「マクロスF」に登場するランカ・リーは、2人いるヒロインのうちの1人です。
もう1人のヒロインであるシェリル・ノームの美人で大人の魅力とは対照的に、清純派の可愛らしいヒロインです。
ここでは、彼女について、最初はシェリルに憧れるだけだった彼女がどんな風に歌手になっていくのか、代表曲や決めポーズ、彼女が可愛いと言われる魅力について、恋と歌のライバルであるシェリルとの絡み、名シーン、またアンチ意見についても説明しながら紹介します。
【マクロスF】ランカ・リーとは
(出典:Twitter)
ランカ・リーとは、マクロスFという未来を舞台にしたSFアニメに出てくるキャラクターであり、ダブルヒロインのうちの1人です。
事故で家族を失ったことで記憶を失っており、義理の兄であるSMSに所属するパイロット、オズマ・リーと暮らしています。
マクロスF
(出典:公式サイト)
マクロスFは、西暦2059年の近未来を舞台にしたお話です。異星人との星間戦争戦争によって地球から旅立った超長距離移民船団「マクロスフロンティア」、要するに宇宙船の中で生活する人々を部隊にしたお話です。
マクロスフロンティアの高校生パイロットである早乙女アルト、オズマ・リーというパイロットの妹(血はつながっていません)ランカ・リー、「マクロスギャラクシー」という船団出身のシェリル・ノームをメインに話が進んでいきます。
ランカちゃん
ランカちゃんの呼び名については、第12話にて彼女が登場し「星間飛行」を披露するシーンにて、「ご存じないのですか、彼女こそ代役からチャンスをつかみ、スターの座を駆け上がっている、超時空シンデレラ、ランカちゃんです!」とモブに近いキャラクターが彼女を説明するためのセリフがインターネット上でインパクトを与えたことによる印象が大きいです。
髪型
(出典:ヤフー知恵袋)
髪型は、一本飛び出たアホ毛と、一部のファンの間で「犬耳」と呼ばれる、ツインテールに似ているがそうでない、左右にくっついたゴールデンレトリバーの耳のような髪型が特徴です。
珍しい緑色の髪の毛をしていますが、こちらはゼントラーディ人のクォーターであるためです。
ランカの携帯
(出典:Twitter)
ランカの携帯は、アニメ版では黄緑色の「オオサンショウウオさん」呼ばれるバイオセルラーを使用しています。
つぶらな目と手足がついており、見た目はぬいぐるみのようですが、普通の携帯と同じように通話もメールも行kうことができます。
作中では胴体部分を握りしめる場面もありましたので素材は柔軟性があるようです。
声優
(出典:Billboard JAPAN)
声優は中島愛さんです。「Victor Vocal & Voice Audition」にてランカ・リー役に選ばれたことにより、歌手と声優デビューを果たしています。
趣味はレコード集めとプロレス鑑賞だそうです。愛という名前は「あい」ではなく「めぐみ」と読むため、ファンからは中島の「ま」の部分とくっつけて「まめぐ」の愛称で呼ばれています。
・『セイクリッドセブン』(藍羽ルリ役)
・『君のいる町』(枝葉柚希役)
・『ハピネスチャージプリキュア!』(愛乃めぐみ/キュアラブリー役)
【マクロスF】ランカ・リーは歌手
初期はもう1人のヒロインのシェリル・ノームのファンの1人でしたが、シェリルや主人公早乙女アルトとの出会いにより、超時空シンデレラと呼ばれる歌手へと成長していきます。
「キラッ」
(出典:Twitter)
「キラッ」というのは、「星間飛行」という代表的な曲のサビの前に入る決めポーズで、ランカちゃんと言えばこのポーズです。小指と人差し指を立て、親指も開いた形の手を顔の近くへ持っていきます。
手話の「I Love You」も同じ形で、立てた小指が「I」、人差し指と親指で「L」、人差し指と小指で「U」の形だからだそうです。
「抱きしめて銀河の果てまで」
(出典:#12)
「抱きしめて銀河の果てまで」とは第12話「ファステスト・デリバリー」にて歌を披露する前に皆に呼びかける際のセリフです。
ゼントラーディ人という巨人の異星人の所で歌うはずだったシェリルが体調不良で歌うことができなくなります。
怒ったゼントラーディ人達が暴動を起こすのでは!?となった時、登場人物の機転によりランカ・リーがさっそうと駆けつけ、歌を披露します。
