グレイス・オコナーはマネージャー!正体やv型感染症の研究者は?
(出典:Twitter)

グレイス・オコナーはマクロスFに登場するシェリルのマネージャーであり謎の存在です。
存在自体が不明ですが、マクロスFには欠かせない重要人物になります。
記事をご覧になることで、マクロスFの実態がわかりやすく感じるかもしれません。
徐々に存在感をアピールするのが、ミステリアスなグレイス・オコナーです。
謎が深まっていくにつれ、重要な役割を担うのでマクロスFの意味にも繋がります。
トップシンガーの、シェリル・ノームのマネージャーだけではありません。
他にグレイス・オコナーはどんな役割をしているか、正体について紹介します。

【マクロスF】グレイス・オコナーとは

マクロスF グレイス・オコナー
(出典:#9)

マクロスFのグレイス・オコナーとは、ダブルヒロインのうちの1人、シェリル・ノームの有能なマネージャーとして登場するロングヘアーの美女です。

テレビ版では物語が進むにつれて、スパイであることが発覚し、終盤ではラスボスとなってヒロイン達を裏切ります。劇場版ではスパイではあるもののシェリルへの想いが強く命懸けで組織の支配から逃れようとします。彼女は、インプラントと呼ばれるサイボーグ技術を使用して、全身をインプラント化しています。

年齢

年齢はプロフィール上に出てきません。ランカ・リーの母親達とバジュラの研究していたことを考えると見た目よりも上の年齢と思われますが、体が機械で構成されているからなのか見た目は年齢不詳です。

声優

井上喜久子
(出典:アニメイトタイムズ)

声優は井上喜久子(いのうえ きくこ)さんです。
1988年に『ハーイあっこです』女学生役でデビューされた後、『らんま1/2』の天道かすみ役、『はたらく細胞』マクロファージ役など長年様々な作品に出演しています。
娘さんも歌手・声優デビューをしており、パズドラで母娘役で共演されたこともあるそうです。

グレイスはシェリルのマネージャー!


(出典:#1)

グレイス・オコナーは、マクロスF(フロンティア)のダブルヒロインの1人であるシェリル・ノームのマネージャーです。
彼女は、『銀河の妖精』と呼ばれ、人気の歌姫であるシェリルの多忙なスケジュールをサポートし、強気で活発なシェリルを見守り、時には優しく叱咤する有能なお姉さん的立場の人物です。

しかしそれは、自分の目的のためであり、彼女はシェリルを裏切っていきます。

シェリル・ノームは以下の記事で解説しています。

グレイス・オコナーの魅力3つ

グレイス・オコナーはラスボス的キャラクターですが、人間離れした魅力と人間らしさが残る魅力があります。
ここでは、目的のためには自分の体も機械に変えてしまう姿、一脇役と見せかけて十年以上の計画を練り、裏で糸を引く悪役の姿、それなのにシェリルの世話に心からの愛情を抱く姿が彼女を完全な悪役でなく目的のために純粋な人間らしさもどこかに残す悪役に仕立て上げています。

魅力1.美人マネージャー


(出典:#8)

グレイスはシェリルのマネージャーとして勤めています。その容姿は初対面のミシェルから口説かれるほど美人です。主人公たちに比べると年齢が高めに設定されていますが、メガネ&スーツがよく似合うキャラクターです。

魅力2.有能マネージャー


(出典:#2)

銀河中で人気であり星々を飛び回るシェリルは非常に多忙なスケジュールを管理していると予想されます。その銀河の妖精として活躍するシェリルを支えるグレイスは非常に有能なマネージャーであることは間違いないでしょう。

魅力2.実は完全サイボーグ


(出典:#15)
グレイス・オコナーの体内は実は機械で構成されています。この事実はアニメ13話辺りから徐々に明らかになっていきます。
ガリア4の崩壊に巻き込まれたグレイス・オコナーが生存しており、何かと会話している姿から敵としての姿を現していきます。
意識はインプラントネットワークと呼ばれるもので共有しており、体も機械でできているため、体を失っても次の器に入って意識を移せば再生することができます。
目的のためであれば自らの体の改造もいとわない姿、それによる驚異的な身体能力と若々しさも魅力の一つです。

魅力2.裏で糸を引いていた黒幕

黒幕
(出典:#18)

グレイスが裏で糸を引いていた黒幕であるとわかるのは、シェリルの病状が進行し、ランカの歌が敵であるバジュラたちの行動を制御することができるわかったときからです。
グレイスは、バジュラの体内にいるV型ウイルスを感染させる「プロジェクト・フェアリー」の被験者として、当時孤児であった幼いシェリルを利用していたのでした。
ランカはこのV型ウイルスに母の母胎内で感染していた影響でバジュラと交信ができるため「リトルクイーン」と呼び利用しようとします。そんな悪役的な部分も魅力の一つです。

【マクロスF】グレイス・オコナーの正体は?

