ・リン 石上静香
ミクリ・カイロゥ 貫井柚佳
マイナ・ヤトミカ 風間万裕子
アンリエッタ・ペンローズ 杉山里穂
ジェローム・カールシュタール 三上哲
レフ・アルドレヒト 楠大典

制作


(出典:公式サイト)

制作会社はA-1 Picturesで、多くの大ヒットアニメ作品を手かげているアニメの制作会社です。ソードアートオンライやアイドルマスターシリーズ、あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。など。アニプレックスがアニメのクオリティを高めるために2005年に設立されました。

澤野弘

澤野 弘之さんはドラマ・アニメ・映画など映像の音楽活動を中心に活動されており、作曲から作詞まで担当されています。有名なアニメのサウンドトラックも手がけられていて、ガンダムUCや七つの大罪なども担当されています。進撃の巨人も手がけられていて賞を受賞されています。劇中のサウンドトラックへも期待が高まりますね!

あらすじ


(出典:#1)

星暦2139年大国ギアーデ帝国が周辺国に宣戦布告し、侵略を開始してから9年。隣国のサンマグノリア共和国では無人戦闘機ジャガーノートを使い侵攻を食い止めています。「本日の戦死者は0」と国ではいわれていますが、実態は人の形をした豚「エイティシックス」と呼ばれる少年少女たちが日夜戦っているからでした。
共和国の思想と違う思いを抱く軍人レーナは、エイティシックスの精鋭部隊スピアヘッドの指揮管制官になります。最前線で戦う少年少女を率いるシンと、安全な後方から指揮を取るレーナの激しいくも、悲しい別れの物語が始まります。

主題歌

エイティシックスは主題歌も魅力的です。

OP:「3分29秒」ヒトリエ


エイティシックスの世界観とグループの状況をシンクロさせて楽曲を作られたとのことです。「3分29秒」という曲名は楽曲のトータルタイムが3分29秒だったため、そのまま曲名としてつけられたとのことです。

ED:「Avid」SawanoHiroyuki[nZk]:mizuki


「Avid」とは「貪欲な、熱心な、渇望して」という意味があります。人間として扱われないシンエイたちの心情や救いのない戦場で戦う切なさが、映像と見事にマッチしてアニメを盛り上げていると思います。

86-エイティシックス-5つの見どころ

ここからはアニメエイティシックスの見どころを4つ紹介していきたいと思います。

魅力1.共和国の差別意識に立ち向かうレーナ


(出典:#1)

エイティシックスが共和国に管理され「人間の形をした豚」として扱われていることは、まさにディストピアではないでしょうか。ディストピアとは徹底的な管理・統制がとられ、人としての尊厳や人間性が否定されている世界です。ヒロインのレーナは共和国軍人で珍しい「エイティシックス」を気にかける存在であり、不遇な扱いを受ける彼らを救いたいと思い続けています。その中でエイティシックスである主人公のシン達がどのように生き抜いていくのか。管理する側にいるヒロインのレーナの熱い信念が見どころの一つです。

魅力2.親友アンリエッタとの掛け合い


(出典:#1)

アンリエッタは技術部門に所属しているレーナの親友です。このコンビの関係はとても微笑ましい。
レーナはまっすぐだけど少々融通がきかないところがあるので、大人で理解者的な存在であるアンリエッタの存在は大きいと言えるでしょう。正義感に身を任せて突っ走るレーナとそれを諌めるアンリエッタのコンビも86の魅力と言えるでしょう。

魅力3.戦場で戦い続けるシンの目的


(出典:#1)
いつ死ぬかもしれない厳しい戦場でエイティシックスとして戦い続けるシンには生き残ることとは違った、ある目的があります。物語が進むに連れ明らかになっていく戦い続ける目的とは一体何なのか、注目ポイントです。

魅力4.さまざまなメカが登場し戦う戦闘シーン


(出典:#2)
エイティシックス達が搭乗するジャガーノートやスカベンジャーを始めさまざまなメカが登場します。敵国であるレギオンにもアーマイゼ(斥候型)、クラウヴォルフ(近接猟兵型)など用途に合わせ、細かな仕様も考え抜かれたメカ達が戦場を駆け抜けます。

魅力5.戦い抜いたその先に待つのはどのような結末なのか


(出典:#2)