その際に「みんな、抱きしめて!銀河の、果てまで!」と言った後に「星間飛行」を歌って踊りだし、争いも止まったので名シーン・名台詞のうちのひとつとなっています。
ランカ・リーのオフィシャルブログ
(出典:ameblo)
ランカ・リーのオフィシャルブログが実在します。
アメーバにてオフィシャルブログがあり、放送に合わせて更新されていました。ストーリーに絡めた話が出たり、日常のイラストや写真をアップしたり、本当に駆け出しのアイドルの日々を追っているような気持ちになれます。
DDランカ
(出典:ボークス)
Dランカとは、ボークスという会社の、精巧な作りのドルフィードリームというドールとコラボした商品です。「劇場版マクロスF サヨナラノツバサ」の最終決戦の衣装を着用しています。
https://www.volks.co.jp/macrossf/dds_ranka/
【マクロスF】ランカ・リーのかわいい魅力5つ
ランカ・リーのかわいい魅力5つについて、前向き、ザ・アイドル、健気、一途、チャレンジャーの観点から説明します。
魅力1.前向き
(出典:#8)
前向きな彼女は、シェリルというハイスペックな女子が歌と恋のライバルですが、諦めずにどちらの目標も実現させようとします。
第12話では、巨人族と人間の殺伐とした空間に突然放り込まれ、シェリルの代わりに歌えと無茶ぶりをされたにも関わらず彼女はできないなどと言わずやり遂げます。
やり切って、スターの道を切り開いていくのです。
魅力2.ザ・アイドル
(出典:#12)
ザ・アイドルと言っても良い、セクシー系のシェリルと対照的に、ランカ・リーは清純派です。
代表曲の「星間飛行」の振付も衣装も、昔ながらの日本のアイドルをイメージするようなかわいらしさです。
魅力3.健気
(出典:#3)
健気さが涙を誘います。彼女は両親を亡くし、兄とも生き別れになった事故が理由で記憶を失っており、義理の兄であるオズマ・リーと暮らしています。
そのような背景がありながら、学校へ通い、アルバイトをし、友人を作り、恋をしてひたむきに過ごしています。
魅力4.一途
(出典:#12)
一途さから、片思い中の早乙女アルトも何度も一生懸命にデートへ誘ってアプローチを続けます。
第5話をはじめ、シェリルはアルトにキスをしたり親し気な会話をしたり、かなりのアプローチをかけ、度々ランカはそれを目撃するのですが、彼女は諦めません。
画面越しでも伝わる位に頬を染め、はにかみ、素敵な笑顔を向けるのです。
劇場版でも、彼女は、何があっても、最後までアルトを想い続けており、彼女の芯の強さを感じさせます。
魅力5.チャレンジャー
(出典:#3)
チャレンジャーな彼女は、銀河の妖精と呼ばれる歌姫、シェリル・ノームをライバルにしても、2人が仲良さそうにしていても、めげずにアタックし続けます。
第4話ではシェリルのような歌手になりたいと思ったらオーディションに挑戦し、以後どんな仕事も引き受け、シェリルを追いかけます。
先述の第12話についても、歌って戦闘を止めるという無茶ぶりにも見事に応えます。
【マクロスF】ランカとシェリルの関係
ランカとシェリルの関係は、ライバルでありながら次第に強い絆が出来上がっていきます。
よきライバルであり友人以上の絆
(出典:Twitter)
「銀河の妖精」と呼ばれ、歌姫の地位を確率しているシェリル・ノームに対してランカ・リーは「超時空シンデレラ」と呼ばれ、駆け出しから徐々にスターへステップアップしていきます。ランカとシェリルの関係は最初はファンと歌姫でした。
(出典:#3)
ランカはアルトやシェリルの存在に刺激され、ひたむきに頑張ることで歌でも恋愛でもよきファンからライバルへと関係が変わり、バジュラとの戦いでは共に歌って戦います。戦いを通じてお互いを深く知っていき、ライバルだけれど、友人以上にお互いを助け合う強い絆で結ばれています。
ランカ・リーは以下の記事でも解説しています。
マクロスデルタに登場?
マクロスデルタに登場自体はしていませんが、フロンティアから8年後の世界が舞台で、作中に「キラッ」などのセリフがあり、ランカやシェリルが歌手として民衆に影響を与えた名残りがあるそうです。
【マクロスF】アルトとランカはどうなる?