グレイス・オコナーは、アニメ序盤では脇役のマネージャーでしたが、第13話の辺りから物語後半につれて正体が明らかになっていきます。
彼女は実は元研究者であり、ギャラクシー船団幹部と意識を共有しながらスパイ活動を行っており、体も生身ではなく代わりが効くインプラントという改造を行っていました。
彼女がシェリルのマネージャーになったのは、彼女がV型感染症というマクロスFのストーリーの中で人類を襲う地球外生命体・バジュラから感染する病気にかかっており、それを利用して銀河制覇を行うための実験対象だったからです。

グレイスの正体は機械化した意識の共有体


(出典:#15)

グレイスの正体は、元々は科学者でしたがこれについては後述で詳しく説明します。
マクロスFの本編中のグレイスの体は、インプラントと呼ばれる機械化した体を持ち、代わりの体があるので第13話で自ら爆発を起こしても生還?しました。
意識についても、ギャラクシー船団と呼ばれる、主人公達とは別の宇宙船で行方不明とされているものに乗船している幹部達と共有し、彼らと交信しながらスパイ活動を行っています。

グレイスの目的


(出典:#25)
グレイス・オコナーの目的は、人類の支配です。
ストーリーの舞台設定で、人類は船団と呼ばれる宇宙船に乗って地球を離れ、銀河のあちこちを旅している最中なので、人類の支配は銀河の支配とも言えます。
具体的には、インプラントと呼ばれる改造を人類に施し、宇宙生命多であるバジュラのネットワーク通信のようなインプラントネットワークを構築し、全人類の思考を支配することが彼女の目的でした。

シェリルのマネージャーになった理由


(出典:#18)
シェリルのマネージャーになった理由は、孤児であったシェリルを「プロジェクト・フェアリー」と呼ばれるプロジェクトの実験体として利用していたからです。人類を支配するために、生身の人間をV型感染症というバジュラによって発症する病気に感染させ、これに感染した人間が持つバジュラのネットワークに介入する力を利用するためでした。

グレイス・オコナーはv型感染症の研究者

v型感染症 研究者

グレイス・オコナーは、元々は第117大規模調査船団でバジュラとV型感染症の研究を行っていました。

バジュラはネットワーク生物


(出典:#23)

人類の敵として描かれていたバジュラの正体はアニメ後半で明らかになっていきます。バジュラは人と違い脳を持たず、個々の個体の思考がないことが明らかになります。全体が一つのネットワークでつながっており、情報は瞬時に全体に共有されるのでコミュニケーションを必要としませんでした。そのためバジュラはネットワーク生物と呼ばれます。

バジュラを研究する理由

バジュラは、体液などからV型感染症にかかれば死に至り、襲来すれば船団と巨大な宇宙船も壊滅させてしまう脅威の生命体です。
しかし、その特殊な利用な能力を利用すれば人類の科学技術が大きく進歩するとマクロスFの世界では思われています。

V型感染症とは

V型感染症
(出典:#18)
バジュラの血液、体液からの感染により発症し、悪寒や発熱の症状が現れます。
感染初期であれば治療可能です。
末期まで症状が進むと細菌が脳に到達し、死亡してしまいます。
例外として母胎内で感染した場合、細菌が胎児と共生しようと腹部に留まって発症せず、検査しても感染が検出されません。
しかし、感染者はバジュラのネットワークに介入することができます。

実験の失敗

グレイスは、幼いシェリルをV型感染症にさせバジュラネットワークへの介入者へしようとしていました。
しかしシェリルは、病状が進行し体調を崩すようになり、V型感染症の末期を迎えていました。
そんな時にグレイスは、母胎内で感染していたことでランカがバジュラと心を通わせることができると知り、このまま死に至るであろうシェリルよりもランカを利用しようと乗り換えます。

【映画】グレイス・オコナーは善人キャラで登場

グレイス・ゴドゥヌワ
(出典:Twitter)

マクロスFは劇場版とテレビアニメ版では一部ストーリーや結末が異なり、グレイス・オコナーは劇場版では善人として登場します。

グレイスは、劇場版(サヨナラノツバサ)内ではグレイス・ゴドゥヌワ大佐と言う本名を隠して登場します。
劇場版は、原作に近いストーリー展開ですが、死亡する予定のキャラクターが生存したこともあり、テレビアニメ版の黒幕だった彼女も意表を突く展開でした。
自分達の計画を進める最中、V型感染症に苦しむシェリルを救おうと行動をします。
アニメ版では、自身の目的のためにシェリルへの愛情を消去しているのですが、劇場版では最後まで彼女の愛情を捨てませんでした。
決戦の混乱の中、意識集合体のネットワークから切断され、損傷していたグレイスはシェリルの歌うステージを用意した後、倒れます。
生死は不明ですが、恐らく死亡していると考えられています。

まとめ

当初は脇役の温厚なマネージャーに見えたグレイスは、実は、かつてバジュラとV型感染症の研究者であり、バジュラのネットワークを使って人類を支配することを目的とする主人公達のラスボス的立ち位置の人物でした。
最後は、バジュラの親玉のような存在であるバジュラクイーンと融合し、目的を果たそうとしますが、ランカとシェリルの歌の力と、アルトの攻撃で消滅します。
その際、ランカの歌の力でシェリルの脳を蝕んでいたV型感染症のウイルスはランカやバジュラと同様に腸に移動したため、共生が可能になっていくと思われます。
しかし、彼女はおそらく彼女なりの考えで人類の支配を考え、また目的を果たすためにその感情を消去したものの、シェリルに愛情を持つ人間らしさも持つ不思議な魅力を持つ人物なのでした。

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