2007年の第1期の放送から10年以上経過した今でも、根強い人気を誇る『DARKER THAN BLACK-黒の契約者-』について解説します!「DTBってどんなアニメ?」「登場人物の能力は?」魅力的なストーリー、キャラクターの解説に加え、名シーンも紹介します。この記事を読めば、まだDTBを視聴していない人はチェックしたくなること必須です!「DTBもう全部見たよ」という人もご安心ください!気になる続編についても考察しています!
DARKER THAN BLACK とは
(出典:blogspot)
『DARKER THAN BLACK』こと通称DTBは第1期「黒の契約者」、第2期「流星の双子」そして1期と2期の間を描いた、OVA作品「黒の契約者-外伝-」の三作からなるオリジナルのアニメーション作品です。製作は最近では『僕のヒーローアカデミア』などを手掛けたBONESが行っています。東京が舞台のこの作品は、綿密なロケハンによって当時の東京を忠実に再現したことでも話題となりました。
通称「DTB」
ダーカーザンブラックは通称「DTB」と呼ばれています。Darker Than Blackのそれぞれの単語の頭文字をとって「DTB」です。その他にも「DARKER」と略す場合もあります。
あらすじ
解析不可能な異常領域「地獄門(ヘルズ・ゲート)」の出現により、本当の“ 空” を失った東京。
それと呼応するように現れたのは、特別な能力を身につけた者たちだった。
能力を得る代償として、人間らしい感情が希薄になり、人を殺めることさえ冷徹に行う彼らを、人々は畏怖を込め、「契約者」と呼んだ。(出典:DTB公式サイト https://www.d-black.net/1st/)
主人公である黒(ヘイ)は契約者でありながら、ヘルズゲートや契約者について情報を得ようと暗躍する秘密組織のエージェントです。黒は同じ組織のメンバーである、銀(イン)・猫(マオ)達とともに組織の命令を遂行していきます。この異変をめぐる謎や陰謀を明らかにしたとき、黒のとった選択は・・・?
能力・対価
(出典:livedoor Blog)
DTBの世界では『契約者』と呼ばれる超能力者が存在します。彼らは強力な能力を発揮する一方で、その「対価」を支払わなければなりません。この「対価」を支払う姿が誰かと契約しているように見えることから、「契約者」と呼ばれるようになりました。能力はある日突然発現し、原則として1人に1つだけ能力が与えられます。支払わなければならない『対価』も「花を食べる」といったものから、「子供の生き血をすする」といったものまで様々なものがあります。「強力な能力=大きな対価」といったルールはなく、どのような能力と対価が与えられるかはその時までわかりません。
DARKER THAN BLACK(DTB)は漫画・同人誌も
DTBの漫画や同人誌は存在するのでしょうか?アニメで描かれていない部分や、アニメでは実現しなかったシーンなどを見たいと言う方は漫画・同人誌をチェックしましょう!
DTBは漫画化
DTBは漫画化もされており、アニメ第1期をもとにした『DARKER THAN BLACK-黒の契約者-』(あすかコミックスDX)と、第1期の後日談を描く『DARKER THAN BLACK-漆黒の花-』が発売されています。
漫画
(出典:Amazon)
漫画版の特徴として、あすかコミックスDX版のDTBはアニメ版をもとにしていますが、細部で違った個所もみられるので「アニメ版とは一味違ったDTBも楽しみたい!」といった方におすすめです。『漆黒の花』に関してはコミックス第4巻に「ダーカーシリーズのラストピース遂に完結!」と明記されているほどですので、DTBシリーズを余すことなく楽しみたい方には是非読んでほしいシリーズとなっています。
同人誌
同人誌の表紙を飾っているのは銀が多く見られますね。同人誌については、最新のものでも2013年発行となっています。現在では新たな同人誌の発行は行われていないようです。
・黒×銀のカップリング系
https://order.mandarake.co.jp/order/detailPage/item?itemCode=1130053534&ref=list&keyword=DARKER%20THAN%20BLACK
アニメでは実現しなかった、黒と銀の恋人のような時間が描かれています。
・葉月や三号機間もの
https://order.mandarake.co.jp/order/detailPage/item?itemCode=1031924490&ref=list&keyword=DARKER%20THAN%20BLACK
葉月や鎮目のカップリングが主で、平和な日常を描いたものです。
・アニメ原画集
https://order.mandarake.co.jp/order/detailPage/item?itemCode=1029017612&ref=list&keyword=darkerthanblack
アニメの作成に使用された原画集です。
アニメ3期を待ち望む声
2009年にアニメ2期を終えた今でも「3期をやってほしい」というファンは未だに多いです。「2期の最後はどういうこと?」「黒と銀はどうなったの?」などSNS上でも考察や、アニメ第3期を望む声が多数上がっています!