(出典:Twitter)
アルトとランカはどうなるかというと、ネタバレになってしまいますが、アニメ版でも劇場版でもくっつきません。
出会い
(出典:#1)
出会いは、第一話のシェリルのコンサート会場へ急ぐランカの道中、コンサート中の演出で飛行することになった学生パイロットのアルトが着替えをしていた所で出会います。
コンサート中、バジュラの襲撃に遭うランカをアルトが助けて以降、ランカはアルトに惹かれていきます。
ランカはアルトのことが好きで自分のコンサートのチケットを渡したり、誕生日のお祝いを考えたり、頑張ってアプローチを重ねます。
アルトはランカを守りたいと思うもののそれが恋であるかはっきりせず、シェリルのことも放っておけず、友人のミシェルにも度々叱られます。
揺れ動く心
(出典:#6)
シェリルの積極的なアプローチを目のあたりにして、遠慮がちなランカの心は揺れ動いています。
ランカは遠慮して葛藤しながらも恋心を諦めないで、一途に想い続けます。
好意を表に出すシェリルと内にしまい込むランカの恋心が対称的で印象に残ります。
バジュラを巡った対立
(出典:#21)
バジュラへの態度の違いでもアルトとランカは対立します。ランカの愛バジュラであるアイくんが成長すると、バジュラを殺さないといけないと訴えるアルトと仲間のところに返したいというランカのぶつかり合いが生まれます。愛する人よりもバジュラの肩を持つランカは恋愛に盲目になることがないことがわかります。
三角関係の結末
(出典:#25)
三角関係の結末が気になるところですが、アニメ版でも劇場版でもくっつきません。ただし、それぞれ内容は異なります。
アニメ版では、ランカがシェリルにライバル宣言をして終わります。アルトはどちらも選んでおらず、これからも2人がアルトにアプローチをかけていくのであろうと推測される終わり方をしています。
(出典:サヨナラノツバサ)
劇場版では、ランカは戦闘前にアルトに告白して振られます。アルトはシェリルを選びますが戦闘中にシェリルは意識不明、アルトは行方不明となります。
ランカは振られてもアルトを想っているような描写で終わります。
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【マクロスF】ランカ・リーの歌・曲
ランカの歌には良曲が多いです。ここではランカの歌をご紹介します。
星間飛行
ランカの代表曲といえば星間飛行です。
CD発売のタイミングと合わせてアニメで披露されたことで話題になりヒットしました。
サビ前の「キラッ☆」というフレーズがランカの名台詞になっています。可愛さ満点のランカを象徴したような曲です。
放課後オーバーフロウ
放課後オーバーフロウ劇場版マクロスF~サヨナラノツバサ~の主題歌です。劇中設定ではランカが初作詞した曲となっており、放課後という日常と戦闘で会えるかわからない非日常の対比があり不思議な雰囲気のある曲です。ジャケット写真のランカの泣き顔が特徴的です。
アイモ
アイモは、記憶を失っているランカが何故か聞いたことのある歌です。
劇中で彼女が出演した映画でこの歌を歌ったことでヒットのきっかけとなります。
また、兄の存在も覚えていないランカが、生き別れの兄がこの歌をハーモニカで拭いていたことから記憶を思い出していく手がかりともなっていく重要な歌です。
アイモはあなたという意味で、バジュラの求愛の歌だそうです。
他の歌詞の部分はオリジナルの造語のため、特に意味は無いのですが響きとゆったりとした独特のメロディです。
にんじん
にんじんとは、「ニンジーン Loves you yeah!」という曲名でCDに収録されており、
アニメにて下積みのランカが、にんじんの被り物と黒タイツで人参の特売をPRをしていた時に歌っていたものです。
人参嫌いの子供に嫌な顔をされながら、大人に素通りされながら仕事を選ばず頑張るシュールなシーンでした。
さよならを抱きしめて
「さよならを抱きしめて」という歌詞が出てくるのはインフィニティという曲で、シェリル・ノームの曲です。
第7話にてシェリルがランカと一緒に歌います。
【マクロスF】ランカのアンチ?
