マクロスF(フロンティア)に登場する女性キャラクターの中で、19歳のグラマラスな美女と可愛らしい少女の容姿を併せ持ち、そして何よりエースパイロットとしての高い戦闘能力を誇るクラン・クラン。
指揮官として部隊を率いる、強い美貌の女性兵士としての一面だけでなく、幼馴染ミシェル(ミハエル・ブラン)が絡むとついつい素直になれない態度をとってしまう、そんなかわいい一面ももっていたり。
今回は、そんなクラン・クランの魅力を徹底解説していきます。
マクロスF(フロンティア)をまだ見ていない方・少し気になっているけれどまだ見ていない方にもおすすめの情報まとめ記事です。
【マクロスF】クラン・クランとは
(出典:zerochan)
クランは作中で軍事部隊SMSの異星人ゼントラーディ(巨人)部隊の小隊長を務めるほどの腕前の、可変戦闘機バルキリーの女性パイロットです。階級は大尉で、主人公アルトを圧倒するほど操作技術を持ち、クァドラン・レアという真紅の機体に搭乗しています。
たぐいまれなるグラマラスなボディと美貌、そして堂々とした隊長としてのふるまいに見る人を圧倒するクランですが、フロンティアの技術で人間サイズになると、遺伝子の関係で、本当の年齢より幼い容姿になってしまいます。
アルトの同級生兼SMSで同僚のミハエル・ブラン(愛称:ミシェル)は、クランの幼馴染でもあります。2人はいつもケンカばかりしていますが、お互いに何かと気になる間柄です。
マクロスF
(出典:公式サイト)
西暦1999年に突如勃発した、人類と異星人ゼントラーディとの争い・共生への道を経て、西暦2059年長距離移民船団「マクロス・フロンティア」は、銀河の中心を目指して長い航海をしていた。
そんなフロンティアで、トップ歌手「シェリル・ノーム」がコンサートを開催。コンサート演出がきっかけで高校生「早乙女アルト」はシェリルと知り合い、シェリルに憧れを抱く女子高生「ランカ・リー」と出会う。
人々がコンサートに熱狂する中、フロンティアが突如謎の地球外生命体「バジュラ」の襲撃を受け、新型の可変戦闘機「VF-25メサイアバルキリー」を擁する民間軍事プロバイダー「S.M.S」が迎撃するも、アルトとランカは巻き込まれてしまい・・・。
クランの活躍するTVアニメ「マクロスF(フロンティア)」について解説しています。詳しく知りたい方は下記のリンクから確認してみてくださいね。
クラン大尉
(出典:#4)
クランは、新型の可変戦闘機バルキリーを擁するフロンティア船団の軍事部隊SMSのパイロットでもあり、大尉の階級を持ち、ピクシー小隊の部隊長をしています。
ピクシー小隊は、人類と共存する異星人ゼントラーディの女性「メルトランディ」で構成された3人小隊です。隊にはクランをお姉さまと慕う「ネネ・ローラ」と、ボーイッシュな「ララミア・レレニア」が所属しています。
声優
(出典:81プロデュース)
クランのCVは、声優の豊口めぐみさんが担当しています。2008年の放送時にはマクロスFラジオにもゲスト出演し、ミハエル・ブラン役の神谷浩史さんに(冗談で)プロポーズされる等のエピソードなどがあります。
豊口さんはアニメ「BLACK LAGOON」のバイオレンスなヒロイン「レヴィ」役等、どちらかというとかっこいい系の役をされていることが多い方です。なので、豊口さんの幼かわいい系の声は、マクロスFのマイクローン化したクランを通してのみ聴くことができます。貴重ですね!