アニメDTBの3期決定は?
(出典:ウェブリブログ)
アニメDTBは本放送だけでなく、漫画やOVAへのメディア展開も行ってきました。「これだけ人気の作品なら3期もあるのでは?」思う方も多くいるでしょう。結論から言うと『アニメ3期は決定していません!』。主人公黒(ヘイ)役の木内秀信さんが雑誌のインタビューで「監督は3期やらんと言っている」と発言したことから、アニメ3期作成は絶望的と思われてきました。しかし、気を落とすのはまだ早いです!
そこには「岡村天斎監督はあまり真意を明らかにしない」という人柄が関係しています。アニメ第2期の作成段階では「学園ものにしたい」「あまり人は殺したくない」といった発言をしていました。その発言にも関わらず、第2期が始まってみると「学園」「人が死なない」なんて要素はどこにもありませんでした!このように岡村監督の真意は誰にもわからないのでいきなりDTBアニメ3期が発表されることもあるかもしれません。
また、2018年に開催されたトークイベント「あれから10年―『DARKER THAN BLACK -黒の契約者-』トークナイト」では岡村監督は、登壇者・来場者の3期を期待するプレッシャーを受けつつも、「こんなにたくさんの人が未だに応援してくれていることに感無量です。」と喜びの言葉を口にしています。DTBファンのアニメ第3期を望む声が岡村監督を動かす日も遠くないかもしれませんね。
DARKER THAN BLACK -黒の契約者-のキャラの魅力
DTBのストーリーを彩る魅力的なキャラクターとその能力について解説します。
黒(ヘイ)CV:木内秀信 (少年期)入野自由
(出典:SSブログ)
本作の主人公である黒は組織に属する契約者です。組織の命令によって数々の事件の裏で暗躍するも警察や各国の諜報機関もその素性を掴めていません。契約者らしからぬ非合理的な行動をとることも多く、契約者としても謎が多い存在です。
電流を自在に操る能力を持つ、黒い死神
黒の能力は電流を自在に操り、接触したものを死に至らしめる強力な能力です。主にワイヤーなどを駆使して敵に接触させ電流を流すといった戦法をとります。電流自体を操るため、機械をショートさせたり心臓マッサージをしたりと能力の使い方も様々です。
対価
黒には一般的に契約者に必要とされる『対価』がありません。その理由については物語終盤で明らかになります。
銀(イン)CV:福圓美里
(出典:ランこれ)
DARKER THAN BLACKシリーズのヒロインで。銀髪に無表情が特徴的なドールと呼ばれる自我を失った人間です。盲目なことに加え、感情を失っており喋ることはほとんどありません。観測霊を飛ばし黒の戦闘補助を行うのが組織での役割となっています。
かわいい
銀の魅力といえば、なんといってもその可愛さですよね!普段無表情な銀が笑う場面は多くのDTBファンを虜にしてきました!
死亡?
物語のラストで銀は死亡したのでしょうか?アニメ第2期『流星の双子』のラストシーンにて黒との再会を果たした銀のその後については、今でもファンの間で考察されています。雑誌のインタビューで岡村監督が「どうなっちゃったんでしょうね(笑)銀はどうも死んじゃったみたいですよ。」と発言していますが、真偽はわかっていません!もしアニメ3期が作成されるのであれば、是非描いてほしいですね!
猫(マオ)CV:沢木郁也
(出典:ランこれ)
黒と同じチームに所属する、赤い首輪がトレードマークの黒猫です。一見すると普通の猫ですが人間の言葉を話します。組織では、動物の身体を利用した諜報活動が主な役割です。身に着けている鈴が通信機となっており、組織や黒たちと連絡をとるのに使用しています。
その正体は?