戦争をモチーフにしたストーリーなので、ともに戦った仲間との別れや苦しい戦いが繰り広げられます。その中でエイティシックスの彼らにはどのような結末が訪れるのかが最大の見所です。

86-エイティシックス-は電撃文庫の小説

86 小説
(出典:Amazon)

86-エイティシックスは電撃文庫の小説で2016年に大賞を受賞し、2017年1月に文庫小説として発売されました。ここでは小説に関して触れていきたいと思います。

第23回電撃小説大賞

第23回電撃小説大賞
(出典:Twitter)

86-エイティシックス-は2016年に行われた第23回電撃小説大賞の大賞作品です。『このライトノベルがすごい!』では、2018年版で新作部門1位・文庫部門2位を獲得しており、2019年版でも文庫部門5位に入賞しています。

安里アサト

安里アサト先生は小説1巻の後書きにも書かれているのですが、ガーターベルトが好きな女性の小説家です。
受賞のインタビューでは自分のことをメカに対する偏愛であり、スペックが化物なワンオフ機よりも量産機や旧世代機、ステータス一点振りの欠陥機が好きといわれています。劇中でも陸戦専用・量産型・多脚の欠陥機であるジャガーノートが登場しています。1発被弾したら終わりの紙装甲に安里アサト先生の偏愛が存分に表現されています。

部数

3巻が発行された時点で25万部を突破しており、アニメ化の影響もあり2021年3月時点でシリーズ累計発行部数は100万部を突破しています。アニメも放送開始したばかりなので、これからまだまだ伸びるのではないでしょうか。

なろうではない?

なろう系といわれる「小説家になろう」という小説投稿サイト出身ではではありません。アサト先生は中学生のころから小説を書き始めており、角川ビーンズ文庫の新人賞に応募されていました。そのときに「電撃文庫らしい作品を」との選評を受け、書き上げられたのが「86-エイティシックス-」です。

【漫画】86-エイティシックス-はコミカライズ

86-エイティシックス- 漫画

86-エイティシックス-はコミカライズもされおり、ヤングガンガン、マンガUP!で連載が行われています。ヤングガンガンでは作者:吉原基貴先生が担当されており小説の1巻が描かれており、コミックスは4月現在2巻まで発売されています。コミックスの巻末にはとある出来事を描いた描き下ろし小説が載せられています。

マンガUP!では作者:山﨑博也先生が担当されており、小説の2巻が描かれていますが、コミックスは4月現在まだ発売されていません。ジャガーノートの戦闘シーンは迫力が満点で、キャラクターたちの表情が表現されていて、小説版とは少し違う楽しみ方ができますね。

試し読みはこちらからできます。
https://magazine.jp.square-enix.com/yg/tachiyomi/86_01/

ヴラディレーナ・ミリーゼの魅力【86-エイティシックス】

ヴラディレーナ・ミリーゼ
(出典:コミックウォーカー)

主人公の一人でもありヒロインのブラディレーナ・ミリーゼを紹介していきたいと思います。親しい友人や親族からレーナの愛称で呼ばれており、共和国軍のエリート指揮管制官(ハンドラー)です。

1.共和国軍のエリート指揮管制官(ハンドラー)

指揮管制官(ハンドラー)
(出典:#1)

レーナは同期生の中でも弱冠16歳で最年少かつ最初に少佐に昇進したエリートです。その手腕も買われ、スピアヘッドの指揮管制官として推薦されました。担当するものがいなかったことも理由の一つですが、精鋭部隊の指揮官候補として名が上がるほど優秀だったことが伺えます。

2.エイティシックスを人として扱う変わり者


(出典:#1)

エイティシックスを家畜として扱わず、自分なり人として接しており自分で出来ることをやろうと思っています。その行動は周りからは変わり者と扱われています。軍内部からはお人形好きのお姫さまと呼ばれ、エイティシックスからも皮肉をいわれてしまいます。

3.シュークリームに目がない


(出典:#1)

普段は熱い軍人キャラのレーナですが、甘いものを目にした時は乙女の表情に早変わりします。
アンリエッタとのメンテナンス時にシュークリームを提供された時の緩みきったがかわいいです。