- スイートプリキュア♪(黒川 エレン/ キュアビート)
- 機動戦士ガンダムSEED / 機動戦士ガンダムSEED DESTINY(ミリアリア・ハウ)
- ダンガンロンパシリーズ(江ノ島盾子、戦刃むくろ)
- いちご100%(西野つかさ)
- ファイナルファンタジー零式(ルシ・クンミ)
クランは作中で、マクロスシリーズの歴史的な背景を一番反映したキャラクターとしても見どころの1つです。マクロスF(フロンティア)ではメカである可変戦闘機バルキリーが3つの形態に変化することが特徴ですが、登場人物のクランも大小サイズそれぞれの状態を活かし、作中で大活躍していきます。
マクロスFのヒロインはクラン?5つの魅力
マクロスのF(フロンティア)のヒロインといえば、歌姫であるシェリルとランカが浮かぶ人も多いかもしれませんが、クランもアニメ誌では監督の構想上で「劇場版では第3のヒロイン」と称されるほど、ヒロインとしての資質を備えているキャラクターです。
また、アルトの三角関係の裏でじわじわと進む、クランとミシェルの恋愛模様も見逃せませんね。そんなクランの、5つの魅力について解説していきます。
魅力1.ミシェルへ恋心、クランの一途な想い
(出典:#17)
クランとミシェルは、TV版第9話から第19~20話まで、アルトの三角関係の一方でお互いに気にしているものの、素直になれない付かず離れずな関係を続けています。
クランの幼馴染でありS.M.Sの同僚として、ミシェルを健気に気遣う様子や、TV版第20話で思い切って告白して気持ちをぶつけてみたり、作中を通して純粋にミシェルに一途な恋をしている姿は、クランの魅力1つです。
魅力2.かっこいいクラン大尉としての姿
(出典:#9)
クランは、真紅のクァドラン・レアに乗って、SMSピクシー小隊の隊長として隊を率いる様子から作中に登場します。(TV版第4話)
その後も作中の処々で、アルト・ミシェルの所属するスカル小隊と手を組み、バジュラ打倒の任務を遂行していく姿は、美しく勇ましい1軍人としても、その魅力を垣間見ることができます。
魅力3.一心不乱に戦うクランのバトルシーン
(出典:#21)
TV版第20話でミシェルと離別して以降、クランは以前にも増して、ミシェルの仇をうつために一心不乱にバジュラと戦っていきます。
愛機のクァドラン・レアだけでなく、VF-25の装備を身に着けたアーマード・クランや、TV版第25話のバジュラとの最終決戦ではミシェルの形見であるVF-25Gにも搭乗し、歌姫達と共に熱いバトルを繰り広げていくクランの活躍は圧巻です。
魅力4.劇場版だけのレアな制服姿がgood!
(出典:#17)
クランの日常生活については、TV版では19歳の大学生、劇場版(前後編)では18歳の美星学園生と、パラレルな設定になっています。後者では、美星学園生としてのクランオリジナルの制服姿を見ることができます。
TV版ではパイロットスーツとS.M.S制服とたまの私服姿のクランが主でしたが、劇場版になってからクランの衣装が急増していきます。
魅力5.さらにレアな、クランのラブリーボンバー衣装もgood!
(出典:Twitter)
「劇場版マクロスF恋離飛翼 〜サヨナラノツバサ〜」の作中の慰問ライブでは、クランはシリーズ前作「マクロス7」のバンド「ファイヤーボンバー」を模した「ラブリーボンバー」というバンドでベースを担当しています。この時の衣装がとにかくめちゃくちゃかわいい!ので必見です。
ちなみに、作中限定の真のヒロイン「アルト姫」を見ることができるのもこの作品だけになりますので、そちらも確認してみてください。
クランの魅力は、キャラクターとしての盛り沢山な設定のみに留まらず、作中のSMSや日常生活でのエピソードにも溢れているようですね。
ちなみにクランの日常生活については、TV版では大学生、劇場版では美星学園生と、パラレルな設定になっているので、クランの制服姿を見たいファンは劇場版も必見です。
アーマード・クランがかっこいい!フィギュアは?
(出典:Twitter)
クランは、主要な機体である真紅のクァドラン・レアでの戦闘だけでなく、時にはバルキリー用の装備をまとった「アーマード・クラン」としても作中で活躍しています。
アーマードクラン
(出典:#21)
ゼントラーディー姿のクランが、VF25バルキリーの装備であるスーパーパックとガンポッドを装着した姿を「アーマード・クラン」と呼びます。TV版では第21話に登場し、その際のスーパーパックのデザインは、ミシェルのバルキリーVF-25Gを思わせる青いカラーリングになっていました。
アーマード・クランは、まるでバルキリーを着ているかのようなビジュアルで、もともとのクランの能力もあって、恐ろしく高い戦闘力を誇る姿と解釈しても過言ではないと思われます。
フィギュア
アーマード・クランは、その人気のあまり、フィギュア化もしています。特にメガハウスから出ているものは約1/72スケールと、フィギュアとしては巨大サイズのモデルが発売されています。
https://www.amazon.co.jp/dp/B003Q3JPPO
ストーリーを視聴後は、せつない気持ちも少し思い出してしまいますが。クランのアーマードver.は、大きくて美しく、何よりかっこいい、堂々と部屋に飾れるフィギュア作品としてもおすすめです。
「アーマード・クラン」は、作中ではTV版のみに搭乗する姿ですが、フィギュア化するほど人気のあるクランのスタイルの1つです。人気が衰えることなく、現在もまだまだ絶賛販売されているようですので、ぜひチェックしてみてくださいね。
【マクロスF】ミシェルとクランの関係
(出典:Twitter)
クランとミハエル・ブラン(以下ミシェル)の関係を解説していきます。
クランは、アルトがSMSに入隊するTVアニメ第4話から登場します。アルト達のパイロットとしての成長を見守り、時に鼓舞してくれる、S.M.Sでは良きお姉さん的な存在です。ただし、ミシェルが絡むときだけは別で、クランもミシェルも素の子供っぽい部分がだだ漏れになり、周囲から見てもケンカップルのような2人になります。
ミシェル
(出典:Facebook)
ミシェルは、クランの幼馴染であり、アルトと美星学園では同級生で、学年では主席の、クランより2つ年下の17歳です。また、SMSではアルトの先輩でクランの同僚でもあり、バルキリーでの戦闘では主に狙撃手(スナイパー)として活躍します。
学園生活ではいつも大人びた言動で、女性を見れば口説かずにいられない性格のミシェルですが、クランといる時はわかりやすく年相応の振る舞いになります。
ミシェルのトラウマ
(出典:#9)
TV版の第9話ではミシェルの過去のトラウマに主眼を置いたエピソードを見ることができますが、そこでもクランとのやりとりが登場します。
2人は幼馴染としても、背中を預けあって戦うSMSの同僚としても、お互いをいつでもすぐ傍にいると思っていた大切な存在同士でした。そのために、恋しく思うようになってからもなかなか素直になれない状況が続いてしまっているようです。
アルトの三角関係を後押しする傍で
(出典:#21)
ミシェルは、級友・同僚として、TV版1話~19話に至りどんどん変化していくアルト・シェリル・ランカの関係それぞれに、冷静につっこみを入れたり、時には強く励ましたり、割と忙しく登場します。
そして、不器用なアルトの恋路に流暢にアドバイスするたび、真っ直ぐなクランと向き合わず、自分の気持ちを伝えずごまかしてばかりいる自身についてため息を吐くのでした。
【ネタバレあり】クランとミシェルは結ばれる?