その中身は43歳の男性で、契約者としての能力は「動物への憑依」です。しかし、能力の行使中にもとの身体を失ってしまい、それ以来猫の身体に憑依し続けています。対価はその時点で支払ったことになっているので、それ以降対価を支払う必要はありません。組織のサーバーへアクセスし続けなければ、本来の猫の本性が強まってしまうため組織を抜けることができません。
黄(ホァン)CV:池田勝
(出典:SSブログ)
黒や銀と同じく組織のエージェント。黒の所属するチームをまとめあげるリーダーです。黄本人は契約者ではなく、任務の後方支援が主な役割です。チーム唯一の一般人で、契約者に対しては良い印象を持っていないようです。銃の扱いに非常にたけており、物語の中でも様々な銃を使いこなし、黒達をサポートします。タバコはわかばを愛煙し、スズキのワゴンRに乗っています。
過去
元公安部の警官でしたが、契約者が関係したある事件で同僚を殺害されます。その際に、組織に記憶を消去されそうになりますが、公安での実績を評価され組織の一員となります。物語の終盤では、事件の詳細や黄が契約者を嫌っている理由などが明らかになっていきます。
霧原 未咲 CV:水樹奈々
(出典:anisearch)
父を警察庁警備局長にもつ女性警察官。若くして四課の課長となり、黒たち契約者が絡んだ事件を調査していことになります。作中にて契約者と戦っている数少ない人間です。黒と同じく、かなりの大食いでその量は黒に引けを取りません。黒が日常生活を送る際に演じている「李」とは友人でありながらも、組織の一員である黒とは敵対しているという複雑な関係です。岡村監督いわく、「物語の萌え担当」だそうです。
作中での語り手
語り手を務めることが多くアニメ第1期、2期ともに物語は彼女の語りで締めくくられることになります。
アンバー CV:川上とも子
(出典:Twitter)
コードネームのアンバーは彼女の目が琥珀色であることから名づけられています。ライトグリーンと桃色のボディスーツが特徴。かつては黒と同じチームに属していましたが、南米で黒の妹である白(パイ)と共に行方不明になっていました。アンバーは黒を愛していますが、黒は妹の失踪と関係しているアンバーを憎んでいます。
強力な契約者やドールを集めるたEPR(イブニングプリムローズ)という組織のリーダーでもあります。
能力
能力は「時間制御」であり時間停止だけでなく時間旅行すらも可能な強力な能力です。対価は「若返り」で、彼女はその能力を使うたびに幼くなっていきます。物語終盤では能力の行使から幼い少女の容姿に変化します。
あのキャラと似ている?
アンバーはDTBの前に放送されていた「コードギアス」のC.C.にその容姿が似ていることも当時話題になりました。
柏木舞 CV:那須めぐみ
(出典:fc2ブログ)
父親の研究によって契約者としての能力を封じられていた中学生です。その封印が解けた後は能力が発現し、モラトリアムとなりました。その後、モラトリアムから契約者へと移行した珍しい存在である彼女は、組織のエージェントとして連れ去られます。能力は「発火」その対価は「歌を歌うこと」です。
モラトリアム
契約者と違い、無意識の状態で能力を放出し続けている存在です。対価の支払いを行うことができず、その後ドールへと変化します。作中では、柏木舞は唯一モラトリアムとなりながらも、契約者へ移行した人物でした。
ハヴォック CV:進藤尚美
(出典:fc2ブログ)
黒と同じ組織のメンバーでコードネームはカーマイン。赤い髪にやせ細った容姿をしていますが、その正体は史上最悪の契約者でした。彼女の能力は「真空を発生させる」という作中屈指の強力な能力で、その犠牲者は数千にも及びます。対価は「子供の生き血をすする」という恐ろしいものでした。契約者になる前の黒や、妹である白のことを知っている貴重な存在でしたが喪失者となったことで能力や記憶を失っています。
喪失者
ハヴォックは喪失者は能力と記憶を失った存在です。喪失者は実例が少なく、組織も研究対象として黒に身柄の確保を命じました。一説には、ヘルズゲートに近づくと喪失者は能力を取り戻すと言われています。黒はハヴォックの失った記憶を取り戻すために、ヘルズゲートへつれていくことになります。
ノーベンバー11 CV:井上和彦
(出典:公式ブログ)
イギリスのMI6に所属するエージェントで、金髪に白いスーツがトレードマークです。戦闘能力や諜報に関して非常に優秀は彼は「MI6最高のエージェント」と呼ばれています。同組織の契約者エイプリルとドールのジュライと共に行動しています。
ユーモアな性格ながらも、黒と互角の戦いを繰り広げるなどの高い戦闘能力から、ファンからの人気も高いです。
嫌煙家
水分を凍結し自在に操る能力を持っています。水を発生させるエイプリルとのコンビネーションで、水分がない場所でも十分な能力を発揮することができます。対価は「喫煙」ですが、ノーベンバー本人は大の嫌煙家です。
アニメ「DARKER THAN BLACK(ダーカーザンブラック)」
(出典:dアニメストア)
アニメ「DARKER THAN BLACK」は放送終了後10年以上経った今でも3期製作の声があがるほど人気のあるアニメです!ここでアニメ第1期と2期の評価をみてみてましょう!