4.ガーターベルトを愛用


(出典:#1)
レーナはガータベルトを愛用しているという設定があります。小説の表紙のイラストやアニメからでもガータベルトをつけているのが分かります。ガータベルトを愛用している理由としては至極単純で、少し前でも触れましたがアサト先生がガータベルト好きだからです。

第一防衛戦隊〈スピアヘッド〉

第一防衛戦隊〈スピアヘッド〉
(出典:Twitter)
第一防衛戦隊〈スピアヘッド〉とは地獄の戦場から何度も生き残った、いわゆる精鋭たちが集められた部隊のことで、所属する彼らには2つ名(パーソナルネーム)がつけられています。
担当した指揮管制官(ハンドラー)は軍を辞めるものが多く、なかには自ら命を絶ってしまうものまで出るといういわく付きの部隊です。軍内部では死霊の声に取り憑かれるといわれています。
第一防衛戦隊〈スピアヘッド〉の隊長シンとそこに所属するエイティシックス、新たに指揮管制官としてきたレーナを中心に物語が繰り広げられていきます。

86-エイティシックスは装備「ジャガーノート」も魅力

ここでは86-エイティシックスの魅力の一つであるメカ「ジャガーノート」にまつわる装備についてご紹介します。

ジャガーノート

ジャガーノート
(出典:電撃ホビーウェブ)

ジャガーノートとはレーナが所属しているサンマグノリア共和国が開発した無人機です。実際はエイティシックスが搭乗しているのですが、人として扱われていないので「無人機」とされています。「無人機」のため装甲も薄く、エアバックなどの救命装置は一切取り付けられていません。

滑空砲

滑空砲
(出典:Twitter)
ジャガーノートの背面に装備されている巨大な砲台で、一番の破壊力を誇ります。ですが、敵の大型機と撃ち合えるほどの火力はありません。側面や背面に回り込み装甲の薄いところを狙って、なんとか倒せる程度です。
シンエイは砲弾をカスタマイズしゼロ距離専用と無茶な改造することで大型機と真正面からやりあっているから驚きです。

高周波ブレード

高周波ブレード
(出典:Twitter)

高周波ブレード格闘アームの選択兵装の一つなのですが有効距離があまりに狭いにで普通は装備されず、重機関銃・ワイヤーアンカーが選ばれます。ですが、シンエイは高周波ブレードを装備し、機動性に難ありといわれているジャガーノートを縦横無尽に操り高周波ブレードを使いこなしています。

スカベンジャー

スカベンジャー
(出典:公式サイト)

スカベンジャーは装備ではないのですが欠かせない役割をもちます。戦闘中のジャガーノートに付いていき、戦闘で死傷する弾薬やジャガーノートの同僚苦言であるエナジーパックの補給を行います。
第一防衛戦隊〈スピアヘッド〉のスカベンジャーには「ファイド」と名付けられていて、名付け親はシンエイです。名前をつけるなんて馬鹿だといわれながらも隊の仲間には親しまれているようです。

86-エイティシックス-の感想・評価

ここではSNSに投稿されたエイティシックスの感想や評価から、エイティシックスの魅力について考察をしていきたいと思います。

#エイティシックス 1巻読了
神巻、やばい
ただ死にゆく存在
差別され、人として扱われず、名前さえも残せない

過酷な戦いの果て
彼らが望んだ自由の尊さに震えた

国の卑劣さに抗い
少女が選んだ行動に熱くなった

――あんた、ほんと馬鹿だな

どこまでも進んでいく姿には、泣くしかなかった
#緋色感想
(引用:https://twitter.com/hiiroKH25/status/1379758353774043141)

名も知られずに戦場に消えるエイティシックスの彼らにレーナが選んだ行動は確かに胸が熱くなります。その行動に後押しされ進むシンたちの結末に涙する方も多いようです。

#エイティシックス 本日放送。原作cmを見る度に気になり、書店で手に取った事もあるが、ラノベは読むのが苦手故、アニメ化を密かに待っていた。気になる86の意味、専門用語が多く難解らしいが、A1PがSAO並に売り出したい!と力を入れて(引用:https://twitter.com/po_104/status/1380862861245784067)

小説では活字が並び、作り込まれた世界観も相まって受け入れづらい方もいるようです。アニメでは声と動画で説明が入ると思うので、エイティシックスの世界観に入りやすくなるのではないでしょうか。