(出典:#21)
クランとミシェルはお互いに愛情を募らせているにも関わらず、TV版20話で離れ離れになってしまいます。涙無しには語れない、せつない展開になってしまいました。
詳しくは、以降の【マクロスF】クランの名シーンにて解説していますので、読んでみてくださいね。
【マクロスF】クランの名シーン
クランの活躍の中でも、特に印象に残る名シーンをご紹介します。TV版では第19話以降に出番が集中するクランですが、初期からのエピソードが積み重なってこその感動シーンも多いので、見逃さないようにしてくださいね。
ミシェルとの絆
(出典:#9)
TV版第9話のミシェルのエピソード「フレンドリー・ファイヤ」内で、アルトにミシェルの過去を話すシーンです。
いつもふざけあっている2人ですが、クランはミシェルが過去のトラウマを乗り越えようとしている姿を陰ながら心配し、応援しています。その様子は、幼女の姿でも、巨人の姿のときでも関係ない、長年ミシェルと築き上げてきた絆を感じさせます。
真空に散る、せつない両片思い
(出典:#20)
全宇宙のマクロスF(フロンティア)ファンが号泣したと言われる、TV版第20話の名シーンをご紹介します。
バジュラとの戦乱の中、クランとミシェル、それぞれの恋心が高まっている最中、ミシェルはクランを護り、宇宙へ散ってしまいます。(公式見解では「行方不明」とのことです。)
バジュラとの戦闘の前にクランはミシェルに想いを打ち明けますが、ミシェルはクランに向かって「愛し(てる)・・」と言い切れないまま宇宙空間へ吸い込まれていきます。ちなみに、このシーンの終わりに、シェリルのEDアレンジテーマ「真空のダイヤモンドクレバス」が流れ、更にファンの涙を誘いました。
出撃!アーマード・クラン
(出典:#21)
TV版第21話のシーンです。前話でミシェルと離別したクランが、ゼントラーディ(巨人姿)へ戻り、ミシェルのバルキリーVF-25Gに似たデザインの、バルキリー用装備スーパーパック・ガンポッドと呼ばれるパーツを全身にまとったアーマードスタイルでバジュラと戦います。
失意の元、バジュラに憎しみを増したクランの怒涛の猛攻バトルシーンです。マクロスシリーズの主力戦闘が可変戦闘機(バルキリー)であることを忘れそうになるくらい迫力があり、超見どころです。
クランが作中で大暴れ…大活躍する名シーンをご紹介しました。熱く、勇敢な場面だけでなく、他にも作中の所々で、彼女が元気いっぱいにミシェルを追いかけ回している様子を見ることができますので、是非チェックしてみてくださいね。
まとめ
マクロスF(フロンティア)のクラン・クランは、マクロスシリーズでおなじみの歌姫でこそありませんが、作品ファンの中では不動の人気を誇る女性キャラクターです。
作中では、魅惑の美貌とグラマラスなボディを持つ、軍事部隊SMSのすご腕女性パイロットであり、巨人と幼女の姿を使い分けてはアルト達の動向を助けるその姿は、設定盛りすぎといっても過言ではありません。
一方で、幼馴染でSMS同僚のミシェルとの長年に渡る両片思いが、少しずつ作中で進んでいく様は、ミシェルに不幸があった回を経て最終回に至っても尚、ファンの心を掴んで離しません。
そんなマクロスF(フロンティア)でのクランは、TV版・劇場版それぞれのストーリーで楽しむことができる必見のキャラクターです!主人公アルト達のメインストーリーと併せて、是非確認されてみてはいかがでしょうか。