マクロスFの元気でかわいいランカですが、アンチもいるようです。ここからはネガティブな意見を引用してどこが嫌われているのかを考察していきます。
ランカのなんちゃってトラウマって無いな
演技もキモイしメンヘラっぽいしアルトいないと発動しないしw
(出典:【マクロスF】ランカ・リーアンチスレ8 (5ch.net))https://changi.5ch.net/test/read.cgi/anichara2/1217077155/1-51
家族を失ったことによる記憶喪失のため、親しい人がいなくなると思うと不安定になります。そのため、メンヘラという方もいます。
中島さんはこの作品がデビュー作なので演技が…ということなのでしょうが、私は特に気になりませんでした。ただ、回を重ねるごとにどんどんうまくなります。
引っ込み思案設定のはずなのに、初対面の男相手にいきなり堂々とぶりっ子ダンスを披露
(出典:【マクロスF】ランカ・リーアンチスレ8 (5ch.net))https://changi.5ch.net/test/read.cgi/anichara2/1217077155/1-51
第1話のアルトとランカが初めて出会うシーンを指していると思われます。彼女は、自分のアルバイト先を紹介するためにCMソングを振り付きで歌います。引っ込み思案なら人前、しかも初底面の相手に歌って踊るかということでしょうが、ランカの歌と踊りなら人前でも披露できるスター性とも読み取れます。
唯一成長できてないキャラだったな・・・
最終話ラストのセリフで更にハァ?ってなった
TV版見直したいのにイラってなるから奴のせいで見る気が起きん
(出典:【マクロスF】ランカ・リーアンチスレ100 (5ch.net))https://hello.5ch.net/test/read.cgi/anichara2/1393836291/l50
シェリルと対照的に描かれているため、幼く見えることがあります。また、衣装もフリルやレースを使ったもの、パステル調のものなど可愛らしいものが多いため、大人っぽく色気のあるシェリルと比べると幼く、幼い=成長していないと見えるのかもしれません。
【マクロスF】ランカの名シーン
マクロスFのヒロインであるランカは名シーンをたくさん残しています。ここからはアニメのランカ名シーンをご紹介します。
第12話
(出典:#12)
第12話の、殺伐した雰囲気のセントラーディと地球人の前に颯爽と現れ、星間飛行を笑顔で歌い切ったシーンでしょうか。
アルトの友人であるミシェルの協力による登場シーン、シェリルの代打かつ戦闘を歌で止めなければならないプレッシャーの中、ランカはそんな自分の苦労よりもアルトの誕生日の祝いの言葉を口にするという、健気さが現れたシーンでした。
そして、歌も踊りも衣装も表情もとっても可愛いです、まさにシンデレラ。
第16話
(出典:#16)
第16話は、ランカの生き別れの兄、ブレラが護衛につく回です。お互い記憶を失っているのですが、「アイモ」を何故知っているのかお互い気にかかってはいます。
義務的に護衛をしているようで、ランカの些細な不調や迷いに気付いて声をかけるお兄ちゃん的優しさに、ランカちゃん良かったねと言いたくなる回です。
第21話
(出典:#21)
第21話は、自分の歌を利用してバジュラを殲滅することに迷いを感じているランカがある決断をします。
かなり、切ない回で、ランカはここでアルトに告白をしているのですが、展開的にそれどころでない状態で話は進んでいきます。
ランカが恋に盲目でなく、自分の意思で自分の行動を決断する強さがあることを見せつけられる回です。
第25話
(出典:#25)
第25話は最終回です。最後の最後、バジュラとの戦いも終わった後にランカがシェリルに宣戦布告をし、シェリルもそれに応じます。
歌で戦う物語なので、2人は歌いながらお互いを認め合い、修羅場を潜り抜け、最初はシェリルのファンでしかなかったランカは最後は強い絆で結ばれたライバルになったのです。
そんなランカの軌跡を想い、胸が熱くなります。
まとめ
本記事では、ランカ・リーという「マクロスF」というアニメの登場人物について説明しました。
主人公である早乙女アルトとの恋の結末や歌姫シェリルとの関係、ランカちゃんの可愛さやひたむきさといったいくつかの魅力について、またそんな魅力が伝わる曲や名シーンについても紹介しました。
「マクロスF」が放送されたのはかなり前になりますが、現在も強い人気があり、最近10年振りに劇場短編の上映が決定して話題になりました。
この記事を読んで興味を持たれたら、テレビアニメ版、劇場版、アプリなど様々なコンテンツがあるのでここで書ききれないランカちゃんの魅力を感じて見て下さい。