エイティシックス、まさかここまでハマるとは(O_O)
先週買ってから何回も読み返してる^ ^
特に1巻と3巻は本当グッとくるものがある。1巻は映画を観てるようやった!そして3巻まで読むと必ず4巻読みたくなる(笑)
熱烈にアニメ化希望!!(引用:https://twitter.com/hm_animegame/status/1043662022427041797)

2巻~3巻は1巻では描かれていない空白の間に起きた出来事が描かれています。読めば読むほど次が気になってしまうようで中毒性があるようです。

86-エイティシックス- 1巻読了
読む手が止まらないくらいの世界観、キャラ、戦闘、メカニック全てがすごかった!頭の中にまるでアニメのように描写が流れ込んできて引き込まれる
仲間の死は胸が締めつけられ、彼らの存在証明も矜持、見送るしかできない最後は泣きそうになったよ(引用:https://twitter.com/yuu_yuu014/status/1242989482908893184)

キャラや世界観だけではなく戦闘やメカまでしっかりと作り込まれた86-エイティシックスに引き込まれる人が多いようです。仲間との別れに胸が締め付けられ、直後に絶望的な再会がありさらに胸が苦しくなります。シンエイたちの戦いだけではなく、国と戦っているレーナの行動にも胸が熱くなりますね。最後のシーンでは感動に涙しました。

86-エイティシックス-の登場人物

ここからはスピアヘッドに所属するシンを始めとするエイティシックスと、関係する人物についてそれぞれ紹介していきたいと思います。

シンエイ・ノウゼン

シンエイ・ノウゼン
(出典:Twitter)
パーソナルネーム:アンダーテイカー
第一防衛戦隊「スピアヘッド」の隊長であり、本作の主人公の一人です。
死者の声を聞くという異能をもっているため、レギオンの位置を知ることができます。
過去に所属していた隊はシン以外の全員が亡くなっており、シンが持つ異能もあり周りからは「死神」と呼ばれています。ジャガーノートの装備でも触れましたが、戦闘スタイルが近接戦闘よりで相当に無茶な戦いをするため何度もジャガーノートを壊してしては整備兵の頭を抱えさせています。

ライデン・シュガ

ライデン・シュガ
(出典:Twitter)
パーソナルネーム:ヴェアヴォルフ
第一防衛戦隊「スピアヘッド」の副隊長であり、第2小隊長でもあります。シンとの付き合いも比較的長いです。シンのサポートを行ってますが、出会った当初はシンの態度や行動が気に食わず殴り合いのケンカをしたことも。結果、小柄なシンに負けてしまっています。

セオト・リッカ

セオト・リッカ
(出典:Twitter)
パーソナルネーム:ラフィングフォックス
クールで皮肉屋な第3小隊の隊長。普段はクールですが、あることで感情的になる面も作中では描かれています。部隊員のパーソナルマークの多くは彼がデザインされたものだそうです。

カイエ・タニヤ

カイエ・タニヤ
(出典:Twitter)
パーソナルネーム:キルシュブリューテ
第4小隊の隊長を努めていて、気さくな少女で少年のような口調で話します。ある任務で敵のワナにはまってしまい命を落としてしまします。ですが、その後の戦場で変わりはてた姿となってスピアヘッドの前にあらわれます。

ダイヤ・イルマ

ダイヤ・イルマ
(出典:allanime)
パーソナルネーム:ブラックドッグ
第5小隊の隊長で隊の中でも高身長の一人です。なぜかいろいろなしわ寄せを受けることが多いです。後にレーナが飼うことになる猫を拾ってきた人物でもあります。

アンジュ・エマ

アンジュ・エマ
(出典:Twitter)
パーソナルネーム:スノウウィッチ
ダイヤと同じ第5小隊に所属しているお淑やかな女性。戦闘になると一変し男性に勝るとも劣らない能力を発揮しています。

クレナ・ククミラ

クレナ・ククミラ
(出典:Twitter)
パーソナルネーム:ガンスリンガー
第6小隊の小隊長で狙撃を得意としており、前衛部隊のサポートを行っています。シンに恋心をひそかに抱いているつもりですが、女性陣にはバレバレです。興味がないそぶりを見せるクレナに、カイエが冗談でからかうと慌てる姿があったりと女の子らしい一面を見せます。