アニメ1期(黒の契約者)
放送時期:2007年4月~9月(MBS・TBS系列)
話数:全25話+テレビ未放送分1話(DVD版に収録)
キャスト:木内秀信、福圓美里、沢木郁也、池田勝、水樹奈々、井上和彦
1期の評価
シリーズを全体を通しても1期が一番好きといっているファンは多い中、どのような評価を受けているのでしょうか?
DTB4話の救いのない結末とちょっと感情的になる黒ほんと好き(引用:https://twitter.com/heath0264/status/980736181183762434)
ダークなストーリー展開とキャラクターの心理描写が評価されています!
DTB一期完走した~粗はあるけどキャラクターとアクションがとにかくスタイリッシュでかっこ良かった(引用:https://twitter.com/semino_ha/status/1238508279094894592)
登場人物や戦闘シーンの評価が高いようです!
久々の休みにDTB一期全部観ちまった・・・銀かわいいよ、銀(引用:https://twitter.com/Mitarai_Atyamal/status/5860960850)
銀の人気はDTBシリーズでは一番ではないでしょうか!
1期の評価は全体的に高いです。その中でも魅力的なキャラクターや、ストーリーを絶賛する評価が多かったです!
1期の名シーン
アニメ1期「DARKER THAN BLACK -黒の契約者-」の名シーンを紹介します!
第5話 「ノーベンバー11」の初登場シーン
(出典:1期#5)
DTB屈指の人気キャラである「ノーベンバー11」の初登場回です。ノーベンバー11はその後の放送でも登場しますが、黒との直接戦闘はこの回のみとなるので、是非注目してほしいです。
第14話 銀が笑顔を作るシーン
(出典:1期#14)
銀の過去が明らかになる回です。銀が黒達のことを仲間と認め、笑顔を作れない銀が指を使って笑顔を作るシーンは、涙なしには見られません!
第20話 黄が銃を突きつけるシーン
(出典:1期#20)
黄がかつて愛した女性に銃を突きつけますが、「一度惚れた女を殺すことはできない」といって銃をおろすシーンです。それを見た黒の反応も必見です!
アニメ2期(流星の双子)
放送時期:2009年10月~12月(MBS・TBS・CBC)
話数:全12話
キャスト:木内秀信、福圓美里、水樹奈々、花澤香菜、桑島法子
2期の評価
アニメ第1期の2年後を描いた2期の評価について考察します。
1期と比べ半分ほどの話数となったことは評価に影響しているのでしょうか?
DTB二期はOPと蘇芳ってキャラ生み出してくれた点は良いと思ってるよ(引用:https://twitter.com/yota_d25198/status/1288132525802446848)
花澤香菜さんが演じた、2期の主人公である蘇芳の人気は高いようですね!
DTB二期、ロードムービーなんだから一期と同じく2クールかけて欲しかった(死後強まる念)(引用:https://twitter.com/m0derntim3s_02/status/1268526508995272706)
話数不足を残念に思っているファンの方はいるようですね。
DTB二期何と言われようと俺は好きだよ(引用:https://twitter.com/IcaecIe/status/1243144804285857792)
批判的な意見が多い中、二期が好きだといっているファンも一定数みられました。
アニメ第1期とは違い、好みが別れるといった評価になりました。第1期が2クールだったのに対し、2期は1クールだったこともあり説明不足や詰め込み感が評価に繋がったのでしょうか?
2期の名シーン
アニメ2期「DARKER THAN BLACK -流星の双子-」の名シーンを紹介します!
第1話 黒登場のシーン
(出典:2期#1)
1期の最終回後、行方不明だった黒が再登場するシーンです。契約者として能力を使用し、戦闘するシーンはかつての黒を思い出させてくれます。
第3話 蘇芳の能力の目覚め
(出典:2期#3)
蘇芳が契約者として能力に目覚めるシーンです。「契約者なんて、みんな死んでしまえばいい」という印象的なセリフと、能力として蘇芳よりもはるかに大きい「ロシア製対戦車ライフル(デグチャレフPTRD1941)」を取り出し狙撃するシーンは物語の重要なポイントです。
第12話 蘇芳と紫苑の結末
(出典:2期#12)
DTBシリーズの完結として、蘇芳と紫苑がどのような結末を迎えたのかが描かれています。また、1期主人公である黒と銀はどうなってしまうのか、是非その目で確かめてほしいです!
【ネタバレ】DARKER THAN BLACK -黒の契約者-の結末を解説
アニメ第1期である『DARKER THAN BLACK-黒の契約者-』のラストについてネタバレを含めて解説します!