ハルト・キーツ

ハルト・キーツ
(出典:allanime)
パーソナルネーム:ファルケ
シンが隊長を務める第1小隊の隊員で、お調子者なムードメーカー。女性陣が川辺で水浴びをしていると聞けば露骨にテンションが上がったり、巨大な豚を捕まえて「ホントの豚野郎です」と冗談をいったりとお調子者なところが見えます。

クジョー・ニコ

クジョー・ニコ
(出典:公式サイト)
パーソナルネーム:シリウス
カイエと同じ第4小隊員でした。リーナが指揮管制官につく少し前に戦死しています。スピアヘッドが編成されてから3人目の死者です。読書中のシンの前でダイヤと腹踊りをしていたこともあり、ノリの良い青年だったのかもしれません。

アンリエッタ・ペンローズ

アンリエッタ・ペンローズ
(出典:allanime)
レーナの親友で手作りしたお菓子を一緒に食べる仲です。技術的な仕事をしており、知覚同調(パラレイド)のメンテナンスなどを行っています。シンとは幼馴染だった過去があり、昔は活発を通り越した怪獣みたいな子だっといわれています。

ショーレイ・ノウゼン

パーソナルネーム:デュラハン
シンの兄であり、レーナの命の恩人です。メガネを掛けた温厚な青年でしたが、東部戦線で亡くなっています。父親と戦場を視察していたレーナが敵に撃墜されたときに助け出したのは彼です。

【ネタバレ】86-エイティシックス-は原作でどうなる?

ここからは小説版のエイティシックスについて最新刊の内容を紹介していきます。
ネタバレになるのでご注意ください

エイティシックスは4月現在最新巻である9巻まで発売されています。戦いの舞台はノイリャナルセ聖教国へと移り、新たな仲間や敵と戦いが繰り広げられています。そんな中、シンの行方不明の連絡が入り仲間に動揺が走ります。
機動打撃群・派遣作戦最終盤となる9巻は2021年2月10日に発売されています。
ここからは最新9巻までのできごとをすこしずつ触れていきたいと思います。

最終処分とも言える敵の最深部への視察任務「長期偵察任務」を生き残ったシンとライデンを始めとする5名のスピアヘッドの隊員。その絶望的な戦場から助け出してもらった連邦軍として戦い続けます。
また、レギオンの侵攻を受け滅亡寸前まで追い詰められた共和国を助け出したのも連邦軍でした。レーナも連邦軍に助けられ、シンたちと再会を果たします。
2巻~3巻ではシンたちが連邦軍に助けられた後からレーナに出会うまでが描かれています。
4巻以降では直接会うことができたレーナとシンの距離が縮まったり、新たな戦場に繰り出したりと、まだまだシンたちの戦いは続いています。

最終任務の先に(1巻)

兵員の補充を何度も依頼しましたが、一向に補充はされません。そして4名の隊員を失い、シンたちは5名にまで減ってしまいます。追い打ちをかけるかのように生存率0%といわれる任務がいいわたされます。シンたちは自由を手に入れるため、レーナを共和国に置いて戦い歩み続けることを決意します。

数年後、ついに共和国内がレギオン進行されてしまいます。レーナらはエイティシックスと協力しなんとか抵抗するも危険な状態でした。そこへギアーデ連邦に助けられ、レーナは進行された領土を奪還すべく連邦の補佐を志願します。5人の隊の指揮を任せられることとなり、隊員に向けて初めましてと挨拶をします。

「初めましてではないですよ」

5人の兵士は数年前に死んだと思っていたシンたちでした。

再会するまでのシンたち(2~3巻)