DARKER THAN BLACK -黒の契約者-のネタバレ
黒たちが所属していた組織の真の目的が「契約者」を滅ぼすことでした。そのために、サターンリングという装置を使用して、ヘルズゲートを閉じることで目的を果たそうとしていたのです。組織の目的を知ってしまった黒たちは組織から切り離されることになります。
アンバー率いるEPR(イブニングプリムローズ)は、南米で起こったエクスプロージョンを再び東京で起こすことで、組織の計画に対抗しようとしていました。アンバーの計画には黒の真の能力である「物質の変異」が不可欠で、黒に能力が増幅する「流星の欠片」を使用させることでエクスプロージョンを無理やり発動させました。
結果として、組織の目的である「サターンリング」の発動と、アンバーの目的である「エクスプロージョン」はどちらも起こってしまったのです。ゲートの中心にいた黒は、人間か契約者どちらかの生存を迫られることになります。そこで黒がとった選択は「両方」を救うことでした。その答えを聞いたアンバーは自身の「時間操作」能力を使用し、サターンシステムの発動前まで時を戻し、破壊します。
アンバーは黒がした選択に対し「この道を辿れば苦難が待っている」と言い残し、対価によって消滅します。人間と契約者が共存する世界を選んだ黒は姿を消し、物語はアニメ第2期へと繋がっていくのです。
DARKER THAN BLACK -流星の双子-のネタバレ
黒は、覚醒しイザナミ(「契約者を殺す」力をもった存在)となった銀との決着をつけるため、銀のもとへ向かいます。銀を発見しますが、すでにイザナミとなった銀の精神はゲートの中にいる状態でした。
紫苑との再会を果たした蘇芳もゲートへ向かっていましたが、紫苑が突如として消えてしまいます。再びゲートの中心で紫苑を発見しますが、衰弱しきった紫苑は「パパとママによろしく、お姉ちゃん」という言葉を残し亡くなります。蘇芳はイザナミである銀が紫苑の命を奪ったと思い、ライフルを向けますが流星核のペンダントを破壊され、銀の前になすすべなく破れてしまいます。
流星核は、紫苑の能力によって作られた蘇芳の記憶を留めておくためのものでした。それが破壊された蘇芳は、「忘れたくない」と言いながら黒の腕の中で意識を失います。
イザナミである銀と対峙した黒の前に現れたのは、白い服を来た1期の銀でした。白い銀は「今ならまだ間に合う、私を殺して」と黒へ語りかけます。黒は自身の能力を行使し、イザナミを止めることに成功します。
そして、物語は結末へと向かっていきます。コピーを作る能力を生まれながらにしてもっていた紫苑は、「地球のコピー」を作り続けていました。そこは契約者も争いもない世界で、皆が平和に暮らしています。命を落としたように見えた蘇芳は、学生として暮らしている様子が描かれています。
気になる黒と銀の結末ですが、最後は銀を抱えた黒の後ろ姿のみが描かれています。そして霧原の「その後彼の消息はきかない。それでも私は彼が生きていると信じている…」というセリフで締めくくられます。
ダーカーザンブラック(DTB)のOP・ED
DTB1期と2期に使用されたOP・EDを紹介します!
OP・ED
DTBに使用された曲はどれも「アニメ用に作られたのではないか」と考えてしまうほど作品とマッチしています!
第1期OP
「HOWLING」abingdon boys school
「覚醒ヒロイズム〜THE HERO WITHOUT A "NAME"〜」 アンティック-珈琲店-
第1期ED
「ツキアカリ」Rie fu
「Dreams」HIGH and MIGHTY COLOR
第2期OP
「ツキアカリのミチシルベ」ステレオポニー
第2期ED
「From Dusk Till Dawn」abingdon boys school
BGM
(出典:Amazon)
BGMはマクロスシリーズや攻殻機動隊などを手掛けた菅野よう子さんが担当しており、戦闘シーンや悲しげなシーンをより引き立たせるすばらしい曲がたくさんあります。DTBというアニメをより良いものにしています。
劇中BGMは「DARKER THAN BLACK-劇伴-」というタイトルで発売もされています。
まとめ
人気アニメーション作品『DARKER THAN BLACK』についてキャラクターと、その能力について解説していきました。また、アニメ第1期『-黒の契約者-』、第2期『-流星の双子-』の名場面も紹介し、まだ見てない人も一度見た人もDTBが見たくなったのではないでしょうか。
綿密に練られたストーリーは少し難解ですが、契約者となった人々とその周りの人々の複雑な心理が綺麗に描かれていますので、じっくりと見ることで『DARKER THAN BLACK』の世界観に浸ってみてはいかがですか?
本作品の3期については製作は今のところ未定です。しかし、可能性もゼロではないため今から第1期と2期を見直して準備しておきましょう!