最終任務からレーナに出会うまでの空白の数年間が語られています。
生存率0%の任務からなんとか生き残り続け、ギアーデ連邦の兵士たちと戦場で出会いました。シンたちはギアーデ連邦に保護され束の間の平穏が訪れますが、戦い続けていたシンたちには違和感でしかなく、自ら戦場に戻ることを選びます。その傍らにはシンよりも若く幼く見えるフレデリカが登場します。少女も昔のシンと同じで戦場にいる「キリヤ」を探しています。
シンの異能によりレギオンがの大攻勢が近づいてることが分かります。その中にはレールガンを装備する巨大レギオンの存在があり、その威力を見せつけられた人類は滅亡の危機を感じます。シンたちはその機体の破壊を目的に特攻部隊として選ばれます。共和国から開放されたのに、連邦国でも使い捨てのように扱われるシンたちですが、自分たちには戦い抜くと決めた誇りしかないといい自ら戦場に向かいます。
巨大レギオンはフレデリカが探していた「キリヤ」であることが分かります。ライデン、アンジェ、セオ、クレナが敵を引きつける中、敵にやられて脱落していきますが、シンはなんとかキリヤの元にたどり着き壮絶な戦いが幕を開けます。

シンはフレデリカともにキリヤを倒すことに成功します。敵にやられていたスピアヘッドのメンバーも無事がわかり戦場を後にしようとしますが、通信が入ります。知らいない人との会話かと思いきや、通信の相手はレーナだったのです。シンは気づきましたが、レギオンが迫っていることだけを伝え別れます。あえて伝えなかった理由は、以前に追いつくといわれたのにたどり着いた先がこんなありさまではあんまりだと思ったからです。

ここで1巻の再会に繋がります。

シンとレーナのラブコメと新たなる戦いの幕開け(4巻)

再会したシンとレーナはどことなくいい雰囲気を醸し出しながら、束の間の休息を過ごします。シャワー中の同調シーンや、シンとレーナが軍関係者からからかわれておもちゃにされていたりと、シリアスな雰囲気から一転し平和なシーンが続きます。
そんな平和なシーンが続くわけがなく、新たな作成「共和国北部行政区奪還作戦」が開始されます。

ロア=グレキア連合王国編(5巻~6巻)

今までもすこし登場していた連合王国を舞台に物語が進みます。連合王国は王政で貴族に出兵義務があり、対レギオン戦略はエイティシックスであったシンたちをも戦慄させるものでした。死してなお戦場に送り出される連合王国の〈シリン〉という戦う人工生命体の存在でした。シンは機械の部品として扱われてきた自分たちの過去に重ねてしまいます。そして彼女らからの一言でエイティシックスとして戦い続けてきた誇りや価値観が打ち砕かれるシン。
レーナはそんなシンに歩み寄ろうと、理解しようとしますがすれ違ってしまいます。
この物語ではシンがシリンたちをみて、エイティシックスだった自分から変わっていくところが見どころとなっています。
また、レーナへの思いも自覚する巻でもあります。

突然の水着回(7巻)

「お前らいい加減、さっさとくっつけよ」
引用元: 86―エイティシックス―Ep.7 ―ミスト―

この通り、この回はシリアス回ではなく、ライトな内容となっています。戦場から帰還した者たちに送られた特別休暇を楽しむシンたちが描かれています。レーナへの思いを自覚したシンの姿に萌えること間違いなしです。お風呂や、街角デート、洞窟探検とか、今までの流れからは想像もつかない日常が描かれています。そして、シンはレーナについに告白をします。そしてレーナからキスをされて、逃げられます。告白の答えはないですが、7巻を経てようやく両思いになった二人でした。

主役はセオ(8巻)

セオに焦点があたっていて丁寧に描かれています。
セオはシンや周りが変わっていくのをみて、何が正しいのか、何が間違っているのか、踏み出せない自分とのギャップに前に進み出すことができなくなります。誰かのために死ぬことは正しいことなのか、答えられないセオ。

ですが、死ぬことに正しさはなんてものはなく、自分が誇れるものがあったかどうかが重要なことだと気づきました。いま死んでしまったら誇れるものはなにもない、だから誇れるものを手に入れるまでは行き続けると覚悟を決めます。
シンの不在にセオはなんとか奮闘しますが、戦闘終了間際に突然セオに不足の事態が襲います。

まとめ

86-エイティシックスについてアニメの情報や登場人物など見どころを紹介してきました。これまで紹介してきたとおり、この作品は戦争や差別などをテーマに入れたSFミリタリー作品となっています。SFやミリタリー好きや興味ある方、戦争や差別などを描いた社会派が好きな方にオススメな作品です。
小説で表現されていた戦闘シーンや、シリアスなやりとりがアニメーションでどのように表現されるのか注目ですね。

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